織田信奈の野望~戦国皇国軍~   作:疾風海軍陸戦隊

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タイムスリップ

欧州へ向かう輸送船に乗るため港に向かう最中、突如地震に巻き込まれ突如、自分のいた場所と違う場所に放り出された桐ケ谷大佐含む約197人は、この先どうすればいいか悩む。すると近くにある飛行場から無線が繋がり桐ケ谷たちはそこへ向かうのだった。

 

「大佐。まもなく飛行場近くの街に到着するのですがこの先は・・・・・」

 

そう言って辻はそう言う、そう、いま彼女たちの目の前にあるのは町ではなく森であった。

 

「飛行場近くの街が消えている・・・・・本当にどうなってるんだ?」

 

桐ケ谷がそう言うと辻が

 

「そう言えば聞いたことがあります。飛行場近辺の街は400年くらい前は大きな森で当時は「迷いの森」または「物の怪の森」って呼ばれてたみたいなんです」

 

「物の怪の森?」

 

「はい。なんでもそこに入った子供や人が急に行方不明になったり、森の中から不気味な声が響き渡ったりとそう言う言い伝えがあると昔知り合いのおじいさんが話してくれたのを聞きました」

 

「物の怪の森ね・・・・・それにしてもそんな昔の森がなぜこんなところに・・・」

 

そう言いながら部隊は進む。しかし、目の前には森にある気が立ちはだかる。地図を見ても飛行場がある場所はこの森の中だ。はてさてどうすればいいか?

 

「戦車で道を作りますか?おい、戦車兵。これ道とかできるか?」

 

「おう、戦車に通れないものはないぜ。どうします少佐。突っ込んで道作りましょうか?」

 

「大佐の指示があるまで待て」

 

兵たちがそう話をしている。すると辻が無線で何やら話をしていた。

 

「ああ、わかったわ。大佐。また先ほど基地に報告したところ、この森の左奥に重戦車が通れるぐらいの隠し道があるみたいです」

 

「わかった。とりあえずそこに行ってみるか」

 

そう言い部隊は連絡の入ったところに向かう。すると確かにそこの場所だけ茂みになっている。

 

「ここだな・・・」

 

「ここですね」

 

俺と辻が話していると茂みから兵士たちが出てきた。おそらく見張りの兵だろう。俺は車から降りてその見張りの兵に敬礼する

 

「日本陸軍歩兵第42連隊の桐ケ谷政宗大佐だ」

 

「海軍陸戦隊の金原少尉です。」

 

「第三憲兵隊の織斑少尉です。上から話は聞いています。基地からはここから直進3キロです。私は引き続きここを見張りますので」

 

「ご苦労、引き続き頼む」

 

そう言い政宗は再びトラックに乗り、基地に向かう。

 

 

 

 

 

 

月島飛行場、

 

飛行場につくと、そこには森がすっぽり消えたような形になりその更地に飛行場があった。これなら飛行機で偵察しない限り見つかることはない。そして全車が基地に到着すると基地の建物から士官らしき二人の女性が来る。桐ケ谷、西住、新島、中嶋4人は車輛から降りその士官のところに向かうと向こうは敬礼をして名を名乗る。

 

「日本海軍大佐。航空隊指揮官の北郷章香です」

 

「日本陸軍航空隊指揮官。山下幸江大佐だ」

 

「陸軍中尉。航空特殊戦闘隊所属のしなの信濃康雄大尉です」

 

「同じく陸軍空挺部隊の奥山道子大尉です」

 

 

「陸軍歩兵第42連隊の桐ケ谷政宗大佐だ」

 

「第3戦車中隊の西住まほ少佐だ」

 

「野戦砲連隊の新島達也大尉です」

 

「同じく第三十二補給及び整備部隊の中嶋悟子大尉です。」

 

と、桐ケ谷たちも返礼をし名を名乗る。

 

「桐ケ谷大佐。あなたもあの地震に巻き込まれたのですか?」

 

「ああ、欧州出兵のため集合地点である港に向かう最中にな。それにしても一体どうなっているんだ?北郷大佐や山下大佐は何か知っているのか?」

 

「実は・・・・先ほど偵察機が妙なものを写真でとってきたんです」

 

「妙なもの?」

 

「はい。ここではなんです。話は中で・・・」

 

そう言い、桐ケ谷たち四人の士官は基地内に案内されるのだった。

 

「これです」

 

士官室に案内された四人はしばらくソファーに座っていると、北郷大佐がある写真を渡す。

 

「先ほど偵察機「彩雲」が撮ってきた写真です」

 

桐ケ谷は渡された写真を見る。そしてその写真に写っていたのは・・・

 

「これは・・・・・侍か?」

 

「しかもこれ足軽たちが槍で戦っているな・・・・」

 

そうその写真には戦国時代の足軽たちが槍で戦いあっている風景の写真だった。

 

「時代劇の撮影か?」

 

「それにしてはカメラや撮影車がないぞ・・・・・・北郷大佐・・・・これは」

 

「見ての通りだ西住少佐。この写真に写っているのは事実だ」

 

「だとしたら、この風景は…戦国時代・・・まさかそんな・・・・」

 

「だとしたらあの地震の後の風景が変わった理由も合点がいく・・・・」

 

