可愛い。
◇Side コハル
「振り下ろし攻撃来ます! ……今! アスナ! キリトさん!」
「はぁぁぁぁっ!」
「らぁぁぁぁっ!」
私の合図で、振り下ろし攻撃を避けた二人が同時にソードスキルを発動させた。私も同じように短剣用聖属性ソードスキル《セイクリッド・エッジ》を発動させる。
三人が持つ剣に閃光の如く白いライトエフェクトが宿る。白い閃光は聖属性の証。それぞれが様々な軌跡を伴って死神の身体に赤い線を刻んだ。
今の一撃でヘイトが溜まったのだろう。ギョロリと血走った目がキリトさんを捉えた。
「アリス!」
「こっちを向けこの骸骨!」
叫んだアリスの身体から、緋色のエフェクトが立ち上る。《英雄之剣》のスキルの一つ《ブレイブシャウト》だ。周囲のモンスターの自分へのヘイト値を上昇させる効果があり、キリトさんへ移っていたターゲットが再びアリスに戻った。
死神との戦闘が開始してから数分が経過し、第一段階での攻撃パターンはある程度網羅することが出来た。
大鎌での攻撃は、やっかいなことに刃の部分だけでなくその内側……柄の部分にも攻撃の判定がある。また、横薙ぎ攻撃は正面だけでなく、ボスを中心とした円形範囲技に繋がる可能性が高く、側面や背後を取ったからといって迂闊に近づくのは危険だ。
唯一、振り下ろし攻撃だけは隙が発生するので、そこを逃さず硬直の少ない聖属性ソードスキルを打ち込み、攻撃範囲の外へ退避するという一撃離脱を繰り返す。
「ヤツのHPが見えたぞ!」
やっと見えた……。《識別》スキルは熟練度がカンストしていても敵のレベルが高すぎるとその効果が発揮されない。が、一定量のダメージを与える事でHP等の基本的な情報のみだが見ることが出来るようになる。
表示されたバーの数は……二本。そのうちの一本が大体半分くらいまで削れている。
やはり、このモンスターは《The》という定冠詞が付いているもののフロアボスではなくフィールドボスとして扱われているらしい。
このゲームにはボス修正というものがある。同じモンスターでも、ボスであるかそうでないかでパラメータが変わるというものだ。
その最たるものはHP。フロアボスは四本。フィールドボスは二本。フィールドMOBは一本というように差が出ている。例えば、第一層のボス《イルファング・ザ・コボルド・ロード》なんかは、十層辺りで似たような姿かたちのモンスターがフィールドボスとして現れる。さらに上層に上ると、ただの色違いがその辺をうろついていたりもする。
ボスなのに唯一じゃないんだ……とは思ったものの、ただでさえ膨大なデータを必要とするSAOだから、そういった小さなところで容量の削減を取ることはオンラインゲームじゃあよくある事というのはキリトさんの談だ。
このボスがフィールドボス扱いという事で、最悪の最悪は回避できた。だけど、依然として状況は芳しくない。
「範囲攻撃、来ます! 1、2……今!」
僅かな予備動作から次の攻撃を先読みし、指示を飛ばす。バフが切れる前に、掛け直す。位置取りを常に意識して、隙が出来れば自身も攻撃に加わる。
いつもやってきたことが、たった一手の失着が死を招くという極限状態が大きなプレッシャーとなる。心臓は常に早鐘を打ち、流れるはずも無い冷や汗を幻視する。
この綱渡り的な戦況を支えているのは、私の指揮も、キリトさんの攻撃能力も、アスナの的確なフォローも欠かせない。だけど、一番鍵を握っているのは……アリスだ。
彼女が常に敵に貼り付いてターゲットを取ってくれているから、他の3人が自由に動ける。
ボスの攻撃を一撃でも貰えば、いかに高レベルな彼女だろうと致命傷になることは想像に難くない。それでも彼女は、ぴったりと張り付き、絶えず攻撃を繰り返し、時にスキルを使用することでヘイトを完璧にコントロールしている。
死神の攻撃は、一つ一つが恐ろしく早く、予備動作を見てからでは並みのプレイヤーでは……というか私では躱し切る事は困難を極める。だから予備動作の予備動作――ほんの僅かな動きを何とか見極める事で戦闘指揮を取っているのだけれど、それは私がボスと距離を取れているからであり、至近距離に居る彼女からは辛うじて予備動作が見えるかどうかといったところだろう。
