クロスアンジュ 因果律の戦士達   作:オービタル

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第42話:歪んでいく世界・後編

そして海面上、ミスルギ艦隊の船がミサイルを発射し、キルグナス達へ向かわせるように放つ。

それにインフィニティのブリッジで、オペレーターがレーダーにミサイルを確認する。

 

「敵艦隊よりミサイルの発射を確認!数多数!!」

 

艦長席に座るキースがすぐさま指示を出す。

 

「だったらこちらも本気を出すか……全艦!迎撃体制!アウローラを守れ!」

 

エーテリオン艦隊から70mmポイントディフェンスガンとM85 対空砲がミサイルを迎撃する。

 

「今度は我々の番だ。アーチャーミサイル一斉発射開始!!」

 

艦体からアーチャーミサイルが放たれ、敵艦隊に向かい撃墜して行く。

 

「各艦!!ミスルギ皇国に進軍するぞ!!」

 

インフィニティを先頭にアウローラ、キルグナス、エーテリオン艦隊達が空中へと舞い上がり、ミスルギ皇国へと向かう。

 

「強行突破か。乱暴なことだ」

 

余裕綽々のエンブリヲが、相変わらず楽しそうに微笑みながら次の手を打った。今度はジュリオがアルゼナルに侵攻したときに運用した小型兵器、ピレスロイドと残存したデウス・コフィンの艦隊を戦線に投入する。無数のピレスロイドとバグズがインフィニティを目指して飛行してきた。

 

「アンジュ、来たぞ!」

 

ヒルダがその状況を報告する。

 

「パラメイル隊、全機出撃!」

 

『イエス、マム!』

 

アンジュの号令に出撃メンバーが口を揃えて返答した。

 

「各機、アレスティングギア、リリース!」

 

「アンジュ機、サラマンディーネ機、イグナイト。リフトオフ!」

 

「ヒルダ機、ヴィヴィアン機、イグナイト。リフトオフ!」

 

「俺たちも行くぞ!」

 

《おぉ!!》

 

キオ達もキルグナスのカタパルトから発進する。エルマのドール部隊も隊列を組み、加速する。

 

管制指示に従い、次々とパラメイルとドール、戦闘機が空へと飛び立つ。そしてまずは小手調べの前哨戦とばかりに各々ピレスロイド、バグズと交戦が始まった。タスクの新たなドール『アレス・バーン』とキオのグノーシス、フェイトのセフィロトの三機が螺旋状に舞い上がりながらフォルトゥラー艦隊とカタストロフィー艦隊を撃沈して行く。

 

「沈めーっ!」

 

そんな中、アンジュは真紅のヴィルキスを駆って戦艦を次々に沈めていく。

 

「アンジュ?」

 

「っ!」

 

その戦況がわかったからか、エンブリヲが思わず呟いた。そして、アンジュの名を聞いたサリアがムッとした表情になってギリッと歯を鳴らす。

 

「私たちも出るとしよう」

 

サリアたちに振り返ると、エンブリヲはそう告げたのだった。

 

「暁ノ御柱、間もなく射程圏内に入ります」

 

「冷線砲、エネルギー充填!発射準備!」

 

「了解!冷線砲、発射準備!」

 

目標が手の届くところまでの距離に入ったため、ブリッジも次第に慌ただしくなる。が、そうは簡単に事は運べなかった。

 

「暁ノ御柱前に、敵影とマデウスを確認!」

 

それにキース艦長達はアケノミハシラにモニターを向けると、そこにはエンブリヲ、そしてオラクルとダイヤモンドローズ騎士団、マデウスがアケノミハシラに待ち構えていた。

 

「エンブリヲ!」

 

キースとジャスミンはエンブリヲ達を見て睨む。

エンブリヲは笑みを浮かばせながらインフィニティ達を見る。

 

「沈みたまえ…、古き世界と共に」

 

するとエンブリヲは永遠語りを歌い出し、それに戦っているキオ達はその歌を聞く。

 

「なっ!これは!」

 

「「「!!?」」」

 

