ナースなのはさん+α   作:全開

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書いていたら日付が変わってました。


あれ、ナースフェイトさんは?
と、思った方、すみません、エイプリルフールということで思い付いたのでつい書いちゃいました。

あれ、ナース関係なくね?
と、思った方、番外編なので許して下さい。

あれ、本編は?
と、思った方、すみません、まだ待って下さい(土下座)


そうでした!なんとUAがいつの間にか7000突破していてびっくりしました!
お気に入りも30以上もあって、こんなにキャラ崩壊しているのに見てくださる方がいらっしゃって本当に嬉しいです(泣)

完結にむけてこれからも頑張りますのでよろしくお願いします!


【注意】

※今回のエイプリルフール話ではなのは、フェイト、リンディさんしか登場しません。

※もはやエイプリルフール関係ない

※なのは、フェイトは15歳。

※フェイトが変態。

※エイプリルフールよりバレンタイン感強い。

※ナース関係ない。←



それでも良ければどうぞご覧下さい…<(_ _*)>



番外編〈〜+α〜〉
〜なのはさんと変態フェイトのエイプリルフール〜


 

 

 

 

「あ、フェイトちゃんからメールだ」

 

本日、4月1日正午。

高町なのは(15)は自分の部屋のベッドに横たわっていた。

 

「なになに? 『大事な話があるの……今すぐ来てくれないかな…』大事な話?

行かなきゃっ…メール返信して、えぇっと…何も持っていかないわけには…あっ、翠屋のケーキを持っていこう! おかーさーんっ!」

 

なのは慌ててフェイトにメールを返信すると、靴下を履きながら部屋を飛び出ていった。

 

 

【そのころのフェイトさん】

 

「フフッ、上手く作れたわね」

 

「うん、母さんが手伝ってくれたおかげだよ」

 

二つの皿に作ったチョコレートを並べながら笑む女性二人。

 

「いいえ、フェイトが心をこめて作ったからよ」

 

ウィンクしながら言う女性、彼女はリンディ・ハラオウン。

『フェイト』の母である。

 

「えへへ…なのは喜んでくれるかなぁ」

 

チョコレートを見つめ、頬を染めながら言う女性はフェイト・T・ハラオウン(15)。

数年後に全力変態フェイトさんと呼ばれるあのフェイト。

 

会話を聞いていると今日はバレンタインだったかと思ってしまうが今は春、四月。

 

「アルフも食べたいって言いそうだから少し残しておきましょ」

 

「うん。 あ…でも母さんが作ったのはお酒入りで、私が作ったのは…」

 

「そうねぇ…それじゃあ私のとフェイトのを…」

 

「ダ、ダメっ!!」

 

「……フェイト…?」

 

突然大きな声を出して言うフェイトにリンディは驚いた。

 

「こ、これは…その…なのはのだからっ……アルフにはまた今度作ってあげればいいよ」

 

苦笑しながら言うフェイト。

アルフに食べさせるわけにはいかない、というか食べさせてはいけない。

 

何故なら

 

 

(媚薬入りのチョコレートなんだからアルフに食べさせられないよ)

 

エイプリルフールを利用し、フェイトはなのはを家に呼び寄せた。

そして変態な妄想をしながら作った媚薬入りチョコレートをなのはに食べさせるのがフェイトの狙い。

 

リンディは作ったチョコレートをクロノへ渡しに行く為、家に残るのはフェイトだけ。

 

(アルフはザフィーラとデート中でいないし…こんなにいいチャンス滅多にない。

エイプリルフールというこのイベント、最高だよねっ!

毎年私が嘘をついた後怒るなのはは最高に可愛い…もう食べたい、ベッドの上で喘がせてやろうか!)

 

キッチンで立ったままグヘヘとにやけているフェイトに気づかないリンディ。

 

「フェイト、右のお皿のチョコレートが私ので、フェイトのは左のお皿だから」

 

「うん」

 

二人が作ったのは見た目そっくりなチョコレート。

ましてやお皿までも一緒。

右のか左のか覚えなければ間違えてしまう。

 

「それじゃあフェイト、私は着替えて来るわね」

 

「うん」

 

リンディはエプロンを脱ぐと自分の部屋に行き、リンディの部屋の扉が閉まったのをフェイトは確認すると、スマホを慌てて取り出し、メールを確認した。

 

「『今すぐ来るからっ』か……なのは…今年は怒るなのはをベッドの上で喘がせてあげるから…気持ちいいこといっぱいしてあげるから……」

 

鼻血をポタポタとたらしながら言うフェイト。

 

すると

 

 

ピンポーン♪

 

 

チャイムが鳴った。

フェイトは走って玄関に向かい、ドアを開けた。

 

 

「フェイトちゃん大事な話ってなに!? なにがあったの!? って、わぁっ!!」

 

