果たして彼女達は、無事誕生会を成功させることができるのか!?(超ざっくり)
語り:津田健○郎
・キャラクターが多くてどれが誰の台詞か分からなくなる危険性があるので、
「」の左にキャラクターの略称を記入します。
ネプ = ネプテューヌ ギア = ネプギア
ノワ = ノワール ユニ = ユニ
ブラ = ブラン ロム = ロム
ベル = ベール ラム = ラム
アイ = アイエフ コン = コンパ
すん = イストワール
・キャラクターの設定が微妙に間違っている可能性があります。
・公式には、女神や候補生の誕生日は設定されていないそうです。
・作中の「<」や「>」はメールのやり取りです。
・ピ\P/ ←フラグです。(ちょっとだけ出てきます)
・前もって言っておくと、来週はありません。
ここはルウィー教会 大広間。
ネプテューヌ、ネプギア、ロム、ラム、イストワールが
テレビゲームをしている。
今プレイしているのは格ゲーで、ネプテューヌとラムが対戦している。
そこから少し離れた場所で
ベール、ユニ、アイエフ、コンパがPCゲームをしている。
今プレイしているのはFPSで、ベール&アイエフ、ユニ&コンパでチーム戦をしている。
ちなみに4台ともベールのPCである。
そんな中、ノワールはブランの向かいのソファーに
落ち着かない様子で座っていた。
本を読んでいたブランはそれが気になったので
とりあえずノワールに尋ねてみた。
ブラ「ノワール、どうかしたの?」
ノワ「え!?い、いえ別に何でもないわよ!!」
ノワールはかなり取り乱した様子で答えた。
ブランは多少不審がったが、急に話しかけてしまったからびっくりしたのだろうと
特に気に留めなかった。
ブラ「それはそうと、今日はネプテューヌから話があると
聞いていたのだけれど・・・」
そう言うと、ブランは(格ゲーで)ラムに羽交い絞めを食らわされている
ネプテューヌを横目に見た。
ブラ「いつ話が始まるのかしら。もう帰りたいのだけれど。」
ノワ「ここ、あんたの教会でしょ。」
ブラ「そうだったわね。」
ノワ「・・・。」
ブラ「・・・。」
二人の間に沈黙が流れる。
するとノワールが意を決したように口を開いた。
ノワ「あ、あの・・・」
ブラ「まあ知ってたけど。」
ノワ「・・・え?」
ブラ「・・・ん?」
ノワ「・・・。」
ブラ「・・・。」
また二人の間に沈黙が訪れる。
すると次はブランが口を開いた。
ブラ「・・・で、何?」
ノワ「え、あ、えっと・・・・・・。」
沈黙。
ノワ「あ、そうそう!ブランは誕じょ・・・」
ノワールは慌てて発言を止めた。
周りから張り詰めた空気が流れ込む。
ノワ「ブ、ブランは一生に一度でいいからやりたいこととかあったりするの?
(危なかった~!もう少しで誕生日って言うところだった~!)」
ここらへんで少し、何故ノワールがこんなことになっているのか、そしてその他諸々、
その辺りの話をしていこう。
===========
―数日前、ラステイション協会―
この日はネプテューヌとネプギアがラステイションに遊びに来ていた。
ネプ「ブランのお誕生会をしよー!!」
ギア「うわっ!お姉ちゃん急にどうしたの?」
ユニ「びっくりしたー。」
ネプテューヌが叫ぶと、同じ部屋にいたネプギアとユニが反応した。
しばらくしてから隣の部屋で仕事をしていたノワールがやって来た。
ノワ「ネプテューヌ、急に大声出してどうしたの?」
ネプ「ノワール、今度ブランの誕生日だからお誕生会しよ!」
ノワ「またどうして急に・・・。まさかアンタ、
ただケーキが食べたいから、とかそんな理由じゃないでしょうね?」
ネプ「さすがノワール、私の事分かってるぅ~。」
ノワ「別に、ネプテューヌのことだからそんなことだろうと思っただけよ。」
ネプ「またまた~、照れちゃって。」
ノワ「照れてないわよ!」
ギア「ノワールさんとお姉ちゃん、本当に仲がいいね。」
ユニ「えっ、そうなの?!」
その後も2人のコントはグダグダと続いた。
―その翌日、プラネテューヌ教会―
その日は、先日の4人に加え
ベール、コンパ、アイエフ、イストワールの8人で話し合いをした。
ベル「まあ、ブランのお誕生会を開くんですの?」
ノワ「ネプテューヌの思い付きでね。」
ベル「では折角ですし、サプライズパーティーを開くというのはどうでしょう?
一度やってみたかったんですの。」
ネプ「おお、ベールそれナイスアイディア!」
アイ「でもそうなると、計画をきちんと練らないといけないわね。」
ネプ「え~。めんどくさいから嫌だ~。」
すん「何てことを言うんですか、ネプテューヌさん!」
コン「そうですよ、ねぷねぷ。ねぷねぷはもし自分のお誕生会で
手を抜かれたりしたらどう思いますか?」
ネプ「それはちょっと悲しいかも・・・。」
コン「そうです!分かったですか?だったらもうめんどくさいとか言っちゃダメですよ。」
アイ「そうよ、言い出しっぺはねぷ子なんだから。
それに計画を立てるのだってサプライズの醍醐味よ。」
ネプ「そっか。よし!じゃあどんどん計画立てちゃうよー!!
