小鳥「続きだYO!!」
吉野「仲良しだな」
「あー、とにかく乗り切ったぞ!!」
腕を大きく上げて、ストレッチをする。
部屋は静寂以外には残っておらず、リビングには俺を覗けば小鳥、ぎる、ぱに、篝のみ。
結局は俺への文句で全てを吐き出した皆が和解へと繋がったのかは定かではない。
できる事なら手と手を繋いで一緒の道を歩いて欲しい。
「大丈夫か不安になってきた」
「大丈夫だよ。瑚太朗君の気持ちを皆が理解してるよ」
俺の呟きに安心感を与えてくれるのは小鳥だった。相変わらず幼馴染みに頭が上がらない。
「全く、あんなに小さかった身体の何処にそんな強さがあったんだよ」
「これこそが私のガーデニングぱぅわぁ〜だよ」
えっへんと胸を張って断言する。その姿に微笑ましさすら覚える。
「ガーデニングってスゲーんだな!!」
目をキラキラと輝かせながらぎるが言った。何だかガーデニングのなんたるかを誤解していそうな発言に取れるぞ。
「その通りだよー。ガーデニングは凄いんだから」
「なるほど。興味が沸いてきました」
あれれ? 小鳥さんや、お主ってそのようなキャラでござったか?
ぎるや篝まで巻き込んで、どんどん火種が増えてってるぞ。
「瑚太朗さん」
ぱにがヒートアップする小鳥とぎる、篝のガーデニング談義の横から俺に声を掛けてきた。
「どうかしたか?」
「皆さんが楽しんでらしてる中に混ざらなくても良いのですか?」
まあ、俺も混ざりたい気持ちはあるんだけどな。
「ちょっと気になる事があるんだ」
「気になる事?」
「まあ、解決するには色々と解決しなきゃいけなさそうだけどさ」
障害となる存在を思い出していた。ガーディアン、ガイア、そして他の勢力――とてもじゃないが俺1人には手の余る。
皆が俺に力を貸してくれれば何とかなると信じている。
「とにかく、他の仲間も必要だ」
できるならガーディアンとかガイアとか……そんな柵(しがらみ)に囚われない仲間が。
俺や篝はダメだ。結局は裏側を知っているから。
他には……うーん、何人か候補は上がるんだけどなー。確実に会える人が少ないんだよな。
となると……候補は1人だけしか出てこない。俺達の事を心の底から信じてくれる頼もしい男。
「本当は巻き込みたくないんだけどな」
そこは最終的に本人の判断だ。それに前線へ出さなければ何とかなると思ってもいる。
「さてと、行きますかね」
「何処かに行くのですか?」
「ちょっと勧誘に向かうわ」
俺のサムズアップした笑顔にぱには笑ってくれた。きっと相手に同情したのだろう。
決まれば即実行。次なる地球救済研究会の活動は「メンバー集め」だ。
次回更新は来週の日曜か月曜の予定です