エンブリヲが歌のを聞いたキース艦長はすぐに気づく。

 

「狙いは我々の艦隊やアウローラか……アウローラの冷線砲のエネルギー充填は?」

 

「74%です」

 

そうキースに報告するオペレーター。

しかしその前にエンブリヲの歌が終え、ヒステリカから光学兵器『ディスコード・フェイザー』が発射される。とその時、キオとオスカー達が前に出て、スーパートリンオンシールドを展開し、ヒステリカのディスコード・フェイザーからインフィニティとアウローラ、エーテリオン艦隊を守る。

 

「キオ達か!」

 

「エネルギー充填98%!」

 

ジャスミンが、今度は面舵を切って軌道を修正して立て直す。

 

「N式冷線破壊砲『アブソリュート・ゼロ』、撃てぇっ!」

 

「了解!N式冷線破壊砲、撃ちます!」

 

そして言葉通り機を逃さず、ジャスミンの号令に従ってエルシャがトリガーを弾いた。アウローラの前方の砲台から放たれたN式冷線破壊砲『アブソリュート・ゼロ』はピレスドロイドやバグズ、teeチェイサーや艦隊を寸分狂わず暁ノ御柱に直撃し、瞬く間に暁ノ御柱を凍結させる。凍結した暁ノ御柱は崩壊し、その跡地に巨大な穴ができたのだった。

 

「あれが、アウラに続くメインシャフトです!」

 

ブリッジに詰めていたリィザがその穴を見てそう説明した。

 

「全機、我に続け!」

 

『イエス、マム!』

 

「俺たちも続くぞ!!」

 

《おお〜〜〜!!!!!!!》

 

「これで対等になった。全艦!地上部隊を投下し、マンモスを中心に地上からキオ達を援護せよ!!」

 

《了解!!》

 

インフィニティやエーテリオン艦体からフリゲートが降下し、ハッチから機動対空兵器プラットフォーム『マンモス』や『スコーピオン』、『ワートホグ』、『マングース』、『グリズリー』、『ライノ』、『クーガー』、『ペリカン』、『ホーネット』、『ファルコン』、『ドール』が地上を突き進む。地上にはラフィン・トルーパー達がブラスターを乱射し、暁ノ御柱前を防衛する。スパルタンやエーテリオン海兵と陸兵はブラスターのエネルギー弾の雨の中を突き進み、格闘戦や肉弾戦の戦いが繰り広げられる。

 

っとキオを先頭にしてタスク達がアケノミハシラに向かう、が残りのピレスロイドとバグズ、TEEチェイサーがインフィニティ達に向かい、それを見たヴィヴィアンが慌てて引き返す。

 

「キオ!あたしやっぱここに残る!」

 

「分かったヴィヴィアン! 行くぞ皆!!」

 

 

 

 

 

 

 

「いつの間にあんなものを…」

 

エンブリヲが不思議そうに呟いた。先ほどアウローラから放たれたN式冷線破壊砲に対する感想である。以前はこの兵装がなかったのだろう。

とはいえ、エンブリヲは別段取り乱す様子もなく、悠然と佇んでいた。と、

 

『エンブリヲ君、来た』

 

「ん?」

 

クリスからの通信を受け取って顔を上げると、編隊を組んで突っ込んでくる、アンジュ以下7機のパラメイルの姿があった。

 

「諸君、迎撃を」

 

『イエス、マスター!』

 

エンブリヲの指示に従い、まずはイルマとターニャが出る。続けてクリス。そして、

 

「サリア、わかっているね?」

 

最後に残った傍らのサリアに念を押すようにエンブリヲが話しかけた。

 

『はい…』

 

通信でそう答えたサリアだったが、その口調と表情は確固たる意志が感じられた。その意志が何なのか…。それは、すぐにわかることである。

 

「お前達も分かっているな?」

 

エンブリヲは主人を失ったオラクル達に命令する。

 

「分かったよ、大将さん。」

 

「チッ!調子に乗りやがって……」

 

「だが……ゼニスはもういない。」

 