・・・って、すんって誰?!」
すん「私です!イストワールですよ!ネプテューヌさん!」
ネプ「な~んだ、いーすんか。新キャラかと思った。
もお、いーすんに変な名前つけないでよね、作者さん。」
アイ「その『いーすん』が変な名前の元なんだけどね。」
それからネプテューヌ達は計画を練りに練って練りまくった。
会場はブランが主役ということでルウィーの教会。
ネプテューヌが話があると言って皆をルウィーの教会に集める。
飾りつけを前もって作っておき、
ネプギアとユニがブランをうまく外におびき出した後に
急いで飾りつけをする。
ロムとラムには秘密が漏れる危険性を少しでも低くするために
誕生会前日に伝えることにした。
そして、いよいよプレゼントの話へと突入した。
アイ「で、肝心のプレゼントですが、何にするんですか?」
ノワ「本、とか?」
ネプ「でもブランもういっぱい本持ってるよ。喜ぶかなぁ?」
ベル「では、最新型のデスクトップパソコンというのはどうでしょう?
ブランも仮にも小説家ですし、動作環境の良いパソコンがあれば
きっと喜ぶのではなくて?」
ノワ「ただベールがルウィーまでパソコン持ち運ぶのが面倒なだけでしょ。」
ベル「まあ、さすがノワール。とても私の事を分かっていらっしゃるのね。」
ノワ「なんか昨日も誰かさんに似たようなセリフを聞かされた気がするわ。」
ギア「あの、こういう時はやっぱり本人に聞くのが一番じゃないでしょうか・・・?」
アイ「それが出来れば苦労はしないんだけど、」
ギア「そ、そうですよね・・・。」
アイ「まあ、こっちの憶測でプレゼントを決めるよりはマシかもね。」
ノワ「でもその場合誰がどうやってそれを聞くの?」
ネプ「じゃあ私が・・・」
ノワ「却下。」
ネプ「ねぷ!?何で?!」
ノワ「ベールは?」
ベル「私は、積みゲーが・・・。」
ノワ「はぁ、仕方ないわね(ベールは)。」
ネプ「あれ?何か無視されてる。」
ノワ「じゃあ、アイエフはどう?」
アイ「え、私?!無理無理無理!普段ブラン様と会うだけでもちょっと気まずいのに
話しかけるなんて無理ですよ!」
ネプ「あれ、あいちゃんってベール以外にも様付けするんだ。」
ベル「あら?あいちゃん、私の事はベルベルと呼んでいるのではなくて?」
アイ「い、今はそんなことどうでもいいでしょ!!」
ノワ「そうよ、話を戻しましょう。
じゃあ、アイエフが無理ならイストワールは?」
すん「別にいいですが、私が話しかけたら不自然とかだったりしませんか?」
ノワ「まあ、確かに言われてみればそうかも。
それにしてもやっぱり『すん』っていうのが気になるわね。ボソッ
まあそれはいいとして、コンパは・・・。」
コン「わ、私が女神さまに話しかけるなんてできないですぅ~!」
ギア「右に同じく。」
ユニ「更に同じく。」
ノワ「アンタ達、女神候補生でしょ。
まあ、ネプギアちゃんとユニはブランを外に連れ出すっていう
重要な役目があるんだし、別にいいわ。」
ネプ「じゃあ私が・・・」
ノワ「却下。」
ネプ「ねぷ!?何で!?何でなのさ?!」
ノワ「何でって、あんたはうっかり口が滑りそうだからよ。」
全員「確かに。」
ネプ「ねぷぅっ!!」
ネプテューヌは99999のダメージを受けた
ネプテューヌは気絶した
ノワ「消去法で私がやるしかないようね。
まあ、私に任せておけば何も心配いらないし、妥当よね。」
ノワールがその時自分に向けられた疑惑の眼差しに気付くことはなかった。
─後日、ルウィー教会─
ノワールは困っていた。非常に困っていた。
何故なら、ブランが缶詰め状態になっているからだ。
侍従のフィナンシェ曰く、応募用の小説の締め切りが3日後に迫っているそうだ。
ノワ「何なのよ!わざわざルウィーまで来てあげたのに!」
ちなみにブランの誕生日は5日後なので、
その時はまだ1日猶予があると思いあまり焦ってはいなかった。
しかし、あれから4日が経ち、缶詰め状態から抜け出したブランは
次は何の返事もしないただの屍のような状態になってしまったという。
あれから三日三晩ほぼ寝ずに執筆したらしいので当然といえば当然だろう。
ダメ元で屍のようなブランに欲しいものがあるか聞いてみたが、
すごく無気力な声で
「そっとしておいて欲しい」
とだけ言われた。これが唯一の返事だった。
ついでなので、ロムとラムにサプライズパーティのことを伝えると、
ラム「何でもっと早く言ってくれなかったの!?」
ロム「仲間外れ、いや・・・。」
と駄々をこねられ、結局説得するのに3時間かかってしまった。
2人をなだめた後、今回の報告をするためノワールはベールに電話を掛けた。
ノワ「ベール、緊急事態発生。」
ベル「あら、お疲れのようですが、何かあったんですの?」
ノワ「いいえ、別に気にしないで。」
ベル「そう。で、緊急事態とは?」
ノワ「ああ、そのことなんだけど、
ブランが寝込んでて何が欲しいか聞き出せなくなったわ。」
ベル「何となく事情は分かりましたわ。それは緊急事態ですわね。」
4日前のことはノワールから皆へ知らされているので、
ベールはノワールの言っていることが理解できた。
何故ノワールがベールに電話をしたかを一応言っておくと、
このサプライズ誕生会計画は実質この二人を中心に進められているからである。
ノワ「もう何とかして明日聞き出すしかないわね。
あ、それとロムちゃんとラムちゃんにはもう伝言はしてあるから。」
ベル「そうですか、分かりましたわ。
では、今から皆で集まって話し合いをしましょう。」
─同日、プラネテューヌ教会─
急遽呼び出しをした為、アイエフとコンパは時間が合わず、
代わりにロムとラムを加えた8人での話し合いになった。
が、ロムとラムは少し離れたところでお絵かきをしているので
実質6人での話し合いになった。
ベル「さて、どうしましょう・・・。」
ネプ「どうするって何が?」
ノワ「ネプテューヌ、アンタ聞いてなかったの?
