SAOif 紅の戦姫と蒼の聖女   作:百合好きの獣

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ALO編はあくまで番外編ということで、さくさくとカットしながら進行していきます。
その為、描写されない登場人物が出てくることがありますが、ご容赦ください。


妖精達の闘舞2

◇Side コハル

 

 

 

 シルフ領ホームタウン《スイルベーン》にある、とある酒場。名を《すずらん亭》というそこはリーファのお気に入りの店だという。

 先ほど悲鳴を上げながら塔の一角に激突するという派手な登場をしたキリト達とひとまずの合流を果たしたコハルは、落ち着いたところで話をしようというリーファの提案に乗ってこの店を訪れていた。

 まだ昼時という事もあってか、酒場であるこの店にプレイヤーらしい人影は見えなかった。すぐに空いている席をみつけそれぞれ腰を落ち着けたところでキリトが口を開いた。

 

「じゃあ改めまして、俺はキリト。こっちはコハル。訳あって一緒にALOを始めたんだ」

「えっと、初めまして。コハルです」

「で、コハル。こっちはリーファ。これまた訳あってここに来る途中で合流したんだ」

「り、リーファです。キリト君には道中でPK集団から助けてもらって、その縁でお礼をしに同行しました」

 

 キリトに紹介される形で、コハルとリーファはそれぞれ握手を交わした。

 せっかくの縁だからと、この場の会計はリーファが持つと主張し、コハルは最後まで遠慮していたがキリトに押し切られる形で甘味を注文していた。香草のワインをボトルからそれぞれのグラスに注ぎ、ちんと音を立てて乾杯をする。口に含んだ瞬間、豊かな花の香りが口内に広がり鼻腔を抜ける。

 リーファはワインを一口飲むと、キリトに向き直り頭を下げた。

 

「それじゃあ改めて、助けてくれてありがと」

「いやまぁ成り行きだったし……それにしてもえらい好戦的な連中だったな。ああいう集団PKってよくあるの?」

 

 キリトの話では、ALOにログインした直後に襲われているところに遭遇し、一対多数で女性を取り囲んでいるその姿に我慢できず助けに入ったという。何故シルフ領近くでスタートしたのかということをコハルが問えば、それは後で教えるとのことだった。

 

「うぅん、元々シルフとサラマンダーって仲が悪かったからね……。領地が隣り合ってて、中立地帯で狩りをしてると良く遭遇するし。けどああいう組織的なPKが出るようになったのは最近だよ。きっと、近いうちに世界樹攻略を狙ってるんじゃないかな」

 

 世界樹というワードにいち早く反応したのはキリトだった。

 

「それだ、その世界樹について知りたいんだ」

「そういえばそんなこと言ってたね。けどどうして?」

「世界樹の上に行きたいの」

 

 そう言うキリトとコハルに、リーファは呆れたように肩を竦め苦笑しながら言った。

 

「それは多分全プレイヤーがそう思ってるよ。っていうか、それがALOっていうゲームのグランド・クエストなのよ」

「というと?」

「滞空制限があるのは知ってるでしょ? どんな種族でも、連続して飛べるのはせいぜい十分が限界なの。でも、世界樹の上にある空中都市に最初に到達して、《妖精王オベイロン》に謁見した種族は全員、《アルフ》っていう高位種族に生まれ変われる。そうなれば、滞空制限はなくなって、いつまでも自由に空を飛ぶことが出来るようになる……」

「なるほど……」

 

 キリトはナッツタルトを一口齧り、頷いた。コハルも木の実のパイを切り分け、口に運ぶ。

 

「世界樹の上に行く方法っていうのは判ってるのか?」

「世界樹の内側、根元のところは大きなドームになってるの。その頂上に入り口があって、そこから内部を登るんだけど、そのドームを守ってるNPCのガーディアン軍団が凄い強さなのよ。今まで色んな種族が何度も挑んでるんだけどみんなあっけなく全滅してるわ」

「そのガーディアンってのは……そんなに強いの?」

「もう無茶苦茶よ。だって考えてもみてよ。ALOってオープンしてから1年経つのよ。1年かけてクリアできないクエストなんてありだと思う?」

 

 グランドクエストともなれば、ゲームの一番最後、根幹に関わるものだろう。その報奨も、種族全体の滞空制限の撤廃というとんでもないものでもあれば、相応の難易度であるのは納得できる。しかし、リーファの言い分を聞いている限りだと、到底クリアできなさそうな印象をコハルは受けた。

 

「そこまで強いガーディアンが守ってるとなると、別の可能性が出てくるな」

「別のって?」

 

 キリトの言葉に、コハルが続けて言った。

 

「例えば、キークエストを見落としてるとか。攻略の鍵になるアイテムでも情報でも、そういったのを手に入れることの出来るクエストだったりとか。後は……単純に複数の種族で攻略したら難易度が下がるとか」

