アンジュ
「さすがはハクと言ったところかの、、、そちが人型のタタリじゃな」
アンジュがとてつもない気迫で睨みつける
???
「へ〜、中々の気迫だな。あのすました仮面野郎も悪くはなかったが、こっちはこっちで楽しめそうだ。」
アンジュ
「お主、、名はあるか?」
???
「名前、、か。人であった頃の名は捨てたよ、俺はな。今はバムナーと名乗っているぜ」
アンジュ
「人、、オンヴィタイカヤンの時か」
バムナー
「あんたらの世界ではそう呼ばれているみたいだな、、さて、あまり長話もするつもりもないんでな。死ぬ覚悟はできたかい?」
ネコネ
「何処を見てるですか?」
いつのまにかネコネが間合いを詰めていた、アンジュもこれには驚きを隠せなかった
アンジュ
「ネコネ!?いつのまに!」
バムナー
「、、、っ!!てめぇ!!」
ネコネが驚きの速さでバムナーを攻撃し、距離をとる
ネコネ
「これは失礼しました、あまりにも無防備すぎたのでつい手が出てしまったです」
澄ました顔で挑発するネコネ
バムナー
「なるほど、、なるほどなぁ。確かに、、甘く見ていたようだ、、この中で1番気を付けないといけないのは奥の嬢ちゃんだと思ったが、、てめぇも追加だなぁ、、!!」
バムナーの雰囲気が変わる、戦闘態勢をとったのだろう。ネコネも構えを見せる
ネコネ
「聖上、ムネチカさん。守りを頼んだです」
ムネチカ
「し、しかしネコネ殿1人ではっ、、!」
ムネチカが止めようとする、、が
ミカヅチ
「ムネチカよ、やらせてやれ。」
ムネチカ
「ミカヅチ殿!?何故だ、ネコネ殿は其方の妹も同然であろう!?」
ミカヅチが微笑む
ミカヅチ
「今のネコネだが、、正直俺やお前でも勝てるかわからんぞ。」
ムネチカ
「な、、にっ、、まさか。」
それを聞いたムネチカは正直ミカヅチの言っている事を信じることができなかった
ミカヅチはさらにこう言った
ミカヅチ
「元々術関連の才能は抜きん出ていた、さらに武の才能も尋常ではなかったのだ。この3年、ネコネに戦いを教えて来た俺だが、最近一本とられたばかりよ」
ムネチカ
「なっ、、」
ミカヅチ
「あの武器も中々理に叶っている、ネコネの術をまとい直接叩きこむ事が可能だ。くっくっく、番狂わせがあるかもしれんぞ」
そうミカヅチが言った次の瞬間ネコネが動いた
ネコネ
「、、ッシ!!」
バムナー
「ふんっ!!」
一度互いの攻撃を出すと互いに距離をとる
そんな攻防がしばらく続いた、、そして
ネコネ
「やっぱり、、、なかなか手強いですね」
なかなか相手に決定打を与えられない、、、おそらくバムナーはまだ本気ではない。ネコネはそれを直に感じていた
バムナー
「強いな小娘!!正直驚きを隠せんよ、、、なるほど、全員を相手にすれば確かに勝てんわ。しかも、、本命が到着してしまったか」
ネコネがバムナーの視線の先に目をやる
ハク
「皆無事か?」
ハクがバムナーに意識をやりつつ皆の無事を確認する
ネコネ
「兄様っ、、ハイです、戦っていたのは私だけなので聖上やルルティエ様には怪我はないです」
ハク
「遠くからだったがネコネの戦いを見させてもらったよ、ネコネ、ありがとう。助かったよ」
そう言いネコネの頭を撫でる
ネコネ
「あ、、あ、、兄様も無事でなによりなのです」
ハクはネコネのその言葉を笑顔で返す、そしてバムナーに相対する
ハク
「お前だったか、、名前は、バムナーだったか」
バムナー
「ハク、、だったな、先日は俺の仲間が世話になったな。まさかほんとに生きていたとは、なかなかのしぶとさよな。」
ハク
「今日は小手調べに来ただけでな、できればここは帰ってもらいたいのだが?」
バムナー
「ほう?今なら俺を浄化する好機なんじゃないのか?いいのかこのまま見逃して」
ハクが後方にある丘を見つめる
ハク
「ふん、、お前だけならこんな提案はしない。いるんだろう、あの時の2人も」
バムナー
「、、やはり貴様は危険だな。ここで消しときたいがさすがに前回同様と言うわけにはいかんか。いいだろう、ここは引いてやろう、それに」
バムナーはネコネに目を向ける
バムナー
「小娘との決着はこんなところでつけるには惜しい、いいか小娘、貴様は俺の獲物だ。忘れるなよ」
ネコネ
「どうでもいいですよ、私は兄様さえいればいいので」
バムナー
「くははっ!!まぁいい、貴様らの命は次まで預けといてやる。さらばだ!」
そう言うとバムナーは去っていった
それと同時にオウギ、クオンが合流
クオン
「ちょっと遅かったかな、、ハク、皆は?」
ハク
「あぁ無事なようだ、人型をネコネ1人で食い止めていたようでな。遠くから見ていたが、、お前と同じくらい強いんじゃないかクオン」
クオン
「、、、、、へ?」
ネコネ
「まぁ師匠がミカヅチ様ですから、それなりに強くはなったつもりなのですよ」
ミカヅチ
「それでも早すぎる成長よ、天才と言っても過言ではあるまい」
ミカヅチがいつのまにか会話に入ってくる
ハク
「ミカヅチ、怪我はどうだ?」
ミカヅチ
「傷自体は多いがどれも深くはない、次の戦いも問題はあるまい。アトゥイ、ヤクトワルトに至ってはバテただけよ、心配は無用」
ハク
「そうか、なら安心だな」
アンジュ
「ふっふーん、ところでネコネよ」
ネコネ
「は、ハイです、なんでしょうか?」
アンジュ
「余の見せ場を奪うとはどういう了見じゃ?ん〜?」
ネコネ
「聖上は最後の希望なのですよ、その実力も最後まで敵に隠しておくのも兵法の一種なのです」
いけしゃーしゃーと語るネコネ、だがアンジュには効果覿面のようで
アンジュ
「ぬ、、そ、、そうか、最後の希望か、、う、うむ確かにそうじゃな!!」
ネコネ
「相変わらずちょろいです」
クオン
「い、いろんな意味でたくましくなったかな、ネコネ」
ハク
「まったくだ、ある程度皆の力は把握していたがネコネだけは予想を遥かに超えていたな」
クオン
「私は話を聞いただけだから未だに信じられないかな、、あはは」
そう話をしながら元いた結界内にもどる一同であった
いや〜、ちょっとやりすぎたかな。