プレゼントのことよ。」
ネプ「あ、そっか~。ノワールがプレゼント聞き出すのに失敗したから
皆でフォローしよう、っていうことだよね。」
ノワ「別に私は失敗なんかしてないわよ!ブランが寝込んでるから聞き出せないだけよ!
それに、明日にはちゃんと聞き出すって言ってるでしょ。」
ベル「でもそれですと、いつプレゼントを買ってくるかが問題ですわ。」
ノワ「そうよね・・・。」
ギア「あの、ロムちゃんとラムちゃんならもしかしたら
何か知ってるんじゃないでしょうか?」
ノワ「もしかしたら、ねぇ・・・。(疲)」
ギア「あ、いえ、忘れてください。」
ベル「いいえ、可能性は十分にありますわ。」
ネプ「ナイスだよ、ネプギア!」
ギア「ええ、そうかな・・・。」
ということで、急遽お絵かきをしていたロムとラムを呼び出した。
ラム「呼んだー?」
ネプ「二人はブランが何が欲しいかとか知ってる?」
ラム「お姉ちゃんの誕生日プレゼントのこと?
私達はお姉ちゃんの為に似顔絵描いてるんだよ!」
ロム「みんなも、やろ?」
ラム「うんうん、皆でやったら楽しいし、お金だってかからないんだよ!」
ネプ「お、おか・・・。」
ノワ「一体どこでそんなこと覚えたのかしらね・・・。」
ギア「二人のならまだしも、私達がブランさんの似顔絵を描いても
そんなに喜ばないんじゃないかな。」
ベル「お二人はブランが何が欲しいなどと口にしていたのを
聞いたことはございませんの?」
ラム「ん~、あ!」
ノワ「あるの!?」
ラム「うん!新人賞!」
ロム「お姉ちゃん、欲しいって言ってた。」
ネプ「う~ん、それはちょっと難しいかなぁ~。」
ノワ「ていうか私たちがあげても意味ないでしょ。」
ギア「他には?」
ラム「ん~、無い!」
ロム「ない!」
ラム「本は?お姉ちゃん本好きだし。」
ロム「いつも読んでる。」
ノワ「やっぱそれしか無いわよね。でもそうなると
どんな本にするかが問題なのよね。」
ネプ「ブランってどんな本が好きなの?」
ラム「どんなのって言われても・・・。」
ロム「お姉ちゃん、何でも読む。」
ネプ「そっか~。じゃあ、その中でも特にこれが好きー!とかっていうのは?」
ラム「う~ん・・・。分かんない!」
ロム「ない!」
ノワ「やっぱり直接本人から聞き出すしか無いのかしらね。」
ベル「でもそうなりますと、やはり誰がいつプレゼントを買うか、それが問題ですわよ。」
ユニ「わ、私が買ってくる!」
ネプ「うわっ!びっくりした。」
ノワ「ユニ、ずっと黙ってたと思ったら急にどうしたの?」
ユニ「お、お姉ちゃんまで・・・。」
ベル「で、ユニちゃん。あなたが買ってくるとは?」
ユニ「私が行きたいところだったら近くに本屋があるからその時に買えるし、それに、
私にはブランさんと長い間一緒にいるなんて絶対できないから・・・。」
ギア「ユニちゃん・・・、
変なプレッシャーかけないで・・・!」
ユニ「え?!い、いや、私はそういうつもりじゃ・・・。」
ノワ「まあ何はともあれ、これで決定ね。
自分じゃ出来ないって諦めるだけじゃなく、自分が出来ることを探し出す。
成長したわね、ユニ。」
ユニ「え、うん。ありがと・・・。」
ノワ「まあ私には到底及ばないけどね。」
ノワールは全然成長しないな。
皆はそう思っても口にはしなかった。
振りじゃない、振りじゃないぞネプテューヌ。
ネプ「そういうノワールは全然成長してないね。」
ノワ「ちょっ、それどういう意味よ!
言っておくけど私はもうとっくに成長しきってるの。アンタと違って。」
ネプ「へえ。じゃあノワールは絶対に失敗なんかしないんだよね。」フィールド\ /オン!
