サラ専用のオリジナルブレイドでかなり時間をロスしました。
一方、カタストロフィーの残骸を調べているドラゴン達。指揮をとるのはキオが見た美しい美少女であった。美少女は残骸に落ちている物を拾い、考え込む。
「(このような技術…500年前の文明にもない物ですわ。一体どうやって……)」
「君!!」
「っ!?」
突然美少女の後ろから声が聞こえ、後ろを振り向く。そこにいたのは機関銃を構えた白い人がいた。
「何者!?」
美少女は警戒し、腰の刀を抜き、構える。
「早くそこから離れろ!!奴らが生きている!!」
「え?」
少女が不思議に思ったその時、残骸からタイタン・デバイスが現れ、左腕のスクラップドリルが回転しながら美少女に向けて突き刺そうと迫る。キオは腰部からプラズマグレネードを投げつけ、タイタン・デバイスの円盤状頭部に付着し、爆発する。タイタン・デバイスはぐらりと倒れ、転倒する。
「こっち!!早く!」
キオは少女の手を掴み、タイタン・デバイスから離れる。そして残骸からガーゴイル・デバイスとTEEチェイサーのコックピットから武装したラフィン・トルーパーが出てくる。
「天の聖杯のドライバー!!」
ラフィン・トルーパーはキオを見て、ブラスターをしまう。
「チッ!アルヴィース!」
キオはアルヴィースを呼び出し、光の剣を抜き構えると、ラフィン・トルーパー達はエナジーシールドを展開し、トンファー状の電磁コントロールバトンを取り出し構える。
(分かりやすく言えばファーストオーダー ストーム・トルーパーです。)
キオは光の剣を振り下ろし、ラフィン・トルーパーを攻撃する。しかし、ラフィン・トルーパーは光の剣の刃を防御し、コントロールバトンを振り回す。天の聖杯のブレイドであるアルヴィースの剣さえも意図も簡単に防御する事ができるデウス・コフィンの技術。トルーパー達は一気にキオを取り囲み、コントロールバトンで追い討ちをかける。そしてトルーパーのコントロールバトンの電磁波を流す伝導体接触ベーンがキオの腹部に炸裂し、吹き飛ばされる。
「ハァハァハァ…トルーパーってこんなに強かったか?嫌、スパルタン以上だ!」
トルーパーがとどめを刺そうとコントロールバトンを振り下ろそうとした直後、トルーパーの喉元に刀が突き刺さる。
「ヴッ!!」
それは少女の刀であった。キオは後ろを見ると、少女は鞘から刀を抜き、それをトルーパーに投げたのであった。キオは立ち上がり、剣を構えると、ガーゴイル・デバイスが爪を突き刺そうとキオに襲い掛かる。
「クッ!」
キオは受け止め、互角に戦う。すると転倒していたタイタン・デバイスが起き上がり、パイルブレードスマッシュアームを突き刺した。道路にヒビができ、そのまま崩れる。
「うわぁっ!!」
「キャァッ!!」
キオと少女は一緒に道路の地下へと落ちるのであった。
キオは薄暗い空洞の中で目を覚ます。瓦礫で出入口は塞がっており、ガーゴイル・デバイスは瓦礫で押しつぶされていた。
「あ、そうだ!」
キオは一緒に落ちた筈の少女を探す。
「無事か!?」
「ここです!」
「何処だ!」
暗くて何も分からなく、音を頼りに歩くと…。
「うわっ!」
「きゃっ!」
キオと少女がぶつかり、一緒に転倒する。
「痛つつ」
「大丈夫ですか?」
「うん、何とか…(何だ?右手や顔に柔らかいものが……)」
キオはアルヴィースを呼び出し、光の剣の光で自分を照らす。
「どうした?アルヴィース」
アルヴィースが突然目を瞑り、何かを見ないようにする。
「ん?……あ。」
キオは焦る。何故なら彼の右手には美少女の胸を自我でガッチリと触れて掴んでおり、さっきの顔に触れていた所は彼女の胸の谷間であった。少女は顔を赤くし、キオも赤くなり、二人は急いで距離を取らながら慌てる。
「あびゃっ!!ご、ごめん!!」
「はわわ!いえ、良いのです!」
