ナースなのはさん+α   作:全開

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来ました!
本編更新!!(泣)

去年のクリスマスぶりです(汗)


今回はというか毎回ですが安定の騒がしさですf(^^;

あ、なのはさんやっとまたナース服着ますよ(汗)

では、

【一応注意書です】


※キャラ崩壊が非常に酷いです。

※フェイトが別人です、変態キャラです。

※ユーなの要素しかありません。




やっと更新です…

では、どうぞ…ご覧下さい…(ペコリ


誤字脱字あったらごめんなさい!f(^^;
評価、感想ご自由にどうぞ!



本編2
全力全開の看病〈8〉〜ラッキースケベなユーノくん、なの〜


 

 

 

「何でテーブルにトランプが散らばってるのかな? 何でユーノくんはフェイトちゃんを押し倒してたのかな?

 私……寝ててって、言った筈だよね…?」

 

 にっこりと笑みながら言うなのは。

 

 

「ご、ごめんなさい……」

 

「ごめん…なのは……」

 

ユーノ、フェイトの順で二人は頭を下げてなのはに謝る。

 

ユーノとフェイトは

 

 

正座させられていた。

 

 

 

「私はね、二人の体を心配して言ってるんだよ?

 特にユーノくんは薬飲んで熱が下がってるだけだし、一応明日は仕事なんだから今日で治さないとダメでしょ?

 それに、毎日の仕事の疲れがたまってるだろうし……

 まあ、久しぶりに3人揃ったし、遊びたいって思うのもわからなくはないんだけど……」

 

「ごめん……」

 

 

「そしてフェイトちゃん、フェイトちゃんもさっき熱があったし寝てなきゃダメだよ」

 

「うん…ごめんね、なのは……」

 

 

「うん、まあ…反省してくれたならいいよ。

 それと……その…ユーノくんは……フェイトちゃんが好きなの…?」

 

 なのはは顔を俯け、頬を少し染めて言う。

 

 

「はい?」

 

 なのはの思わぬ発言に、ユーノは表情を凍らせた。

 

「ちょっとなのは、やめてよそういうの。  私はユーノなんて眼中にないから、私が好きなのは白い悪魔ことなの」

 

「フェイトっ!!」

 

 言わせまいと慌ててフェイトの名を叫ぶユーノ。

 

「わっ!」

 

 いきなりユーノが叫んだ為、なのははビクンッと体を跳ねさせて驚く。

 

「ちょっとユーノ、今いいところだったんだけ」

 

 フェイトはそう言いながらユーノの方へ向く。

 

 すると、ユーノが視線で何か訴えてくる。

 下を見ろ、そう言っているようだ。

 

 それにしてもなぜかユーノの頬が赤い。

フェイトは不思議に思いながらも下を、ユーノの手元を見た。

 

 

「……〜っ!?」

 

 フェイトは顔を青くした。

 ユーノの手にあったのはフェイトのスマホであり、なのはに見られてはいけない、いや、見られたら殺られるレベルの写真が表示されていた。

 

 

「白い…悪魔? なんだかよくわからないけど、取り合えず今は寝ておかないと熱出ちゃうよ、フェイトちゃん」

 

 なのははフェイトの手を引き、ソファーのもとへ行く。

 

「ちょっ、ちょっと待ってなのはっ、私っ」

(私のスマホぉおぉっ!!! いつのまに手にとったの淫獣っ…! ダメ…あの写真だけは…っ!!)

 

 フェイトは顔を青くしたままユーノを睨むが、なのはにソファーへ連れていかれる。

 

 フェイトのスマホに表示されている写真、それは

 

 数ヵ月前、ベッドで昼寝していたなのはのベッドに乗り、背後から抱き締めてなのはの服の隙間から手を入れ、胸を揉んでにやけているフェイトが写った写真だった。

 

 

 

(これは完璧な犯罪だよフェイト…っ…)

 

 ユーノは体をプルプルと震わせながら顔を俯け、フェイトのスマホの電源を切るとベッドに置く。

 

 

「よし、じゃあ寝ててね、フェイトちゃん。 今のところは熱ないみたいだから…キツくなったら言ってね?」

 

フェイトをソファーに寝せると毛布をかけ、笑みながら言うなのは。

 

「あ、ありがとうなのは……あの…」

(どうしよう…っ…なのはにスマホがないって言って持ってきてもらおうかと思ったけど……

 ユーノが電源切ってくれてなかったら…写真見られたら……なのフェイルートがbadendを迎えてしまう…っ…それだけは絶対嫌だっ!!)

