ダンジョンで神様を嫁にする為に神を目指すのは間違っているだろうか   作:白人

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「ようこそ!ここが僕たちのホームだぜ‼︎」

彼女はボロボロの教会の前で、満面の笑みを浮かべながら言った。



ファミリア

「あっ!そういえば自己紹介がまだでしたね。僕ノヴァ・イグニスって言います。神様の名前も聞いてもいいですか?」

 

「えっ!あぁ僕の名前はヘスティアだよ。」

 

ヘスティア……良し覚えた。それと同時に、僕の好きな言葉ランキング1位ヘスティアがランクインした。

 

「どうしたんだい?急に黙って…」

 

「うわぁ⁉︎何でもないです。何でもないですよ〜。」

 

今のは、危なかった。

考え事をしていたら、いきなり目の前にあの巨大なお胸様が飛び込んで来るなんて…。

僕じゃなければ、死んでいたぜぇ〜〜(もちろん、僕が物理的に殺すという意味だけど…)。

 

「えっと、確か僕のファミリアに入りたいんだって?」

 

おや?鮮やかな手のひら返しを見た気がするぞ?

さっきまで、僕に怒鳴り散らしていたにもかかわらず…。

これは、僕も少し文句を言うべきだろうか?

そう思って、こちらを嬉しそうにチラチラ見る神様を見る。

………まぁ…。うん…。可愛いから許す。

 

「はい、神様。僕を貴方のファミリアに入れてもらえないでしょうか?」

 

「っッ(๑>◡<๑)!ほっ本当に僕のファミリアに入りたいんだね?一応言っておくけど、僕のファミリアはオラリオトップのファミリアと比べると少ぉ〜〜しばかり貧乏だぜ?それでもいいのかい?」

 

もちろん良いですとも、まぁ、少しが何故か長かったのは気になるけど…

 

「はい。もちろんです。たとえ僕たち二人しか居なかったとしても貴方のファミリアが良いんです。」

 

って言うか、むしろその方がいい。

神様と二人っきりでの生活なんて最高じゃないか!

 

「(-.-;)y-~~~ そっソウカ。ソレハヨカッタ。」

 

あれ?どうして、変な顔をしているんだろう?

 

「じゃあ。ホームに案内してもらえますか?」

 

「(ビクッ‼︎)あっあぁ。そうだ!その前に君はオラリオに来たばっかりなんだろう?僕がこの辺を案内してあげるよ。:(;゙゚'ω゚'):」

 

「本当ですか⁉︎ ありがとうございます‼︎」

 

よっしゃゃゃぁぁぁああーーー〜〜〜〜ー‼︎

デートだ‼︎デート‼︎神様とデート‼︎ただの案内役だって?バカ言っちゃあいけない。若い男女が二人っきりで一緒に街を歩いたらそれはもうデートだ‼︎異論は認めないっ‼︎(キリッ(`・∀・´))

ただ神様がものすごい勢いで汗をかいているのは気になるなぁ〜。今日そんなに暑かったっけ?

ハッ!もしや僕と一緒でデートだと思って緊張しているのか?

なるほど〜。お兄さんに任せなさい!ちゃんと完璧なエスコートをしてみせるさ!フフフ僕は今、天国に最も近い位置にいる‼︎

 

「よしっ!(大丈夫かな〜。バレてないよね?)そっそれじゃあ出発だぁ〜。」

 

 

 

 

 

 

「ここは、僕がバイトしてる屋台だよ!じゃが丸くんを売っているんだ。」

 

「あ、はい。知ってます。というかさっきここで働いてましたよね?」

 

あれ?どうしたんだろう?この事は、神様だって知っているだろうに…、もしかして、僕は明らかに働いていたのに分からないバカだと思われているのかな?

それとも、さっきじゃが丸くんを買わなかったのを責めているのかな?