ドアを開けたフェイトに向かって早口で問い詰めるなのはだが、フェイトを見て表情をひきつらせた。

 

「なのはぁ…♪」

 

フェイトは鼻血を出したままにっこりと笑む。

なのはは慌ててバッグからポケットティッシュを取り出し、フェイトに差し出した。

 

「ティッシュありがとう、取り合えず中に入って」

 

フェイトはティッシュを鼻につめながらなのはを家に上げた。

 

「お、お邪魔します…」

 

 

 

 

「なのはさんいらっしゃい」

 

着替えたリンディが部屋から出てきた。

 

「あ、リンディさんお邪魔してます。 これ、うちのケーキです。」

 

「あらあら、わざわざありがとう♪ゆっくりしていってね」

 

「何処かにお出掛けですか?」

 

「えぇ、クロノにチョコレートを渡しにね♪」

 

「チョコレートを…ですか?」

 

「か、母さんっ、取り合えず私となのはは部屋に行くから! 行ってらっしゃい、母さん」

 

フェイトは慌ててチョコレートを並べた皿を取り、なのはの手を引いて自分の部屋へ向かう。

 

「フェイトちゃん!?」

 

「え、えぇ…行ってくるわね、フェイト……」

 

リンディがそう言った時にはフェイトの部屋のドアはバタンと閉まった。

 

「あ、まだチョコレートのラッピングをしてなかったわ。

どの袋に入れようかしら♪」

 

ルンルン♪と鼻歌を歌うリンディ。

リンディがまだいることに気づいていないフェイトは

 

 

 

「なのは、あのね…大事な話…なんだけど……」

 

「うん、大事な話ってなんなのフェイトちゃんっ」

 

「なのは、今日は何月何日?」

 

「え? えぇっと…四月一日だよ?」

 

「うん、そう。 四月一日。」

 

「それがどうしたの?フェイトちゃん。」

 

「なのは、私は大事な話なんてないよ。」

 

「へ?」

 

フェイトの発言になのはは目を点にした。

 

「今日は四月一日。 今日はエイプリルフールだよ? なのは忘れてたの?」

 

クスクスと笑うフェイト。

そんなフェイトに対しなのははプルプルと震え、頬を膨らませてそっぽ向いた。

 

「心配したんだよっ! 本当に心配したんだから!! いつも顔文字あるのに今日のメールにはなかったし!

エイプリルフールだからってついていい嘘とついちゃいけない嘘があるよ!」

 

瞳を涙で潤ませながら言うなのは。

普通なら少し心が痛むのだが、フェイトは違う。

 

(怒るなのは可愛いぃ…)

 

ウヘヘとにやけながらなのはを見ていた。

 

 

「ちょっとフェイトちゃん聞いてるの!? 私は怒ってっ、きゃっ!?」

ベッドに座っていたなのはを我慢出来なくなったフェイトがなのはを押し倒した。

 

「聞いてるよ、ごめんね、心配させちゃったよね……でも凄く嬉しい…なのはがそれだけ私を思ってくれてるんだもん…」

 

フェイトはなのはに抱きつき、指をなのはの髪に絡める。

 

「当たり前だよ…」

 

「うん……ねぇなのは、さっき母さんとチョコレート作ったの。

良かったら食べてくれないかな?」

 

フェイトはなのはから離れ、机に置いていた皿を取る。

 

「あ、そのチョコレート?」

 

「うん、私が作ったの」

 

「美味しそうだね、それじゃあ遠慮なく♪」

 

なのははチョコレートを一粒手に取り、食べた。

 

(あぁ……今媚薬チョコがなのはの体に…いっぱい気持ちよくしてあげるからね、なのは♪)

 

チョコレートを食べるなのはを見てフェイトはにやけが止まらなかった。

 

 

「わぁ、凄く美味しいよこのチョコレート♪」

 

またもう一粒手に取り、なのはは食べた。

そしてフェイトは荒い息を吐きながら準備は万端。

いつでも襲う準備OK。

 

「もっと食べていいよ、なのは♪」

 

「うん♪」

 

 

それからもう一粒、またもう一粒となのはは食べ…

 

ギシリとベッドが鳴る。

顔を赤くしたなのはがベッドに倒れ、だるそうにしていた。

 

「なのは、大丈夫?」

 

フェイトはしれっとなのはに覆い被さり、なのはの頬に触れる。

 

「フェイト…ちゃ…なんか……体が熱いの…っ…」

 

「どうしたの? 熱があるのかな……顔赤いし…取り合えず服を脱ごうか…♪」

 

にっこりと笑い、フェイトはなのはの服に手をかけた。

 

すると

 

 

「何で服脱がないといけないのかな? フェイトちゃんのえっち♪」

 

なのははフェイトの腕を片手でガシリと掴み、フェイトの頬を思いきりビンタした。

 

「へぶっ!!!」

 

真っ赤になった頬を震えながらフェイトは手でおさえた。

 

「な、なのは……?」

 

「フェイト…ちゃ……Zzz…」

 

フェイトをぶったと思えばなのはは数秒で眠りについた。

 

「え? ちょっ、なのは…?」

(何で寝てるの? 体が火照って即エッチしたくなるって書いてあったのに…え、何で?)

