ガールズ&パンツァー 恋愛戦車道   作:肉球小隊

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梓とペコの留学編もいよいよ最大の山場ですが、
二人の身に何が降りかかるかタイトルからもバレバレでしょうかw


第三十五話   ぷるんぷるん♡

「つ…疲れた……」

 

「えぇ…本当に……」

 

 

 AP-Girls TVの生放送への出演を終え寮の部屋に戻ったオレンジペコと梓は、留学してから最大の疲労感に今にもその場に倒れ込みそうになっていた。

 

 

「衣装…脱がないと……」

 

 

 疲れ切った二人は番組終了後着ていた衣装から制服着へ替える事なく寮へと帰って来たが、それを誰一人咎める者はなくその事を不審に思わぬ程に彼女達はへばっていた。

 

 

「待って梓さん……」

 

 

 まるで本当に生えているかのような狐耳とふさふさな尻尾にテレビ用の派手なメイク、いつも身に付けるパンツァージャケット以上に短いミニスカ軍服姿の梓がその上着を脱ぐべくボタンに手を掛けた時、オレンジペコは思わずその手に自らの手を重ねそれを止めていた。

 

 

「ペコさん……?」

 

 

 派手ながらも品良くメイクされた梓の顔を、オレンジペコはトロンとした目で見つめている。

 

 

「梓さん綺麗…キスしたい……♡」

 

「え?…んぐ……♡」

 

 

 そう言うが早いかオレンジペコは梓の返事も待たずに唇を重ねていた。

 梓もまたそれを拒む事なく受け入れ、二人はステージ衣装のまま抱き合い互いの唇を貪っていた。

 

 

「好き…梓の事が大好き……♡」

 

「私も…私もペコの事が大好き……♡」

 

 

 疲労感はピークに達している二人だったがその気持ちを抑える事など出来るはずもなく、今夜もまた快楽の淵にその身を沈めて行くのだった。

 しかしそれだけ疲れているにも拘わらず何故これ程見境なく互いを求め合うのかといえば、やはりその原因はつい先程まで出演していたAP-Girls TVにあるだろう。

 何しろ本来30分であるはずの番組が1時間の拡大版になっていた上に、その番組の大半の時間を首魁であるラブを中心にAP-Girlsのメンバー達が二人の出会いから現在までの経緯や、明確には何も言わず微妙にぼかしてはいたが、その実巧妙に二人の関係がその世界の住人にはもろバレになるよう言葉巧みに根掘り葉掘りしたからであった。

 

 

 

 

 

「へぇ~、それじゃあそれが二人にとって初めての会話だったんだ~」

 

「は、はい……」

 

「それで?その時二人は()()()()行ったのかしら?」

 

『えっ!?』

 

「ん?どうしたの?二人共揃って隊長のお使いで出掛けたんでしょ?何処に行ったのかなって?」

 

「あ……あぁ、その時は──」

 

 

「そっか~、それで仲良くなったのね~♪」

 

「そ、そうです……」

 

「うふふ♡二人共本当に仲がいいのね、さっきからず~っとアイコンタクトだけで意思疎通してるんだもの、私なんか入り込む余地なしって感じ~♪」

 

『そ、それは!』

 

「まさに親友って感じよね~」

 

『う……』

 

 

 AP-Girls TVにゲストとして出演したオレンジペコと梓は終始この調子弄られ続け、その内容は徐々にエスカレートして行き二人をよく知る者達はハラハラしっ放しだったという。

 特に彼女達をこの環境に放り込んだ当事者であるダージリンなどは、『何度も心臓が止まりかけた』と後に語る程であった。

 そして天才的に人を煽るのが巧いラブが、表向きは普通のガールズトークに見せかけた会話で二人の気持ちを焚き付け続けた結果、オレンジペコと梓の互いを求める気持ちは限界まで高まりその夜もまた激しく互いを求め肌を重ねるのだった。