それでも彼女はボスと1対1で戦い続けられている。その目で全てを見切り、危なげなく避け続けている。
今、戦線を支えているのは彼女だ。驚異的な集中力と、超人的な動体視力でかろうじて、支えている。
薄氷を渡るような死闘が終わりを迎えたのは、ボスのHPバーの一本目が無くなる頃……半分を下回ろうとしていた時だった。
「あともう少しでHPが半分を切ります! 私が隙を作るから、その間に一斉攻撃を!」
「「「了解!!」」」
叫び終わるや否や、ボスの正面に回り込む。
「アリス、お願い!」
「分かった!」
私の合図で、アリスが再び《ブレイブシャウト》を起動させた。ボスの注意が一瞬逸れた――今!
「っはあぁぁぁぁッ!」
通路の壁を蹴り、空中に躍り出る。そのままソードスキルを起動。短剣用単発対空ソードスキル《レイジングワルツ》――空を裂く一閃が、死神の両目を真一文字に切り裂いた。
「ギャアアアアアアアアッ!!」
「今です!」
目を攻撃されたことにより、一時的に盲目のバッドステータスを食らった死神は絶叫を上げながら両目を押さえ大きくのけぞった。
「ぜああああああああッ!」
「やあぁぁぁぁぁッ!」
直剣が、細剣が、数多の光の奔流となり死神のHPを削り取る。まだ、まだ足りない。HPが半分切るまで、後一押し足りない。
だけどまだ、彼女が残ってる!
「これ……でぇ……っ!」
閃光を携えたアリスが、両片手剣を構え死神の懐に飛び込んだ。繰り出されるソードスキルは《英雄之剣》カテゴリ最上級技。
両片手剣最上位十二連撃《リュミエール・ソレール》
剣技と足技の応酬が、まるで輪舞のように敵を微塵に切り刻む。聖属性の乗ったソードスキルがボスのHPをみるみるうちに削り取っていく。そして、僅かに残された一本目のHPバーが空になる、その瞬間。大上段から振り下ろされた、最後の一撃が――硬質な甲高い音と共に、弾き返された。
「……え……?」
「嘘……だろ……」
今、私の目の前で何が起こっているのか。誰か理解できる人が居たら説明して欲しい。
何故、何故――
フィールドボスモンスターに《Immortal Object》等という表示が出ているのか。
Immortal Object……破壊不能オブジェクト及び不死存在のこと。圏内にある建物や、NPC等に設定され、あらゆる攻撃行動が無効化される。圏内にいるプレイヤーにもこの設定が適用されているが、間違ってもMOB……ましてやフィールドモンスターに設定されていいものじゃない。そんなことをされたら、敵を倒して進むというゲームの大前提が崩壊する。
システムのバグ? でも、じゃあ……逃げられもしない、モンスターを倒して脱出することも出来ない。これじゃあ、まるで――
それは、一瞬の思考の空白。信じられない、否、信じたくない現実を見てしまったが為の、思考停止。私だけじゃなく、アリスや、キリトさんでさえも絶望に表情を凍りつかせている。
そしてその一瞬の空白は、私達を死に追いやるのに充分すぎた。
「しまっ――!」
呆然としていた全員を、死神の鎌が捕らえた。
「う……ぅ……」
壁に叩きつけられ、力なく崩れ落ちる。HPバーは辛うじて残っているものの、レッドゾーンを大きく割っている。後一撃でも食らえば――死ぬ。
死神がニタリと嫌らしい笑みを浮かべ、ゆっくりとした動作でアリスと私の方へ移動してくる。
徐々に、徐々にその距離を詰めてくる。止めを刺そうと、着実に。
「そんな……なんで……」
いくら動けと念じても、身体は地に伏したままピクリとも反応しない。HPバーの上には、小さな三ツ星のマークがついていた。最悪のバッドステータス、スタンを受けた証だ。
「アリス! 逃げて!」
せめてアリスだけでもと叫ぶが、アリスもスタンを食らっているのか、倒れたままで動く気配がない。
こんなところで、死ぬ?