ノワ「当たり前でしょ。」ピ\P/
ベル「では明日は任せましたわよ。明日もしノワールが失敗でもすれば
これまでの全てが台無しになってしまいますのよ。」ピピ\PP/
ノワ「うっ、なんかすごいプレッシャー。まあいいわ。
見てなさい!私は絶対に失敗なんかしないわよ!」ピ---\PPP/---
振りじゃないも振りになる。
また一つ新たなことを学ぶ作者であった。
===========
ノワ「(なんて言った私がうっかりミスなんてしたら、
私がこれまで積み上げてきたイメージがぁ~・・・!)」
ブラ「一生のうちにやっておきたいこと?」
ブランの返事で、ノワールは我に帰った。
ノワ「そ、そうそう!ブランは何かないの?」
ブラ「何でそんなバラエティ番組の一企画の為に元大統領夫人にするような質問を
私にするのかわからないけど、そんなこと言われてもすぐには思いつかないわ。」
ノワ「そ、そうよね・・・。」
ブラ「あ、そういえば一つだけあったわ。」
ノワ「何?!」
ブラ「一度でいいから、本の山に埋もれて寝てみたい。」
そこでブランを外に出すネプギアと昨日急遽プレゼントを買うことになった
ユニが行動に出る。(なお、ブランの本を使うという選択肢は頭にないものとする)
ギア「そういえば私・・・」
ブラ「あ、そういえば一回やったことあったわ。」
ネプギアとユニは静かに元のポジションに戻る。
ノワ「そうなの?」
ブラ「ええ、私が小さい頃の事だったからすっかり忘れていたわ。
その時のことはよく覚えていないのだけれど、辛うじて
『本棚が重かった』って言うことだけは覚えてるわ。」
ノワールは本の下敷きになり、生き埋めとなったブランの姿を想像した。
青ざめていくブランの顔を見て、ノワールは苦笑いをすることしかできなかった。
ブラ「あれはどちらかと言うと、もう二度と体験したくない出来事ね。
なんかその時のトラウマが蘇ってきたわ・・・。」
ノワ「なんかごめんなさい。」
ブラ「別にノワールが謝ることはないわ。」
ノワ「そう・・・。で、他に何かないの?やりたいこと。」
ブラ「そうね。あ、そういえばもう一つ。」
ノワ「次はトラウマとかそういうのじゃないわよね?」
ブラ「ええ、確かに人によってはトラウマになりうることかもしれないけれど。
一度でいいから、」
ノワールは固唾を飲んで返答を待つ。
ブラ「一度でいいから、ケーキ1ホールまるごと、」
落としてみたいわ。」
ブランから出てきた答えが本ではなくケーキ、それに加えて
食べてみたいではなく落としてみたいという
予想外の2連コンボ(特に2つ目)に
皆は呆気にとられ、固まってしまった。
しかし、ネプギアが一早く我に返り、
ギア「あ、そういえば私買いたいものがあるんだった。」
と言った。
すると次にその言葉で我に返ったユニが
ユニ「あ、そういえば私も!」
と言った。ちなみにここまで事前の打ち合わせ通りである。
次にネプギアがそれとなくブランを誘う手はずだ。
しかし、
ブラ「あ、そういえば私も買いたい本があるんだったわ。」
と、ブランが思い出したように言った。
途端、ネプギアは誘いやすくなった嬉しさと
色々考えていたことが台無しになった悲しさで複雑な気持ちになった。
しかし今はそんなこと考えている場合ではないと自分に言い聞かせ
ネプギアはブランを誘った。
ギア「では三人で行きましょうか。」
ブラ「ええ、じゃあ準備をするから少しの間待っててちょうだい。」
ギア「では私たち先に玄関で待ってますので。」
そしてブランは自分の部屋へと向かった
ブランが部屋から出て完全に戸が閉まると、
ノワ「みんな、作戦開始・・・」
そうノワールが言おうとしたとき、
ブラ「そういえば忘れ物をしていたわ。」
ブランが部屋に戻ってきた。
それと同時に「ガンッ!」という大きな音がした。
ブランが音がした方向を見ると、ノワールがうずくまって震えていた。
ブラ「ノワール、どうかしたの?それに今の音は・・・。」
と聞くとノワールは震えた声で
ノワ「何が?」
と返してきた。
ソファーの背もたれでよく見えないが、右のスネのあたりを
押さえているようだった。それに若干ソファーの前のテーブルが
ずれているようにも見えた。
そこでブランは概ねの事態を察した。
ブラ「なんか、驚かせてしまったみたいでごめんなさい。」
と、静かに戸を閉めた。
が、しかし
ブラ「そう言えば忘れ物を取りに来たんだったわ。」
再び「ガンッ!」という音が鳴り響いた。
次は左足を押さえている。
ブラ「・・・ゴメンナサイ。」
ノワ「な、何でもないわよ!!
で、忘れ物って何なのよ。」
ブラ「そうだったわ。また忘れるところだったわ。」
そういうとブランは速やかにコートを取り、出口へと向かった。
ブラ「私はコートを取りに来ただけだから。多分もう忘れ物は無いわ。」
そしてようやくブランが部屋から出ていった。
ノワ「っ~!何でこんなに痛いのよ!しかも両足って・・・。」
ネプ「災難だったね、ノワール。」
ベル「災難でしたわね。どこかお怪我はございませか?」
コン「私、見てあげますですよ。」
ノワ「何でそんなにみんなイキイキとしてるのよ!」
ネプ「だってぇ~、あのノワールがこんなヘマをするなんてねぇ~(笑)」
ベル「本当ですわ。特に、『お誕生日』と言いかけたときは冷や冷やしましたわ。」
ノワ「あれは、急に話しかけられてビックリしただけよ!」
アイ「まあ何はともあれ、皆、作戦開始よ!」
ノワ「のわ?!私が言おうとしてたのに・・・。」
一方その頃、ブラン達は
ブラ「お待たせ。準備ができたわ。
それにしても、部屋の方が騒がしいわね。さっきまであんなに静かだったのに。」
ギア「そんなことより早く行きましょう、ブランさん!!」
部屋から聞こえてくる禁句の数々にネプギアは内心焦っていた。
ブラ「ええ、そうね。
(騒がしくなる前に部屋を出ておいてよかったわ。)」
しかし幸いにもブランにはよく聞こえていないようだった。
その頃、ネプテューヌ達は教会敷地内に隠しておいた装飾を
部屋に運搬し、着々と作業を進めていた。
一方、外では一番近いブランの目的地に向かいながら、
ネプギアとユニがコソコソ話をしていた。
ギア「ユニちゃん、大丈夫なの?」
ユニ「何が?」
ギア「プレゼント、本じゃなくてケーキだけど・・・。」
ユニ「心配いらないわよ。そのくらいちゃんと分かってるわ。」
ギア「そうなんだ。ならよかった。」
ブラ「(2人で何をコソコソと話しているのかしら。)」
しばらくしてブランの目的の店に到着し、ブランはお目当てだった本を買った。
そしてしばらく歩いた後、ユニが口を開いた。
ユニ「あ、私が行きたいとこあっちだから。」
ギア「うん、分かった。」