 快楽に目覚めて日の浅い二人は、それを抑えられる程経験を重ねてはいなかった。

 だがこの時二人は知らなかった、その夜の行為が自分達に大きな変化をもたらす事を。

 ラブ達の言う処のスイッチを愛欲に溺れる事で押してしまう事を。

 

 

 

 

 

「痛い…けど気持ちいい……」

 

「痛い…でももっとして欲しい……」

 

 

 昨夜以上に胸の痛みを感じる二人だったが、それに勝る快感に互いの胸を弄り舌を這わせる。

 そして最も敏感な先っちょを交互に吸えばその度体中に電撃が奔ったような快感に襲われ、病み付きという事場を体現するように延々と互いに胸への刺激を続けていた。

 

 

「あん♡す、すっごい……」

 

「え?う、嘘…む、胸だけでいっちゃう……!?」

 

「ペ、ペコぉ♡」

 

「梓……♡」

 

『い…イクぅ……♡』

 

 

 夢中で胸へと愛撫を続けた二人は遂に究極の快感の前に限界へと達し、最後は堪らずぎゅっと抱き締めあった後に揃って身体を弓形に反らせると、遂には絶頂を迎え白目を剥き折り重なるように倒れ込みそのまま失神するのだった。

 嘗て経験した事のない領域の快感に気を失った二人だが、その表情は幸福感に満ちていた。

 

 

 

 

 

「みんな準備はいい?」

 

 

 オレンジペコと梓が絶頂の果てに気を失った翌朝、彼女達の部屋のあるフロアのエレベーターホールにはいつもより早く起きたラブを始めとする各車の車長の姿があった。

 更にはAP-Girls専属メイク班と被服科の生徒達が、キャスター付きパイプハンガーに笠女の制服や各種衣装と共にその背後に控えており、全員がラブの確認する声に無言で頷いていた。

 彼女達の目には期待と好奇の光が宿っていたが、全体の雰囲気はまるで奇襲の突入作戦を敢行する突撃兵のようでもあった。

 

 

 

 

 

「う…ん、あ……♡」

 

 

 ラブ達がエレベーターホールに集まり始めたその頃、一足早く目を覚ました梓がまだぼんやりとした視界の中で静かに寝息を立てるオレンジペコのあどけない寝顔と、頬にかかる後れ毛に昨夜の濃密な交わりを思い出し思わず自らの胸を抱き締め熱い吐息を漏らしていた。

 

 

「あん♡…え?アレ……?」

 

 

 その瞬間全身に奔る快感と共に、梓は抱き締めた己が胸のサイズに違和感を感じた。

 

 

「ウソ……」

 

 

 自分の胸元に視線を向ければそこはぷるんぷるんだった。

 彼女が呆然と見つめる自身の胸、同じ一年生ながらアヒルさんチーム最強を誇るあけびや同じうさぎさんチームのあゆみにも及ばぬ控えめサイズだったはずの可愛いおっぱい。

 ここ数日その感触と微妙にサイズに違和感を覚えていたが、それでもそれは()()()()()だった。

 だが目を覚ました彼女の目に飛び込んで来たのは、明確に重みを感じるサイズのたわわだった。

 それでもまだ信じられぬといった表情の梓が腕の力を緩めそっと抱き締めた胸を開放すると、解き放たれた弾力のあるたわわはぷるるんと元気良く弾けていた。

 

 

「……うぅん♡何これ…凄く感じる……」

 

 

 梓が踊るたわわを恐る恐る両手で持ち上げるように掴んでみると、昨夜までの痛みを伴うものではなく純粋な快感が彼女の身体の中に広がった。

 その快感を味わう彼女はその誘惑に勝つ事は出来ず、たわわ頂で健康的なピンク色に輝く先っちょを何とも色っぽい蕩けた表情で軽く爪を立て摘んでいた。

 

 

「きゃ!?あぅ~ん……♡」

 

 

 全身に電撃が奔ったが如き快感に襲われた梓は痙攣したようにその身を震わせると、再びその快感を求めて先っちょへの刺激を続けるのだった。

 

