Rewrite if   作:ゼガちゃん

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瑚太朗「みんな集まれ~。瑚太朗と吉野の仲良しレイディオが始まるぞ」

吉野「待てよ、何で俺まで巻き込まれてる?」

瑚太朗「だって、暇そうなのが吉野しかいなかったから」

吉野「お前は暇だったからこんなくだらない企画を出したのか?」

瑚太朗「普通だろ?」

吉野「当たり前のように返すな!!」

瑚太朗「とりあえず今回限りで終わるかもしれないがな。作者は趣味以外には基本めんどくさがりだし、無気力だし」

吉野「こら、メタ発言すんな」

瑚太朗「まあ、今回は紹介だけで、実際にやるかどうかは読者数と作者の気分次第で~す」

吉野「どんだけめんどくさがりなんだよ」

瑚太朗「自分の性格が分かりきってるだけに、それを主人公にした話を考える位だからな」

吉野「もはやキャラの性格を考えるのまでめんどくさがるか……」

瑚太朗「でも設定付けは趣味の範囲だから思い付きらしいぜ」

吉野「作者のめんどくさがる基準が分からなくなってきたぞ」

瑚太朗「こんな感じでグダってやってます」

吉野「オチまでグダるか。てか無しかよ!!」


非日常④

どうも天王寺瑚太朗です。身体がとっても痛いとです。というか疲れたとです。

小鳥ってば人使い荒過ぎ。必死こいてちびもすと帰還したは良いけど、まさかあんなトラップが発動されるとは思わなかった。

そういえば思い出した事がある。

あの風祭市に似た世界って『圧縮空間』って言うんだったよな?

モヤモヤが少し晴れたぜ〜。

モヤモヤと言えばもう一つ、今日魔物使いに襲われた時に「パル」と「ギル」とか言ってたけど――ぱにじゃなかったかと思い始めたんだ。

う〜ん、どっちだったか……。

「会えば、分かると思う」

このモヤモヤを解消するには本人達に聞くしかない。

いずれは会う予定なんだ。それが早くなっただけよ。

そう考えると居てもたってもいられずに深夜の学校へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず時間前に潜入成功っと。

途中の坂道で「あんパン」って言う女の子が居たのが気になったけど――それよか、こっちの事だな。

上手く学校には潜入できた分には構わないな。

「天王寺、何をしてるの?」

「うおぉぉっ!?」

「驚き過ぎよ」

「って、朱音――会長か」

「今、どさくさに紛れて私の名前を言わなかった?」

「す、すいません」

やべっ、癖でつい――

「別に構わないけれど。それよりも天王寺は何をしているの?」

「えと、それは会長もなんじゃ?」

「私は良いのよ」

朱音は良いって……そりゃこの学園はガイアが作ったもんだし、朱音はそのトップだからってのもあるから不思議じゃないが。

「っで? 天王寺は何をしに来たの?」

「えっと――」

どうする? どうしたら俺はこの状況を打開できる?

何か、何か打開策はないか?

くっ、こうなりゃ――仕方ない。出たとこ勝負だ!!

「実はですね、会長が学校に居るって情報をキャッチしたんですよ」

「私が居るって、どこから得た情報よ?」

「えと、三枝さん家の親戚の二木さんから……」

「誰よそれは?」

朱音が呆れて半目でこちらを睨んで来る。

「それに私が居るからって、あなたが来る理由にはならないのではなくて?」

「いやいや、そんな事はないですよ。会長は美人さんだから、会いに行けるなら会いに行くのが礼儀ですって」

「ふむ――そう言われて悪い気はしないわね」

おっ、なかなかの好感触だ。

けど、今日の目的は学園を我が家みたく利用する妖精さんに会う事だ。名残惜しいが朱音とはここでお別れだ。

「それじゃあ、俺は忘れ物を取りに行くから。会長も気を付けて帰りなよ」

俺は早口に来た理由をでっちあげ、目的の廊下を目指すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

ジャスト午前0時に俺は学校の廊下を訪れ――見事、圧縮空間に放り込まれました。

こうも上手くいくものなのか? それとも俺がそういう星の下に生まれたってのか?

