うたわれていくもの   作:病弱マン

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決着

ハク、キシタル、そしてハクオロの共闘

ガレイはたかが1人増えたところでと思っていたが3人による連携は徐々にガレイを追い詰めていた

 

ハクオロ

「下がれ!2人とも!」

 

攻撃を仕掛けようとした2人だったがハクオロの声にすかさず反応しハクオロのいる場まで下がる

 

ガレイ

「ちっ、、またかっ、、」

 

ガレイの拳が空を切りハクとキシタルのいた地面に亀裂が走る

 

ハク

「近くにいるとあの突然来る拳は見づらいな、、隙ができたようにしか見えなかった」

 

キシタル

「誘い込まれていたと言うことだな、元がガシャグラとは思えない戦い方よ。ヴレイの影響かもしれんが、、」

 

2人は肝を冷やしたかのように話す

 

ハクオロ

「遠くからでも中々見づらいものだがな、しかし、、想像以上に強い、どうしたものか」

 

悠長に考える時間はもちろんガレイが許すわけもなく3人に向かって来る

 

ハク

「キシタル、少し引きつけとく。これも使え」

 

ハクは懐にある鱗を取り出しキシタルに渡す

 

キシタル

「弟の、、そうか、わかった」

そう言うとキシタルはすぐさま能力を使い姿を消す、厳密に言うなら認識できないだけでその場にはいるのだが

 

ハク

「先代、少し前線に出てもらうぞ」

 

ハクオロ

「やれやれ、父親使いの荒い息子だ」

 

2人がガレイに向かっていく

 

キシタル

「俺1人では認識しようと注意していれば見抜かれてしまうが、さらにこれを使えば」

 

存在はさらに薄れもはやその場にいたことさえ忘れさられてしまうまでになっていた

 

キシタル

「渾身の一撃を叩き込まねばならない、覚悟するがいいガレイ」

 

ガレイはハクとハクオロを相手にしながら違和感を感じていた

 

ガレイ

(なんだ、、?何かおかしい、、さっきと、何が違う?戦っていたのは、、2人だったか?)

 

ガレイの動きに気付くキシタル

 

キシタル

(やはり、どんなに存在を薄くしても違和感はあるか。無かったに等しいまで存在を稀薄にすれば記憶にまで影響を及ぼす。だがその事実まではなくならない、違和感を覚えて当然、だが)

 

違和感にとらわれている隙にハクの一撃が入る

 

ガレイ

「かっ、、はっ!!貴様!」

 

ハクオロ

「隙を見せたな、、本当の隙を!」

 

ハクオロが鉄扇による一撃を放つ、この鉄扇は新しく作ったものだった、ハクに持たせたものとほぼ同じに作られている

 

ガレイ

「貴様ら!何をした!?何故こうも、、!!」

 

ガレイは一瞬冷静さを欠いていたがすぐに落ち着きを取り戻す

 

ガレイ

「、、、、まぁいい、どのみち貴様ら2人を殺せば終わることよ。少し痛かったがまぁ焦るほどの攻撃でもなかった。余計な事は考える必要ないな」

 

キシタル

(そうだ、それでいい。一切の違和感を感じなくなれば必ず機会が訪れる、頼んだぞ2人とも)

 

ハクが深いため息を吐く

 

ハク

「はぁあぁぁ、、、まったく、、この後もクオン達にどやされると思うと億劫になるな、、」

 

ハクオロ

「それ以前に負ければ元も子もないがな、私もお前を助けると約束してしまったし。」

 

2人が他愛ない世間話をしていると

 

ガレイ

「話は終わりか?なら続けるぞ!」

 

ガレイが2人に襲いかかる、、が

 

ガレイ

「がっ、、!!ぐっ、、あ!」

 

ガレイが2人に襲いかかる速度はあまりにも速かった、だがその速さが命取りになった

ガレイの腹にキシタルの拳がめり込んでいた

 

ガレイ

「キ、、キシタル!貴様!」

 

キシタル

「俺1人の力をいくら引き出したところで大した傷は負わんだろうガレイよ。ならば貴様の速度を利用するまで、だが貴様は俺がいなくなった事への違和感を感じていたな、ゆえに一歩引いた戦い方ではトドメをさすことはできない。根気よく待ったかいは、、あったようだ」

 

ガレイ

「ま、、まだまだああぁぁ!!」

 

ガレイは腕を薙ぎ払う、キシタルはこれをくらってしまった

 

キシタル

「ぐあっっ!!」

 

吹き飛ばされるキシタル

ハクとハクオロは一瞬キシタルの身を案じたが彼のくれた機会を逃してはならないと一気に勝負を決めにいった

 

ハク

「先代、ここで決めるぞ!」

 

ハクオロ

「はぁあぁぁ!!」

 

2人による鉄扇の連携攻撃

 

ガレイ

「ぐ、、おぉっ!ここまでして、、ここまでして負けるのか!認めへん、、ワシはこんな結果が欲しゅうて戦ったんやない!!ワシは!なんのために融合までしたと思っている!勝つためだ!勝つために!」