 

「あ…凄い気持ちいい……や、止められない……♡」

 

 

 だがそこでさすがに彼女が漏らす喘ぎ声に、オレンジペコも目を覚まし寝惚けた目を擦りながらもぼんやりと梓の痴態を見つめていた。

 

 

「ふわぁ♡夢から覚めたと思ったけれどまだ夢の中にいたのですねぇ……♪」

 

 

 とろんとした目付きのオレンジペコがうっとりとした声音で呟けば、その声で我に返った梓はハッとした表情でわたわたと手を振りながら悲鳴を上げた。

 

 

「きゃあ!こ、これはその…ち、違うの……!」

 

 

 思いがけずとんでもない場面を目撃されてしまった梓はすっかりうろたえて釈明に必死だったが、まだ半分夢の中にいるオレンジペコは陶然と呟き続けた。

 

 

「うふふ♪これは私のですよ~、でも梓さんいつの間に…ズルイですわ……はむ♡」

 

「ひゃ、ひゃあ!ペ、ペコさん!?……あん♡」

 

 

 毛布をはだけ一糸纏わぬ姿で梓に擦り寄ったオレンジペコは、そのままたわわ化した梓の胸の先っちょに吸い付くと夢中でちゅ~ちゅ~し始めるのだった。

 

 

「ちょ、ちょっとペコさん…あぁん♡なんて舌使い……そ、そんな歯でコリコリしないで……」

 

 

 寝惚けているにも拘わらず梓の敏感な先っちょを的確に責めるオレンジペコのテクニックを前に、瞬く間に上り詰めイク寸前の処まで到達していた。

 

 

「あ…あ、あ……イク……じゃなくって!」

 

 

 それを寸での処で堪えた梓は、自らのたわわの先っちょにコバンザメの如く吸い付くオレンジペコを引き剥がすと、今度は彼女の目を覚ますべく目の前の二つの可愛い桜色の先っちょを指先で摘むと軽くキュッと抓り上げるのだった。

 

 

「きゃん!?…え?あら……あ、梓さんおはようございます……?」

 

「目・・・覚めた……?」

 

「は?ハァ……」

 

 

 強烈過ぎる快感に覚醒したオレンジペコだったが、まだ状況が飲み込めず戸惑った表情を見せる。

 

 

「あ、あの梓さん…そ、そそそその胸は一体……!?」

 

 

 そんな彼女が梓の胸のたわわ化に気付くと一気に意識の方は現実世界に戻って来たが、その目の前の現実が理解出来ずに見事に声が裏返っていた。

 

 

「…自分の胸を見て……まだ気付いてないの……?」

 

「え……?」

 

 

 困ったもんだといった風に眉間に人差し指を当てた梓に言われたオレンジペコは、訳が解からぬといった様子で視線を自分の胸に落としたが、その直後思考が停止し身体の方も硬直していた。

 

 

「…まぁ、そうなるわよね……えいっ!」

 

 

 目の前で固まってしまったオレンジペコの胸に手を伸ばした梓は、彼女と同じようにたわわ化してぷるんぷるんなオレンジペコの胸の先っちょを先程と同様に抓り上げた。

 

 

「うにゃあ♡」

 

 

 全身を駆け抜けた電撃のような快感になんとも可愛らしい喘ぎ声を上げたオレンジペコの意識が戻ると、改めて梓は目が覚めたか問い質すのだった。

 

 

「おはようペコ…目、覚めた……?」

 

「え、えぇ…ですが梓さんこれは本当に一体どういう事なのでしょう……?」

 

「私にだって解からないわ…でもいつまでもこうしてはいられないわ……時計を見て……」

 

 

 梓に促され時計に目をやれば、もう間もなく朝練の為に起床する時間が迫っていた。

 

 

「い、いけません!私達昨夜はシャワーすら浴びずに……」

 

 

