織田信奈の野望~戦国皇国軍~   作:疾風海軍陸戦隊

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出会い

「信長って誰よ!?私は信奈よ。の・ぶ・な!!何よ何なのよあんたは?バカじゃないの?」

 

・・・・・は?俺たちはその少女があの織田信長いや、ここでは信奈か。確かに言われてみれば歴史の授業で習った信長公と同じかぶき者のような、独創的な衣装は、若き日の信長公と同じ格好だ。しかもその少女が織田家の大将だと?彼女の名乗りに俺を含め歩兵30名は全員目を点にしてしまう。そりゃあそうだろう俺だって信じられない。

それはともかく信奈と名乗った少女はコホンっと咳ばらいをし俺に近づき

 

「それよりもあなた何者!?変わった服そうね。それにその持ってる種子島も!それに後ろにいる変な足軽たちが乗っている鉄の自走車は!?」

 

と、目をキラキラさせてそう言う。なんだこの子・・・・急に態度が変わったな・・・・てか、顔が近い!

 

「あ、いや・・・あの・・・」

 

俺が返事に困っているとポニーテイルの姫武将が

 

「そう言えば、先ほど国境の村で変な格好をした足軽が出たって聞いたな・・・・まさか敵の間者か姫様を抹殺する刺客だな!!そうだな!そうに違いない!!」

 

と、彼女は勝手に言いそして納得したように頷いて刀を抜き俺に斬りかかろうとした

 

「はぁ!?ちょっと待て!?」

 

「六やめなさい!」

 

信奈が止めようとするが彼女は止まらない、てか止めようとしてももう遅い。ああ、ヤバイこれ斬られる。そう思うと

 

ドォーン!!

 

「きゃっ!」

 

急にどこからか砲声が鳴ると、信奈はびっくりしその少女は腰を抜かしてその場にいた織田軍の兵は動揺し始める。すると森の中から九七式歩兵戦車や百式軽戦車が出てくる。先ほど撃ったののは九七式だな・・・・そして戦車の砲塔は織田兵に向けられてキューポラからまほ大尉が顔を出す。そしてハーフトラック乗った俺の部下も銃を織田勢に向けた。

 

「な、なんだあの鉄の牛みたいな塊は・・・・火を噴いたぞ・・・」

 

と、少女は完全に腰が抜けたのか動けなくなっていた。俺は無線を取り

 

「少佐。感謝する。それと俺の合図があるまで発砲は控えろ」

 

『了解』

 

「お前たちもだ」

 

「はっ!」

 

俺は戦車隊や歩兵隊にそう言うと。信奈は気まずそうに

 

「申し訳ない。驚かせてしまって」

 

「い、いいえ。私こそ家臣が無礼を働いてしまったわね。それであんたたちはいったい何者なの?」

 

信奈がそう訊くと俺は信奈ッと名乗った少女の前に立ち敬礼し

 

「これはそちらが名乗ったのに我々が名乗らぬのは失礼でしたな。我々は大日本帝国軍の者です」

 

「だ、だいにっぽんていこく?聞いたことない国ね。南蛮にある国かしら?いや、でもあなたたちはどう見ても日ノ本の人みたいだし・・・・ここへは何しに?」

 

「何しにって・・・・俺たちはまあ、漂流者でして、で、ここの土地がわからなかったのでこうして偵察調査をしていたのです」

 

「漂流?」

 

「姫様!嘘に決まっています!きっとこいつらはどこかの国の間者かまたは妖の類です!斬り捨てましょう」

 

「私たちを攻撃するのならこっちは容赦なく撃つわよ」

 

先ほど腰を抜かしていた少女がそう言うと辻が四式半自動小銃を構え歩兵たちは四式半自動小銃や百式短機関銃を少女に向けて構える

 

「やめなさい六。彼らは間者じゃないわ。間者なら私を助けるようなことはしないはずよ」

 

信奈にそう言われ少女はウっっと言葉を詰まらせ苦い顔をした。

 

「・・・・・それであなたたち。私に仕える気はない?あんたたちの武器も興味あるしそれに給金もたんまり保証するわ」

 

「・・・・残念ながらそれはできません」

 

「あら?どうして?」

 

「俺たちは一介の偵察隊です。それにとあるところで俺たちの大将と仲間が報告を待っています。そのためその大将の許可なしでは勝手なことはできません」

 

「そう。それなら仕方がないわ。」

 

「わかってくれて感謝します。それでは我々はこれに・・・「待ちなさい!」ん?何ですか?」

 

「あんたたちには命を救われたわ。その命の恩人をここで返すわけにはいかないわ。だから私はあんたの大将に会いお礼を言いに行くわ」

 

「え!?ひ、姫様!?何を!?」

 

信奈のいきなりのことに織田陣はおろか俺たちもびっくりする。

 

「何って助けてもらったのにお礼も言わないのは失礼でしょ六。」

 

「それはそうですが・・・・姫様一人では・・・」

 

「なら、六。あなたもついていきなさい。それに万千代ももうすぐここに来るのでしょ?」

 

「え?ああ。はい」

 

「なら私とあなたそして万千代が護衛をすればいいでしょ?それでいいかしら?そう言えばあなた名前を聞いていなかったわね?」

 

「ああ、俺は桐ケ谷政宗だ」

 

「なんか変な名前ね。まあいいわ。で桐ケ谷。それでいかしら?」

 

「う~ん・・・・そうだな。辻」

 

「はっ!」

 

「月島基地にこのこと連絡してくれないか?」

 

「わかりました。早速」

 

そう言い辻はハーフトラックに積んである無線機で連絡を取った。それを見た信奈は

 

「桐ケ谷。彼女は誰と話してるの?それにあのへんな箱は?」

 

「ああ、これは無線機だ」

 

「むせんき?」

 

「ああ。簡単に言えば遠く離れた相手と会話ができる道具だな」

 

「遠く離れた相手と会話……?それってすごいじゃない!それがあれば伝令とかいらないじゃないの!? 」

 

と、信長目をキラキラさせてそう言うと、辻が戻ってきて

 

「少佐。先ほど月島基地の北郷大佐や山下大佐から返信が来ました」

 

「で、なんて?」

 

「はっ。『受け入れ許可する。それと大将はお前だ好きにしなさい』っとのことです」

 

と、辻は信奈に聞こえないように小声で言う

 

「そうか・・・・向こうからの許可が下りた。案内します」

 

「デアルカ」

 

ということで俺たちは織田軍の大将を月島基地に運ぶことになったのだった。因みに信奈は初めて乗るハーフトラックでまるで子供みたいにはしゃいでいた。因みに席は俺の隣で辻は後ろの方だった。その時なぜか辻に睨まれたのは気のせいだろうか?はてさてどうなることやら・・・・・・・

 

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