ガールズ&パンツァー 恋愛戦車道   作:肉球小隊

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今回もラブの出番は少ないですw


第六十五話   Crafty rookies

『三年生連合M4シャーマン走行不能!』

 

 

 エキシビションマッチに参加する全車両の共用無線と、観戦エリアの実況用スピーカーから響く審判長である亜美による無情の撃破判定コール。

 その声に観戦エリアでは大きなどよめきが起こり、三年生連合側の参加車両の間では驚きに空気が凍り付いていた。

 

 

「Jesus!だからあれ程気を付けろと言ったのに!」

 

 

 撃破判定コールの直後、当該車両からの無線報告の内容とやらかしたのがサンダースの選手同士であった事から、怒りのあまり我を忘れたケイは無線機のマイクをコマンダーキューポラのハッチに力いっぱい叩き付けていた。

 フレンドリーファイア、ケイ自身もつい今しがたその犠牲者になりかけた同士討ち。

 観戦するみほ達も危惧していた事態が遂に発生し、エキシビションマッチのリタイア第一号はやられた側には悪夢でしかないフレンドリーファイアによるものとなった。

 勿論サンダースだけではなく、どの学校も同一車両を使用するチームとの試合経験は豊富だった。

 そう頻繁に起こる事ではないが決してゼロにはならない云わば事故の一種のようなものだが、状況によってその内容は様々だった。

 例えば視程の悪い状況での誤射であったり偽装潜伏中の処を撃たれたりと千差万別だが、基本的には不注意から起こる類のものであった。

 だが今回のケース、只の不注意で片付けるのは当事者にとって少々気の毒な性質のものだった。

 何故なら単に不注意で味方を撃ったのではなく、メイプル達にそうなるよう仕向けられ故意に撃たされてしまったが為の結果なのだ。

 一見挑発を繰り返しながら闇雲に逃げ回っているように見えたが、その実メイプル達は頻繁に無線で互いの位置情報を連絡し合いケイ達の同士討ちを誘発するよう巧妙に立ち回っていたのだ。

 全ては例え本人から直接戦車道選手だと言われたとしても、俄かには信じ難いゆるふわな容姿のメイプルによって仕組まれた罠、ケイはその罠の中に自ら突入してしまったのだった。

 

 

 

 

 

「これは完全に嵌められたわね」

 

「うん……」

 

 

 側面装甲を撃ち抜かれ立ち昇る黒煙を背景にシャーマンが白旗を揚げ、その姿が映し出されるモニターを見ながらエリカがそう断定するとみほもやや弱々しくそれに同意していた。

 

 

「しかしタイミングばっちりだったな、一歩間違えれば自滅し兼ねない手口なのにクワイエットの一年生共も相当いい度胸してるわ」

 

 

 上空のドローンから撮影されたフレンドリーファイアが発生する少し前からの映像が映されるサブモニターを見ていたルクリリも、それが偶然ではなく故意によるものだと決め付けている。

 

 

「成る程そういう事……」

 

「ナニ?何が成る程なの?」

 

 

 ルクリリと一緒にサブモニターの空撮映像を見ていたカルパッチョだったが、彼女は同時に手元のタブレットを操作しながら何かを調べていた。

 

 

「えぇと……まずこれを見てくれる?」

 

「ストリートビュー……これは今ケイ先輩達が交戦中の辺りね」

 

 

 タブレットの液晶画面上を滑らせていた指を止めたカルパッチョがエリカが見易いように傾けると、覗き込んだエリカは中継の映像と見比べそれが現在ケイとメイプルが交戦している駅前の区画である事に直ぐ気が付いた。

 

 

「ええそうよ、次にこれを見てくれる?」

 

 

 タブレットを手元に戻したカルパッチョは再び液晶画面に指を走らせると、自分であれこれ書き込んだ別の地図アプリを表示して見せた。

 

 

「これは……?」

 

「あの子達…クワイエットの隊員達はただ闇雲に逃げ回ってるように見えて、実はちゃんと考えて行動しているわ……その地図上の私が書き込んだ赤いラインは、クワイエットの車両が突っ込んで破壊した建物なんだけど何か気付かない?」

 

「それ、ちょっといい?」

 

「ええ、どうぞ」

 

 

 液晶画面を指差すエリカにカルパッチョがタブレットを差し出せば、彼女は暫くの間ストリートビューと地図アプリを交互に見比べそれでカルパッチョが言わんとする事に気が付いた。

 

 

「あぁ、成る程そういう事……」

 

「さすがね、あの子達が破壊したのは戦車で突っ込めば簡単に壊れる木造の建物だけ…鉄筋のビルなんかは全部避けて通ってるわ……これは偶然じゃなくて事前に把握していないと出来ない事よ」

 

 

 エリカが戻して来たタブレットを受け取りながらエリカの考えを肯定したカルパッチョは、これが偶然ではなく予め仕組まれたトラップであると明言したのだった。

 

 

「フム……ちょっと見せて貰っていいか?」

 

「これ?いいわよ、みんなにも見て貰った方がよさそうね……ルクリリが見終わったらそのまま他のみんなにも回してくれる?」

 