 少し冷静さを取り戻した頭で昨夜のご乱行を思い出したがそれ以前にベッド周辺にはステージ衣装やインナーの類が脱ぎ散らかされ、更には室内には雌の匂いがたち込め互いの身体のあちこちに愛し合った証のキスマークが印されており、それだけで何があったかは一目瞭然だった。

 

 

「だ、だから今はその事は忘れて!」

 

 

 昨夜の快楽の洪水に思いを馳せ途端にその表情が蕩けかけたオレンジペコの思考にストップをかけるよう梓が少し大きな声を出すと、慌てて誤魔化すようにオレンジペコも表情を取り繕ったが、唇の端から零れかけた涎をこっそり拭うのを梓は見逃してはいなかった。

 

 

「ど、どうしましょう!?」

 

 

 日頃は規則正しい生活を送っているオレンジペコはこのような状況に慣れてはおらず、さすがに焦った表情で取り乱しかけていた。

 

 

「だ、大丈夫!まだどうにか特急でシャワーを浴びる位の時間はあるわ!時間節約の為に一緒にシャワー浴びるよ!さ、急いで着替えの用意をして!」

 

「は、はい!」

 

 

 うさぎさんチームとの共同生活で比較的この類の事態に慣れている梓が指示を出すと、オレンジペコもそれに素直に従い行動を開始していた。

 

 

「ペコさん!今は我慢してね!」

 

「は、はいぃ!」

 

 

 二人揃ってバスルームでシャワーを浴びていると、時折オレンジペコがその誘惑に負けて梓のたわわにお触りして来たが、その度真面目モードに入った梓がそれを制していた。

 どうもこの二人の関係はオレンジペコの方がよりパートナーである梓に対するのめり込む度合いがが強いように思われた。

 

 

「ほ、本当に間に合いました……」

 

「早く着替えよ!まだ油断出来ないよ!」

 

 

 驚いた様子で時計を見るオレンジペコに梓は発破をかけると、バスローブを脱ぎ頭に巻いていたタオルを解き一指纏わぬ姿で用意していた着替えに手を伸ばすのだった。

 オレンジペコもそれに習い梓と共にまず年相応なデザインのパンティーに脚を通し、次いでブラジャーに手を伸ばしたがそこでお約束なというかそういう事態が待ち受けてた。

 

 

「あ……」

 

「ぶ、ブラが入らない……」

 

 

 二人は手にしたブラジャーを着けかけた処で、やっと今まで身に着けていた()()()()()()のカップではとても生まれ変わったたわわが収まらない事に気付いたのだった。

 

 

「ど……どどどどうしましょう!?」

 

「お……落ち着いてペコさん!」

 

 

 そう言った梓もまた完全にテンパっており、何とか着けられないかと完全にサイズアウトした残念なサイズのブラジャー相手に格闘していた。

 

 

「あぁ!大変です梓さん!」

 

「な、何!?今手が離せないんだけど!?」

 

 

 無駄と解かっていながらも何とかならぬかと無駄な努力を続ける梓に向け、何やら重要な問題に気付いたオレンジペコが叫び声を上げた。

 

 

「ぶ、ブラだけじゃありません!ブラウスも制服も……それにパンツァージャケットもサイズが合わなくて着られなくなっているんじゃありませんか!?」

 

「あ……」

 

 

 重大な事実を突き付けられた梓の顔が呆け力がぬけた瞬間、限界を超えた処まで引っ張られていたブラジャーがたわわの乳圧に負けて弾け飛び2m程離れた床の上に落下していた。

 

 

『どうしよう……?』

 

 

 二人揃って途方に暮れ万策尽きた(オワタ)な顔をしたまさにその時、二人の部屋のインターホンが鳴りそれに次いでラブの呑気な声が聞こえて来たのだった。

 

 

「お~い、梓ぁ~ペコ~おはよ~♪」

 

 

 驚いた二人は暫く互いの顔を見合わせていたが、その下にある今やご立派なサイズに変わり果てたたわわの存在を思い出し再びパニックに陥っていた。

 