 

 SAOでもそういったクエストはあった。その事をコハル達が指摘すると、ババロアを口元に運ぼうとしていたリーファが手を止め、驚いたような表情を見せた。

 

「へえ、いいカンしてるじゃない。クエスト見落としの方は、今躍起になって検証してるわ。けど、後者……別種族の協力となると……絶対に無理ね」

「無理?」

「だって矛盾してるもの。『最初に到達した種族しかクリアできない』クエストを、他の種族と協力して攻略しようなんて」

「……じゃあ、現状すぐに世界樹を攻略するのは……不可能って事なのか……?」

「……あたしはそう思う。そりゃあ、滞空制限が無くなるのは魅力的だよ。だから、キークエストが見つかったり、別の攻略法が見つかるのを待つしかないよね。……何年かかるかわからないけど……」

「それじゃあ遅すぎるんだ!」

 

 不意に、キリトが押し殺した声で叫んだ。リーファがびっくりして顔を上げると、眉間に深い谷を刻み、口元が震えるほど歯を食いしばったキリトの表情が見えた。

 コハルは、その様子に違和感を覚えた。確かに、一刻も早くアスナやアリスを助けたいが、それとは別に、キリトは時間の制限があるような様子に思えたからだ。

 

「……驚かせてごめん」

 

 キリトが低い声で言った。それっきり黙ってしまったキリトに代わり、今度はコハルが取り成すように口を開いた。

 

「……私達、人を探してるんです」

「人を……?」

「えっと、詳しくは説明できないんですけど……世界樹の頂上に行くことが、その手がかりになるかもしれなくて、それで……」

 

 実は、SAOをクリアしたのにまだ目が覚めない人達がここに捕らわれてるかもしれないんです、とはさすがに言えなかった。

 詳しい理由を話せ無い事に罪悪感を感じ俯くと、リーファが少し考え込むような素振りを見せた。黙考し、やがて顔を上げる。

 

「――ねえ、じゃあ私が連れてってあげる」

「「え?」」

 

 リーファからの突然の提案に、コハル達は虚を突かれたように目を丸くした。

 

「で、でも会ったばかりの人にそこまで世話になるわけには……」

「気にしないで。ここまで聞いておいて、そのままにするなんてあたし嫌だから。それに――今の貴方達の雰囲気がそっくりなのよ」

 

 そう言ったリーファはどこか遠い場所をみるような、何かを思い出すかのような表情だった。

 

「誰に?」

「あたしの親友に。もう長いこと、会えて無いんだけどね……その子が困ってるのに無理してる時の雰囲気にそっくりだわ」

 

 リーファは苦笑しながら頬を掻いた。

 

「……すまない。こっちも猫の手でも借りたい気分だったんだ。こちらこそ、よろしく頼む」

「よろしくお願いします」

 

 キリトと共に頭を下げ、感謝を述べると、リーファは慌てたように手を振った。

 

「い、いいのよ! 別に只の道案内だし、あたし自身暇してたし……だからそんなに畏まらないで!」

 

 照れたように早口になったリーファに、顔を上げたコハルは破顔した。

 

「えっと、あたしもう落ちなきゃ行けないから――明日の15時にまたここで待ち合わせしましょ。ログアウトはこの上の宿屋でね。それじゃ!」

 

 よっぽど恥ずかしかったらしいリーファが顔を真っ赤にしながらばたばたと階段を駆け上がっていくのを、キリトと二人微笑ましく見送った。

 

 

 

◇Side キリト

 

 

 

「っとそうだ。コハル、君に会わせたい人がいるんだ」

 

 リーファが階上に消えたのを見送った後、思い出したようにそう言うとコハルが首を傾げながら視線をこちらに向けてきた。

 驚かせようと思い、こっそり隠れてもらっていた娘に向かって呼びかける。

 

「ユイ、出ておいで」

「えっ、ユイって……まさか――」

 

 胸ポケットに声を掛けると、待ってましたと言わんばかりに飛び出した小さな影。

 プライベートピクシーの姿になった、ユイだった。

 

「コハルさん! お久しぶりです!」

「……っ! ユイちゃん!!!」

 

 コハルの顔に向かって飛び込み、嬉しそうにはしゃぐ娘の姿に思わず頬が緩んだ。

 

「えっ!? でもなんで……!? それにちっちゃくなっちゃって……!」

「それについては、今から説明するよ」

 

 思いがけぬ再会に喜んだものの、状況が全く理解できず混乱するコハルに一から説明をした。

 ナーヴギアを被ってログインしたら、謎のエラーでこの辺りの中立地帯に落っこちたこと。

 何故か、SAOのデータが丸々残っていたこと。

 その中にユイのデータもあり、アイテム化していたユイを使用したところプライベートピクシーとして設定されたユイと再会できたことを。

 

