※タイトルは特に意味はなく猫が迷ったりオーバーランしたりすることはありません。
「それじゃあ皆、用意はいいか? ……せーのっ」
「「「「あけまして、おめでとーう!!!」」」」
キリトの音頭に合わせ、手にしたグラスを掲げ乾杯をする。
からぁんと音高くグラスがなり、めいめいに口に運んでいく。
第一層≪はじまりの街≫にある、とある酒場をワンフロア貸し切りにして一つの集団が宴会を開いていた。集まっているのはキリト、アスナ、アリス、コハル。クラインと、ギルド《風林火山》の面々。そしてエギルや、最近になって知己を得たリズベットだ。
目の前に並べられた、豪勢な御節や料理の数々に目移りしながらも各々が宴会を楽しんでいる。
一月一日の午後十七時。新年を祝う、ささやかながらも盛大な宴だった。
◇Side アリス
「なに……これ……」
「うわぁ、おっきいね……」
第一層《はじまりの街》。
デスゲーム開始から一月と半分が過ぎた頃。一月一日の午前七時。今日もゲーム攻略を目指して頑張ろうと意気込み転移広場に到着してからの事だった。
大きい。いや何がと聞かれると返答に困るのだけれれど、とにかく大きな何かが転移ゲートの真横にどーんと据えてある。
鉢植えだろうか。藁で出来た入れ物から、ちくちくとした葉――あれは確か、松の木の葉だったか――そして竹の切り株が突き出ている。葉の間からは梅の花を模した飾りが添えられており華やかだ。
だがしかし、いかんせん大きすぎる。人の背丈を優に越える……成人男性が縦に三人並んでも尚足りない程の高さを誇る何かが、その存在感を主張するように転移門の横に置かれているのだ。
昨日は無かったはずなのに、今日になっていきなり現れた謎の物体に呆気に取られていると、コハルが感心したようにほうとため息を漏らした。
「こんな立派な門松、初めて見たよ」
「かどまつ……?」
聞きなれない言葉に思わず聞き返すと、コハルは驚いたようにこちらを向いた。
「うん、門松。知らない?」
「聞いたこと無い……」
「珍しい。お正月になると皆家の前に飾るんだ。えっと、確か昔は木の梢――さきっぽの方に神様が宿るって信じられてて、その年の一番最初に神様をお出迎えするために飾られるんだったかな?」
「へぇー、そうなんだ」
あんな先っぽの小さいところに宿るだなんて、神様もとっても小さいのだろうか。なんだか少し親近感が湧いてきた。
「そっか、もうお正月なんだね。時間が過ぎるのってあっという間だなぁ」
そう言ったコハルの横顔は、少し寂しげに影が落ちていた。
このゲームに捕らわれてからある程度前に進む踏ん切りがついたとはいえ、まだこれは夢なんじゃないかという淡い期待が無いわけじゃない。
宿屋のベッドで目を覚ましたとき、そこがいつもの見慣れた自室の天井で……ああ、夢で良かったと起き上がる。しかし幾度夜を越えてもそこは昨夜と変わらない質素な木製の天井なのだ。
それでも、自分は救われている方だと思う。朝目を覚ましたとき、隣にパートナーが――コハルが居るからさあ今日も頑張ろうと気持ちを切り替えることが出来ているけれど、これでソロだった日には起き上がる事にいささかの抵抗を覚えてしまっていたかもしれない。
コハルにはいつも助けてもらっている。精神的にも、肉体的(実際には肉体は無くアバターなのだけれど)にも。それを本人に伝えても謙遜するだけなので面と向かっては言わないけれど、どうにか受けた恩を返せはしないだろうか。
ちょっとでもいい、息抜きになるような何か――
「ようオメェら、奇遇だな」
物思いに耽っていると、声を駆けられた。顔を上げてみると、見覚えのある野武士面――クラインが手を上げながらこちらに向かってきていた。
「クライン。おはよ」
「おはようございます」
「おう、おはよう。……いきなりでワリィんだけどよ、オメェら今暇か?」
暇かと聞かれれば、別に忙しいわけでもない。受けているクエストの期限はまだまだ先だし、そもそも何かコハルのために息抜きができないか考えていたところだ。
「特に忙しくはないよ?」
「そうかそうか! じゃあよ、ここは一つ頼まれちゃくれねぇか?」
「いいけど……何を?」
「実はな――」
正月クエスト、というものがあるらしい。
期間限定で、元旦から三が日――一月一日から三日までの間だけ受けることの出来るクエストだ。内容はいたって簡単で、指定されたモンスターからのドロップ品を集めてくるだけ。けど、その種類と数が多いのだとか。