 

「ら、らららラブ姉ぇ!?」

 

「な、なんで今日に限って!?」

 

 

 突然のラブの朝駆けにうろたえた二人はパンイチで進退窮まり途方に暮れていたが、その間にも何度もインターホンのチャイムは鳴り続けていた。

 

 

「こ、コレなら何とか着られるかな……?」

 

「コレですかぁ……?」

 

 

 他に選択肢がない上に贅沢は言っていられない状況でありながらも、オレンジペコは気乗りしない様子で梓が手にした一枚のTシャツを見ていた。

 

 

「気持ちは解かるけど他に着られそうな物はないよ?今は我慢してコレを着よ?放っておくとラブ姉の事だから非常用のマスターキーか何か使って突入して来るかもしれないし……」

 

「ハァ……」

 

 

 如何にもラブならやりそうなだけにオレンジペコも諦めてそのTシャツを手にしたが、何故彼女はそこまでそのTシャツの着る事を渋っていたのだろう。

 

 

「何故平仮名なんでしょう……?」

 

 

 二人が何とか袖を通し身に着けたのは日常では誰も着るものはいないが、一応用意されている学校指定の所謂体操服のTシャツだった。

 だがそれだけならそこまで嫌がりはしなかったであろうが、原因はその胸にデカデカと黒のマーカーで直接平仮名で書かれた彼女の名前にあった。

 平仮名で胸に大きく書かれ伸び切った『おれんじぺこ』の文字は、その癖のある筆跡からおそらくはラブの手による物と思われたが、それが単なる嫌がらせなのか面白がってなのかは不明だった。

 

 

「ペコさん…気持ちは解かるけど今それに突っ込みを入れてる時間はないわ……」

 

 

 彼女も胸の部分が伸び伸びパツパツになり、その影響でヘソ出し状態なTシャツに口元を引き攣らせながらもオレンジペコを諌めていた。

 だが彼女のTシャツの胸に平仮名で書かれたあずさの文字もオレンジペコと同様伸び切っていた。

 さらに二人揃ってノーブラで直接Tシャツを身に着けた為、そのご立派に成長したたわわの先っちょの突起がぽっちりと丸解かりであった。

 

 

「お~い、二人共いつまでもそのまんまじゃ困るでしょ~?観念してここを開けなさいよ~」

 

『どういう事……?』

 

 

 ラブの声に思わず顔を見合わせた二人は思い切り不審げな顔で首を捻っていたが、これ以上待たせるとまた何かされそうな気がして梓はドアを開けようと玄関に向かった。

 

 

「あ、あの…おはようございます……って、わぁ!?」

 

「二人共おはよ~♪」

 

 

 梓が隙間から様子を窺うようにそっとドアを開ければすかさずラブがそのドアを引っ張り、勢い余った梓もそのまま引っ張られ蹈鞴を踏んでラブのたわわにポヨンとぶつかっていた。

 

 

「あら?梓元気ね~♪」

 

「ラブ姉…それより今朝は一体……?」

 

「いいからいいから♪」

 

 

 梓の問いにラブは答えずに、彼女を回れ右させるとその背を押して部屋に入って行った。

 そしてそれに続き愛と鈴鹿、その後から夏妃と凜々子、更にメイク班とキャスター付きパイプハンガーを曳いた被服科の生徒が連なって入室して来た。

 

 

「うふふ♡素敵ねぇ、予想通りの仕上がりだわぁ♪」

 

「予想通りの仕上がりってラブ姉!コレはラブ姉が何かやったという事なんですか!?」

 

 

 ベッドの端に二人を並んで座らせたラブは、満足気に何度も頷いていた。

 その一方で不審な点だらけのラブの発言内容に少し興奮気味な梓がベッドから立ち上がりかけたが、その勢いに彼女の実り立てなたわわがプルンと元気に揺れるのだった。

 

 

「何か()()()のはあなた達でしょ?私はそのお膳立てをしただけよ~?」

 