そう言い周りの士官はじっとその写真を見る。その写真を否定しようにも無線でほかの部隊と繋がらないうえ、自分たちのいた日本の風景がまるっきり変わっている。映画のセットにしてもできすぎていて否定しようがなかったのだ。

 

「これがタイムスリップっというやつか・・・・」

 

「タイムスリップ?なんなの新島大尉?」

 

「まったく違う時代に来てしまう現象のことだよ中嶋大尉・・・・・・つまり俺たちは戦国時代に漂流してしまったっということだ。どうします少佐。これじゃあもう欧州派兵どころじゃないですよ!?」

 

「落ち着け新島大尉。・・・・・・山下大佐、北郷大佐。さっき偵察機でとったて言ってたな。ほかにも航空機があるのか?」

 

「ああ、陸軍の航空機なら、大戦期の四式戦闘機と一式戦闘機が六機。二式複座戦闘機屠龍が3機。重爆撃機飛竜とアメリカのB17重爆撃機合わせて6機、一式輸送機が20機、それと最新式の回転翼航空機(ヘリコプター)20機、それに40ミリ対空高射砲にドイツの八八ミリ砲と三式高射砲、五式15糎高射砲合わせて10基に対空機銃8基、61式装甲車3両、それと倉庫の奥に埃をかぶっていた八九式中戦車と九七式軽装甲車が10輌それと弾薬だ」

 

「海軍は?」

 

「零式戦闘機三機、旭光が二機、一式陸攻22型が四機、連山3機、偵察機彩雲四機。それと陸戦隊の61式装甲車が八両と89式12・7センチ単装高角砲4基に武器弾薬と、ガソリンが三年分だ」

 

「三年分!?」

 

「ああ、この基地の地下にはな、小さいながらも油田があってな。そこからあっちこっちの基地とかに運んでたりしてたんだ」

 

「そ、そうか・・・・・・それにしてもヘリと先ほど基地で見た装甲車以外はみな大戦中のものばっかりだな」

 

「まあ、うちの飛行場はまだ最新式の奴が小銃やヘリと装甲車以外届いてなくてな。こいつらは繋ぎっというか…この基地は言わば退役した航空機の置き場所みたいな形で置いているのよ。現役や新型の航空機は別の基地にあったがここはヘリ以外は皆骨董品ばかりさ」

 

「そうだったのか・・・・」

 

「それよりもこれからどうする?」

 

「これからっというと桐ケ谷大佐」

 

「この写真を見る限り、私たちは400年前にタイムスリップしてしまった。かといってこのまま時が私たちをもとの時代に戻すとは限らない。かといって我々は軍人だ。このままこの基地でじっとかいみたいに大人しくして一生過ごすわけにはいかない」

 

「確かに・・・・いつまでもこうしているわけにはいかないな・・・・」

 

軍人として戦いもせずただじっと一生を過ごすことは結構つらいのだ。ましてやほかの兵は欧州派遣の件で士気が高くなっているそれ故、ただじっとしてろと命令されれば最初は我慢するかもしれないがやがて抑えきれず暴動を起こす可能性があった。

 

「それじゃあどうする大佐?」

 

「まずは再度状況偵察から始める。今の俺たちは400年前の日本にいる。つまり右も左もわからない状態だ。まずは民家や村に行き情報を集める。」

 

「その後は・・・・まさか天下を取るなんて言うつもりか大佐」

 

「いいや西住少佐。俺たち軍人が取ったところで、あとに待ち受けるのは破滅だ。軍国主義、軍人が収めた国はみな悲惨な末路を迎えている。ナチスやファシストがその例だ。この天下を収めるには武のほかに政略の知、または俺たちの時代に生きるような知識を持つ英才が収めるべきだ。俺たちはそれを支える」

 

桐ケ谷の言葉に皆は頷く。じつはこの外史の大日本帝国は太平洋戦争開戦までは軍国主義の陸軍大将が首相だったが、それでは日本は戦争をしてたとえ勝ったとしても軍国主義が残っている限りいずれは滅ぶと感じたものがその首相を総辞職させ、代わりに政治に詳しい人が総理になり、日本は帝国と名はついているが現代の日本国に近い国家になったのだ。

 

「なるほど、私は賛成だ」

 

「私も異論はない」

 

「よし、なら決まりだな。ところでこの部隊の大将はどうする?」

 

「何を世迷言を…大将は桐ケ谷大佐。お前だ」

 

「え?おれ?」

 

「ああ、あなたは階級は私と北郷大佐と同じ階級だが、前に大本営のお偉いさんが言ってたわ。あなたは陛下が最も信頼する人間だと。だからお前には指揮官を頼みたい」

 

「私もだ。あいにく私は空のことでしか分からなくてなましては私は海軍だ陸のことはあまり知らない」

 

「私も以前あの地で言ったように賛成だ大佐」

 

「俺もだ」

 

「右に同じだ」

 

と、その部屋にいる士官は賛成する。

 

「わかった。こんな青二才の指揮官だが、よろしく頼む」

 

そして、その後、桐ケ谷たちは全兵を集め今の状況を伝えた。最初はそのことを聞いて戸惑い驚く彼らだったが、桐ケ谷の言葉に賛同し、彼らは・・・・総勢500人の将兵たちはこの時代で戦うことを決意するのだった

 

 




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