そうこうしているうちに、最初に出たターニャとイルマは接敵する。彼女たちに当たるのは、ナーガとカナメの二人だった。

 

『姫様はアウラを!』

 

ターニャとイルマを牽制しながら、二人はサラへと通信を入れる。

 

「ええ」

 

二人の意思を汲んだサラは頷くと、そのまま先ほど開いたメインシャフトへと機体を滑らせた。一方、市街地を低空で飛ぶヒルダとロザリーの上空から、ビーム砲が彼女たちの飛行しているすぐ脇に着弾する。

 

『!』

 

射線を見上げると、そこには降下してくる一機のラグナメイルがあった。

 

「あんたたち、また来たの?」

 

搭乗しているのはやはりと言うべきかクリスであった。フライトモードからアサルトモードへと変形すると、ヒルダとロザリーに向けてライフルを発射する。

 

「クリス!」

 

こちらもフライトモードからアサルトモードに変形し、ロザリーがクリスに斬りかかった。クリスもブレードを出してそれを受け止める。

 

 

 

 

 

そして要であるアンジュは

 

「お帰り、アンジュ」

 

サラと同じくメインシャフトへ向かうキオ達。すると進路上にエンブリヲが現れて行く手を遮る。

 

『!』

 

アンジュとタスクがその姿に息を飲んだ。

 

「やはり私たちは、再会する運命だったんだ」

 

「エンブリヲ…」

 

アンジュの表情が憎々しげに歪んだ。それほど嫌悪、憎悪しているのだから仕方ないのだが。と、タスクのアレス・バーンが前に出る。

 

「行け、アンジュ!アウラの許へ!」

 

そして、先に進むように促した。自身はそのままエンブリヲへと突っ込む。

 

「わかったわ!」

 

了解したアンジュは軌道を離れ、サラと同じようにメインシャフトへと向かった。必然的にその空域で残されることになったエンブリヲとタスクが拳を交えることになる。

激しく位置を入れ替えながらタスクがライフルで牽制し、そしてブレードで斬りかかった。

 

「ほぉ、生きていたのか」

 

タスクの攻勢に、エンブリヲが楽しそうに笑みを見せる。

 

「アンジュの騎士は不死身だ!」

 

「ほぉ…」

 

「タスク!」

 

キオはマテリアライズしたビームライフルをエンブリヲに向ける。エンブリヲはアレスを蹴り落とし、ビームシールドで防御する。キオは黄金のモナドを振り下ろし、エンブリヲは回避する。

 

「何!?」

 

今度はフェイトのセフィロトが聖天を放つ。しかし、エンブリヲは撃ってくる方向を分かっているかのように、回避し、セフィロトに攻撃を仕掛ける。

 

「何故俺の攻撃が!?まさか!!?」

 

「その通りだよ……メツを掌握し、君達と同じ、因果律予測を手に入れたのだ。」

 

エンブリヲはそう言い、メツのモナドを持つ。するとヒステリカの手に、メツと同じ黒いモナドが現れ、キオとフェイト、タスクの軌道を見て、攻撃を仕掛ける。

 

「動きを読まれている!!フェイト!サポートしてくれ!」

 

「分かった!…っ!?」

 

フェイトは未来視を発動しようとした直後、上空からロンギヌスの槍が飛んできた。インガ、メシア、カンナ、そして変形したマデウスが立ち塞がる。

 

「お前の相手は我らオラクルだ!裏切り者!!」

 

「裏切り者?……違うな、最初から裏切るつもりだったのだ!!」

 

フェイトはザンザのモナドを持ち、オラクルに立ち向かう。

 

 

 

その間、アンジュはメインシャフトに向かって飛行を続け、そしてようやくサラを視界にとらえるまでの距離に近づいたのだった。

 

「サラ子!」

 

その姿を見つけて急いで合流しようとするも、突然の上空からの砲撃に進路を阻まれる。その砲撃を仕掛けてきたのは、勿論サリアだった。サリアはそのまま一度降下していくと、駆逐形態に変形しつつ浮上し、アンジュの前に立ちはだかった。

