クオンとネコネは女のオーツであるアイコと相対していた
アイコ、彼女はただただ平凡な女性であった
いじめられていた過去もなくその日を楽しく過ごしていた彼女、それはオーツとなってからも変わることはなかった。だが、、
日に日にウィツァルネミテアの呪いを受けていく内に少しずつ凶暴性は増していた。しかし暴走することはなく凶暴性を増していく事を自覚し、その事さえも楽しむようになる。
アイコ
「私はね、なんでも楽しめる性格なの。自身の変化も、貴女達を殺すこともね。でも死ぬのは痛いでしょう?痛いのは私も嫌、だから痛くはしないからさっさと殺されて欲しいの、いいでしょう?」
その言葉一つ一つは理解できるが、繋げると支離滅裂なものである
それを聞いたクオンは
クオン
「ごめんなさい、貴女にも色々あるかもしれない。でも私達にはハクが必要なの。あの人を、、愛しているの。だから、ハクとの未来を掴むためにも負けられないかな」
ネコネ
「姉様、、必ず勝つですよ。援護をお願いします!」
ネコネが仕掛ける
同時にクオンも反対側からアイコを狙う
アイコ
「悲しいわね、こうなると痛くするしかないじゃない。恨まないでね、、貴女達が悪いんだから」
アイコの手から鎖のような物が出る
2人は素早くそれに反応して距離をとる
アイコ
「あら、、勘が良いのね。今ので決まるはずだったのに」
鎖がアイコのまわりをウネウネと動く
クオン
(これは、、なかなか近づけないかな。速さでどうにかとか言う問題でもなさそう)
ネコネの方を見る
何やら合図を送っているようだ
クオン
(了解かな)
クオンがアイコの注意を引きつける
アイコ
「貴女、、何か嫌な感じ。絶対殺さなきゃって本能で感じてる、、」
クオンの中のウィツァルネミテアに反応しているのか
クオン
「ハァッ!!」
クオンが鎖に向かって攻撃を放つ、鎖はその一撃で全体に衝撃が行き渡り一瞬だが鎖の動きがとまる
アイコ
「ふふ、そこをあっちのお嬢さんが狙ってくるのかしら?甘いわね、最初の死体はあのお嬢さんに決まりね!」
アイコはネコネが突進してくると思いネコネが攻めるであろう場所に攻撃を仕掛けた
だが
アイコ
「えっ、、?」
そこにネコネはいない
アイコ
「どうして?あの隙からしか攻撃はできないはず、、失敗?怖気付いた?」
ネコネ
「私の素早さを舐めないでほしいのです。直線の道なら開いた瞬間にここまで来るのは容易なのですよ」
そう言うやいなやネコネはアイコを切り刻んでいた
アイコ
「ああぁぁああああっ!!」
アイコの悲鳴が響き渡る
そしてその場から上へ飛び体制を整えようとする
アイコ
「くっ、、ゆ、、油断したわ、、でもトドメをさせなかったのはまずかったわね、貴女達はもう私には近づけない!」
アイコが再び鎖で防御壁を展開しようとするが
ネコネ
「大人しくこっちで切り刻まれてればよかったのです。そっちは私の攻撃より痛いのですよ」
アイコ
「、、、えっ?」
上に飛んで安心しきっていたアイコ、そのさらに上にはクオンがいた
クオン
「もう負けられない、必ず勝つと決めたの。」
アイコ
「あ、、、ああっ、、」
クオン
「舞い散れ!命の花!!」
クオンの一撃がアイコをとらえ真下に叩きつけられる
アイコ
「痛、、、い、、、あはは、、負けたのかな、、私」
クオン
「辛かったよね、今まで。もういいの、もう解放されていいんだよ」
その言葉を聞いた途端アイコの身体が徐々に消えていく
アイコ
「そっか、、もういいのね。長かったなぁ、、」
アイコは最後の時を迎えると知り2人を近くに呼んだ
アイコ
「会ったばかりですぐお別れだけど、、、私の本当の名前、、覚えててくれるかな?」
アイコが2人に本当の名前を告げる
クオン
「忘れないよ、ずっと」
ネコネ
「私も、忘れません。ずっと、ずっと」
アイコ
「ありがとう、、ありがとう」
そう言ってアイコは消えていった
クオン
「なんでだろう、憎めないものだね、、彼女とは、友達になりたかったかな。会って戦って、最後にちょっと話しただけなのに、、」
ネコネ
「なんでも楽しめる性格って言ってましたから、すごく明るい人だったのかもです。私ももっと知りたかったです、名前だけでしたが、大切にしたいと思ったのです」
そして2人は他のオーツがいる場に向かう
それを見ていたキシタル
キシタル
「ふむ、アイコが逝ったか。あの鎖は強いが多人数相手には不向きではあったからな。結果は当然といったとこか、それでもあの時より強くなくては倒せなかったとは思うが」
過去にキシタル1人で不意打ちとは言えハク陣営を壊滅寸前まで追い詰めたキシタル、それがすでに遠い過去のように思えた
キシタル
「向かった先は、やはりヴレイのとこか。よく見ている、となると次に決着がつくのはボーンズかガシャグラか。だがあのガシャグラの姿、、あいつ、あんな切り札を持っていたとはな、あの状態なら俺より強いかもしれん。だがその程度の壁は超えてもらわねばならん、この先を進むためにはな」
そこに1人の影が現れる
チー
「アイコちゃん逝っちゃったかぁ。アハ、ガシャグラすごい見た目だね〜」
キシタル
「チーっ!?何故ここに!」
さすがに驚きを隠せないキシタル
チー
「やっぱりキシタル裏切ってたんだね、ほんと他の連中に怪しまれてながらも気づかれてないのは私が嘘ついて騙してあげてるからなんだから感謝してよね」
キシタル
「、、、なるほどな。道理で事が上手く運んでいるわけだ、、貴様、何が望みだ?」
チー
「私はハクって人に興味があるだけだよ。彼と会うために下のオーツ全員犠牲にしてもいいと思ってるからね。だからキシタル、貴方と私は今から共犯者だよ。肝心のハクって人はあれかな、まぁ今はいいや。下のオーツ全員を始末した後彼と私を引き合わせて、いい?」
ものすごい圧を感じるキシタル
キシタル
「、、いいだろう。俺も大半のオーツを貴様らに気兼ねなく始末できるなら願ってもない事だ」
チー
「ふふん、こうしょーせーりつだね。じゃああの戦いも気になるけど帰るね。今後の編成は私を通してね、上手くやってあげるから。さ、ママ、帰ってカレー食べようね」
チーは獣のタタリに乗り去っていった
キシタル
「、、、俺も慢心が過ぎたか。だが、思わぬ好機ではある、存分に利用させてもらうさ」
未だに読んでくださる方、ありがとうございます
不定期更新になり申し訳ございません
オーツとの戦いは1人1人書いていくため連載はまだまだ続きそうですが、そこらへんはご了承ください
それではまた!