ハク
「やれやれ、、すごかったな、、あの2人は、、」
フミルィルすらも妻に迎えこれに双子も加えれば10人になる、、まさかの二桁、ハクは少し恐怖すら覚えていた
ハク
「現界しても大変そうだな、、ほんと、のんべんだらりとしたいものだ、、月見酒でもできれば言うことなしだが」
そんな暇すらあるのだろうかと心配になる
フミルィル
「ハク様、おはようございます。昨夜はありがとうございますね、これでくーちゃんと同じです」
他の者とは少し目的が違うようにも思えるフミルィル
ハク
「しかしフミルィル殿、クオンと同じがいいと言うのは分からんでもないが夫まで同じとはズレてはいないか?」
ありえん話ではあるがこういう関係は本来喧嘩しないための妥協案みたいなもののはず、つまりハクの取り合いを避けるためなのだが、フミルィルはそうではない気がしていた
フミルィル
「そうですか?くーちゃんの選んだ殿方なら間違いはないですから、それに、私もちゃんとハク様を見てきましたよ。だから全部が全部くーちゃんだからってわけでもありません。くーちゃんを助けるために死地から帰ってきたあの姿は、、誰でもときめいちゃいますから♪」
ハク
「む、、確かに、、少しカッコをつけすぎたか、、あれは」
そう話をしているとルルティエが合流してきた
ルルティエ
「おはようございますハク様、フミルィル様。お茶をお持ちしました、どうぞ」
ハク
「あぁ、ありがとうルルティエ。朝からすまないな」
ルルティエ
「いえ、巡回がない以上私に出来る事は多くはないので」
相変わらずそういうところはルルティエらしいとハクは笑みをこぼす
ハク
「ふぅ、、こうやって茶をすすりながらゆっくるする日も悪くはないな。まぁ、この後にまだ勾玉の仕事があるが」
フミルィル
「その事ですがハク様、その仕事、私に任せてはいただけませんか?」
ハク
「フミルィル殿が?いや、、しかし、、」
ハクは瞬時に気付く
ハク
「なるほど、、其方なら、、できるのか」
フミルィル
「はい♪」
ハク
「しかし自分ならいざ知らず人があれをやると相当疲れるであろう、あまり無理は、、」
フミルィル
「そう仰るだろうと思い今回はルルティエ様に手伝ってもらおうと思ってます」
ルルティエ
「私がですか?何かできることがあるのでしょうか?」
フミルィルはルルティエに手伝って欲しい内容を話す
ルルティエ
「それならばやれそうです、どうかよろしくお願いします」
フミルィル
「というわけでハク様、よろしいでしょうか?」
ハク
「そうだな、そこまで言うなら頼もう、しかしそうなると自分は暇になるな、どうしたものか」
フミルィル
「ハク様は少し働きすぎかと思われます、戦では先陣を切り、指揮もなさり、特訓もかなり過酷なもの、それが終われば勾玉に私達妻の相手、少しくらい休んでも問題ないかと思いますよ」
ハク
「しかしだな、、」
ルルティエ
「ハク様、どうか久しぶりにゆっくりなさってください、どうか」
ルルティエが必死に休ませようとしてくる
ハク
「そうか、わかった。其方らがくれた休日と言うことだな。ありがたく休ませていただこう」
2人はそれを聞くと満足した顔で仕事をしにいった
ハク
「静かなものだ、いつぶりだろうな、、こんなにゆっくりできるのは」
ハクは1人になり酒を取り出していた
ハク
「月見酒とはいかんが静かに1人で飲むのも悪くはないな」
ハクには少し気になる事があった
ハク
(兄貴とホノカさんが来てくれた、頼もしい限りだが、、なんだこの違和感は、、)
もちろん2人が来てくれた事は嬉しい、ただ会えるだけでもだ。
だが違和感が抜けない、、何かを見落としているような、、
ハク
(やめよう、、せっかくあの2人がくれた時間だ、楽しまなければな)
