ハク
「さて、皆各々再会の挨拶はすませたか?自分もまさかオシュトル以外にここまでの面子が来るとは予想外だった」
帝
「ほっほっ、お前が不甲斐ないゆえに出しゃばらせてもらったまでよ」
オシュトル
「ま、この戦いが終わるまでだがな。俺たちはすでに死者ゆえさらに死ぬとなるともう魂すら残らねえからな、そこんとこ、頼むぜアンちゃん」
ハク
「あぁ、わかっている。とりわけ死者達は士気を高めるのにもすでにじゅうぶん過ぎるほど助けてもらっている。基本的な戦いは我々生者に任せてもらおう、だがオシュトル、ヴライには戦いに参戦してもらいたい。お前達の武力が加わるとだいぶ助かる、だが危ないと思えば下がらせる。よいな?」
ヴライ
「ふん、魂砕けようとも我は構わぬがな。戦の中で果てるなら本望よ」
ハク
「あぁ、お前はそういう類の誇り高き武人なのは理解している。伊達にお前と戦ってきたわけではないからな。だがこの戦では果ててくれるな。自分がいつかそちらに赴く時、お前に再び挑むつもりだ、オシュトルとしてではなく、ハクとしてな」
ヴライ
「ほぅ、吠えたな。よかろう、此度の戦は貴様に従ってやろう。その言葉、違えるでないぞ」
ライコウ
(なるほど、、うまいな。此度の戦、いくら帝の命とはいえヴライを心から動かすほどのものではなかった。それをあそこまで容易く乗せてくるか、、くくく、なるほど、、俺が負けるのも納得できよう)
シチーリヤ
「ライコウ様、嬉しそうでございますね」
ライコウ
「シチーリヤよ、机上でどれだけ考えてもハクのように人心を掴むことはできん。人心を掴むには己が戦いに赴く必要があったのだ、それは采配師であれ将であれ、な。俺には無かったものだ。死してからそれを目の当たりにするとはな、、勝てぬわけよ」
シチーリヤ
「ライコウ様、、」
そしてハクは一息つく
ハク
「まぁ戦が始まるのはもう少し先だ、今は皆さらなる強さを求めて特訓中であるからな。準備が出来次第また集まってもらう。まぁ少々本番以外に小競り合いが発生する可能性もあるがな」
オシュトル
「なぁアンちゃん?特訓と言うなら、一度俺とどうだい?」
ハク
「、、、構わんが、お前相手となるとあまり手加減してやれんぞ」
オシュトル
「言うねぇ、確かに今のアンちゃんは少し反則気味の強さだろうが簡単には負けてやらねーぜ?」
そうして2人は場所を移した
もちろん他の皆も一緒に
ネコネ
「あぁ、、兄様達が、、」
ネコネがあたふたしている、2人の兄が特訓とは言え戦うのが心配でならないのだろう
クオン
「ネコネ、大丈夫かな。特訓なわけだから2人共無茶はしないだろうし」
ネコネ
「そ、それはそうなのですが、、で、でも兄様は強すぎるのです、今の兄様では兄様に、、あ、あれ?」
クオン
「ふふ、ややこしくなっちゃうね。こんな時は妻の立場を使って名前を呼んであげるのもいいんじゃないかな?」
ネコネ
「ハク、、さん、、」
昔は普通に呼んでいたはずなのに今は無性に恥ずかしく感じるネコネ
クオン
「ふふ、徐々に慣れていけばいいかな。あっ、、そろそろだよ」
ハクとオシュトルが構える、ハクはウルゥル、サラァナにより例の強化を受けていた
オシュトル
「まったく、すげぇ威圧感だな、、これは、某も本気にならざるをえまい」
ハク
「それでいい、卑怯と思うかもしれんがこれが今自分達が直面している壁だ。いくぞ、、」
そして2人の戦いが始まった
やはりハクがかなり押している展開になる、だがオシュトルもかろうじてついて行っている。
オシュトル
「ぐっ、、やはりこのままでは押し切られるか!!」
ハク
「気付いていないとでも思うか?あるのだろう?アレが」
オシュトル
「ふっ、、やはり気付いていたか」
そう言うや否やオシュトルは懐からある物を取り出した、仮面である
ハク
「やはり、、兄貴に作ってもらったか。おそらく問題点は改善されているのだろうな」
ネコネ
「あ、、どうして、、」
帝
「死者ではあるが我々には更なる死がある。魂の消滅とも言える最後の死が。だが心配せずともよい、あの仮面は力を使っても命を摩耗させる機能はない。アクルトゥルカにはなれぬがな、ムネチカのような使い方ならば充分できる代物じゃよ」
オシュトル
「さて、、これで」
カチャ
ハク
「懐かしいな、オシュトルとして生きていた頃を思い出す」
オシュトル
「ふ、、だいぶ重荷を背負わせてしまったな。ライコウから、そしてウォシスから聞いている。だが、、」
ハク
「ああ、今は置いとくとしよう。ゆくぞ、、」
そして再び始まる2人の戦い
帝
「しかし、、これでも届くまい、今のあやつには」
ライコウ
「この世界だからこそ、、か、、だが此度の戦では有効、、ということか」
ハク
「はぁ、、はぁ、、勝つには勝ったが、、」
ハクの姿が元に戻る
オシュトル
「見事、、、完敗、、だな」
ハク
「神相手にどこまで食い下がる気だよ、、マジで危なかったじゃないか」
オシュトル
「ふぅ、、いやなに、強さに驕りがあるのではと思ってな、杞憂でよかった」
ハク
「当たり前だ、本来ならお前やミカヅチ、ヴライ相手に勝てるわけないんだからな」
マロロ
「しかしあのハク殿がここまで、、マロは感激でおじゃ〜〜!!」
ハク
「さて、戻るとするか。今後の方針を決めなきゃならんしな」
お疲れ様です
体調少し楽になりました