ブラ「一緒に行かなくていいの?」
ギア「私が行きたい店はユニちゃんとは別の方向なので。」
ブラ「そう。」
そしてユニは足早にケーキ屋へ向かった。
ユニ「あれ、何か忘れてる気がするような・・・。」
しばらくしてネプギア達は目的地であるハマダ電器に到着した。
ネプギアは出来るだけ長居をして時間稼ぎをするという
重要な役目を果たさなければならない。
そこで電気機器のみならず、その部品や工具に至るまで
何でも取り揃えているハマダ電器を選んだのだ。
ブラ「ここでは何を買うの?」
ギア「特に決めてないんですが、何か目ぼしいものがあったら買おうかなっていう感じです。」
ブラ「そう・・・。
私もちょっと周ってみようかしら。」
一方、ユニはケーキの注文を終え、戦っていた。
ユニ「今は耐えるのよ、ユニ。今は耐えなきゃ・・・。」
敵はいない。敢えて言うなら外にいる。
ユニ「でも・・・、もう限界。我慢できない・・・!」
否、敵は己の中にあり。
ユニ「にしても、この私が
ケーキ屋の真向かいにミリタリーショップがあることを忘れるなんて・・・!」
ユニは己の中の欲望と戦っていた。
ユニ「昨日まで本屋に行くつもりだったからすっかり忘れてたわ。
ていうかケーキ遅すぎ!」
一方、ネプギアも戦っていた。
時間という、見えない敵と。
ネプギアは粗方店内を物色し終わり、もう既に買うものも決めてしまっていた。
しかし一向にネプテューヌからの連絡は来ない。
ネプギアは生まれて初めて、電器店を歩き慣れた自分の足を呪った。
すぐ隣には同じく店内(の興味があるところだけ)を物色し終わったブランがいた。
ブラ「まだ買うものが決まらないの?もう帰りたいのだけど・・・。」
ギア「う~ん、いろんなものがあって迷っちゃいますね~(お姉ちゃん早くして~!
気まずくて耐えられないよ~!)」
ブラ「あんまり遅いようだと先に帰るわよ。」
ギア「それだけはやめてください!」
ブラ「なら早くして。」
ギア「はい・・・。」
早くこの状況から脱したかったネプギアはもう既にネプテューヌから
メールが届いているのではないのだろうかとNギアを確認した。
ブラ「さっきから何か落ち着かない様子だけど大丈夫?」
ギア「え?!あ、大丈夫です、何でもないですから。」
ブラ「怪しい。」
ギア「え、あ、怪しい?!怪しいってどこがですか?!」
ブラ「冗談よ。」
ギア「じょ、冗談ですか・・・。」
ブラ「でもそのリアクションだと本当に何かあるのね。」
ギア「(ギクッ!)えっ?!何のことでしょう・・・。」
ブラ「薄々勘付いてはいたけど、あなた、何か隠し事してるでしょ?」
ギア「し、してないですよ?」
ブラ「あなた確か『買いたいものがある』って言っていたわよね?」
ギア「・・・あ。
いや、あの、一応あるにはあるんですけど、
他にも欲しいものがいっぱいあって迷っちゃうなー、みたいな・・・。」
ブラ「見苦しい言い訳ね。」
ギア「・・・はぃ。」
ブラ「それにさっき言った怪しいっていうのもあながち冗談ではないわ。
あの時急に用事を思い出した、っていうのはまあいいとしても
見ていてなんとなくぎこちなかったし
あなたとユニがコソコソ話をしていたのも気になったし。」
ギア「・・・。」
ブラ「あなたとユニだけで何かを企んでいるとは考えにくいわね。
もっと他の誰か、大本は恐らくネプテューヌね。」
ギア「・・・ブランさんは、本当に私たちが隠し事をしていると思っているんですか?」
ブラ「思っているというよりも、もう既にバレているわ。
これ以上の抵抗は無駄よ。さあ、さっさと吐きなさい。あなたが何を隠しているか。
もし何も言わねぇってんなら、力ずくでも・・・」
ギア「・・・確かに、私はブランさんの言う通り、隠し事をしています。
ですが、私からは何も喋ることはできません。」
ブラ「まだ言うか・・・!」
ギア「私は絶対、絶対に何も言いません!」
ブラ「・・・はあ、分かった、諦めるわ。私はもう何も聞かないわ。」
ギア「そう・・・ですか。」
ネプギアがほっとしたのも束の間、
ブラ「あなたにはね。」
そういうとブランは足早に店の外へと向かった。
ギア「ブランさん、どこへ行くんですか!」
ブラ「ネプテューヌのところに行って、
そんでアイツの口から直接聞き出してやる!」
店の外へ出たブランは女神化して教会の方角へ猛スピードで飛んで行った。
周りの人はその光景に釘付けになっていた。
明日のトップニュースになること間違いなしだろう。
ギア「待ってください、ブランさん!!」
ネプギアもすぐさま店を出てブランの後を追いかけた。
それと同時にネプギアはネプテューヌにメールを送った。
<ブランさんに隠し事してるのがバレた
<飛んでそっちに向かってる
ナ、ナンダッテー。>
<準備急いで
おK>
少し時間を巻き戻して、ルウィーの教会では、
ネプ「お、メールだ。誰からだろう?」
ノワ「何してるのネプテューヌ?サボってないで手を動かしなさい。」
コン「ギアちゃん達も頑張ってるです!だからこっちの準備も早く終わらるですよ!」
ネプ「うん、なんかそのネプギアから、ブランがそっちに向かってるって。」
ノワ「はい!?なに呑気に言ってるのよ!ちょっと見せなさい!」
ノワールはネプテューヌから携帯を奪い取り、ネプギアからのメールを見た。
そのメールを見たノワールはあまりの衝撃に驚きを隠せなかった。
ノワ「ちょっとこれどういうことよ!サプライズがバレたってこと?!」
ラム「えっ?!嘘・・・。」
ロム「本当、なの・・・?」
ロムとラムが今にも泣きだしそうな顔でノワールを見つめる。
昨日からとはいえ、ロムとラムも皆に負けないくらい頑張って
今日の為に準備をしてきたのである。
アイ「文脈から察するに、まだそこまではバレていないようですね。」
ベル「しかし『!』が無い所を見るに、相当切羽詰まっているようですわね。」
すん「皆さん、もう時間がありません!これまでよりペースを上げて
ブランさんが来る前に準備を終わらせましょう!」
ネプ「じゃあ・・・、こっちの姿でやる方が効率がいいわね。」
そういうとネプテューヌは女神化をした。
これまでイストワールに任せっきりで滞っていた天井付近の
飾りつけのスピードを上げるためである。
ノワ「確かに!」
ベル「そうですわね。」
それに続くように2人も女神化をした。
ネプ「それじゃ、4人は下の飾りつけを・・・」
ラム「私たちも!」
ロム「変身!」
何を思いついたのか、ロムとラムも女神化をした。
ネプ「ちょっとあなたたち・・・」
ラム「上の飾りつけが4人じゃ足りないでしょ?」
ロム「私たちも、手伝う。」
ネプテューヌは困ったようにアイエフ達の所を見る。
アイ「下の飾りつけは私たちに任せといて!