 

 だらだらと冷や汗を流し、ユーノからスマホを取り返す策を考えるフェイト。

 

 

 すると

 

 

「なのはー」

 

 ユーノがなのはを呼んだ。

 

「はーいっ」

 

 なのはは慌ててユーノのもとへ向かう。

 

 

(ヤバいっ! 淫獣っ…なのはに写真を見せるつもり!?)

 

 フェイトは慌てて起き上がり、ユーノとなのはを見る。

 

 

「どうしたの? キツい?大丈夫?」

 

 なのはは心配そうな表情をしながら言う。

 

「あ、僕は大丈夫だよ。 なのは、これ、フェイトにスマホ渡してくれないかな」

 

「あれ? フェイトちゃんのスマホを何でユーノくんが?」

 

「フェイトのスマホが僕の足元にあったんだよ。

 手元にないと困るだろうから渡しておいて」

 

 ユーノはそう言うとベッドに乗った。

 

「そうなんだ、わかった」

 

 なのははスマホを片手にフェイトのもとへ向かう。

 

 

 

(あ…れ…? 電源…切ってある……見せるんじゃなかったの?)

 

 フェイトはきょとんとしながらユーノを見る。

 

「あっ、フェイトちゃん寝てないとダメだよ。

 はい、これフェイトちゃんのスマホでしょ?」

 

「あ……うん、ありがとう、なのは」

 フェイトはなのはからスマホを受け取る。

 すると、なのははフェイトの額に掌をあてた。

 

「ぼーっとしてるね、熱は……ないみたいだけど…」

 

「あ、うん、熱はないよ。 そ、 それじゃあ、私は寝るねっ」

 

フェイトはソファーに横たわると毛布を頭までかぶり、うつ伏せになる。

 

「おやすみ、フェイトちゃん」

 

 フェイトに向けて柔らかな笑みを浮かべて言うと、なのははとある物を抱えて脱衣所へ向かった。

 

 

 

《フェイト、なのはをかけたトランプ対決だけど……反則をしたフェイトは負け、いいね?

 ということで、約束した通りなのはにはなにもしない事、襲ったり変に触ったりしない事、いい?》

 

 念話でフェイトに話しかけるユーノ。

 

《反則というかなんというか…っ……その条件は厳し》

 

《いい加減にしないと、ね?

 フェイト、君がその条件を飲んだんだよ?  忘れたなんて言・わ・な・い・よ・ね?》

 

 威圧を込めながら言うユーノ。

 聞かなくてもわかる、これは…もう疲れたからこれ以上面倒を起こすな、ということ。

 

《わ、わかるわかる…ごめん……約束守ります…》

(普段ニコニコしてる人程怒ると恐いんだよね……)

 

※[怒ると恐い人]例、Nさん(15歳)。

 

 

《うん、じゃあそういうことで》

 

《うん……》

(『今日1日』だけなんだし大丈夫、1日ぐらい耐えれる…今日1日耐えれば良いんだから…っ…)

 

 

 『今日1日』だけ、と自分に良いように変換しているフェイト。

 

 

(フフフッ……耐えればいい、ただそれだけ。

 ユーノは忘れてるね…自分のスマホが私の手にあることをっ!)

 

 フェイトはポケットからユーノのスマホを取り出し、写真を見始める。

 

(やっぱり…なのはの写真しかない…っ……あぁあぁ…可愛すぎるっ…まさに天使っ、いや女神っ!)

 

 次々とユーノのスマホの写真を勝手に見ていくフェイト。

 

 居眠り中のなのは、なのはと出かけた時の写真と思われるもの、なのはとユーノのツーショット等々。

 フェイト同様なのはばかり。

 

(取り合えず…時間が有る限りこの写真を私のスマホに……)

 

 グヘヘとにやけながら毛布に隠れてユーノのスマホを勝手に操作し、LI○Eを使って画像を送る。

 

 

 なのはの写真を勝手にフェイトのスマホへ送られているとは知らないユーノはベッドに横たわり、天井を見つめていた。

 

(ふぅ……フェイトは寝たみたいだね…

 ん? フェイトが…寝た?寝たって事は…今なのはと二人きり状態…?)