 

ガシャグラとヴレイの人格が表に出始めている、が体は融合してしまっている。人格は離れようとしているが体はすでに1つになっているため無理に人格を剥がすと体が真っ二つになるのは必定、もはやどうにもならない。

 

ハク

「おそらくこれは、浄化しても救われないかもしれないな。」

 

ハクオロ

「そうだな、おそらく禁忌とされていたのだろうこの融合とやらは。オーツの長、ミコトが見限るわけだな」

 

キシタル

「そ、その通りだ、、俺も知らなかったくらいだからな、、おそらく未来永劫、死した後も罰を受けるほどのものだろうな」

 

キシタルがフラフラになりながら2人と合流する

 

キシタル

「だが、自業自得だと思って、、トドメをさしてやれ」

 

ハク

「少し気が進まないが、、まぁ了解だ」

 

ガレイはもはや言葉も発せないくらい醜い塊と化していた

 

ハクはトドメをさし、戦いはハク達の勝利となった

 

キシタル

「ふぅ、、少し予想外の事が起きたが、まぁ無事に終われたか」

 

ハク

「無事かどうか怪しいものだがな。とりあえず今日はさっさと帰ることにする、クオン達も心配しているだろうしな」

 

キシタル

「了解だ、それではな」

 

キシタルはその場を後にした

 

ハクオロ

「私達も戻るか、いや〜これは娘に感謝されちゃうな〜」

 

ハク

「親バカもほどほどにしとけ」

 

2人はそう言うと一瞬で結界内に戻る

そこには泣き顔でぐしゃぐしゃになった顔のクオンとネコネ、安堵した顔のウコン、キウル、そして特に顔の変化がないヴライがいた

 

ハク

(あぁ、、これはやってしまったな。これもまた、自業自得か)

 

クオンとネコネがハクに抱きつく

 

クオン

「ハクっ!!よかった!よかった無事で!えぐっ、、えぐっ、、」

 

ネコネ

「心配じだでず、、兄様、、兄様ぁぁ」

 

ハクは2人の頭を撫でる

 

ハク

「すまなかった、、咄嗟の判断でああするしかなかったとは言え心配をかけた、、」

 

ウコン

「アンちゃん、無事でなによりだ。後、すまなかったな、ヴレイを仕留めきれなかったせいで、、」

 

ハク

「自分の方こそ、ガシャグラをさっさと倒せてればよかったのにできなかったからな。お互い様だ」

 

遠くからヴライが様子を見ていた、そしてそのあとは何も言わずに帰っていった

 

ハク

(何も言わないと怖いんだが、、)

 

クオンとネコネが離れてくれない

 

トリコリ

「心配をかけたのですから甘んじて受けなさい、よいですね?母からは以上です、後で皆で仲良く食事しましょう」

 

母はそれだけ言うとまた料理に取り掛かりにいった

 

ハク

(決意したにもかかわらずここまで心配かけたのもまた事実、まだまだだな、、)

 

クオン

「ハク、、、ハク、、」

 

ハク

「あぁ、自分はここにいる。ほんとにすまなかった」

 

クオン

「ううん、助けてくれてありがとう、、」

 

クオンとネコネの頭を撫でながらふと顔を上げるとニヤニヤ顔のウコンと羨ましそうに見るキウルの姿があった

 

ハク

(気まずい、、実に気まずい、、あーキウルよ、そんなに泣かないでくれ、自分が無事で泣いてるんじゃないよなあれ。明らかに再々失恋みたいな泣き顔だ、、許せよ)

 

その日はギリギリまでクオンとキウルにいてもらい食事をしながら過ごした

 

クオン

「ハク、、、またすぐに呼んでね、、お願い、、かな」

 

ハク

「心配するな、必ずまた呼ぶ。約束だ」

 

ネコネ

「姉様、、よかったら私が今回、、」

 

クオン

「ううん、家族との最後の時間を奪いたくないの。ハクも約束してくれたし、いっぱい楽しんでねネコネ」

 

ネコネ

「は、はいです!ありがとうなのです姉様!」

 

そうしてクオンとキウルは帰っていった

 

ウコン

「じゃあ俺もそろそろ時間のようだ、また明日だなアンちゃん」

 

ハク

「ああ、兄貴によろしくな。あとついでにマロも」

 

ウコン

「はっはっは、ついでと知っちゃあ泣いちまうぜあいつは」

 

冗談を交えながら他愛のない話を少ししてウコンも帰っていく

 

トリコリとネコネも疲れたのかすぐに寝室に行き眠りにつく

 

ハク

「、、、、危ない戦いだった、、な」

 

ハクはガレイとの戦いを思い返していた

おそらく守護者はさらに強い、、そう考えると寝ることができなかった、、

 

 

 

 

 




久々の更新です
3000文字超えてしまいました
やっばりいつもより長い展開になっちゃいました

下位オーツとの戦いをどうしようか悩んでおります

では!
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