って言ってもここはもうほとんど終わっちゃってるんだけどね。」
コン「上は任せたですよ、ねぷねぷ!」
ネプ「そう。じゃ、みんな頑張るわよ!」
一同「おー!!!」
その頃、ユニは、
ユニ「やっとケーキが買えた・・・。
にしてもこの私が間違えて誕生日ケーキを注文するなんて・・・。」
ケーキ屋に着いたユニはその向かいのミリタリーショップを見て御乱心してしまい、
落とす用に買うケーキを間違えて誕生日ケーキで注文してしまったのだ。
ユニ「まあ、お姉ちゃん達もまだだろうし、
ミリタリーショップに・・・、ん?メール?お姉ちゃんからだ。」
<急いで!ブランが来る!
ユニ「え、どういうこと?!まあ、とりあえずっと・・・」
分かった>
急いで帰るね>
ユニ「周りは、あまり人がいないし、ここら辺で女神化して・・・。」
女神が女神化をするというのは、職務中、あるいは何か重要な案件があるというのが
一般的な解釈であり、私用目的で女神化するというのはあまり見られたくないのである。
それに他国の女神が女神化するところを見られれば、周りがパニック状態に陥ることもある。
念には念を押して、路地裏でユニが女神化しようとした矢先
<飛んで帰るのはダメ
<ブランが空にいるから
じゃあどうするの?!>
<走って!
ユニ「えー!!」
今ユニがいる場所から教会まではなかなかの距離がある。
しかも今は重たいケーキを持っている。
それを走れと言われたら誰だって嫌に決まっている。
ユニ「でも急がなきゃだし、走るしかない!」
ユニはできるだけケーキが崩れないように慎重に、
そしてできるだけ早く着けるように走った。
その頃、ネプギア達は、
ギア「待ってください!ブランさん!」
ブラ「誰が待ってやるか!」
4人の女神の中で一番速さが低いブランだが、それでも現役女神。
女神候補生のネプギアが追い付くのは一苦労だった。
それでも何とかネプギアはブランに追い付き、彼女の胴体にしがみつく。
ブラ「な、こら、放しやがれ!」
ギア「待ってください!あと10分だけ、あと10分だけでいいから・・・。」
ブラ「・・・しゃあねぇな。じゃあ待ってやるよ。」
ギア「本当、です・・・」
ブラ「なんてな!!」
ギア「あ!ブランさん!」
ネプギアが力を緩めた途端にブランは全速力で飛び去った。
ブラ「へっ、何を考えてるか知らねぇが、
私に隠し事なんざいい度胸してんじゃねぇか!」
ギア「ブランさんストップ!!」
さっきよりも大声で呼び止められたブランは止まって
辺りを見回すと、横から大きな飛空艇が飛んでくるのが見えた。
唖然としているブランにネプギアが勢いよく飛び掛かる。
飛空艇の航路からは外れたが、それでもネプギアはブランを離そうとしない。
ブラ「おいっ、離せ!」
ギア「離しません!」
そうやってもがいているブランの横目に
すれ違う飛空艇に乗っている親子が見えた。
自分たちを指さす男の子と、その子の目を手で覆い隠す母親。
その光景を見た瞬間、ブランの熱は急激に下がっていった。
ブラ「離してくれ。」
ギア「離しません!」
ブラ「もう逃げねぇから。」
ギア「本当ですか??」
完全に疑っている。ネプギアの口調は露骨にそれを表していた。
ブラ「・・・じゃあもういい。その代わり話してくれ。私に何を隠してるのか。」
ギア「それは、できません。」
ブラ「はっ、やっぱりな・・・。」
その瞬間、Nギアに一通のメールが届いた。
ネプギアはブランの腰にしがみついたままそのメールを読んだ。
そしてブランにこう告げた。
ギア「私からは何も言えません。だから、ブランさんが確かめて下さい。
私たちが何を隠していたかを。」
ブラ「何だよ、いきなり・・・」
戸惑うブランにネプギアが手を差し伸べる。
ギア「行きましょう、私と一緒に。」
ブランは戸惑いながらもネプギアの手を取る。
ギア「あっ、その前にちょっと待っててもらっていいですか?」
ブラ「?・・・別にいいけど。」
時間をちょっと巻き戻してルウィー教会
ユニ「ただいまぁ。」
ノワ「ユニ、遅かったじゃない。」
ユニ「仕方ないじゃん!ケーキ来るまで時間かかっちゃったんだし!」
アイ「ていうか、こっちもちょうど飾り付け終わったんだしジャストタイミングよ。」
ユニ「えっ、そうなの?」
ノワ「えっと、まあ、その・・・。とにかく、早くユニも準備しなさい!」
アイ「そうね。頑張って走ってきたとこ悪いけど、風呂に入ってる時間なんて無いわよ。
もうすぐ主役のご登場よ!」
それからしばらくして、扉の向こうから部屋へと近づく2つの足音が聞こえた。
皆はそれがネプギアとブランのものだとすぐに理解した。
皆が息を呑んで二人を待つ。
そして、遂にその扉が開かれた。
その瞬間、その場にいた全員が入ってたきた2人を見て固まってしまった。
