ここ最近短い話数が続いてますが、バトル以外だとなかなか展開が思い付かないんです。
静流の疑念を取ってやったのは良かった。
だけども、彼女にはまだ1つ
「なあ、静流」
「どうかしたのか? コタロー」
名前を呼んでからハタと気付く。
よくよく考えてみれば、今はオカ研のメンバーが居る。
ルチアなんかは事情を知っていそうだが、朱音やちはや、小鳥なんかは知らないのではないかと思った。
果たして訊いてしまって良いものか――瑚太朗は逡巡した。
「話しづらい事なの?」
「ん……まあ」
言葉を躊躇った瑚太朗から小鳥は気付いて訊ねた。
嘘を吐いても意味はないので、多少の躊躇いからか戸惑いながらも頷いた。
「それって……まさかデートとか言わないわよね?」
今さっき作った前科から予測して朱音はジト目になりながら訊いてくる。
その内容に反応した静流を除いた他のメンバーもジト目で睨んできた。
「いやいや違うって!! 静流の親は大丈夫なのかどうかを聞きたくて――」
そこまで言って自分の間抜けさを呪った。
何の為に言葉を濁していたのか分からなくなったではないか。
「なるほどな。そういう事だったか」
ルチアが「やれやれ」とでも言いそうな態度を取る。
「確かに静流が言うと『平気』の一点張りだろうからな。逆に心配になるのも無理はないな」
瑚太朗が気にしていた点をズバリと見抜く。
「そこは本人に聞いてみるのが一番ですよ」
呑気にポテコを貪るちはや。
おいおい――と、突っ込みをしたくなる。
しかし、彼女の弁も分からなくはない。
ただ、本人が素直に言ってくれるとは到底考えづらい。
「どうかな? しーちゃん」
「この期に及んで本音を言わないは無しよ」
小鳥が懇願し、朱音は赤裸々に告白せよと申し付けてくる。
「大丈夫。話して大丈夫だから」
この中で一番細菌に悩みを解決したのはアカリだ
だからこそ、静流の視点に立てる。
先程から黙っている彼女に勇気を与える為に肩に手を添えた。
「さあ。言っちゃおうよyou!!」
最終的に小鳥がいつものノリを見せる。
言葉筋は普段通りに思える。
でも、彼女から感じ取れる暖かさは普段とは違う。
柔和な笑顔と共に送られてくる。
「私……私は……」
言葉はそこで区切られてしまう。
だが、それは恐れとかいった負の感情が渦巻いているから――ではない。
意を決して、話す為だ。
「できるなら会いたい。でもそれは――私が今している事を話さなくちゃいけない」
聞き出した。静流の本音を。
家族を心配させない為に……だから静流は決別の道を選んだ。
いずれにしたって、静流の能力は消えやしない。
彼女を付け狙う存在が出てくれば、家族を危険に晒す。
「う~~~ん」
話を聞いたちはやは首を傾げる。
それに加えて口でうねり声まで出す始末だ。
「でも静流は結局家族に会いたいんですよね? なら会いに行きましょう」
ちはやは考えた末にだろう、その結論を出した。
言ってしまうなら、彼女の弁に何一つとして反論の余地がない。
屈託ない笑顔で提案するちはやは何処か誇らしげだった。
「ちはやの言う通りではあるけれど、静流も迷惑を掛けたくないから会えないのよ」
静流の話を聞いて、朱音は言った。
ただまあ、ちはやの意見も分かる。
頭ごなしに否定する気はない。
「よし、ちはやの提案を採用しよう」
唐突に瑚太朗は言った。
「確かに素で会うのは危険だ。だから、俺に考えがある」
瑚太朗はニヤリと笑う。
何と無く、変な予感がするのは気のせいではなかろう。
如何でしたでしょうか?
実は最近に仕事が始まってしまい、なかなか時間が取れなくなりました。
次回の更新は1ヶ月を見てますが、伸びたり縮んだりしてしまった際にはご了承下さい。