こんなところで終わりなの……?
「嫌……まだ、終わりたくない……っ!」
ピクリ、と指が微かに動いた気がした。けどもう遅い。死神の鎌は大きく振りかぶられ、そのまま真っ直ぐに――
「ッ!!!」
ギュッと、目を閉じた。しかし、直後やってくるであろうはずの衝撃も、HPバーが削れる感覚も何も訪れない。
恐る恐る目を開ける。そこには――
「ユイ……ちゃん?」
死神の鎌を≪Immortal Object≫という表示と紫の障壁によって真正面から受け止めている幼い少女……ユイちゃんが私達に背を向け立っていた。
「キリトさん、アスナさん。コハルさんに……アリスさん」
「ユイ……お前、記憶が戻って……」
こちらを見据えながら一人一人名前を呼ぶユイちゃんの目は、悲しそうな……だけども確かな意思を持っていた。そこに先程までの年相応のあどけなさは見えなかった。
「はい。全部、全部思い出しました。だけどその話をするのは後です。まずは、この悪夢を終わらせます」
「そんなこと言ったって! その死神は不死存在になってるんだよ!?」
叫ぶアスナに、言葉こそ出ないものの内心その通りだと思う。
不死存在には、攻撃そのものが無意味なのだ。HPを削る行為は全てシステムによって阻まれる。そんなモンスターをどうやって倒すというのか。
しかしユイちゃんは、私達を振り返り、ふっと微笑んだかと思うと「大丈夫です」と一言だけ言い、死神に向き直った。
「システムコール。MHCP001によるGM権限を履行。動態オブジェクトFEB-0459をデリート」
ユイちゃんが何事かを呟いたその瞬間、ゴウッ!という音と共に死神の身体が激しい炎に包まれた。
突如として出現した大火球のあまりの眩さに思わず目を閉じた。至近距離で大規模な炎が出現しているというのに、肌をチリチリと焼く感覚も、呼吸が出来なくなる程の熱さも何故か全く感じなかった。
閉じていた目をゆっくりと開けてみればそこには――今までの戦いが全部夢だったかのように死神の姿が消え失せていた。
◇Side アリス
黒鉄宮地下迷宮最深部にある安全エリアは完全な正方形をしていて、その中央にぽつんと黒い立方体の石机が設置されているだけだった。
あれだけの理不尽なボスが目の前でうろついていた割には肩透かしが過ぎる最奥部だけれど、今はそんな事を気にしている場合ではなかった。
シンカーとユリエール。そして何故か居たキバオウには先に脱出してもらった。もちろん、後で詳しく話を聞かせてもらうと約束をして。
三人に先に帰った貰ったのは、記憶を取り戻したというユイと五人だけで話をするためだった。石机にちょこんと腰掛けたユイちゃんを、皆でじっと見つめていた。それぞれの瞳に宿る感情は様々だけれど、一番比重を占めているのは困惑だろう。でも、私はなんとなくだけれど彼女の正体に心当たりがあった。
「やっぱり……ユイちゃんは、あの時のユイだったんだね」
私が確かめるように尋ねると、ユイはこくりと小さくうなづいた。
ユイという名前を聞いたときに、少しだけ引っかかりはしてたんだ。だけどその違和感がなんだか結局分からず、結局あの時話した人間らしいAIのユイだと言う事に気付いたのはついさっき。彼女が口にしたシステムコマンドでMHCPと名乗った時だった。
「アリスさんから話を聞いているかもしれませんが、私はMHCP――《メンタルヘルス・カウンセリングプログラム》の試作一号。皆さんが呼んでくれるように《Yui》というコードネームが与えられていました」
「そんな……じゃあ、貴方はAIだって言うの……?」
「はい。プレイヤーに違和感を与えないように感情模倣機能が与えられています。だから、全部……全部、偽物なんです。この涙も……全部……」
「そんなことない!」
ユイの両目からぽろぽろと涙が零れるのを見て、私は思わず叫んでいた。
「たとえ模倣機能だったとしても、それがプログラムによって流された涙だったとしても! その涙を流してるのはユイなんだよ! 心を痛めて泣いてるのは、他でもないユイなんだ! 偽物なんかじゃない!」