ギア「皆さん、ただいま戻りました!」
ブラ「ネプギア、もう着いたの?ネプギア?」
なんと、ネプギアに手を引かれて入ってきたブランは
目隠しをしていたのだ。
事前の打ち合わせにはないその光景に皆は唖然としていた。
ベル「ネプギアちゃん、それはどういうプレイですの?」
ギア「え?!いや、サプライズと言えば目隠しかなって思って・・・」
アイ「ちょっ、ネプギア!!」
ギア「え?・・・あ!」
ブラ「心配しないでも、サプライズなことくらいもう分ってるわ。
で、もう目隠し取っていいの?」
ギア「私がいいって言うまで絶対外さないでください。
アイエフさん、アレを。」
アイ「え?ああ、アレね。」
アイエフはネプギアにクラッカーを渡した。
そして皆がブランを囲むように位置についた後、
ギア「ブランさん、いいですよ!」
という声を聞いて、ブランは目隠しを取った。
そして目の前の華やかな光景に唖然とした。
ブラ「何・・・これ・・・。」
そしてブランは一際大きく、高い位置に飾られている飾りつけに書かれた文字を読んだ。
最初は訳が分からなかったが、段々とその意味が、ネプギアの言葉の意味が分かった。
そして、
ネプ・ノワ・ベル「ブラン、」
ギア・ユニ・すん「ブランさん、」
アイ・コン「ブラン様、」
ロム・ラム「お姉ちゃん、」
全員「誕生日おめでとー!!」
その掛け声と共にブランの周りでクラッカーの音が響き渡る。
ブラ「そっか、今日って私の誕生日だったのね。」
ノワ「そっか、って。アンタもしかして忘れてたの?」
ブラ「最近いろいろと忙しくてすっかり忘れていたわ。」
ノワ「アンタねぇ。自分の誕生日くらい覚えておきなさいよ。」
ブラ「でも、もし私が今日自分の誕生日だって覚えてたら
きっとサプライズパーティーのことなんて既にバレてたかもしれないわよ。
誰かさんのせいで。」
と、横目でノワールを見る。
ノワ「あ、あれは・・・今日はたまたまちょっと調子が悪かっただけよ。」
ブラ「フフッ、冗談よ。バレなかったんだから良かったじゃない。」
ネプ「そうだよ、ノワール。終わり良ければ全て良し、だよ!」
ノワ「なんかアンタに言われると無性に腹が立つわね。」
ネプ「おーっと、これはノワールの逆ギレ!ベールさん、このことについてどう思いますか?」
ベル「ネプテューヌさんのいうことは最もだと思われます。」
ノワ「わ、分かったわよ。」
ネプ「ちなみに今回ノワール選手が犯したミスについてはどう思われますか?」
ベル「そうですわね。もし私が積みゲーなんかせずノワールと役を代わっていれば、
こんなミスなど起きなかった、かもしれませんわ。」
ネプ「おーっとこれはフラグだ!!」
ベル「あら、本当ですわ。」
ノワ「ア、アンタ達~!」
ブラ「フフッ、あなた達ったら。
(そっか。私、現実と今回書いた小説をちょっと混同させてしまっていたのかもしれないわね。
・・・次はこういうのを書くのもいいかもね。)」
4人の駄女神達がグダグダとコントをしている横で、
ネプギアとユニが会話をしていた。
ユニ「・・・買ったんだ。」
ギア「え?あ、うん・・・。」
今2人が話しているのはネプギアが持っている袋のことについてである。
袋の中身はもちろんハマダ電器でお買い上げした物である。
ちなみに目隠しもハマダ電器で買ったのだ。
ユニ「私、我慢したのに・・・。」
ネプギアはユニがミリタリーショップで買い物をしていないのだろうと考えた。
ギア「今度、一緒に買いに行く?」
ユニ「別にアンタはついて来なくてもいいわよ。
まあ、アンタがどうしてもって言うんなら私は別に構わないけど。」
ギア「本当?!じゃあいつ行こうか!」
ユニ「って何でそんなに嬉しそうなのよ!」
そんな2人をよそにグダグダとコントを続ける駄女神達にアイエフが痺れを切らした。
アイ「ほらほら、早くしないと明日になっちゃうわよ。
後でたっぷり時間あげるから、続きはその時にしてちょうだい。」
コン「そうです!まずはブランさんの夢を叶えてあげるです!」
ブラ「私の夢?」
ノワ「ケーキ落としたいってアンタが言ったんでしょ?」
ブラ「いや、あれは単なるジョークで・・・」
ネプ「もうこの際そんなことどうでもいいじゃんっ。ケーキもあるんだしさ。」
ベル「そうですわよ。折角ユニちゃんが買ってきてくださったのに、
落とさないともったいないですわ。」
ブラ「落とした方がもったいないんじゃ・・・。ていうかじゃあ、誕生日ケーキは・・・?」
ノワ「それなら昨日私たちが作ったケーキがあるから大丈夫よ。」
ラム「お姉ちゃんの為に皆で頑張って作ったんだよ!」
ロム「私たち、頑張った!」
ブラ「ロム、ラム・・・。皆も、ありがとう。私の為に・・・。」
ブランは感極まって涙を流した。