 

 そう考えるとユーノはかぁっと頬を染め、ゴロンと寝返りをうった。

 

 

 すると

 

「ねぇ、ユーノくん、本当にキツくない? 顔赤いけど…」

 

 いつの間に来たのだろうか、ナース服に身を包んだなのはがベッドの前に座り、ユーノを見つめていた。

 

「わっ!?」

 

 サササッと素早く起き上がり、思わずなのはから距離をとるユーノ。

 顔は見事に真っ赤に染まっていた。

 

「ユーノくん…? ど、どうしたの?」

 

 きょとんとしてユーノを見るなのは。

 好きな女の子がミニスカートのナース服を着ていれば世の男子はこんな反応をするだろう。

 

「い、いつの間にナース服に着替えたの!?」

 

「えっと、フェイトちゃんが寝た後だよ? 本当にどうしたの? 私の顔に何かついてる?」

 

 両手でぺたぺたと自分の頬を触りながらなのはは言う。

 

「な、なにもついてないけどっ…わざわざナース服に着替えなくても…っ」

 

 なのはから必死に視線を反らして言うユーノだが、やはり立派な男子、視線がついなのはのスカート部分にチラッと行ってしまう。

 

 

「なに言ってるのユーノくん、私はユーノくんの看病をしに来たんだよ?

 えっと…今日は1日、ユーノくんとフェイトちゃんの専属ナースだよ♪

 だから、具合がまた悪くなったり、困った事があったら遠慮なく言ってね?」

 

 可愛らしい笑みを浮かべて言うなのは。

 今のなのはは白い悪魔というより天使そのものだ。

 

 

「う、うん…」

(誰かこの煩い心臓をどうにかしてください…)

 

「まだ夜ご飯まで時間あるし…ユーノくんも少し寝る? 寝た方が早く治るよ」

 

「そ、そうだね…」

 

 火照った顔を冷ますため、落ち着く為にユーノは瞼を閉じた。

 

「おやすみなさい、ユーノくん」

 

「うん…」

 

 

 

 それから数分後、ユーノとフェイトは寝ている為、なのははナース服を着用したまま静かに読書をしていた。

 親友のすずかに勧められた小説を時には涙ぐみ、時には笑みながら。

 

 

 そう、それは二人が寝ていると思っていたからだ。

 

 

(眠れない…)

 

 モゾモゾと動き、必死に眠ろうとするユーノ。

 

 なのはと改めて二人きり状態だと思うとどうしても意識してしまって眠れないのだ。

 

(なのはは…本を読んでるのか……いいなぁ…僕も風邪引いてなかったら…)

 

 うっすらと瞼を開け、ユーノはなのはを見る。

 

 

 

 眠れないユーノに対し、勝手に人のスマホを弄っていたフェイトは…

 

 

 ユーノのスマホと自分のスマホを手に涎を垂らしてまさかの爆睡していた。

 

 

(寝なきゃ…寝よう、無になるんだ…)

 

 それから暫くユーノの戦いは続いた。

 いくら寝ようと思っても訪れない睡魔。

 

 

そして数十分後、

 

 

 

「風邪引いてるのに本読みたいだなんて…」

 

「お願いだよなのは、熱ないし、ベッドの上で読むから…ね? それに眠れないんだよ…」

 

 寝るのは無理だと判断したユーノは、なのはに声をかけ、本を読ませてくれと頼んでいた。

 

「でもなぁ……ん?眠れないってことは今まで寝てたフリしてたの?」

 

「う、うん…」

 

「そっか…じゃあ、15分だけ読むっていうのは?

 長時間読むのはダメだから、どう?」

 

「短いなぁ……うぅ、わかったよ…どの本読もうかな…」

 

 ベッドから起き上がり、本棚のもとへ行く為に降りようとするユーノ。

 そんなユーノを見てなのはは目を見開き、立ち上がった。

 

 

「ユーノくん降りなくていいから寝てて、私が本取るよ」

 

「え、でも…」

 

「大丈夫、どの本読むの?」

 

 なのはは少し大きな本棚の前に立ち、ユーノの方へ振り向いて言う。

 

「じゃあ…5段目の…緑の本取ってもらえないかな」

 

「わかった」

 

 自分の身長より高い本棚。

 5段目の本となると背伸びをしないと届かないかもしれない。

 なのはは背伸びをし、その本へと手を伸ばす。

 

 

 

「んっ……あ、あれ…届かな…っ」

 

 背伸びをして一生懸命手を伸ばすが、あと少しの距離で本に届かない。

 

「あ…やっぱり僕がと」

 

「大丈夫だからっ、ユーノ…くんは寝てて…っ」

 

 プルプルと震えながら脚に力を入れ、なのはは本に手を伸ばす。

 

「届かないなら別の本でも大丈夫だからっ」

 

「はっ…いや…っ、ユーノくんがっ、読みたいのこの本でしょ? あと少しだから…っ、んんっ」

 

 更になのはが脚に力を入れて背伸びをしたその時、

 

 ユーノは一瞬で赤面になり、なのはから視線を反らした。

 

 

(み、みみみ、見えてるっ!! なのはの下着が見えてるよっ!!!)

