Rewrite if   作:ゼガちゃん

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日常⑧

「はあ〜、こんな時に呼び出しかよ〜」

昼休み。俺は学園の魔女様に呼び出された。

向かうべくはオカ研の部室。

「居るかな〜?」

部室の鍵は閉まっていた。

誰もいないのか?

「ん?」

妙だった。

部室に人の気配がする。

朱音なら鍵を閉める必要はないだろう。

まさか――そんな訳はないよな?

“あいつ”はあの世界で――

でも冷静になれば、何でちはやはここに居れる?

心臓が早鐘のように鳴っている。

力任せに部室のドアを開けた。

そこに“あいつ”は居た。

本を読む姿が絵になっている。

眼鏡を掛けた美青年。

あの世界で存在が消え去り、一生世界に干渉はできないはずだ。

その、はずなんだ。

なのに――

「何で……ここに?」

「読書の邪魔ですから帰って下さい」

ははっ。俺の第一声に突っ掛かって来るのか――相変わらずだな。

「悪かったな。でも俺は人を待ってるんだ。邪魔にならないようにはするさ」

朱音が使ってるソファーに座る。

「ふむ。君、名前は?」

「天王寺瑚太朗」

「天王寺与太郎君ですか。噂は兼ねがね」

おしい!!

一字違いだ。

わざとだろうけど。

「噂ってどんな? あと瑚太朗な」

「それはですね――「悪かったわね。遅くなったわ」

まるでマンガみたいなタイミングで朱音が現れた。

 

「お嬢様」

にこりと『鳳咲夜(おおとりさくや)』が微笑む。

「お嬢様は止めて」

「では朱音さん」

「もうそれで良いわ」

諦めた口調で朱音は言う。

「会長。この人は知り合い何ですか?」

心では朱音って言って、口では会長だから混乱しちまうな。

「まあ――ね」

「ふむ。何やら話があるようですね」

咲夜は窓に近寄ると開けた。

「では、これで失礼します。あと私の名前を教えていなかったので教えておきましょう」

窓に足を掛けて瑚太朗の方は見ずに言う。

「私は咲夜と言います。ではまた」

そう言って咲夜は窓から飛び降りて行った。

何だか態度も軟化してる――って事はないな。

「それじゃ、話を聞かせて貰おうかしら」

あらやだ。咲夜さんの行動に関してはスルーですかい。

まあいいや。

俺は朱音にこの間の無限回廊ならぬ無人街の事を話した。

「なるほどね。お前は白昼夢を見ていたの。これで解決よ」

「はあ……そうですか」

俺の話をこんな無理矢理に科学的に説明してくれる。

初っ端に白昼夢とか言い出されたけど。

「会長はオカ研なのに科学派ですか?」

「えぇ。まあね」

とか言いつつも、一番オカルトに近いけどね。

「なら。俺がいろいろと見付けて来ますんで、調査しましょう!!」

「嫌よ」

0,2秒で即決された。

「でも、まあ可愛い下僕――もとい部員だものね。良いわ、何か見付けて来たら付き合ってあげるわ」

 

「もしそれが本当に超常現象だったら? どうします?」

「その時は私の胸を揉ませてあげるわ」

この時、瑚太朗に電流走る。

って、ふざけてる場合じゃない。

「本当ですか!?」

「えぇ。二言はないわ」

よっし!!

今度こそ会長に胸を揉ませて貰うんだ!!

いかにも不純な理由で俺は会長にオカルトを信じ込ませる依頼を受けた。

前回から成長してねえな〜俺。

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