Rewrite if   作:ゼガちゃん

47 / 120
遅くなりました。続きです。




前置きも本題も大事だと思うんだ

「瑚太朗君……どういうつもりですか?」

 

俺の名前を間違えずに言う咲夜の勢いは無言の圧力を感じる。

 

「どういうつもりって何がだよ?」

 

「君は私に『鍵』と繋がっている証拠を見せてくれると言ってくれたはずです。だというのに……何ですか? 彼女は?」

 

咲夜の指差す先には篝がいる。先ほどのコスプレをした格好のままである。そう、結局のところ俺が『鍵』と繋がっている事を証明できていない。

 

「うっかりしていました。篝ちゃんが『鍵』だという証拠を見せていませんでしたね」

 

するとクリーミィ☆かがりんの格好を消して、普段通りの格好に戻る。

 

一瞬にして起きた出来事に全員が息を呑んだ。

 

「では……篝ちゃんが『鍵』だという事を証明する事をしましょうか」

 

そう言うと、篝は最初に朱音に歩み寄っていく。そして、そっと耳打ちをした。

 

「――――」

 

「っ!?」

 

篝が何事かを言っていて、それを聞いた朱音は頬を赤く染めていた。

 

「なっ、ななななんでっ!?」

 

「篝ちゃんは何でも知っているのです。ですが安心して下さい。瑚太朗には教えてませんから」

 

ん? 俺? 何でだ?

 

「では……」

 

次に篝のターゲットに指定されたのはちはやだった。先程と同様に篝に耳打ちされた後に顔が沸騰していた。

 

「ふ、わわわわっ!! な、何で知っているんですか!?」

 

「言ったでしょう。『鍵』である以上は全てを知っているのです。ですが安心なさいホモサピエンスよ。瑚太朗には教えてませんから」

 

全てを知っているって言ってたか? つか、何でまた俺の名前が出てくるんだよ。

 

最後は咲夜。彼にもまた耳打ちをして、驚愕の表情を見せていた。

 

「なるほど……『鍵』と言われても信じてしまいますね」

 

咲夜は苦笑いをしながらそんな事を言った。

 

本人しか知り得ない情報のみを伝えたんだろうけど……朱音とちはやの場合は俺が絡む話だろ? 一体なんだってんだよ。俺の疑問を他所にして全員が納得していた。当事者であるはずなのにこの置いてけぼり感はなんだろ。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。