「そんな事が……。というか、SAO時代のデータが残っていたって……」

「ああ、片手剣と体術なんかはカンスト済み。二刀流なんかはさすがに無かったけどな。けどこれじゃあもうビーターじゃなくてチーターだよ」

 

 困ったようにおどけると、コハルはくすりと笑みを漏らした。

 

「ふふ、でもこれで攻略に関する問題の一つは大丈夫そうですね」

「おう、戦闘なら任せとけ」

 

 実際にPK集団と戦ったところ、何の苦も無く倒すことが出来た。まあ、あれは油断していたところを不意打ちで倒したに等しいため、強敵との戦闘では気を引き締めなければいけないだろうが、当面の普通の敵MOBに遅れを取るようなことはなさそうだ。

 

「それじゃあ、明日の計画ですけど――」

 

 そう言って話し始めたコハルの顔に、キリトは少しの既知感を覚えた。笑っているのに、頬が強張っているようなそれは、どこかで見た事があるような気がする――

 そうだ、あの時だ。あいつが居なくなっていた半年の間。その時にしていた、無理をして気丈に振舞っているコハルの表情だ。

 

「なあコハル……無理してないか?」

「え?」

 

 キリトが問うと、コハルはぎょっとしたように身を竦めた。しかし、すぐに困ったような笑みを浮かべる。

 

「そんなこと無いですよ? やだなあ、もう。何言ってるんですか――」

「その台詞、前にも言ってたな。……あいつが行方不明だった時」

 

 キリトの指摘に、コハルはぴたりと動きを止めた。それでも気丈に振舞おうとしたが、やがて顔を曇らせ、押し殺したように声を震わながら、言う。

 

「無理してるに……決まってるじゃないですか。けど、アリスが一番辛いはずなんです。折角デスゲームをクリアしたのに、ずっと眠ったままで……それなのに、私が泣いたり、弱音を吐いたりなんて出来ないじゃないですか……」

 

 コハルは肩を震わせ、俯く。今にも泣きそうなのにけして涙は溢さなかった。

 その姿を見たキリトは、かつての自分に似ていると思った。だからこそ、このまま放っては置けない。

 

「泣いても、いいんじゃないか?」

「……え?」

「辛かったり、泣きたいときは弱音を吐いてもいいと思うぞ。……あいつに言われたんだ。SAOが始まってすぐの頃、何が何でも強くならなきゃって思って無理をしてた俺に。寂しいって思うから、悲しいって気持ちになれるからこそ、前に進めるんだって。沢山泣いて、沢山辛いって吐き出して、すっきりしたら前に進もうって」

 

 森の秘薬というクエストを受けた際、NPCの娘が妹に良く似ていて胸が締め付けられるような思いをした。それでもデスゲームをクリアするために立ち止まっては居られないと気丈に振舞っていたキリトに、アリスは言った。自分の気持ちまで殺さなくてもいいと。

 キリトは年甲斐も無くアリスの胸に縋りつき泣き喚いた。それを少しからかわれたりもしたが、泣き止んだ後は胸の閊えが取れたようにすっきりとしており、また前を向いて進むことが出来た。あの時あそこで吐き出せていなければ、キリトはその後どこかで潰れていただろうと今なら思う。

 

「コハルの弱音は俺が変わりに聞く。あいつには、内緒にしておくよ」

 

 その一言がダメ押しとなったのか、コハルの瞳に見る見るうちに涙が溜まり始めた。

 

「絶対……絶対に、内緒ですよ……! アリスには、私が泣いてたって言っちゃ……ダメ……ですから……ね……!」

「ああ、分かった。絶対に言わないよ」

 

 限界だったのだろう。溜まりに溜まった寂しさは、雫となって次から次へと溢れ、ついには零れる。

 

「う……うぅ……折角クリアできたのに、なんでこんなの……酷い、酷いよ……!」

 

 机に突っ伏すようにして、コハルは泣き続ける。あまりにも理不尽な現実に、押しつぶされないように。

 

「会いたい……会いたいよぉ……アリス……ッ!!」

「コハルさん……」

 

 コハルの心の叫びは、混雑しだした酒場の喧騒に飲まれ消えていく。それを耳にしたのはキリトと、心優しいピクシーの二人のみ。

 

「なにやってんだよアリス……コハルが、泣いてるんだぞ。早く目を覚ませよな……」

 

 ぽつりとつぶやいたキリトの一言は、誰にも聞かれること無く虚空へと溶けていった。

 

 

 

◇Side ???

