ようやく最新話が完成しました!!!と言っても1ヶ月ぐらいの空きなので遅くなったペースにしては早いほうかなと思います!投稿ペースの目標は3ヶ月は空かないようにしていきたいです!もし空いてしまったら先に謝っておきます。すいませんッ!!!
大和「私は許しましょう。しかしコイツが許しますかね?」つトーミガン
アカン逝っちゃう奴や!!!!
それでは本編スタートです!
side 時雨
秋人「ーーーという事で、明日から約1週間ほど尾形元帥に別の鎮守府へ研修に行ってこいって言われたから行ってくる」
艦娘「えぇー!?」
突然秋人は食堂でそう言いだした。本当になんでこんないきなり!?それに言うのが遅すぎるよ!?気持ちの整理の時間が全然ないじゃないか!!僕は秋人が言ったことにかなり動揺した。
天龍「なんだよそれ!いきなりすぎじゃねーか!」
秋人「仕方ねーだろ!俺も昨日急に電話で言われたんだから!もっと早く知ってたらもっと早く言ってるわ!」
あ、そうだったんだ。なら仕方ないね。でもどうしていきなり研修なんかに…。
大井「でもどうしていきなり研修なんか行く必要が…?」
秋人「なんか尾形元帥曰く『提督らしい事をしていないから別の鎮守府に行って勉強してこい』ってさ」
艦娘「あぁ〜…」
みんなが元帥さんの言ったことに共感した。確かに秋人は全く提督らしい事をしていない。むしろ本来提督がしないことまで軽々にする。例えば一緒に出撃とか提督の制服を着ないとか…あとは、運営の仕方とかね。
秋人「な、なんだよみんな揃いも揃って『納得だわ〜』みたいな声出して!」
暁「だって秋兄、いつも私たちと一緒に出撃して指示だしてるじゃない」
龍田「執務室で居てくれれば良いのにね〜」
雷「そうよお兄ちゃん!もっと私たちを頼っても良いのに!ね、電?♪」
電「なのです♪」
秋人「まぁそうだけどさ…なんかほっとけないって言うかなんて言うか…」
榛名「安心してください秋人さん!私たちはもうあの時のような私達ではないので!榛名は大丈夫です!」
長門「しかし秋人、お前がこの鎮守府の席を外すのは良いが誰が代わりに運営をするんだ?」
あ、そうか。確かに秋人が別に鎮守府に行っちゃうと提督が不在になるからね。長門さんか、大淀さんが代わりに運営するのかな?
秋人「それに関しては尾形元帥の秘書艦の大和さんが代理としてくるらしいから大丈夫だって」
え、大和さんが!?それはそれでなんだか嬉しいね…!僕は大本営の大和さんが好きだ。理由はいつも僕たちの事を気にかけてくれたから。それに地獄だった頃、前任にばれないように援護してくれたりといつも助けてくれた。何故ばれなかったのかは僕には分からないけど…。だって普通出撃したら直ぐに分かるよ、大型戦艦だし…一体大和さんはどんな事をしたんだろうね…あはは。
艦娘「ッ!?」
長門「何、元帥殿の大和がッ!?」
秋人「どうしたんだよみんなそんな反応して?」
瑞鶴「確かに…翔鶴姉知ってる?」
翔鶴「ごめんなさい瑞鶴、私にも分からないわ…」
陸奥「そういえば秋人さんと翔鶴、瑞鶴は知らなかったわね…元帥さんの大和さんは前鎮守府の艦娘が憧れるほどの強さと、人が良いのよ。確か数年前に発令された大規模作戦であの方1人の力で大きく戦局を変えたとか…そしてありえない事にたった一隻で複数の敵を殲滅したとか」
秋人「え…マジで…」
瑞鶴「す、凄い…」
北上「流石にその強さを生で見た時はびっくりしたよね〜」
吹雪「すごくカッコ良かったです!私も大和みたいに強くなりたいって思いました!」
秋人「なるほど、戦艦だから最初から凄いって思ってたけど、まさかそこまでの人だったなんてな!ーーーあ、とりあえずその大和さんは明日来るからよろしくな!とりあえず今日はこれで終わりだから以上解散!」
こうして食堂での集会は終わった。明日か、楽しみだね!僕はふとそう思った。ーーーさて、僕もまだ入渠していなかったしそろそろ入渠しに行こうかな。
夕立「あ、時雨ちゃん!」
僕が入渠ドックへ向かおうとした時、夕立が声をかけてきた。
時雨「どうしたの夕立?」
夕立「時雨ちゃんは入渠まだっぽい?」
時雨「うん、そうだよ。夕立もまだ入ってないのかい?」
夕立「うん!一緒に入りましょ、時雨ちゃん!」
時雨「そうだね、行こっか!」
こうして僕は夕立と一緒に入渠ドックへ向かった。そういえば夕立と一緒に入渠するのは久しぶりだね。夕立が怪我した時以来だったかな…?あの時の夕立はかなり無理していたし、僕が支えていなかったら多分危なかった状態だったからね…。本当にあの時は夕立が無事で良かったって思う。
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夕立「あったかいね時雨ちゃん!」
時雨「そうだね、夕立!ーー一緒に入渠するのは久しぶりだったね」
夕立「確かに!あの時は私がお腹に怪我を負った時だったっぽい?」
時雨「そうだね、あの時は本当に心配したんだから」
夕立「あはは…」
赤城「私もびっくりしましたよ夕立さん?」
夕立「もう分かったっ…ーーーぽい?」
気がつけば赤城さんが夕立の隣で一緒に入渠していた。
赤城「隣失礼しますよ」ニコ
夕立「ぽぃぃぃぃぃぃぃぃッッッ!!?!?!?」((((;゚Д゚)))))))
夕立はびっくりしてそのままドボンッ!とひっくり返った。ーーー改二になってもそのオーバーリアクションは変わってないんだね…。僕は夕立のそのオーバーリアクションに苦笑いをした。
赤城「夕立さんっ!?大丈夫ですか!?」
夕立「プハッ…!だ、大丈夫っぽい…」(-。-;
時雨「こんばんは赤城さん。赤城さんも入渠がまだったのかい?」
赤城「えぇ♪食堂に集まる前に自習訓練をしていたので入るタイミングを失ってしまって…」アハハ
なるほどそう言う事だったんだ。自習訓練か…赤城さんはすごいね!僕も赤城さんを見習わないと…!