何それ泣きそう。

 

「アハハ、そうだったね〜。うっかり間違えちゃたよ〜〜。」

 

そうか。間違えただけか。それは良かった。

それにしても神様は、結構うっかり屋さんだったんだね。

とても可愛いです。ごちそうさまです。

 

 

「次は、ギルドだよ!ここで冒険者たちは魔石を換金したりするんだ!」

 

「へぇ〜。そうなんですか〜。」

 

ここで、僕は神様の為に冒険者になるのか〜。

 

 

「お次は、バベルだ!ここには、僕の神友(しんゆう)であるヘファイストスのファミリア、ヘファイストス・ファミリアなんかの冒険者向けのテナントが沢山置いてあるよ!」

 

「そうなんですか〜。 ところで神様?神ヘファイストスは、女性ですか?それとも男性ですか?(ニッコリ)」

 

「ん?どうしてそんなことが気になるのかわからないけど、ヘファイストスは女神だよ?」

 

「そうですか。ありがとうございます。」

 

いや〜。良かった。強力なライバル出現かと思ったよ。場合によっては、事故に見せかけて天界に送還させなくちゃいけなくなるところだった。

 

「君は変な事が気になるんだね〜。あっ!あとバベルの下がダンジョンになっているよ。僕からの説明は以上だ!」

 

へぇ〜。この下にダンジョンがあるのか〜。僕がずっと神様と一緒にいるには、避けては通れない道だ。頑張るぞ〜って、ん?

 

「あの〜。神様これで終わりですか?」

 

「あぁ、終わりさっ!」

 

「それなら、そろそろホームに向かいませんか?ほら、他の団員の方々との顔合わせなんかもあると思いますし…。」

 

「ソウダネ。デモ、ソウイウノハ、全然キニシナクテモイインダ。」

 

「そうなんですか?」

 

「ソウナンデスヨ。」

 

「大丈夫ですか?神様。少し顔色が悪いですよ?」

 

もしかして、疲れちゃったのかな?

だったら、尚更早くホームに帰らなくっちゃね。

 

 

 

 

「神様。本当にこっちで合ってるんですか?何かだんだん人気が少なくなってるんですけど…。」

 

「あぁ、間違いないさ!この先だよっ!」

 

神様言うならきっと合ってるんだろう。それにしてもこんな人気の少ない場所で神様大丈夫かな?

特殊な性癖の人に襲われなければ良いけど…。

あっ僕は別だよ!

僕は性癖が特殊なんじゃなくて神様だから好きなんだから。

 

「ツイタヨ。ココガボクタチノホームダ。」

 

「へぇー」

 

そこは、お世辞にも立派とは言いがたいほどにボロボロで、でも、僕は上手く言えないけど、夕日に照らされている光るその廃教会にすごく感動したんだ。

 

「ごめんなさい‼︎」

 

「えっ⁉︎」

 

「実は、僕のファミリアには団員はいなくて、ホームもこんなボロボロの教会の地下しかないんだ。なのに、僕は君を騙してこんなに連れ回しちゃったんだ。本当にごめんなさい。僕のせいで1日無駄にしちゃったね。明日からは、ギルドに行って、もっと大きなファミリアを紹介してもらうと良いよ。お詫び出来るものは、あいにく持ち合わせていないけど、いつか必ず返すから‼︎今日は、本当にごめんなさい‼︎」

 

僕はいきなり頭を下げた神様に困惑した。

確かにボロボロだけど、僕はこの廃教会を一目見て気に入ったし、団員のことに関しては、僕が勝手に勘違いしただけで神様は、何も悪くないのに…。

 

「頭を上げてください。神様。僕はこの廃教会を一目見て気に入りましたし、団員の事は、僕が勝手に勘違いしただけです。」

 

「でっでもっ!」

 

「それに、団員の数は一人ですよ?神様。間違えないでください。」

 

「間違えてなんかないさ!僕のファミリアに団員はいないんだよっ!」

 

「酷いですね〜。神様。ここにいるじゃないですか。ヘスティア・ファミリア団長ノヴァ・イグニス。僕が貴方の最初の眷属ですね。」

 

「っッ⁉︎そっそんなっ!本当に僕なんかが君の主神で良いのかい?」

 

()()()じゃありません。ヘスティア様()()()良いんです。ヘスティア様じゃなきゃダメなんです。」

 

我が主神、神ヘスティアへこの身も心も魂の一欠片でさえも全て捧げます。僕を貴方の家族(ファミリア)に入れてください。」

 

「うっうぅっ、ぼっぼぐのっファミリアにぃっ入っでくだざい。」

 

「はい。もちろん、喜んで。」

 

「うっうわわぁぁぁぁああ〜〜〜〜〜〜ん」

 

こうして、僕は、世界一可愛い神様のいる最高のファミリアに入ったんだ。

 

 

 

 

「では、改めまして、ようこそ。ここが()()()のホームだぜ‼︎」

 

彼女はボロボロの教会の前で、満面の笑みを浮かべながら言った。

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