「分かりました」
いいよね? とこちらを伺うコハルに首肯する。
「そのクエストの報酬は何なの?」
「それがよ――おっと、今はまだ秘密だ。全部終わったらオメェらにも分けてやるから楽しみに待ってな!」
いやにもったいぶるなぁ……。けど、クラインの事だからそう悪いものじゃないだろう。付き合いは浅いけれど、彼はゲーマーだったということもありそういう嗅覚は鋭いのだ。
集合時間と場所だけ聞いて、その場を後にする。さて、これで少しは息抜きになればいいのだけれど――
◇
「スイッチ!」
「やぁぁっ!」
第三層フィールド《迷い霧の森》。クラインから指定されたモンスターである《リフィー・ラビット》を狩りだしてから一時間程。順調にドロップ品を集め、今は最後の一体と戦闘しているところだった。
ずんぐりとした紫色の体毛の兎が、額に生えた角を突き刺そうと突進してきたところを剣の腹で受け止め、そのまま跳ね上げる。すかさずコハルが飛び込んできて、無防備な脇腹に一閃。あっけなくHPはゼロになり《リフィー・ラビット》は消滅した。
「ふぅ、これで集まったかな? どう? コハル」
「いち、にぃ……うん、これで30個全部集まったよ」
どうやら今ので丁度集め終わったらしい。ホッと息をついて、手にした剣を背中の鞘に収めるとぐっと伸びをした。
コハルが同じように短剣を仕舞うと、そう言えばと口を開いた。
「それにしても、お正月の期間限定クエストの報酬ってなんだろう?」
「さぁ……なんか倒した兎からもよく分からないアイテムもドロップしたし……」
メニューを開いてインベントリを見てみれば、つい今しがた手に入れたドロップ品がずらりと並んでいる。《リフィー・ラビット》からドロップする牙や角、皮の他に《パーツ・目》や《パーツ・鼻》と書かれたアイテムもあった。
試しに目をオブジェクト化してみる。……目だった。目玉という訳ではなく(もしそうなら悲鳴を上げている)目と分かるようなイラストというか……だめだ、よく分からない。
「目とか鼻とかなんなんだろう。なんか中途半端だし……」
「あ、私ほかのあるよ。口と……あと顔も」
コハルはそう言ってオブジェクト化したそれを見せてきた。うん……どこからどうみても口に顔だね。顔は一体誰を模しているのか、ずいぶんとひょうたんに近い輪郭をしていた。
「これで一体何をするっていうのさ……。お面でも作れって事?」
「うーん……多分だけどこれ、福笑いじゃないかな?」
「福笑い?」
聞き返すと、コハルは私の手から目を取ると、地面に置いて並べ始めた。
「こうやって……ほんとは目隠ししながらやるんだけど、顔のパーツを並べるの。お正月の遊びでは結構定番なんだよ」
「へぇぇ……」
そんな遊びがあるなんて知らなかった。ためしに目を瞑りながら並べてみて――うわ、何これ。
「わ、なんか大変な事になった」
「あはは……もうちょっと他のパーツとかもあれば、もっと変な事になったりして笑えたりするんだけどね」
私が作り上げたそれは、額に口のあるつり目のオバケだった。笑えるというよりも、おっかない。
「さて、そろそろ集合時間かな?」
「そうだね、とりあえず戻ろっか」
顔ともよべないおぞましい何かをインベントリにしまいこみ、森を後にする。さあ、報酬は一体なんなのかな……?
◇Side コハル
お正月クエストの報酬、それは――
「おせち料理の事だったんですね」
紅白かまぼこ、昆布巻き、伊達まき、数の子、黒豆等など……数多のおせち料理の数々。それがお正月クエストの報酬だった。
「クエストクリアしたのに、結局料理しなくちゃいけないなんてね……」
とはアスナの言。料理といっても、料理それ自体はもう出来ていたのでスキル持ちの私とアスナが重箱に詰めるだけだったのだけれど。見た目が良くなるように凝っていたら思いのほか時間がかかってしまった。
そしてクラインさんが声を掛けていたのは私達だけじゃなかったらしい。キリトさんやアスナ、それにエギルさん。なんとリズベットさんにまで声を掛けていたのだそうだ。聞いたところによると、クエスト一つにつきおせち料理一つが報酬としてもらえるらしい。それは全部集めるのは大変だろうなと、目の前に並べられた完成品を見て納得する。だけど全員が快く引き受けたためクエストは全て無事完遂し、こうしておせち料理にありつけているというわけだった。