 

 実に楽しそうにラブがベッドの周りに視線を巡らせれば、そこには脱ぎ散らかした二人のステージ衣装があちこちに散乱しており、それが昨夜の二人の興奮の度合いを物語っていた。

 

 

「あっ!」

 

「こ、これはそのっ!」

 

 

 真っ赤な顔になった二人は慌てて何か言い繕おうとしたが、それすらもまあまあといった感じでラブは制し背後の者達に思わせぶりな表情で目配せのみの合図を送るのだった。

 そしてそれにラブに同じく目だけで答えた少女達が一斉に動き出した。

 

 

「ちょっ!?愛さん鈴鹿さん何を!?」

 

 

 まず梓の両側に滑り込んだ愛と鈴鹿が彼女の両側に滑り込み、優しく抱擁するようでいて実際にはしっかりホールドして身動き出来ないようにしていた。

 

 

「大丈夫よ梓……」

 

「そうそう、私達に任せなさい」

 

 

 まるで小悪魔が愛の言葉を囁くかのように、愛と鈴鹿が立て続けに熱い吐息をすっかり気が動転した梓の耳元に吹きかける。

 

 

「な、夏妃さん凜々子さん!な、何故こんな事を!?」

 

 

 梓以上にこの手のおふざけに免疫のないオレンジペコは硬直しながら何とかそれだけ言ったが、夏妃も凜々子もそれには答えず二人して彼女に両側から頬ずりしていた。

 

 

「細けぇ事は気にすんな♪」

 

「うんうん♪ペコは何もしなくていいのよ~♪」

 

 

 完全に彼女達のペースに飲まれた二人は、既にされるがままの状態になっていた。

 そんな二人に被服科の生徒達が次いで取り付くと、手際よく伸び切ってパツパツで先っちょのポッチがくっきり浮かぶTシャツを脱がし始めていた。

 

 

『こ、今度は何を!?』

 

 

 伸び切ったTシャツから開放されたたわわがぷるるんと弾け、その揺れで我に返った二人が悲鳴を上げたが被服科の生徒達の手は止まらない。

 

 

「大丈夫、全て私達に任せて下さいね~♪」

 

 

 それぞれお手製のオリジナルのアームピンクッション付けた被服科の生徒達が、逃げる間も与えず手際よくテキパキと二人の身支度を整えて行く。

 

 

「さ、それじゃあブラから付けましょうね~♪」

 

 

 そう言いながら迫る二人の被服科の生徒の手には、今までの二人からするとかなりアダルトなどちらかと言えばラブ向きなデザインのブラジャーが用意されていた。

 

 

「え?サイズ解からないですよね……?」

 

「だから大丈夫ですって♪」

 

 

 戸惑うオレンジペコを他所に、背後に廻った被服科の生徒は彼女の胸にカップを合わせた。

 

 

「ほらピッタリ♪」

 

「えぇ!?何故……?」

 

 

 訳が解からぬといった様子のオレンジペコが隣の梓に目をやれば、彼女もまた固まったままされるがままの着せ替え人形になっていた。

 

 

「ふふっ♪予想通りピッタリね、二人共とっても素敵よ~♡」

 

 

 規格外なサイズのたわわの下で腕を組んだラブが、満足気にうんうんと何度も頷いている。

 

 

「よ、予想通りってラブ姉!もしかしてラブ姉は私達の胸のサイズがどれだけ大きくなるか知ってたの!?何で…?一体どうやって……!?」

 

「んふ♡それはナイショ、企業秘密ってヤツよ♪」

 

「企業秘密て……」

 

 

 ラブの予想通りという言葉を受けて問い質す梓だったが、ラブはいつものようにそれをのらりくらりとかわし只艶然と微笑むだけだった。

 

 

「さあ、それでは今度は下を──」

 

『それは自分で出来ます!』

 

 