 

「まっ、望んだ展開だから良いか」

目指すはぎるとぱにの待つ地下室みたいな部屋。ってか、この期に及んでぎるとぱにで良かったかどうかの判断ができやしない。世話になったというのに簡単に忘れちまうとは俺も薄情なもんだ。

階段をひたすらに下りていく。下りても下りても階段が終わる気配はない。

俺の能力だって――血行を良くしたり、書換能力リライターと篝のオーロラしかない訳で、何とかできるものはない。

ってか、ダブルどころかトリプルホルダーってどうなのよ? もし気付かれたらガイアやガーディアンにいつ狙われるか分かりゃしねぇぞ。

「まあ、バレにくいだろうから気にする事はないかな」

オーロラはともかく、他のは見た目じゃ分かりづらいし。最悪ダブルホルダー止まりだろ。それでも珍しいだろうけど。

「などと考えていたら着きましたっと」

随分とご都合主義だな。まるで神の見えざる手が使われているようだ。目の前に扉がポツンと置かれている。

まあ、そんな事はどうでもいいか。両開きの扉を開き、俺は中に足を踏み入れる。

 

扉の向こうはトンネルだった。より正確にはトンネルの天井を取っ払ったような場所だ。

間違いない。ここにあの2匹はいる。何でそんな事が言えるかって?

「進入者め!! 懲らしめてやるぜ!!」

「ちょっとぎるちゃん」

だって、さっきから俺の上からそんな声が聞こえるんだから。

内緒話らしくて声のボリュームを小さくするぱに。残念ながら丸聞こえなんだけどな。

「覚悟しろ!!」

勢い良くとでも言うべきか、空を切る音と共にぎるが俺に接近してくる。

「はあ……」

溜め息を漏らしながらぎるの方へ身体を向けて――腕を伸ばして、ぎるを捕まえる。

「な〜にしてるんだ?」

「ぐえぇぇぇぇっ!? お助け〜」

「ぎるちゃん!?」

俺の手の中で暴れるぎる。ぱにもこちらにやって来た。

「安心しろ。別に取って食いやしねぇよ」

「…………本当か?」

「ああ、信用しろよ」

「確かに、私達をどうこうする気はないみたいですわね」

ぱにが俺の意見に同意してくれた。

「もしも危害を加えるならもっと徹底的にやっているはずですもの」

「聡明だな」

さすがはぱにだ。ぎるとは違って話が分かる。

 

「そうだ。お前ら――えと……」

「オレはぎるだ」

「ぱにですわ」

名前を言い渋ると2人共自己紹介してくれた。

「俺は天王寺瑚太朗だ。それで、ぎるとぱにの2人は何でここに居るんだ?」

「実は――変な奴らに追われてて」

「変な奴らね〜」

はて、名前はなんだっけ? ちはやの時に会っただけだからな〜。保志だっけか? まあそのうち思い出すだろ。

ってか、まだ高校生なのに忘れ過ぎだよな。将来はどれだけ酷い事になるのやら。

「行くところがないって解釈で良いのか?」

「はい……」

ふむ、話題が悪かったな。暗い顔しやがってからに。

「なら家に来ないか?」

「良いのか?」

「ああ」

ぎるが身を乗り出して尋ねて来る。近いっての。

「俺もお前達に聞きたい事があるからな。嫌じゃなければだけど」

「でも瑚太朗さんが狙われてしまうかも」

「大丈夫だ。俺の境遇もきちんと話してやるから」

ある意味で筋書きのあるドラマみたいな話だしよ。退屈はしないだろう。

「なら、お願いしますわ」

「よろしく頼むぜ」

「はいよ」

こうして小さな同居人をゲットした。

このあと帰り道を聞いたのは言うまでもないと思う。

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