二人の目がチラチラとお互いの顔を見る。アルヴィースはそんなキオに喜びを感じていた。二人が落ち着くと、キオは自己紹介するため、ヘルメットを脱ぐ。
「私は、神祖『アウラ』の末裔にしてフレイヤの一族の姫、近衛中将サラマンディーネと申します。」
「俺はキオ。キオ・ロマノフ……解放組織“エーテリオン”のスパルタンだ。」
「エーテリオン?スパルタン?」
「特異点から出てきた残骸は知っているだろ?あれは次元の中で俺達エーテリオンが今さっきまで破壊した敵戦艦の残骸だ。」
「お待ちください!急にエーテリオンやスパルタン、そして敵戦艦と言われましても!」
「…………仕方ない。長くなるが、説明しよう。」
キオはサラマンディーネにキオ達エーテリオンや自分の目的、そしてXとそれを率いるデウス・コフィンの事を教える。
「何て卑劣なのでしょう……あなたのその“ブレイド”アルヴィースを狙うために、エンブリヲと協力するなんて…」
「あぁ……俺は、アイツらを許さない。父さんと母さんを連れ去り、しつこく俺の天の聖杯のブレイドであるアルヴィースを狙っている。」
「………」
「そう言えば、サラマンディーネさんは…」
「サラと呼んでください。その方が呼びやすいと思いますわ♪」
サラマンディーネ改め、サラはキオに穏やかな笑顔を見せる。キオはサラの綺麗な微笑みにより顔を赤くする。
「そそそ!そう言えば、サラ!あの時、カタストロフィーの残骸で拾っていた二つの結晶石があるだろ?」
「えぇ、」
サラはキオに二つの結晶石を見せる。
「それは“コアクリスタル”と言ってね、俺みたいな人と同調する事で、コアクリスタルからアルヴィースのようなブレイドが生まれ、正式にドライバーとなる。アルヴィースは翡翠のコアクリスタルで、ちょっと特殊なブレイドなんだ。」
「……私も、ドライバーになれますか?」
「分からない、同調するという事はそれなりの覚悟が必要なんだ。俺は何人者の同調に失敗し、血を吐いた兵士達を見てきた。成功率は丁度50.0%で、二分の一なんだ。手本を見せてやろうか?」
「あ、お願いします。」
「貸して♪俺ならすぐに同調できる体質だから♪」
キオはサラからコアクリスタル一つを持ち、同調させる。キオの心が水のように静かになり、水面が揺らぐとコアクリスタルが光りだす。光が強くなり、コアクリスタルから黄金のキャノンと黒いコールドスリープカプセルが現れる。コールドスリープカプセルが開き、中から白のプロテクトアーマーをした女性型のブレイドが現れ、額や腰部のリニアスラスターからピンク色に輝くエナジーウィングが展開される。
「Kosmos Obey Strategical Multiple Operation Systems……貴方が私のマスターですか?」
「あぁ♪俺はキオ…こっちは最初のブレイドのアルヴィース。」
「どうも♪」
「どうぞよろしくお願いします。マスターキオ。」
コスモスは光の球体へとなり、キオの体の中へと入って行った。
「今のが?」
「うん、ブレイドだ。一般は男性型や女性型、屈強男性型と動物型に分かれているんだ。たまにそれと違って姿形が違うレアなブレイドが出てくることもある。さっきのコスモスみたいなレアブレイドもそうだ♪なぁサラ……一回同調して見ないか?」
「え!?」
「俺は未来視できるが、同調するとこは見れない。だけど君から何かを感じるんだ……“私もブレイドを持ち、ドライバーとなって見たい”と。」
「ですが、二分の一の確率ですし……」
「嫌、そうでもないんだ。サラから何か特別なオーラを感じるんだ。そのコアクリスタルも同じオーラが見える。しかも同じオーラなんだ。」
「でも……ブレイドが生まれたとしても…」
「なれば良いさ!互いの絆を結びつけば、ブレイドとドライバー、一心同体になる!君の自信を信じれば同調する♪」