その涙も拭わずに、ロムとラムを力いっぱい抱きしめた。
ネプ「もー、ブランったら泣き虫なんだから。」
アイ「ネプ子もそんな茶々入れないの。」
ブラ「・・・そうね。早くケーキを落とさなきゃ。で、ケーキは?このテーブルの上ので
いいのかしら?」
ネプ「私がブランの為に出してあげる!」
そう言うとネプテューヌはテーブルの上に置かれたケーキの箱を開けた。
ネプ「さあ、思いっきり落としちゃってー!」
遂にその箱からケーキが出された───
ブラ「うわ、グチャグチャ・・・。」
ベル「辛うじてケーキ、といったところですわね。」
ネプ「プレートの文字がもう私ですら読めないよ。」
ノワ「ていうか何でプレートが乗ってんの?」
ユニ「・・・ごめんなさい。」
アイ「まあしょうがないじゃない。急いで走って持って来たんだから。」
ネプ「ブランが飛んだりするからだよ!」
アイ「ネプ子もそんなこと言わないの!」
ギア「あの・・・、低空飛行とかじゃダメだったんですか?」
全員「・・・あ。」
その場にいる全員がその発言に言葉を失った。
ギア「あ、あれ?私何か変なこと言いました?」
アイ「ネプギア、私が敢えて言ってなかったことを・・・。」
ネプ「あいちゃん、分かってて敢えて言わないなんて・・・。
あいちゃんってもしかしてドS?」
アイ「ち、違うわよ!!私だってついさっき思いついたし、
そんなこと言ったらこんな空気になっちゃうでしょ!」
ギア「うう、なんかすみません。」
ブラ「まあ、どうせ落とすし、形なんて関係ないわ。」
ネプ「そうそう!ブランの言う通りだよ!
じゃあ改めて、ブラン!思いっきり落としちゃって!」
ブラ「分かったわ。」
皆がブランを緊張の面持ちで見つめる。会場はパーティというには
違和感を覚える程、物音一つしなかった。
そしてその緊張に耐えかねた一人が口を開けた。
ブラ「これ、本当にやって大丈夫なの?」
ネプ「大丈夫って何が?」
ブラ「なんか、食の神様の怒りを買いそうだわ。」
ノワ「神様って。アンタ女神でしょ?」
ネプ「そうそう、ブランも女神なんだし!それに今日はブランの誕生日だから
食の神様だろうが何の神様だろうがきっと許してくれるよ!」
ベル「そうですわよ。ですからさあ、思いっきりやっちゃってくださいな。」
ブラ「・・・(ニヤッ)。フフッ、そうね。じゃあ遠慮なく落とさせてもらおうかしら。」
ブランはケーキを構え直した。すると不意にケーキを持ったまま歩き始めた。
そしてソファーに座っているベールの後ろに回り込むと、
ドシャアァァァァァァァァァァ!!!
と、盛大にベールの頭へとケーキを落下させた。
周りが呆気にとられる中、一人満足げな表情のブラン。
そして未だ笑顔を崩さぬベール。
その異様な雰囲気の中、ベールが満面の笑みで口を開いた。
ベル「あら、ブランったら。フフフッ。」
ノワ「あれ?怒ってない・・・?」
ベル「フフフフフフフフフフフフ・・・。」
ノワ「いや、あれは完全に怒ってるわね。」
ネプ「怖っ!見たこともないような表情で、聞いたこともないような笑い声で
笑ってるよ!怖っ!」
アイ「解説とか別にいいから!」
ギア「ブ、ブランさん、これはちょっとやりすぎじゃ・・・。」
ブラ「え?だって、
今日は何の神様でも、何をやっても許してくれるんでしょ?そうでしょ、ネプテューヌ。」
ネプ「え、いや、まあ、そうは言ったけど・・・。」
ブラ「それよりも、ケーキあるんでしょ?
私、皆が作ってくれたケーキが食べたいわ。」
コン「えっと、じゃあ、準備してきますですね・・・。」
アイ「ベール様もケーキ・・・」
ベル「いえ、私は結構ですわ。顔についたケーキを食べますので。
うん、美味しいですわ。フフフフフフ・・・。」
その後、皆(約一名除く)でケーキを食べてパーティはお開きになったそうな。
ブラン曰く
「近頃溜まってたストレスも発散できたからちょうどよかったわ」
とのことです。
さて、来週のネプ江さんは~、
『私、気にしてないですわよ』
『ベール、誕生日が楽しみ』
『ブラン、メンタル値が尋常じゃない』
の三本です!多分!
来週もまた見てくれないと、ネプ江ちゃんオコだよ~!
それじゃあ、ジャン・ケン・ポン!
「フフフフフフフフフフフフ・・・。」
最後まで読んでくれてありがとうございます!
人生初の小説投稿です!
この後書きを書いてる人は若干夜テンションです!
ちなみにこれ、2ヵ月前から書き始めて
暇があるときにちょくちょく直したりしてたから
多分大丈夫だとは思うけど、
誤字脱字矛盾点などございましたら
どしどしご報告お願いしますm(_ _)m
もちろん感想も待ってます!
感想への返信(ってできるのかな?)は
恐らく週末になると思います
改めて、小説も後書きも
最後まで読んでくれてありがとうございます!