今にも消えてしまいそうなユイを放っておけず、駆け寄って抱きしめる。
1年前、私は確かに彼女に救われた。彼女あの時話した事が、自分の気持ちを見つめ直す切欠になったし、コハルに蘇生アイテムで蘇生してもらった後想いを告げる決心が着いたんだ。
あの時ユイがくれた贈り物のお陰で、私は色んな人を助ける事が出来た。ユイはあたしの恩人だ。たとえユイ自身が否定しても、私だけはそれを許さない。AIだろうとなんだろうと、ユイはユイであってそれ以外の何者でもない。
「そうだよ、ユイちゃん。二十二層で過ごしたのはたった数日だけど、あの時の事は全部本物で、嘘なんかじゃないよ」
そう言ったアスナが私の反対側からユイを抱きしめる。ユイは「ありがとうございます……」と再び涙を落とし始めた。
「ユイ、教えてくれ。君がアリスの言っていたユイなら、何故記憶を失って二十二層に居たんだ?」
キリトがそう問うと、顔を上げたユイはぽつぽつと語り始めた。
「アリスさんを見送った後、私は再びプレイヤーのモニタリングに戻りました。アリスさんとコハルさんの様子を伺うことで辛うじて自我を保つことが出来ていましたが……思えば、もう既に限界を迎えていたのかもしれません。日に日に増えていく負の感情に、義務だけは残り、それを解決する権利を持たない私はエラーを蓄積していき……そして崩壊しました。記憶の欠如はデータの破損によるもので、このGMコンソールに触れたことでカーディナルによる自己修復機能によりこうして記憶を取り戻すことが出来ました」
ユイは腰掛けていた石机を指差した。その石机、GMコンソールだったんだ……。何故そんなものがこんな場所にとも思ったけれど、あの死神が配置されていた理由はこれを守るためだったのかもしれない。
「アリスさんと会話し、モニタリングを続けることで私は『愛情』という感情に強く興味を惹かれました。この世界には、大なり小なり、その感情の動きを確認することが出来ましたが、記憶が完全に失われるその直前、最もその感情が膨れ上がっていたキリトさん達の前に……二十二層へと無意識に降り立ったのだと思われます」
ユイが言うには、当時爆発的にその感情が膨れ上がったのがキリト達なのだそうだ。恐らく、キリト達が結婚することになった事件が切欠だったんだろう。
「キリトさんとアスナさんと出会えたとき、そして共に過ごした僅かな時間。私は……嬉しかったんです。そこにアリスさんにコハルさんも加わって……どんどん、私の中の何かが満たされていくような……おかしいですよね……わたし、ただの、プログラムなのに……」
「おかしくなんかないさ」
涙を溢れさせるユイちゃんに、キリトが優しく諭すように声を掛けた。
「ユイはもう、システムに操られるだけのプログラムじゃない。だから、自分の望みを言えるはずだよ」
柔らかい口調で、キリトが続ける。
「ユイの望みはなんだい?」
「わたし……わたしは……」
ユイは顔をくしゃりと歪めて、その望みを口にする。
「ずっと……一緒に居たいです……パパ、ママ……、お姉ちゃん……」
「ユイちゃん……!」
コハルももう限界だったんだろう。ぼろぼろと泣きながら私の後ろからユイを抱きしめた。
「ずっと、一緒だよユイちゃん」
少し遅れて、キリトもアスナの後ろからユイに腕を回し包み込んだ。
「ああ、ユイは俺達の子供だ。家に帰ろう。みんなで暮らそう……いつまでも……」
だけど――ユイはそっと首を振った。
「もう……遅いんです……」
コハルが、戸惑ったような声で尋ねる。
「遅いって……なんで……?」
「先程お伝えしたとおり、私が記憶を取り戻したのはこの石――GMコンソールに接触したせいです。あのボスモンスターを消去する際、わたしはGMコンソールにアクセスし、GM権限を用いました。そしてそれは、今までカーディナルに放置されていた私に注目が集まる行為でもあります。今、コアシステムが私のプログラムを捜査しています。プレイヤーと直接的に接触を持ってしまった私をカーディナルは恐らく異物と判断し……消去するでしょう。もう……あまり時間がありません」
そんなの……そんなのって……!
