うたわれていくもの   作:病弱マン

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ハクの覚醒(後編

ハクは持てる力をすべて出し切ったがそれでもハクオロ達には届かなかった

当然と言えば当然だ、彼等は神が相手であってもそう簡単に負けるような連中ではない、むしろその類で言うなら専門家と言ってもいいくらいである

 

ハク

「はぁっ、、はぁっ、、」

 

ハクは立ち上がろうとするも叶わずその場に片膝をつき自身の負けを認めた

 

ハク

「さすがは先代率いる猛者達、、だな、、ここまで完膚無きまでにやられるとは、、」

 

 

ハクの状況を心配するクオン、フミルィル

ハクに駆け寄ろうとするが

 

ハクオロ

「行ってはならない、ここからが本番だ」

 

クオン

「でも!でもハクがっ!」

 

そこにユズハがクオンを抱きしめる

 

ユズハ

「安心してくださいクオン、確かにこの儀式は危険なものです。でも私とトゥスクル様で必ず成功させます、そうすればハク様もすぐ元気になりますから」

 

ユズハはそう言うと先にハクの元に向かったトゥスクルの後を追っていった

 

クオン

「お母様、、、」

 

そしてハクの元にトゥスクルが先に着くと

 

トゥスクル

「こっびどくやられてしまいましたな、しかしその状態でなければ成功いたしませぬ、ユズハの抱えていた病、そしてそれはあのクオンにも当初はかかっていた病ですじゃ。我々には病でしかありませぬが、神である其方にとってはむしろ力に変わる。それを御せるかどうかはハク殿にかかっておりますが、この老いぼれとユズハが支えますゆえどうかクオン達のためにも乗り越えていただきたい」

 

ハク

「なるほど、、しかし、死した以上その病はもはやユズハ様のもとから離れているはず、、それをどうやって?」

 

そこにユズハが到着する

 

ユズハ

「その仮面はハクオロ様の記憶も見れると聞きました、ハク様は過去の私と比べて違和感を感じませんか?」

 

ハク

「む、、そうだな、弱々しい雰囲気であった過去の貴女と比べるとその、いささか活発になったと言うべきか」

 

ユズハ

「ふふ、、そうですね。私は病で命を落としました、そしてそれを抱えたまま死者の国へ。ですので実はまだ私の中にいるのです、様々な力を持った何かが。それを死したあとにトゥスクル様達の助けもあり御する事ができました。死してから元気になると言うのも不思議なものですけど、それから少し性格まで変わってしまったようで」

 

ハク

(様々な神が衝突することで体を蝕む、、だったか?正直解明されていない病ゆえそのような理由になっただけかと思っていたが、、、)

 

トゥスクル

「まぁあれこれ説明したところでやる事は変わりませぬからの、早速始めさせていただこうかの、ユズハ、準備はよいかい?」

 

ユズハはコクンと頷くと手をハクに向けた

 

ハク

「ぐっ、、、!!こ、、れは!」

 

ハクに何かが流れ込んで行く

 

ハク

「が、、!あ!」

 

ユズハ

「言ってもたかが病の元でしかない力です、ですがハク様がすでに持っている神の力、その力が弱まっている瞬間ならばこの力をかき消すのではなく取り込む事ができるはず!その力のみを取り込み病となる不純物だけを放出してください!」

 

ハク

(なるほど、、そういう事か、しかし不純物だけを取り除くと言っても、、一体どうやって、、)

 

そこにトゥスクルがユズハの近くに行くと

 

トゥスクル

「見えるかいユズハ?」

 

ユズハ

「はい、あれが生前私を苦しめていたもの、、見えます、病が、、病だけが」

 

そう、ユズハには見えていた

 

ユズハ

「ハク様、今から私が見えているものをお見せします。取り除く作業はトゥスクル様と共に、、お願いします!」

 

トゥスクルは粉袋のようなものを取り出す

 

トゥスクル

「今からこの粉を振り掛け病を一時止めます、その隙に力を取り込んでくだされ。そして取り込んだ後は残りの病を本来の力で掻き消せば成功ですじゃ」

 

ハク

「了解、、しまし、、た、お願い、、します」

 

トゥスクルはそれを聞いてハクに粉をかけた

するとハクは流れ込んでくる力の一部分が止まる事を感じた、その瞬間ハクは今流れ込んでくる力に病がない事を悟り一気に力を取り込んでいく

 

ハク

(だが、、これは、思った以上に多い。急がなければ病が動き出す、、なんとも妙な表現だなまったく)

 

なんとかすべての力を取り込んだハク

残るはなんの益もない病だけが残された

 

ハク

「さて、残されたものはもう必要ないな。っしょっと」

 

病の元はあっけなく消滅、、、とは行かず

 

異形の者と化した

 

病?

「オノレエェエ、ユルサヌゾ!!ヨクモ!ヨクモォオ!」

 

病が具現化した?そう感じたハクだがすぐに何かが違うと感じる

 

ハク

(なんだ、、この嫌な感じは、、何処かで感じたような、、、)

 

病?

「キサマァァア!キサマサエイナケレバ!ヨクモォオ!ヨクモォオ!ハクゥウ!」

 

ハクの名前を呼んだ、可能性を考えれば知っていても不思議ではない、力だけを取り込み病だけ除け者にした以上激怒するのもまぁ頷ける、だがこの怒りはそうではないように思えた。貴様さえいなければ、、この儀式自体はハクオロである可能性もあった、だがこいつはハクに恨みを持っている口ぶりだ、、つまりこれは病の意思ではなく別の何か、、

 

ハク

(これは、、病の元が消える瞬間に何かが取り憑いたのか?だとしたらこいつは、、)

 

トゥスクル

「これは予想外じゃった、、まさか具現化するとは」

 

ハク

「いえ、これは病が具現化したのではなく、病に怨霊が取り憑き形を成したと言ったところでしょう。自分にここまで恨みを持ってる点からして間違いないかと、トゥスクル様、ユズハ様と共にこの場から避難を。この者の相手は某がいたす」

 

口調が変わるやいなや目つきが変わるハク

 

ハク

「なるほどな、、禁忌を犯すだけあってしぶとい、だがその姿であるなら遠慮はいらぬようだ、二度と某の前に現れぬよう次は完全に仕留める、覚悟せよガレイ!!」

 

ガレイ(怨霊)

「ハクハクハクハクハクゥウ!!コロスコロス!」

 

ガレイとの戦いが再び始まる

 

 

 

 

 

 

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