いつかは辿り着かなければならない違和感の正体だが、どうしてもそれは今ではない、そんな気がしたハクであった
変わって現実世界
ネコネ
「まぁよく追いついて来ましたですね、姉様、アトゥイさん、ノスリさん」
ネコネは早々にエンナカムイに向かっていたがしばらくするとクオン、アトゥイ、ノスリが追いついてきていた
クオン
「あはは、久しぶりにあのお風呂に入りたいかな〜って、後皆同じ気持ちなのかな、エンナカムイはオシュトルとして生きたハクとの思い出がたくさんあるから」
アトゥイ
「そうやなぁ、後はまぁいつ呼び出されるかわからんならネコやんも特訓相手がいるぇ。だから、な?」
ノスリ
「そういうことだ、私達はもう家族だからな。一緒にいたいのだ」
ネコネ
「ありがとうなのですよ皆さん、それであの、次は家族で過ごすのが目的ですので残るのは、私と母様にしてほしいのです、よろしいですか?」
クオン
「もちろん、存分に楽しんでくるといいかな。それにしてもフミルィル、、やっぱりハクの事、、」
アトゥイ
「まぁ仕方ないぇ、クオンはんは見れなかったかもやけどなぁ?クオンはんを助けるために現れたおにーさんのあの背中、、あれはもう女である以上は抗えへんくらいやったんよ」
ノスリ、ネコネ
「うんうん」
クオン
「そ、そんなにカッコよかったの!?うぅ、私の知らないハクが皆知ってるなんて、、」
ネコネ
「まぁそれはともかく皆さん、兄様が現界された時の兄様の住まいは考えてあるですか?」
三人は考えてなかったと言った顔をしている
ネコネ
「単純に考えて、今から向かうエンナカムイ、姉様が正妻ですからトゥスクルもそうですね、後は聖上の叔父であることから帝都もです」
クオン
「あまり行き来させすぎるのも良くないかな、一応トゥスクルにも住まいは用意させるけど1番落ちつくのはやっぱりエンナカムイじゃないかな、ネコネのお母様も喜ぶだろうし、トゥスクルや帝都だとまた余計な仕事させられるだろうから」
アトゥイ
「そうやなぁ、帝都ならありがたいけどやっぱエンナカムイが1番やろうなぁ。こうなると八柱の立場が邪魔になるなぁ、、勝手に辞めるなんてできんしなぁ」
クオン
「アトゥイってほんとに大人になったかな、昔ならすぐ辞めてたはずなのに」
アトゥイ
「うーん、そうやなぁ。おにーさんが塩になった時な、ほんとクオンはんみたいにすべてが嫌になる気分やったんよ。ウチは何の力もなれんかったって、、今までそんな気持ちなったことなくて、それでおにーさんが戻ってきて、ノスリはんとしばらく旅して、クオンはんからおにーさんがマシロ様としてタタリを浄化してるって聞いた」
ノスリ
「そうだったな、、それでただ旅をして探すだけでは無理だと思って帝都に戻ったんだったな」
アトゥイ
「八柱としてさらに力をつけて、将としても成長せなおにーさんと釣り合わんぇ?だから必死で勉強もして力もつけたんよ、気づいたら気持ちの変化言うんかな?知り合いとかが死ぬのが何より怖くなってな、、皆守りたくなってきたと言うか、、とと様は別に死んでも気にならんけど」
ノスリ
「そこは気にならんのか、、哀れなりソヤンケクル殿」
ネコネ
「聞き及んでいるですよ、今やアトゥイさんは八柱将としてもはや仮面をつけたムネチカ様にも引けを取らないと、八柱最強とも言われてるです」
アトゥイ
「あはは、恥ずかしいなぁ、、全部おにーさんのためにしてることやしなぁ」
クオン
「皆ハクの事本気で好きだから頑張れるんだよね、あっ、、そろそろ見えてくるかな」
4人の目にはまだ遠いがエンナカムイの城門が見えてきた
クオン
「とりあえず着いたらお風呂にするかな、もう汗がべっちょり、、」
稀にソヤンケクルをいじりますww