 

「待ってたわよ、アンジュ」

 

「サリア…!」

 

二機はそうするのが当然であるかのように斬り結ぶ。二人の間に火花が散り、アンジュが唇を噛んだ。

各機がそれぞれ新しい展開を見せる中、アウローラでも必死の攻防が続いていた。護衛機はココ、ミランダ、ヴィヴィアン、、メアリー、マリカ、ノンナと、本来辿るべきであった歴史に比べて三機多い。そのため、アウローラ本艦にはまだ目立った被弾個所は見受けられなかった。その時、ノンナのハウザー目掛けてピレスドロイドが突っ込んできた。

 

「ノンナ!ノンナーっ!!」

 

ピレスドロイドがノンナに激突しようとしたその時、上空から輻射波動レーザーがピレスドロイドを破壊する。

 

《っ!?》

 

暗雲の中、曙光がアウローラを照らす。曙光の中から純白に輝く神と思わしき機体が舞い降りた。

 

「何だあの機体は?」

 

「エルマさん!あれ!あれですよ!」

 

「あれが……フリューゲルス?」

 

フリューゲルスは蛇のように動くテイルブレードを動かし、持っていたプライマルブラスターでバグズとピレスドロイド、TEEチェイサー、カタストロフィー艦隊を流星の如く速さで撃沈して行く。

 

「は、速い!」

 

「凄いです!あの機体!」

 

「うおお〜!!カッチョいい〜〜!!」

 

エルマ達やヴィヴィアンが興奮している中、アウローラのブリッジのモニター画面に誰かが映る。

 

『き……ますか?アウローラ、聞こえますか?』

 

「お前は?」

 

『僕は“グレイス”、キオの師匠である皇帝陛下直々に頼まれて、キオの助けに来た!』

 

すると雲の中から巨大な機体が現れ、敵艦を駆逐して行く。

 

 

その頃、キオはマデウスのトラクタービームに捕まっていた。そしてマデウスの腹部から高出力プラズマドリルが迫っており、グノーシスのトリオンシールドで何とか防いでいた。

 

「クッ!!!」

 

アレス・バーンを抑えつけているエンブリヲは笑う。

 

「いつまでも守っているだけでは、行動も出来ない!オラクルとマデウスよ!天の聖杯を殺し、残りのウーシアとプネウマを持ってくるのだ!」

 

エンブリヲの狙いがアルヴィースとサラのホムラ、アンジュのヒカリと分かり、必死にトリオンシールドを展開する。すると地上にいるキオのクラスメート達がキオ達を助けようと援護射撃をする。

 

「キオを離せ!!」

 

「無粋な…」

 

エンブリヲは地上にいるキオのクラスメート達を睨み、マデウスのメガ粒子砲で駆逐して行く。

 

「皆んな!」

 

「大丈夫だ!!俺たちもB.Bユニットだから直ぐに蘇れる!!」

 

「良し!皆んなのっ……何っ!!?」

 

キオはグノーシスの胸部バスターキャノンを展開した直後、エンブリヲがタスクのアレス・バーンを掴み、グノーシスの前に現れ、ビームライフルを構えていた。

 

「待っていたよ、バスターキャノンを展開すればシールドも張れまい……大人しく天の聖杯を渡せ!!」

 

ヒステリカのビームライフルの銃口にエネルギーが集まる。

 

「まずい!このポジションでは……クソッ!!」

 

キオがそう思った直後、上空から金色の流星が舞い降り、メシア、インガ、カンナと苦戦していたフェイトを助け、さらに三体のオラクルの胴体に風穴が開く。

 

「は、速すぎる!」

 

「どうなっ!?」

 

「クソォォォォォォ!!!!」

 

三体のオラクルが爆発した直後、マデウスのプラズマドリルが爆発する。

 

「!?」

 

その時、マデウスの巨体が高く吹き飛ぶ。

 

「何!?」

 

キオは体制を整え、聖天を構えると、キオの目の前に巨大なアームドデバイスが現れ、アームドデバイスはビームリングとエナジーウィングを展開する。

 