 

 

 

――かつん、かつん

 

 階段を上る。

 

――かつん、かつん。

 

 あとどれ位上ればいいのだろう。

 

――かつん、かつん。

 

 今、何時かな。そもそも、何日経った? もう時間の感覚すらあやふやだ。

 

――かつん、かつん。

 

 最後の一段を上りきった。

 目の前には、ドーム状の広場がある。

 その中央に、全身が骨の、百足のような体躯の怪物が居た。

 怪物はこちらに気づくと、けたたましい叫び声を上げながら駆け出し向かってくる。

 私は剣を抜き、走りだした――

 

 

 

◇Side 直葉

 

 

 

 リーファ――桐ヶ谷直葉がVRMMOを始めたのは、SAO事件が始まってから一年後くらいの事だった。

 VRMMOは直葉に取って、兄と親友を奪った忌まわしき憎悪の対象だったが、同時に、何故彼らがその世界を愛したのかを知りたかった。

 故に、母にねだり、あまり接点は無かったがゲームに詳しいと噂のクラスメイトを巻き込んで直葉はALOの世界へと飛び込んだ。

 

 そこは、まさに夢のような世界だった。

 

 自らの意思で風を切り、空を自由に飛びまわれる世界。現実世界でのしがらみや、嫌な事を全て振り切ってしまえるこの世界の事を、直葉はいつしか深く愛するようになっていた。

 兄や親友を知りたいと始めたこのゲームに、ここまで熱が入るとは思わなかったと直葉は苦笑する。

 

 しかし――

 

「なんでまだ、目が覚めないのよ……」

 

 SAO事件は解決した。兄も現実に帰ってきた。だというのに――あの親友は未だ、眠り続けている。

 今必死になって警察が調査しているらしいが、その経過はあまり芳しくないという。

 

 早く帰ってきて欲しい。そして、以前約束だけして行くことの出来なかったテーマパークや、あの世界で一緒に遊びたい。笑い合いたい。

 

「そうだ、まだ病院空いてるかな」

 

 ふと思い立って、直葉は部屋着から外着へと手早く着替えた。

 出かける旨を兄に伝えようと、部屋に向かって声を掛けたが寝ているのか何かに没頭しているのか返答は無かった。

 直葉は簡単にメモだけを残すと、そのまま家を飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 最寄駅から電車を乗り継ぐことおよそ四十分。目的地である防衛医科大学病院へとたどり着いた。

 何度と無く通った受付で記帳していると、顔見知りの警備員さんが驚いたように声を上げた。

 

「おや、直葉ちゃんじゃないか。お兄さんは退院したはずだけど、何か用かな?」

「あ、こんばんわ。今日はお兄ちゃんじゃなくて――友達に会いに来たんです」

 

 記帳している途中、見知った名前が目に入った。退館の時間が書いていないことから、まだ院内に居るのだろう。

 警備員さんに軽く会釈をした後、直葉はそのまま目的地へと直行する。

 兄と親友は住む家が近い事から同じ病院へと搬送されていた。その為、兄のお見舞いに来るときには必ず親友の病室にも立ち寄るようにしていた。

 迷いの無い足取りで廊下を進み、病室の横のネームプレートに親友の名前が書かれていることを確認してからノックを数回。

 

「はぁい」

 

 やはり、中には先客が居た。あまり音を立てないように扉を開け中に入る。

 

「あ、直葉さん……」

「こんばんわ、深藍ちゃん」

 

 先客は、親友の妹――深藍だった。

 姉とは似つかず大和撫子然とした容姿の彼女は、親友の身体を拭いていたのかタオルとボウルを片付けている最中だった。

 

「どうしたんですか直葉さん。こんな時間に」

「ちょっと、この子に会いたくなってね――邪魔しちゃった?」

「いいえ、姉も喜ぶと思います」

 

 そう言いながら深藍は愛おしそうに姉を見た。つられて視線を移すと、いくつものチューブを身体から伸ばしベッドに横たわる親友の姿が目に入った。

 彼女の心音を表すメーターは、一定のリズムを刻んでおりそれに合わせるようにして彼女の胸も上下している。

 

「様子は、どう?」

「……目が覚める気配がありません。菊岡さん……えっと、役所の方が言うにはまだナーヴギアは作動していてどこかに姉の意識が囚われている……そうです」

「そう……」

 

 まだあの事件は終わっていない。その事実に胸がぎゅうっと鷲掴みにされたような感覚に陥る。

 SAOはクリアされたはずなのに、どこに彼女の精神は囚われているのだろうか。何も出来ない自分が歯がゆくて、辛い。

 

「なんででしょうね……事件は解決したはずなのに、お姉ちゃ――姉だけ……ううん、まだ何百人も目が覚めてないだなんて」

 

 何も、言えなかった。その問いに対する答えを直葉は持ち合わせておらず、答えを出すための材料すらも、直葉は持っていない。

 今彼女の意識は一体どこにいるのか。答えの出ない疑問に悩まされながら、直葉は先ほどALOで出会った不思議な二人を思い出していた――




今回の犠牲者:レコン
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