赤城「ーーーそういえば、時雨さんは勿論夕立さんも改二になったんですね!あまりちゃんと見ることが出来ませんでしたが、改めて見るとすごく雰囲気が変わりましたね!」
夕立「そうなの!でも私が改二になる予告も無しに勝手にされたっぽい…なんか目が覚めて鏡を見たらこうなってたの。強くなるのは嬉しいけど心の準備をさせて欲しかったっぽい!寝ている間に改造は反則っぽい!」
赤城「確かにそうですね。ですが、まさか明石さんが内緒で改造をするなんて…明石さんの行動が読めなくなりましたね…」苦笑い
時雨「でも寝ている間に改造はある意味すごいと思うよ?」
普通は寝てる間に大規模改造なんてしないし、それに大規模改造する時はある部屋に行かないと行けないし…明石さんは一体何をしたのだろう…?
夕立「確かに…」
時雨「まぁ考えても仕方ないし、とりあえずは入渠で身体を休ませようか」
赤城「ですね♪」
夕立「うん!」
こうして僕たちは入渠ドックでしっかりと身体を休ませた。ーーーあれ、普通に終わっちゃったね…。いや大体こういうほのぼのとした感じだったら『例のアレ』みたいなことが起きるはずなのに…?あ、そういえば入渠ドックも秋人が妖精さんに頼んで2つに分けたんだったね。それなら起きないわけだ。ーーーいや、普通は起きないよッ!!!起きる方がおかしいじゃないか!?僕は一体何を期待していたんだ…!!僕のバカァァ…!!////
ーーーー時雨も少しドジな所は変わらない。
side out 時雨
side 秋人
秋人「えーと…一応念のために日本刀、水浮遊スーツとシューズ…あとは予備充、充電器とコード…」
俺は今明日の鎮守府研修のための準備をしていた。だが俺はまだ行き先を聞いていなかった。まぁ伝え忘れてるからまた電話は来るだろうけど…ーーーそう思ってるのも束の間ーーー
〜♪
ーーー俺の端末に電話の通知が来た。相手は案の定尾形さんからだった。
秋人「もしもし秋人です」
尾形『おぉー秋人すまんな!昨日秋人が行く鎮守府の場所を伝え忘れてしまってたから急遽電話したんじゃ!』
秋人「でしょうね!ーーーそれで場所はどこですか?」
尾形『場所は呉鎮守府じゃ!』
呉鎮守府??聞いたことないんだけど…何処そこ…???
秋人「あの尾形何処ですかその鎮守府…」
尾形『いやだから呉鎮守府だよ』
秋人「いやだから何処だよ!何県にあるの!?」
尾形『あぁ〜そういうことか。広島だよ』
秋人「ーーーーーは?」
広島?ちょっと待て…ここは関東で広島は…中国地方ーーーーーークソ遠いやん!!!(関西弁)は!?何!?俺にそんな遠いところまで行かそうとしてるのあの人は!?ーーー流石に新幹線だよな?
尾形『あーそれと夜行バスで出発するからそのつもりでな!』
ハァァァッァァァァアッァァ!!!!Σ(゚д゚lll)
ふざけんなよ!なんでよりによって夜行バスなんだよ!!経費削減しすぎだろ!
秋人「ちょっと待て!普通は新幹線じゃねーのか!?」
尾形『仕方ないだろう。高いんだから…資金も無いし…』
秋人「嘘つけ!絶対わざとだろ!絶対大本営が言っちゃダメな台詞だろ!」
尾形『まぁ良いじゃないか!その分3列シートのバスを予約しておいているしの〜』
秋人「そう言うことじゃないでしょう…!ーーーーはぁ…仕方ないですね…それで、自分は明日何時のバスに乗れば良いんですか?」
尾形『そうだったな、時間は20時のバスだ!乗る場所は少し歩いたところのバスターミナルだから、絶対に遅れないようにな」
秋人「了解です。では失礼します」
尾形『おぉ!気をつけての〜』
こうして俺と尾形さんとの長い(体感時間的に)通話は終わった。
秋人「マジでふざけんなよあの人…!!」
以上で51話の終了です!終わり!
秋人「それだけ?」
作者「それだけです」
それではみなさん!
次回もお楽しみに☆
秋人「ちょっと待てや!!やるk…ーーーー」
響「その後、秋人の姿を見たものはいないと言うーーーー」
〜END〜