クオン
「それにしても感激かな、あのトゥスクル様とこうして会えるなんて」
ハクオロ達が自分達の国ができた時につけた国名「トゥスクル」、それが徐々に広がり今や大国と言っても過言ではなくさらにヤマトとの同盟まで成しているのだ
トゥスクル
「どこにでもいる普通のバァさんじゃよ、村を束ねることくらいしかできなかったね、、のぅ?エルルゥ、アルルゥ」
そこにはかつてトゥスクルがまだ小国だった頃から、又は国となる前からの知り合い、そして家族達がいた
エルルゥ
「本当に、、おばあちゃん、、っ!」
アルルゥ
「おばあちゃん!!」
二人がトゥスクルに抱きつく
そしてユズハの方には
オボロ
「久しぶりだな、、ユズハ」
ユズハ
「ハイ、その声、、お兄様。ふふ、、触っててある程度はわかっていましたけど、初めて見ました。お顔」
カミュ
「ユズッち、久しぶり、、、あー!お肌綺麗!いいなーいいなー!!」
カミュがユズハの顔をプニプニしている
ユズハ
「カ、カミュちゃん、くすぐったい。クスッ、思った通りの顔です。すごく可愛くてそして綺麗な翼」
カミュ
「えへへ、ありがと!アルちゃんはもう少し待ってあげてね。お婆様と再会中だから」
ユズハ
「ハイ、なのでまずは私から、、」
ユズハがハクオロの前まで歩み寄る
ユズハ
「仮面をしてなくてもすぐわかりました、、ハクオロ様」
ハクオロ
「ユズハ、、私は、、いや、違うな。久しぶりだユズハ、また会えて嬉しい」
それを聞いたユズハはハクオロに抱きついた
ユズハ
「ハイ、私もです。またハクオロ様と会えて、こうやって触れられて、、また別れるのが辛くなるほどに、、」
ハクオロ
「なに、あと数十年もしたら私もそちらに行く。また会えるさ、だから今はこの再会を互いに喜び、分かち合おう」
ユズハは何も言わずただ頷いていた
オボロ
「兄者よ!そろそろ俺にも妹との、、、うぶ!」
クロウ
「今は二人だけにしてやんねぇ、時間はあるって話なんだからよ。ねぇ大将!」
ベナウィ
「えぇ、無論帰った際にお二人には少々缶詰になってもらいますが」
おそらくはこの場を設けるためにハクオロがかなり無茶な条件を飲んだと思われる、当然オボロも同様なのだろうが
ハク
(なるほど、この場であっても中々にブレてないな。あれが噂に聞くベナウィか、頑張れよ先代)
そしてトゥスクル達はと言うと
トゥスクル
「本当に大きくなったねぇ、お前達に看取られてなんの悔いもなかったが、また会えるのは本当に嬉しいねぇ。それでもあの後は大変だったろう、村人全員が来た時はびっくりしたもんさ」
エルルゥ
「うん、でもハクオロさんが本当に頑張ってくれてて、、」
そう話してる内にハクオロがユズハ、オボロと共にやってきた
トゥスクル
「ふむ、久しぶりじゃのオボロ、ドリィ、グラァよ。似合わん髭はまあこの際置いておくとしようかの」
オボロ
「トゥスクル様、お久しぶりでございます。このオボロ、あの時あの場にいなかったことを今でも、、」
と言いかけた時杖で頭を殴られるオボロ
オボロ
「痛っ!な、何を!?」
トゥスクル
「お前がいようがいまいが結果は変わらんかった、それに多大な犠牲を払ったとは言えあの時生きていれば今あるトゥスクルと言う国はなかったはずじゃ。そうであろうハクオロ?」
ハクオロ
「しかしそれでも、この場にいる皆には納得できるものではありませんでした。その気持ちだけは変えられないものですよ、トゥスクルさん」
トゥスクル
「やれやれ、お主も相変わらずじゃのぅ」
皆が再会を喜び今を楽しんでいる。ハク、帝、ホノカはそれを見ながらハク達はハク達なりに盛り上がっていたが
クオン
「もぅハク!いつのまにあの場から離れちゃってくれてるかな!夫婦なんだから貴方も来るの!」
こうなると帝やホノカはクオンの味方になるためハクはその場から連れさられていくのだった
帝
「あやつも大変じゃのう。なんとか現界させてやりたいところじゃが、、ホノカよ、あれの準備はまだかの?」
ホノカ
「ライコウ様とウォシス様が急いでやってくれていますがいかんせん数百年ともなると時間がかかるようで、、」
帝
「ふむ、まだ少し時間がかかるか。じゃが成功すれば」
何やらハクの助けになるために色々動いてる帝、ホノカ達
帝
「さて、余達は先に戻るとしよう。あの者達の再会の場ゆえあまり邪魔もできまいて」
ホノカ
「えぇ、それでは我が君、こちらに」
そうして帝、ホノカは戻っていった
ハク
(先に戻ったか。一言くらいは残していけよ、、)
そしてハクはクオンに連れられ皆がいる場まで来る
クオン
「ふふ、現界してからのはずだったのにこの場で報告できちゃうねハク」
ハクも腹を括ったのか皆に挨拶をする
オボロ
「ふん、俺はまだ認めておらんぞ!とりあえず1発は殴らせてもらわんとだな!!」
コツン!
オボロ
「痛っ!トゥ、トゥスクル様!?」
トゥスクル
「まったくお前はそういう所はまるっきり変わっとらんのぅ。ユズハ、エルルゥ、アルルゥ、ハクオロ、この場にいる者全員が認めるほどの男になんの不満がある?手塩に育てた娘が巣立っていくのは喜ばしい事ではないか。醜い嫉妬はおよし」
ユズハ
「兄様、クオンは親の道具じゃないから、この子が決めた殿方を信じてあげてほしいです。認めないから殴るなんて、、そんな兄様は、嫌いです」
オボロ
「ぐはっ!!!」
ハク
(妹に嫌いと言われるのはさすがにショックだよなぁ、、自分もネコネに言われたら立ち直れん自信がある)
さすがに同情したのかハクが助け船を出す
ハク
「まぁまぁ、オボロ殿も色々複雑な気持ちなんだろう。一方的に殴られるのはさすがに御免被りたいが手合わせという形で溜まった者を発散させてはいかがでしょう?」
それを聞いた瞬間オボロの目に光が戻った
オボロ
「乗った!それならば皆も文句あるまい!!」
ハクからの提案だからか渋々だが納得する一同
ハク
(やれやれ、やはり乗ってきたか。さて、、それなりに頑張るとしますか)
ハクとオボロの対決が始まろうとしていた