 

 ミニスカートが背伸びをする度に引っ張られ、なのはの下着がチラッと姿を現せた。

 

 まぁ、そんなことに気付いていないなのはは必死に背伸びを続けるのだが。

 

「な、なのはっ! 本当にいいから!もう別の本で大丈夫だからもうっ!」

(これ以上見えるのは困るよ!!)

 

 思わず両手で顔を隠して言うユーノ。

 

 ユーノがなのはの姿に戸惑っていると、

 

 やつが目を覚ました。

 

 

 

「ん……?」

(あ…れ……なのはとラブホに居た筈なのに…なんか暗い…)

 

 一体どんな夢を見てたんだ、フェイトはモゾモゾと動き、被っていた毛布を退かした。

 

(ん? あ、そっか、ここユーノの部屋で私なのはの写真を…)

 

 両手に握っているスマホをぼんやりとする意識の中ジッと見つめ、フェイトはふにゃっと笑んだ。

 

 だが、次の瞬間、フェイトは凍りつく事になる。

 

 

 

「ダメっ……もう少し、なの…っ…もう少しで届くからっ…あ、ん…っ…はぁっ…」

 

 凍りつくフェイトの耳に聞こえたのはなのはの吐息混じりの声。

 

「あっ、届いたっ、あ、れ…? 抜けない…っ…かたいよぉっ…んん…っ」

 

 なんとか本に手が届いたものの、びっしりと詰められた本棚からなかなか本が抜けない。

 ただそれだけの事なのだが、変態フェイトさんには別のものにしか聞こえず。

 

 

(な、ななななな、何してるのなのはぁあぁああっ!!!!!)

 

 今すぐにでも起き上がりたいが、体がショックで凍りついてなのはを見ることすら出来ないフェイト。

 

 

「も、もう止めようよなのは! こ、これ以上はっ」

(もう完全に見えちゃってるから本当にやめてっ!!)

 

 半分は完全に見えているなのはの下着。

 爆発しそうな頭をユーノは抱えていた。

 

(これ以上は!? あの淫獣野郎人が寝てる間になのはに入れやが)

 

 

「やぁっ、止めないっ、ユーノ、くんのっ…もう…少しだから…っ」

 

「な、なのはっ…」

 

 殆ど掴んだ本をなのはは力を込めて引っ張った。

 

 すると

 

「あっ、とれ…っ……へ…?」

 

 本が取れた、のは良いが数冊の本が同時に取れ、一冊しか手に取っていなかった為その本はなのはに目掛けて落ち…

 

 

るところでなのはは腕を引かれ、ドサドサと落ちる本を前に、床ではなく少し柔らかい何かの上へ倒れるように座り込んだ。

 

「いった…っ」

 

 なのはの後ろから聞こえる声は

 

「ゆ、ユーノくんっ!?」

 

 ユーノの声だった。

 

 なのはが座っているのはユーノの脚の上であり、尻餅をついたユーノは痛みに顔をしかめていた。

 

 

「あ、あはは…良かった…怪我ないみたいで…」

 

「だ、大丈夫っ!? ユーノくんこそ怪我は!?」

 

 ユーノの脚の上に座ったまま後ろを向き、涙ぐみながら言うなのは。

 

「大丈夫だよ、ちょっと尻餅ついたくら」

 

 

「ななななっ、な、なな…っ!! なのはぁあぁあああっ!?!!」

 

 取り合えずなのははユーノの上から降りた方がいいが、いまはそれどころではない。

 プルプルと震えながら二人を指さし、涙を流して叫ぶフェイト。

 

 やっとの思いで立ち上がったフェイトにとってその光景は…地獄で。

 

 ミニスカートのなのはがユーノの脚の上に座って先程の甘ったらしい声を上げていたと勘違いしているフェイトは、唇を噛み締めてユーノのベッドの前へ移動し、

 

 

「私のっ…私のなのはになにしてんだぁあぁああああっ!!!!!」

 

 涙を大量に流しながら破る勢いでユーノの枕を握り、思いきり投げつけ、

 

その枕は見事にユーノの後頭部へ直撃し、パタリとユーノは倒れた。

 

「ゆ……ユーノくぅううんっ!!!!」

 

 倒れたユーノを見てなのはは目を点にし、ユーノの名を叫んだがユーノは返事をしなかった。

 

 

 

    続く

 







読んで下さりありがとうございました!

次話で最終回の可能性があります。

たった1日の話を8話まで引っ張った私って…←


ではでは、次話にまた…

更新遅いです、ごめんなさい<(_ _*)>(汗)

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