「かぁーっ! やっぱこれがねぇと一年がはじまらねぇよな!」
少し離れた席で、クラインさんがお酒を飲みながら料理を摘んでいる。同じ卓にはエギルさんや、ギルド《風林火山》のメンバーが同じようにお酒を酌み交わしていた。
お酒といっても、それは雰囲気だけで実際に酔えはしないそうなんだけれど、味は本物と殆ど変わらないらしい。
「ねえねえコハル。これなぁに?」
アリスがちょいちょいと腕をつつき見せてきたのは二枚の板と、黒い球体から数枚の羽根が生えている何か。板にはリアルなタッチのウサギの絵が描かれており、記憶を探るまでもなくそれは羽子板だった。
「えっと羽子板だけど……知らない?」
「うん」
珍しい。そういえば門松や福笑いについても知らない風だったし、もしかして外国の人だったり? それにしては日本語が流暢過ぎるし、何か他の理由があるのかもしれない。
まあリアルの事を聞くのはマナー違反らしいし、深く聞こうとは思わないけれど。
「これ――羽根っていうんだけどね。これを板で打ち合うの。テニスとか卓球みたいに。で、打ち返せなかった方は顔に墨を塗るの」
「墨!?」
簡単に教えると、アリスは驚いたようだったが興味深そうに板を眺め出した。
「コハル、やってみようよ」
「うん、いいよ」
やっぱり。アリスの顔には「面白そう」という文字が見えるようだったからきっとやりたいんだろうなと思っていた。
席を立ち、空いたスペースへと向かう。幸いこの宿屋はかなりの広さがあり、あまり激しい動きをしなければ十分遊べそうだった。
「じゃあ、私からいくね――それ!」
「おおっ! とっとっ……」
板を下から斜め上へと振り上げるようにしてサーブを放つ。かこんという小気味の良い音と共に、羽が放物線を描いて落下する。
アリスはおっかなびっくりな様子でそれを打ち返した。羽はへろへろとした軌道だったものの、しっかりと私の元へと届いた。
「上手い上手い!」
出来るだけアリスの正面に行くように気を配りながら羽を打ち返す。
戦闘なんかじゃアリスに教えてもらったり引張ってもらってばかりだから、こうして私が優位に立つ事なんて始めてだった。羽を一生懸命に打ち返そうとするアリスが可愛らしく、笑みが零れる。
「ありゃ……だめだった」
球技の経験があまり無いのか、アリスは距離感がつかめていないようだった。何度かラリーを続けられてはいたものの、ついに空振り羽を落としてしまった。
「残念。じゃ、罰ゲーム!」
「うぅ……や、優しくお願いします……!」
墨と筆を持って近づくと、アリスはぎゅっと目を瞑った。
戦闘で見せた勇ましさは感じられず、等身大の女の子が目の前に居た。何でも出来るように見えたアリスでも、こうして苦手な物があるんだという事実に、少しばかりの安心感を抱く。
「くそぉ……もう一回!」
「ふふふ、いいよー」
右頬に一筋線を書かれたアリスは悔しそうに再選を挑んできた。快く承諾する。
今度はアリスからのサーブだ。私の見よう見まねで、下から救い上げるようにして打ちだした。
部活でテニスをやっていて良かった。そのお陰でこうしてアリスに対していい格好を見せられる。いかにアリスといえど、一度や二度で上達するほど球技は甘くないのだから。
だけど違った。甘いのは私の見通しだった。
五度目のチャレンジだっただろうか。顔をパンダみたいに黒く塗ったアリスの(当然ここまで私は全勝している)動きが急に良くなった。
いや、急にじゃない。初戦から今まで、徐々にだけれどラリーの回数は増えていた。そして四回目の勝負で恐らくコツを掴んだのだろう。今では危なげなくラリーを続けられている。
けれど私も簡単に負ける訳には行かない。これでもテニス部ではレギュラーにまでなったのだ(ダブルスだけれど)。ついついムキになって、緩急をつけたり、コースを付き始めた。
しかしそれもアリスは打ち返してくる。羽の軌道が読めるのか、余裕を持って対処してくる。
「おぉー、すげえことになってんな」
終わりの見えないラリーの中、そんな声が聞こえた。気づくと結構なギャラリーが出来ている。というか、この場に居る全員が私達の羽子板を観戦していた。
「あっ」
視線を逸らしたのがまずかった。手前で急激に失速した羽の動きに翻弄され、高く打ち上げてしまった。絶好の
チャンスボール。それをアリスが見逃すはずがなかった。
「もらいっ!」
アリスの手元が青色に輝いた。……輝いた?