 ブラジャーと揃いのデザインのパンティーを広げて見せた被服科の生徒二人に向け、オレンジペコと梓は揃って拒絶の声を上げていた。

 放って置けばそのままベッドに押し倒され秘密の場所を晒された上に、それを隠す薄布を履き替えさせられるなどという痴態を演じる事に恐怖感覚えた二人は、なんとかその場にいる者達に後ろを向かせ恥ずかしさから全身真っ赤になりながらパンティーを履き替えていた。

 

 

「お、終わりました……」

 

 

 恥ずかし過ぎて涙目になりかけている梓が小声で言えば、即座に被服科の生徒達が朝練の為に二人に新しいパンツァージャケットの着付けを始めた。

 これもまた自分達で着たかったがそれに関しては言っても無駄だと悟ったらしい二人は、再びされるがままにパンツァージャケットの着付けをされていた。

 その後パンツァージャケット着付けが終われば今度はメイク班が取り付き、二人にステージの時並みに派手なメイクが施されて行った。

 

 

「うん♡二人共本当に可愛いわ♪どお?生まれ変わった気分は?」

 

 

 サイズを一切測っていなかったにも拘わらずピッタリに仕立てられたブラウスやジャケットに納得行かぬといった顔をしている二人だが、互いにパートナーの姿を目にすると途端にトロンとした熱っぽい蕩けた目になり、それを見たラブは再び満足気に頷くのであった。

 

 

「さ、それじゃ朝練行くわよ~♪」

 

 

 ラブが軽く手を合わせた音が響きその音でハッとした二人が時計に目を向ければ、まだギリギリ朝練に間に合う時間だった。

 

 

 

 

 

「夏妃見て見て♪可愛く揺れているわ♡」

 

「あぁ、いい感じに揺れてやがるなぁ♡」

 

 

 ブルー・ハーツとイエロー・ハーツの車長をオレンジペコと梓に任せた夏妃と凜々子の二人は、演習場を管理するコントロールタワーでモニターに映るドローンからの中継映像の中、不正地の高速走行訓練でぷるんぷるんする二人の生まれたてのたわわに萌えていた。

 

 

「それにしても二人共だいぶ指示出しが早くなったわね」

 

「そうだな、何だかんだでラブ姉は教えるのが本当に上手いからな」

 

 

 一列縦隊で未舗装の荒れた狭い道を進むAP-Girlsの隊列の中、Love Gunに続き梓指揮するブルー・ハーツとオレンジペコ指揮するイエロー・ハーツはその隊列間隔を乱す事なく疾走していた。

 だがその訓練中ラブが手加減するような事は一切なくいつも通りに訓練を続けており、単純な走行訓練とはいえそれに付いて行ける程二人はその胸と同じように急成長していたのだった。

 

 

「でもあの二人もかなり飲み込みが早いと思わない?」

 

「まぁな…でもそれに関しちゃ梓のヤツが突出してるんじゃねぇか?ペコの方はアタイらと同程度の経験値があるけどよ、梓が戦車道を始めたのは去年の全国大会の直前だぜ?そんな戦車道始めてたった数ヶ月の梓が新人賞であるヤングタイガー賞を獲っちまったんだ、これはやっぱ普通じゃないぜ……例え隊長があの西住みほだとしてもな……」

 

「そうね…問題は梓自身がその特異性に気付いているかどうかね……?あの子高校卒業後はどうするつもりでいるのかしら……」

 

 

 凜々子はモニターの中で彼女達AP-Girlsには遠く及ばないが、戦車の揺れに合わせぷるんぷるんするのに充分なサイズに成長した梓のたわわを見ながら複雑そうな表情で腕を組んだ。

 

 

「卒業後かぁ…進学か就職かいずれにしてもこっちの業界(戦車道)が放って置かねぇだろうなぁ……アタイらが卒業する頃にはプロリーグもスタートしてるしな……」

 

 