「これは!?」

 

キオが驚いていると、通信モニターにグレイスが映る。

 

『キオ!聞こえる?』

 

「グレイス!?何で通信機に!?」

 

『皇帝陛下から、キオに贈り物を届けに来たんだ!既にオラクルはこの戦略大型アームド・デバイス“プトレマイオス”を使ってくれ!!』

 

プトレマイオスが機械音を鳴り響かせる。それはまるで生きているかのように、吼えていた。キオはグノーシスとプトレマイオスと合体する。その時、キオの身体からオリジンが現れ、機械の体へとなる。そしてオリジンの形状が変形し始め、プトレマイオスの下半身として合体する。

 

「完成!【グノーシス・プトレマイオス】!!」

 

純白の超装甲、虹色に輝く流動回路、超輻射波動を搭載させた【大聖天】、それはまさに、人型のドラゴンであった。

 

「何……!!!???」

 

エンブリヲは巨大なグノーシスに驚きを隠せなかった。

 

「フフフ……今のうちに降伏しておけば斬らずに済んでやる」

 

「ふざけた戯言だ!!!」

 

「ならかかって来い!!」

 

キオは大聖天から高出力ハイパービームソードを展開する。プラズマエネルギーの刀身がマデウスの腕部である主翼の長さに、エンブリヲは驚く。

 

「そんな……馬鹿な!!?」

 

「おいおい……さっきまでの威勢はどうした?調律者さん?」

 

「クソッ!!」

 

エンブリヲはそう言い、ビームソードで掛かるが、キオのグノーシスがビームソードを振り回す。刀身の高出力のせいか、マデウスの装甲が削られて行く。最後に、肩部のハイメガ粒子をマデウスの胸部へと放つ。マデウスのシールドがあっさりと貫かれ、装甲諸共貫通した。

 

「マデウス!!」

 

エンブリヲは最強の旗艦であるマデウスが倒れて行く光景に驚く。マデウスの巨躯が大地を揺るがす。キオはマデウスを倒したことに、キース艦長やエルマ達、みんなに報告する。

 

「みんな!!マデウスは倒された!!」

 

『よくやったぞ、キオ君!』

 

『お見事よ、キオ!』

 

『よく聞け、これから我々も突入体制へと入り、君たちを援護する。エンブリヲを地獄へと叩き落とせ!!』

 

キース艦長はインフィニティや艦隊に指示を出し、突入を開始する。

 

エンブリヲは舌打ちし、ディスコード・フェイザーを放とうしたその時、グレイスのフリューゲルスがある槍をヒステリカに向けて投げた。槍は空中で爆発し、ヒステリカのディスコード・フェイザーが強制的に終了する。

 

「何!?」

 

「僕の役目はここまでだ。後はキオ達に任せた!」

 

「ありがとう!グレイス!」

 

キオはワームホールを展開したグレイスに別れを告げる。

 

「さて……やりますか!!」

 

キオはプトレマイオスごと高速形態へと変形し、タスクに通信する。

 

「タスク、エンブリヲは任せた!俺はサラの所へと向かう!」

 

『分かった!』

 

タスクはエーテルブレードを抜刀し、エンブリヲと再戦する。

 

そしてアンジュは何とかヴィルキスを皇宮から抜け出して、再びサリアへと向かい合う。

 

「随分と遅かったけど、何してたの?」

 

「ちょっと野暮用を済ましただけよ」

 

アンジュが言った言葉にサリアは納得する。

 

「そう…なら心置きなく死ねるわね!!!」

 

そう言ってサリアがアンジュに向かって行ってラツィーエルを振り下ろす。

っとそこにレイジアがサリアの攻撃を受け止めて、そのまま弾き返す。

 

アンジュとサリアはその事に驚き見ると、レイジアのコックピットが開いてある者が語り出す。

 

「エンブリヲの騎士と言うから、どれ程強くなったと思ったら…期待外れだな?サリア」

 

それはライダースーツを着て、レイジアを操るジル事…アレクトラであった。

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