キオはサラにドライバーへとなる勇気の言葉を言った直後、揺れがする。
「どうやら、君の仲間が殺されかけている…」
「誠ですか!?」
「行こう!」
キオはコスモスのキャノンを持ち、天井に風穴を開け、外へ出る。
外では対戦になっていた数百人生き残っていますラフィン・トルーパーがブラスターライフルやメガブラスターで、上空から応戦している大型ドラゴンに撃ちまくる。タイタン・デバイスやガーゴイル・デバイスが小型ドラゴンや大型ドラゴンに攻撃を仕掛ける。血塗れで地に堕ちゆくドラゴンの姿にトルーパーはふざけながら笑い飛ばす。
「フンッ!所詮は下等生物。」
「任務に戻れ、我々の目的は天の聖杯のブレイドとドライバーの抹殺。価値のないドラゴンなど相手する暇もない♪」
その時、何処からかエネルギー光弾が飛来し、トルーパーの頭部を貫通する。
《何処からだ!?》
「向こうの方だ!!」
その先にはコスモスのブラスターキャノンを手に、鬼の表情をしたキオと光の剣を持ったアルヴィースが立っていた。
「貴様ら……地獄へ落ちる覚悟はできてるだろうなぁ?コスモス!!」
「F・GSHOT」
キオはキャノンをコスモスに渡す。コスモスはキャノンを両手に持ち敵を蜂の巣状態にしていく。キオは背負っていたSAWを乱射し、トルーパーを倒して行ったり、コントロールバトンで攻撃してくるトルーパーにはコンバットナイフで首を掻っ切ったり、突き刺していく。アルヴィースも光の剣を振り回し、トルーパーを薙ぎ払っていく。するとタイタン・デバイスがキオとアルヴィースに襲い掛かろうとする。するとアルヴィースが指を口に入れ、指笛を吹く。するとタイタン・デバイスの頭上に巨大な特異点が開く。そこからドラゴンと思わせる巨大なテレシアが現れ、タイタンに襲い掛かる。(分かりやすく言えばクロスに出てきたオーバード“終焉のテレシア”ですwww)
「テ!テレシアだ!!撃ちまくれ!!!」
トルーパーはテレシアに恐れを感じ、必死に抗戦する。しかし、テレシアの周りには元素であるエーテルの膜が張られているため、ブラスターのエネルギー弾でさえも無効化にしていた。
「そんなバカな!?」
トルーパー・コマンダーが驚いていると、テレシアから拡散エーテル砲からエーテル粒子弾が放たれ、トルーパーを分子へと蒸発させていく。その光景にキオは青ざめる。
「不浄な生命を刈り取る者……まさにこれだ。」
テレシアがトルーパーを殲滅すると、残っているガーゴイル・デバイスとタイタン・デバイスが襲い掛かる。しかし、強力は体型と武装を持つテレシアに敵うはずもなく。あっという間にやられると思いきや、上空からテレシアに向けてターボレーザーが放たれる。
「っ!?嘘だろ!!?」
キオは驚く、テレシアに放ったターボレーザーの正体は残存したフォルトゥラー艦であった。
「アイツ等……援軍を呼んでいたか!」
するとフォルトゥラー艦から一体のドールが現れる。それは白いカラーリングを塗与されている高起動型ガルドラと四機のクムーパであった。キオはSAWを構えると、ガルドラのコックピットから紫髪の女性トルーパーが姿を見せる。
「お前は?」
「初めまして、天の聖杯の坊や♪私はデウス・コフィンの『ニライ』」
「ニライ……何の用だ?」
するとニライはキオ目掛けてクナイを投げてきた。キオは驚き、腕で防御する。
「クッ…」
腕に二本のクナイが突き刺さると、ニライは返答する。
「あなたの命の抹殺と天の聖杯の回収よ♪あと総裁X様からあなたの体の中にある“ロゴス”と“プネウマ”も♪」
「『ロゴス』と『プネウマ』?何だそれ……」
「どうやら、あの二人に聞かれていないのね〜。まぁ、良いわ……早速だけど♪」
ニライ親衛隊のクムーパ達がビーム砲を構える。
「セイレーン!!」