「なんっ――ぶッ!?」
そのまま振り下ろされた板に衝突した羽が、ものすごい勢いで私――のすぐ真横を通りすぎ何かに衝突した。振り返れば、羽を額に埋めたままゆっくりとキリトさんが倒れていくところが目に入った。
「今のって……ソードスキル……?」
アリスも驚いているらしく、板をひっくり返したりしながら検分している。
今の技は何度も目にした事があるから覚えている。あれは片手剣単発ソードスキル《スラント》だ。
「これって剣扱いなんだ……」
後ろで目を回しているキリトさんから目を逸らしつつ、私はそんな事を考えていた。
◇
宴会から二時間程が経っただろうか。会場は盛り上がっており、皆がそこかしこで色々な遊びに興じている。私もさっきまでこま遊びに参加していたのだけれど、少し疲れてきたので休憩といって抜け出してきたのだ。
少し離れた席に座り、遊んでいる皆を眺める。自然と頬が緩んでいた。ゲーム攻略は確かに大変だけれど、こうして皆で騒ぐのも、丁度いい息抜きになって楽しいと思えた。
オレンジジュースをちびちびと飲みながら休んでいると、アリスがふらふらとした足取りでこちらに向かってきた。どうしたのだろう。
「う~……コハル……」
そのままぐでんと私にもたれかかってきた。
「どうしたのアリス。疲れちゃった?」
言いながら、そっと頭を撫でる。気のせいか、体温が高いような気がした。
「わ、顔真っ赤だよ。大丈夫?」
良く見ると、アリスの顔が林檎のように赤かった。心配して声を掛けると彼女はふるふると首を振った。
「だいじょぶー……。なんかね、ふわふわして、きもちーの……」
顔を上げたアリスは、えへへと笑いながらふにゃりと顔をほころばせた。わぁ、可愛い――じゃない、もしかしてこれって……。
「ねえアリス、もしかして酔ってる?」
すわ風邪を引いたのかとも思ったのだけれど、そもそもSAOでは風邪は引かない。であるならばこれは病気でもなんでもなく、ただ酔っているのではないだろうか?
「コハル、どうしたの?」
「アリスもなんか具合悪そうだな」
どうしたものかと思案していると、こちらに気がついたらしいアスナとキリトさんが近寄ってきた。簡単に事情を説明するとアスナは困り顔で眉を八の字にした。
「酔ったって、誰よお酒なんて飲ませたの……。私、水持ってくるわね」
「ごめんね」
水差しを取りに言ってくれた友人に礼を述べ、アリスの介護を再会する。アリスは相変わらずとろんとした目つきで顔を弛緩させていた。
「えへへー……ぽかぽかするー……」
「すんごい酔っ払ってるなぁ……SAOじゃ酔えないはずだけど……」
そのまま私の肩に頬ずりするようにぐりぐりと頭を押し付けてきた。
今のアリスは周囲の事は目に入っていないらしい。私とキリトさんくらいしかいないとはいえ、あまりにも無防備だ。だけどここまで無邪気に甘えられると、くすぐったいけれどアリスに認めてもらえたようで嬉しかったりもする。
「うぅー……あっつい……」
そう言ってアリスはもぞもぞと服を脱ぎ始めた。
……ってちょっと待って!!
「だ、駄目駄目!! ストップ! ストーップ!!」
慌てて待ったをかけた。ここには他に男の人が沢山いるのにそんなの駄目だってば!!
「キリトさんはあっち向いてて!」
「いやでも……」
「早く!!」
「ハイッ!!」
服を脱ごうとするアリスと格闘し、なんとか抑えさせると彼女はぷぅと頬を膨らませ不満そうな顔をした。だけどすぐににへらと笑みを浮かべた。そして――
ちゅっ
小さな水音が一つ、耳に届いた。
頬に柔らかな何かが当たった感触が――
「なっ、なななっ……!」
何をされたのかは、確認するまでも無かった。
「コハルー……すきぃー……んぅ……すぅ……」
そのまま彼女はすやすやと寝息を立て始めた。
恥ずかしさやらなにやら、様々な感情が激流のように押し寄せぐるぐると目を回す。
キスをされてしまった。出会ってそれほど経っていない女の子に。
けど困ったことに、それは全く嫌ではなく、むしろ嬉しいと感じてしまう自分がいることに尚の事混乱した。
水を持ってきたアスナが戻ってきても、私はしばらくの間彼女のふにゃりとした笑顔と頬に感じた感触が頭から離れず悶々とした時間を過ごしたのだった。
その後しばらくしてアリス本人にあの時のアレはなんだったのかと聞いたところ、なんと本人は覚えていないという。
クラインさん達が飲んでいたお酒――日本酒のような飲み物を数口飲んだ後から記憶がないと言ってのけた彼女に、私はやりきれない思いを抱いたのだった。
・お正月クエスト
三が日の期間限定クエスト。全部で十種類あり、それぞれおせち料理が報酬として貰える。クラインは宴会がしたい為に複数人に声を掛けていた。尚、本来のクエストクリアに必要な素材数はもっと少なかったが、繰り返し受注出来るクエストの為、量を確保するため集める数を多目に伝えていた。
・酔っぱらいアリス
SAOにて手に入る酒にはアルコールは含まれておらず、あくまでも雰囲気が味わえるだけ。
アリスはクライン達が美味しそうに飲んでいた日本酒に興味を惹かれ、試しに飲んで見たら記憶がぶっ飛ぶほど酔った。
雰囲気酔いである。更にいえばアリスは超の着く下戸だった。