一同は結界に戻りオシュトルを除く死者は先に帰っていた、生者もまたネコネ、ルルティエ以外はすでに帰っていた
ルルティエ
「では私は少し外しますね、失礼します」
ルルティエが気をきかせその場を後にする
ハク
「この3人でゆっくり話し合った事は言うほどなかったな。オシュトルとは飲んだり任務だったりで、ネコネとはオシュトルとして活動していた時にだったりで個人個人とはだいぶ接してきたが」
オシュトル
「そうだったな、しかしまぁ力が必要かと思って仮面を渡したが、俺として生きるとはな。迷惑かけちまったか、すまねぇな」
ライコウやウォシスからの話を聞いたオシュトルはハクがそこまでしていた事に驚き少々悔いていた
オシュトル
「必然的にハク個人は死んだ事にしなければならない、そりゃクオンの嬢ちゃんもそうなるか、、」
ネコネ
「兄様が死んだ後ハクさんが必死で考えてたですよ、そこで自分は今からオシュトルになる、ハクが死んだ事にする。辛いだろうが付き合ってくれって、、私も同じ考えでしたが、、姉様や皆を裏切る事になると思うと、言い出せなかったです」
ハク
「お前自身どう思ってるかは知らんが右近衛大将の地位はなんとしてもあの戦では必要だったからな。ハクとして指揮なんぞしてればまぁ勝てなかっただろうな」
オシュトル
「む、、それも、そうか。しかしそれでもアクルトゥルカになる回数が多かったと聞いた。先の帝から聞いたぜ、本来なら俺達ですら3割しか力を引き出せないのにオンヴィタイカヤンのアンちゃんなら10割、力の全てを引きだせるそうじゃねぇか、そんな事すりゃ俺達より早く限界が来ちまうのも当然だ」
ネコネ
「そ、そうだったのですか?あ、兄様!どうして言わなかったのですか!?」
ネコネが怒りだした
ハク
「これでも必要だと思った時に使ってたんだがな」
ネコネ
「オムチャッコでのミカヅチ様との戦いは避けられたと思うです。しかも終盤は何やら楽しんでおいでのようでしたが?」
ネコネは忘れてないと言わんばかりにハクに詰め寄る
ハク
「あー、、そんな事もあったかな、、」
オシュトル
「はっはっは、アンちゃんも武人だったのかねぇ。だが確かに避けられるなら避けるべきだったかもしれねぇな。俺でもアクルトゥルカから戻った時のあの感覚は慣れたもんじゃなかった。押し付けといてあれだがな」
ネコネ
「私の責任もそれはありますけど、それでも兄様達が離れて行くのは悲しかったのです、、」
ハクとオシュトルがやってしまったと言わんばかりの顔をする
オシュトル
「あー、ネコネ、少し提案があるんだが?」
ネコネ
「なんなのです兄様?」
オシュトル
「兄の座はアンちゃんに譲っちまったからな、妻になったとは言え中々呼びづらいだろう?俺もこの戦が終わるまでしかいれねぇ、アンちゃんの呼び方が統一されず変なクセがついてもあれだろう?だから今後俺の事は名前で呼んじゃくれねーか?」
ハク
「おいおい、本来ならそれは自分が、、」
オシュトル
「いや、すでに死者である以上俺が背負うべきもんだ」
ネコネ
「、、、わかりましたですよ。ただしお二人がごっちゃにならないためなのでオにーさまと呼ばせていただくです」
ハクとオシュトルはそう来たかといったような顔をして笑い出す
オシュトル
「そりゃいいな、あぁ、そうしてくれ。ほんと、自慢の妹だよ」
ネコネ
「そこであの、、兄様とオにーさまに相談があるのですが、、」
ハク、オシュトル
「ん?」
ネコネ
「こんな、、大変な時にわがままなのはわかってるです、ですが、、これを逃すと二度と叶わないのです、、だから、、母様と、、4人で、食事がしたいのです」
ハク
「なるほど、、確かにこの機会を逃すと二度と叶わない、、か」
ハクは兄が帰る前に言われていた事を思い出す
帝
「ハクよ、お前は現界すればその力は失われよう。戦の事は最優先かもしれぬ。だがその力が戦以外で役に立てるなら今のうちにやっておく事じゃ。余は其方に、アンジュに再び会えた。そういう限られた再会の機会、可能な限りやってみるのもお主の役目じゃよ」
確かにそうだ、本来の役目はそっちのはずだからな
ハク
「ふむ、、、」
オシュトル
「アンちゃん、どうだい?」
ハク
「問題はないだろう、ミカヅチとライコウを会わせる約束もしている。ネコネ、エンナカムイまで向かうのは手間がかかるが?」
ネコネ
「も、問題ないのです!!それじゃ兄様!?」
ハク
「あぁ、任せたぞ、だがそうなるとネコネは今回は戻る事になるな」
ネコネ
「ルルティエ様が残っているならシス様に声をかけとくですよ、私は戻ったら聖上に事情を説明してエンナカムイに向かうです。あ、、でも勾玉は誰かのを拝借しなければならないですね、、」
ハク
「ふむ、とりあえずシノノンのを借りたらどうだ?次回はさほど戦に関するものにしないつもりだしな、特に誰のを借りても問題はないだろうが」
大まかな段取りを決めネコネは戻っていった
オシュトル
「母上、、か、、ずいぶん会っていないな、、」
ハク
「そうだな、さて、、そろそろお開きにするか。次は4人で、だな」
オシュトル
「あぁ、それじゃまたな」
オシュトルもまた満足そうに戻っていった
遠くから見ていたルルティエが寄ってくる
ルルティエ
「ネコネ様まで帰られたようですが何があったのでしょう?」
ハクは事の経緯を説明した
ルルティエ
「そうですか、それは楽しみですね。と言う事はお姉様が来られるのですね」
ハク
「あぁ、そのはずだ。早速呼びかけが来たな、転移させるとするか」
ハクが呼びかけに応じてその者を転移させた、、のだが
フミルィル
「うふふ、御機嫌ようハク様、ルルティエ様」
ルルティエ
「フミルィル様?お姉様ではなかったのですか?」
ハク
「い、いや自分にも訳がわからないのだが、、」
フミルィル
「何やらネコネさんがいろいろ探し回っていたようなのですが誰も見つからなかったそうで、私も皆さん同様妻にしてもらおうと思ってネコネさんに話したら喜んで承諾してくれたので♪」
ハク
(待て待て待て待て待て待て、1番予想外の展開で思考が定まらない!!要はあれか?これも受け入れるのか自分は!?)
ルルティエ
「そうでしたか、それならばこれからよろしくお願いしますねフミルィル様」
ハク
(ルルティエ順応早すぎ!!自分がおかしいのか!?今度クオンに話を聞くしかないが、、おそらく拒否権はないのだろうな、、しかしこの2人とは、、)
いきなりのフミルィル登場で慌てるハク
しかしなす術などあるわけもないので早々に諦めまた1人妻を増やす事に
ハク
(はは、、、ハーレムとはよく言ったもんだな、、)