クオン
「ハクっ!どうして!?息はある、、なのにどうして起きないの!?」
フミルィル
「特に異常は見当たらないですねぇ、眠っている事以外はですが、、」
ハクが1人自室へと戻っていた時、いつまで経っても戻ってこないハクに違和感を感じた2人はハクの部屋に向かった。そこにはただ寝ているハクがいただけで2人は安堵した、だがいつまで経っても目覚めない、2人はハクを起こそうと頑張ったが未だにハクは眠ったままであった
クオン
「ハク、、、」
フミルィル
「オーツとは最近接触はされてないはずです。となればハク様を眠らせ目覚めないほど意識の奥深くまで連れていけるのは、、、」
クオン
「ウィツァルネミテア、、っ!一体ハクに何を!場合によっては私も!」
フミルィル
「いけませんクーちゃん、もう2度と解放しない、その約束を皆としたのだから」
クオン
「、、、でもこのままじゃ!」
フミルィルはハクの顔に触れ容体を可能な限り確かめる
フミルィル
「熱もありません、呼吸も落ち着いているように見えます。もう少し待ってみましょう、ね?」
クオン
「、、、わかった、、かな」
渋々だがハクが目覚めるのをもうしばらく待つ2人だった
場所は変わりハクの精神世界
ハク
「ここは、、確か無性に眠くなったとこまでは覚えているが、、眠くなった?自分が?」
そう、ハクは現在仮にも神である。疲れはするし痛みも感じるが眠くなるということはこの姿になってからは初めてだった。もちろん寝ようと思えば寝れるのだがそれはすることのない時が来た時の時間つぶし以外になかった
そのハクが眠くなった、この事実の違和感に瞬時に気づいたハク
ハク
「こんな芸当ができるのはウィツァルネミテア、あんたしかいないだろう。出てこい、要件はなんだ」
ウィツァルネミテア
「あぁ、ようやくここまで力を取り戻せた、、礼を言うぞハク、オーツを僅かながら減らした事により我は徐々に力を取り戻している、、」
ハク
「な、、に、、?そんなバカな!オーツを倒すことにより何故貴様が力を取り戻す!?」
ウィツァルネミテア
「くくく、、、何故?我は今尚やつらに呪いをかけているのだぞ?これはもはや我にも避けられないもの、だがその数が減ればその分の力を自身に使えると言うのは自然な事だとは思わぬか?お前が奴らを倒せば倒すほど我は力を得る、数年前顕現したあの時よりさらに!」
ハク
(バカな、、それでは星に封印などできぬ、、今のやつの力ならいけると踏んだ上での判断だった、これでは仮に星に封印できたとしても星の浄化力では意識がないぶんやつの呪いには耐えられん、、)
ウィツァルネミテア
「其方はよくやってくれた、ハクオロは奴らを滅ぼすのを躊躇していたからな。そして、、今更やめることもできまい?奴らの境遇を考えればな」
ハク
(その通りだ、奴らは浄化されなければならん、、だがそうすればこいつは、、)
最悪な結果が出かねない、ハクは予想してない事態に対して常に最善の行動をとっていた、故にどんな予想外の出来事でも対応できるはずだったのだが
ハク
(これは、、どうすればいい、全力を出したこいつを止めれる存在など、、いるのか)
???
「させません、アナタのような神、この世には必要ありません」
ハク
(誰だ?自分の精神世界にこうも簡単に入れるやつなんて、、、)
ウィツァルネミテア
「さすがと言うべきであろうな、ミコト、貴様なら来れるだろうとは思っていたが、それでも驚いているよ」
ハク
「ミコト、、だと?ならばこいつがオーツの」
見た目は女だとわかる、だがそれでも異形の姿ではある
ミコト
「貴方がハク、どうも初めまして。私はミコト、ごめんなさいね勝手に貴方の世界に入って」
ハク
「くっ、、いろいろややこしくなってきたな。だが、、」
ミコト
「ええ、敵対している三者がここに揃った。互いの目的を話し合うのもアリ、だと考えてます」
ハク
「そうだ、どうやら自分のとこだけ情報が足りてないと見ている、なんとか有益な情報を聞き出したいところだ」
ウィツァルネミテア
「いいだろう、せっかくこの3人が揃っているのだ。ここで3者の立場をなるべく平等にするのもまた面白いかもしれぬ。それでは我から、今現在我は無力。オーツならびにミコトがいなくなれば完全復活となる」
ハク
「それが一番やっかいだな、自分はオーツを浄化し平和な世界にして自分自身もその世界で暮らす。ウィツァルネミテアを星に封印してな、だが」
ミコト
「ええ、私達を倒せばこの大神はかつてない力で蘇ります。よって私達は仕掛けてこない限り手を出す事を禁じました」
ハク
「この数ヶ月音沙汰がなかったのはそのためか、、」
ミコト
「そうですね、ですが私はオーツ達を家族だと思っています。止むを得ずその数を減らす時はありますが」
ガシャグラとヴレイの融合やバムナー達の暴走間近の連中の事だろう
ハク
「だが今後永遠に呪いを退けられるとは限らんだろう、現にバムナー達はそうだった」
ミコト
「ええ、ただの問題の先送りです。ですが完全体のそれの復活、どうやって止められると?」
そう、、止められないのだ。いつか、遠い未来の話かもしれない、だがいつかその日が来る。ウィツァルネミテアの完全復活の日が
ウィツァルネミテア
「今は無力な我だが、勝者はすでに決まっている。どう足掻いてくれるのかな。仮初の神、そして人のなり損ないよ」
ミコト
「ハク、貴方はどうしますか?」
ハク
「予定を大幅に変更するべきなんだろう、が、、予定は変えん。オーツは浄化する、ミコト、貴女もな」
ウィツァルネミテア
「で、あろうな。くっくっく、さて我はその時が来るまでまた眠りにつこう」
ウィツァルネミテアはそう言い残し闇に消えていった
ミコト
「聞いていた通りの方でしたね。ですが覚悟しておいてください、私はもちろん、守護者の力はそちらの想定を軽く超えてくるもの。手加減はしませんよ」
ハク
「あぁ、望むところだ。」
ミコト
「それでは私もそろそろ、、あ、そうでした。あの人は、元気にしていますか?」
ハク
「やはり覚えているのだな」
ミコト
「ええ、片時も忘れたことなどございません。あの大神の呪いを跳ね除けているのもその想いがあるからこそ」
ハク
「そうか、心配するな。元気にしている、仕事が嫌になってサボったりしているよ」
ミコト
「そうですか、ふふ、あの人らしい。敵同士ですがもし私が倒れた場合は、、いえ、なんでもありません。それでは」
そうしてミコトも消えていった
ハク
「ここに来てまたやっかいな問題が出てきたな、、しかも最上級のやっかいごとだ、、どうするかな」
ハクは考えるまもなく目を覚ました
ハク
「ここ、、は、、自分の部屋か」
クオン
「ハク、、、すぅ、、すぅ、、」
ハク
「クオン、、目が腫れている、どうやら心配させてしまうほど寝ていたのか」
ガシャン!
陶器の割れる音
フミルィル
「ハク様!!ご無事ですか!?」
その声にクオンも目を覚ます
クオン
「ハク!よかった!大丈夫!?」
ハクは起こった事を2人に話すことにした