すると上空の彼方から光の槍がクムーパ達に突き刺さる。
「っ!!?」
キオの頭上からセイレーンがエナジーウィングを展開し、セイレーンの頭頂部にビームリングも展開され、フレシキブルアームキャノンを構える。
「ひ!卑怯ですわ!!」
「どの口がそれを言う!!」
セイレーンは降下し、キオは乗り込む。ニライのドールであるガルドラとキオのデバイスであるセイレーンは戦闘を開始する。その光景に見とれるサラとアルヴィースとコスモス。
「私も行きます!」
「止めておけ」
「何故です!?」
「今はこっちが最優先だ」
アルヴィースが目の前にいるトルーパー達とフォルトゥラーから転送されてくるトルーパーとTEEチェイサーが飛来してきた。その数にサラは驚く。
「どうすれば……」
「方法ならある。君が持っているコアクリスタルを同調させ、ブレイドと共に倒す。」
「え!?」
「大丈夫♪君ならできる。キオが言っていただろ?互いの絆を結びつけば、ブレイドとドライバー、一心同体になる!君の自信を信じれば同調するって……」
アルヴィースがキオの言葉を言うと、サラは持っていたコアクリスタルとの同調を始める。
「集中……」
サラはコアクリスタルに集中すると、コアクリスタルが光りだす。トルーパーがサラの同調を阻害しようとブラスターを向けると、アルヴィースが光の剣で叩き斬る。
「邪魔をしないで貰おう♪」
アルヴィースとコスモスが防衛する。そしてコアクリスタルが光り出し、サラとの同調が成功する。コアクリスタルからブレイドが生まれる。星煌めく龍神を模した聖弓、天馬の如く輝く聖なる矢、翼を広げ、周囲にプロミネンスを発する半人半馬のブレイドであった。
「我が名は……『アイロス』!」
アイロスと名乗るブレイドは前足を上げながらいななくとプライマルアローの弓弦を引き、上空に浮遊するフォルトゥラー艦目掛けて矢を放つ。放った矢が金色に輝き、フォルトゥラー艦を貫き、艦橋ごと射抜いた。艦橋が大爆発し、ブリッジを失ったフォルトゥラー艦が沈黙する。戦っていたニライが驚く。
「一体何が!?」
「どうやらサラ……同調に成功したみたいだな♪」
キオが喜ぶ中、アイロスはサラを見る。
「お前が我の主君か?」
「……え?はい!」
「主君よ……我と共に戦おう!」
アイロスはサラにプライマルアローを手渡す。トルーパーがサラ目掛けてブラスターを乱射する。アイロスはサラを援護するかのように手をサラの方へ伸ばし、モナドシールドでサラを包み込み、守る。サラは弦を引き、無数の光の矢を展開し、一気に放つ。光の矢は蛇のように動き、トルーパー目掛けて矢が炸裂する。その光景にニライは舌打ちする。
「チッ!まさかアイロスと同調するなんて…」
「よそ見してんじゃねぇ!!」
キオがHEーrifleを乱射し、ニライを追い詰める。しかしニライは運良く回避し、キオに告げる。
「今日の所はここまでにしておくわ。だが覚えておきなさい……あなたの中に眠るロゴスとプネウマ……そして“ウーシア”を手に入れ、我らの悲願を完遂させるわ」
「ウーシア?」
「話は以上よ……それじゃ♪」
ニライはそう言い、特異点を開き消え去った。
数分後、キオの所に迎えのペリカン降下艇が飛来し、セイレーンの回収作業が行われていた。
「行くのですね」
「あぁ……向こうでやり残していることがあるからな。」
「お待ちください、このアイロスは?」
「ん?それはサラのブレイドだ。持っていっていいよ♪」
キオは無垢な笑顔をサラに見せる。
「///!!」
サラはキオの笑顔に頰を赤らめながら見惚れる。
「……ん?どうかした?」
「え?いえ……何でもありません\\\〜〜!」
サラの頭から湯気が立ち上り、キオは不思議に思いながら首を傾げる。そしてキオ達を乗せたペリカンは特異点を開き、エーテリオンの総本部へと帰還するのであった。