「なんとかならないの!? この場所から離れれば……!」
「パパ、ママ、お姉ちゃん達……ありがとう。ここでお別れです」
動揺し、喚く私達にも、ユイは黙って微笑むだけだった。
「嫌! そんなのいやよ!」
アスナが必死に叫んだ。
「これからじゃない! これから……みんなで楽しく……仲良く暮らそうって……」
「暗闇の中……いつ果てるともわからない長い苦しみの中で、皆さんの存在だけが私をつなぎとめてくれた……」
ユイはキリト、アスナ、コハル……そして私と順番に顔を見つめた。その身体を、微かな光が包み始める。
「ユイ!! 行くな!!」
キリトが叫ぶ。私も、今にも消え去りそうなユイを繋ぎとめようと抱きしめる力を強めた。
「皆さんの側にいると、みんなが笑顔になれた……。わたし、それがとっても嬉しかった。お願いです、これからも……わたしの代わりに……皆を助けて……よろこびをわけてください……」
ユイの黒髪やワンピースが、その先端から朝露のように儚い光の粒子を撒き散らして消滅を始めた。ユイが――ユイが消えていく。抱きしめた腕の中で、重さが薄れていく。
「やだ! やだよ!! ユイちゃんが居ないと、わたし笑えないよ!」
「せっかく会えたのに……! 私、まだユイに何も返せてない!!」
視界が涙でぼやける。淡い光は徐々にその光度を増して行き――そして。
――ママ、お姉ちゃん。笑って……
頭の中にかすかな声が響くと同時に、閃光が弾けた。
それが消えた時にはもう、私の腕の中はからっぽだった。
「あ……あぁ……」
「うぐっ……ひっく……」
「「うわあああああああ!!」」
声を抑えることも出来ず、子供のように大声を上げて泣き叫ぶ。
ぼやけた視界で微かに見えたユイの最後は、どこか満足げに笑っているように見えた。
◇オリジナル設定
・識別スキル
TRPGとかで敵のデータは戦闘開始前に判定を行い、判定に成功すれば敵のHPや詳細データが見れるんですけど、敵のレベルが高いほど判定の難易度が上がります。そして失敗しても手番を使えば再判定が行えるので、それと同じで戦闘中一定の条件を満たせばある程度のステータスが見れるという設定に。
・ボス修正
作中描写した通りのもの。ディティールフォーカスシステムとか使ってリソースの節約してるんだからモンスターデータも使いまわしはあるんだろうなと。それならばボスとボスじゃない固体の違いはあるだろうなと。
・ユイがアリスたちのところじゃなくてキリト達の元に行った理由についての補完
ユイが実体化する際、既に自我が崩壊し、夢遊病のようにその時最も感情の触れ幅が大きかったのでキリト達に一番近い二十二層で実体化しました。アリスとコハルは振り切っていて動かないので数値としては同格でもキリト達の元に行ったという設定。