 腰を下ろしているシートの背もたれに身を預けた夏妃が、頭の後ろで手を組み気のない素振りで呟くように言ったが、彼女の呟きは実際かなり現実的な話であった。

 だがそれはまだ少し先の話であり、さすがに彼女達にも具体的なビジョンは見えなかった。

 

 

「そうねぇ…ダメ……さすがにちょっと何も想像が付かないわ……」

 

 

 凜々子は夏妃の話に少し想像力を働かせてみたが、直ぐに首を振ってそれを断念していた。

 

 

 

 

 

「それじゃ学校行くよ~♪」

 

 

 朝練終了後に始業前に学食で朝食を取るべく身支度を整えた二人が寮の前に出てみれば、そこには既にラブ達が揃っていたが問題はその背後に鎮座する5両のⅢ号J型だった。

 

 

「なんで…てかいつの間に……」

 

「なんでって学校まで生まれ変わった二人のお披露目パレードするからに決まってるじゃない♪」

 

 

 開いた口が塞がらない二人をLove Gunの砲塔に乗せるべく、ラブは二人の背をグイグイ押す。

 

 

「お、お止め下さい!」

 

「ら、ラブ姉!」

 

 

 激しく抵抗した二人だったがこの手の事でラブに勝てるはずもなく、結局はLove Gunの砲塔に乗せられ学校まで道をパレードさせられたわわのお披露目する破目になるのだった。

 そしてその日は一日学校中で注目の的となった二人だったが、たった一夜にしてそれまでの控えめサイズからご立派なサイズに成長を遂げた事に対する突っ込みは一切なかった。

 

 

「なんで~よ……?」

 

「きっとこの学校では普通の事なんですよ……」

 

 

 その日の訓練終了後すっかり気疲れした梓が力なく呟いたが、隣で似たような状態でぐったりした様子のオレンジペコが返した返事はどこか投げやりだった。

 

 

「どうしたのよ二人共~?」

 

「どうしたのよ~?…じゃないですよ……なんでこんな事したんですか……?」

 

「こんな事?」

 

 

 可愛らしい仕草で小首を傾げ頬に指を当て考え込んだラブに梓はもう突っ込む気力もなかったが、それでも弱々しい声でまだその重みに慣れぬ自身のたわわを指差し抗議した。

 

 

「コレですよコレ…一体なんでこんな事を……それ以前に何をどうやったら一晩でこんな事になるんです……?ラブ姉は私達に何処を目指させたいんですか……」

 

「あら、嫌だった?なんかまんざらでもなさそうに見えたけどなぁ~?」

 

 

 暗に朝から互いのたわわを意識して、チラ見を繰り返してはムラムラしていた事を些か人の悪い表情でラブが指摘すれば、二人は慌てて互いの胸から視線を逸らしていた。

 

 

「だ、だからそういう事じゃなくて!」

 

 

 顔の熱りを誤魔化しながら、尚も梓が食い下がればラブは口を尖らせつまらなそうに言った。

 

 

「え~?折角笠女に留学したのよ~?それ位の特典がないとつまらないじゃな~い?」

 

「特典て……」

 

「そんな事で簡単に大きくしたり出来るものでしょうか……?」

 

 

 何処までも斜め上なラブの前に、オレンジペコも梓もそれ以上は何も言い返せない。

 

 

「うふ♡今夜はきっと素敵な夜になるわね~♪」

 

『……』

 

 

 全く反論出来ない事実を前に、二人は完黙する以外の術を残されてはいなかった。

 事実感度もサイズもアップした互いのたわわを前に、例えどれ程疲れていたとしても二人は溢れ出る欲望を抑える事など出来はしなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あん……♡』

 

 

 




という訳でこの恋愛戦車道の世界では、梓とペコはたわわキャラになりましたw

それにしてもこのシリーズは毎回えっちだなぁww

しかし二人の胸はどれ位膨らんだんでしょうねぇ?
ケイより膨らんでたらキレそうですよね……あそれをネタに一本書くかw

たわわなラビットに嫉妬したケイが……やっぱそっちの方向の話になるよなぁww
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