 

「Zzz……」

 

「ま、まぁ、寝てるなら寝てるでまた別のシかたがあるから良いけど…♪」

 

気を取り直してフェイトはまたなのはに覆い被さった。

 

「まずは胸から…♪」

 

フェイトはなのはの胸を服越しに揉もうとする。

 

すると

 

今度はなのはの脚で腹を蹴られた。

 

「グフォッ!?」

 

フェイトはベッドの上を腹をおさえて涙を流しながらゴロゴロと寝返りを繰り返す。

 

(あしぃぃっ!!!! どんなタイミングで脚きてんの!? というかなのは爆睡してるのに何で!?)

 

「Zzz……」

 

爆睡中のなのはを見て震えながらフェイトは起き上がった。

 

「寝てるのに何でっ……というか媚薬聴いてないだろこれ…っ!

しかもさっきからなんか酒臭い!!」

 

フェイトは苛立ちを先程から漂う酒の臭いにぶつけた。

 

「大体何で酒の臭いなんか!! ……ハッ!?」

 

 

「酒………母さんが作ったのはお酒入りの…ま、まさかっ!そんなことっ……私はちゃんと左の………いや、右のを取ったような…っ……あかんっ! そうなると媚薬チョコがクロノのもとに!?

大変や!! って、なんかはやての口調になってしもうた!!!」

 

フェイトは必死に記憶をあさり、動揺のあまり親友の八神はやて(15)の口調になる。

 

「だからなのはは寝てるの!? いや、というか母さんそんなにお酒入れてないのに酔うとかお酒に弱すぎでしょなのはっ!!

って、そんなこと言ってる場合じゃない!!」

 

フェイトは慌ててリンディへ通信を繋げた。

 

 

 

『え、チョコレートを?』

 

「そう! 母さんが持っていったチョコレートは私が作ったので、私がなのはに食べさせたチョコレートは母さんが作ったチョコレートだったの!!」

 

『あら、なのはさんは大丈夫なの?』

 

「なのはは酔って今寝てる! それよりもチョコレートは!? まだクロノに渡してないよね!?」

 

『あ……ご、ごめんなさいフェイト…もうクロノに渡しちゃって……さっきメールでエイミィさんと一緒に美味しく頂きましたって来たの…』

 

(別の意味で頂きましたってか!!!)

 

フェイトは顔を青くして硬直した。

 

『フェイト…? 大丈夫?』

 

「あはは……食べちゃったんなら仕方ないよね…それじゃあ母さん、また」

 

『えぇ…』

 

フェイトは通信を切った。

 

 

「計画…台無し……」

 

フェイトは涙を流しながら気持ち良さそうに眠るなのはを見る。

 

「もうこうなったら意地でもなのはとエッチしてやる!!!

なのはぁあぁあぁっ!!」

 

フェイトは思いきりなのはに抱きついた。

 

すると

 

なのはの肘がフェイトの顔を殴った。

 

フェイトは顔を手でおさえ、涙を流しながら再びなのはに抱きついた。

 

だが、またナイスタイミングでなのはの膝がフェイトの腹を蹴り、フェイトはまたベッドの上で腹をおさえて寝返りを繰り返す。

 

 

こんな事が15分程続き…

 

 

 

「あれ、私……」

 

なのはは起き上がり、目を擦る。

 

「よく眠れた…?」

 

あちこちボロボロなフェイトがなのはの隣に横たわっていた。

 

「ど、どうしたのフェイトちゃん…っ!!」

 

「私は諦めな……い…」

 

フェイトは瞼を閉じ、眠りについた。

 

「ちょっ、えっ、フェイトちゃん!? フェイトちゃんってばーっ!!」

 

なのははフェイトを揺さぶるが、フェイトは暫く目を覚まさなかった。

 

 

終わり

 




読んで頂きありがとうございました!


媚薬チョコですか?

そういえば前 後書きに書きましたね〜(´`)ワスレテター


あ、やっぱりエイプリルフール関係なかったですよね?(笑)

自分でも書いていてあれ、これ関係ないような…と思いました(汗)


そういえば自分で書いといて忘れたのですがしれっと10話突破してましたf(^^;)(笑)

ではでは、次話こそ本当に番外編ナースフェイトさんとなります。
良ければ見てください(´`)


誤字あったら教えて下さると助かります!


フェイトが絡むと変態にしかならない…R18にはならないようにしないと(汗)


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