「了解だ」

 

 

 それまで二人のやり取りを聞いていたルクリリだったが、少し考え込んでからタブレットを覗き込むように身を乗り出していた。

 そんなルクリリにタブレットを手渡したカルパッチョは、情報を手っ取り早く共有する為にタブレットから離した手を宙でくるりと回して見せた。

 

 

「地図を見て貰ったから解ったとは思うけど、あの子達は逃げると見せかけて、実際にはショートカット用のバイパスを作ってたのよ…そしておそらくは複数車両で連携して同士討ちを起こすように仕向けた……つまりあのフレンドリーファイアは決して偶発的なものではなく、極めて計画的に仕掛けられた作戦行動の結果だと思うの……そして多分これもラブせ、ラブ姉の仕込んだ手の一つ……きっと交戦エリアのあちこちにこんな感じのトラップが仕組まれているんじゃないかしら?」

 

「カルパッチョさん凄い…何だかアッサムさんみたい……」

 

 

 タブレットが回覧される間もカルパッチョの解説は続き、既に地図を見ていたみほも成程と頷きながらもその分析力に驚きそんな事を呟いていた。

 

 

「えぇ~?そんなに~?」

 

 

 カルパッチョはみほの呟きに苦笑するが、ふと何かを思い付いたらしく、傍らに置いた雑嚢の中からハンカチ替わりらしい一枚のバンダナを取り出していた。

 

 

「あの、何を……?」

 

 

 みほが不思議そうに首を傾げる目の前で、カルパッチョは後ろ手で束ねた髪を器用にバンダナで蝶々結びで結い上げていた。

 

 

「こんな感じかしら?」

 

「か、かるぱっちょさん……?」

 

 

 カルパッチョが突然バンダナで自らの髪を即席のアッサム頭に纏めて見せると、みほは世にも間抜けな顔で驚くのだった。

 

 

「カルパッチョあんたねぇ、そういう事は特定の相手の前だけにしときなさいよね」

 

「えぇ~?何の事?」

 

 

 驚くというより呆れたような顔をしていたエリカだったが、やがてカルパッチョに向けられた視線に気付き斜め後方を親指で指差し意味あり気に笑っていた。

 彼女の示す先では歴女チームの面々と共に試合観戦していたカエサルの姿があり、彼女はカルパッチョがバンダナで髪を蝶々結びにした姿を硬直したように凝視していたのだ。

 カルパッチョとカエサルがそういう関係である事はとっくに周知の事なので、エリカとしては軽く揶揄ったつもりだった。

 しかし返って来たカルパッチョの返事をする声音と表情に、それまでの彼女のにやけた笑い顔は一変して死んだようなものに変わっていた。

 

 

「コイツ…わざとか……」

 

 

 何を言っているか解らないといった風に、微笑みながら結った髪を揺らして見せるカルパッチョ。

 

 

『今夜は吶喊か……?』

 

『吶喊ね』

 

『吶喊しかないでしょう』

 

『吶喊一択だわ』

 

 

 観戦エリアのスタンド上ではこの突然の珍事に、試合そっちのけでそんな事が囁かれていた。

 

 

 

 

 

「そんなトコまでパクるなぁ!」

 

 

 晶のパンターG型を楔の先頭に現れたエニグマであったが、コマンダーキューポラ上の晶が手書きで校名を大書した拡声器を構えた途端まほは頭を抱えて砲塔上に突っ伏し、アンチョビは指揮用の鞭を突き付け泣き笑いのような顔で思わずそう怒鳴っていた。

 彼女が隊長車に拡声器を常備しているのは既に知っていたが、まさかここで使用して来るとは思ってもいなかっただけにそのインパクトは絶大だった。

 特にまほの方はついさっきもラブに散々拡声器でおもちゃにされていたので、この局面での拡声器の登場は相当堪える仕打ちになっていた。

 

 

「そいでもってにしずみぃ!オマエもいい加減しっかりせんかぁ!相手はラブじゃあないんだぞ!いつまでそうして呆けているつもりだ!?」

 

 

 アンチョビに叱咤され漸くのろくさと身を起こしたまほだったが、その顔からはまるで能面のように表情が抜け落ちていた。

 

 

「……」

 

「全く浮き沈みの激しいヤツだ……いいか?相手はラブの動きをコピー出来てもラブじゃあない!云わばアイツのパチモンなんだからビビるな!」

 

「パチモンてオマエな……」

 

 

 拡声器を構えて接近する晶を掴まえてアンチョビは敢えてパチモン呼ばわりするが、これまでラブに散々オモチャにされて来たまほにとって拡声器は最早トラウマのような存在であった。

 たかが拡声器、されど拡声器。

 だがこの取るに足らない試合の趨勢に何の影響も与えぬはずのシロモノが、この後の展開をグダグダなものへと変えてしまうのだった。

 

 

「あ~もう!どうしてコイツはラブが絡むとこうも豆腐メンタルになりやがるんだ!?ったくラブのヤツも姉気取りで西住の事弄り過ぎなんだよ!」

 

 

 アンチョビもまほが意外と精神的に脆い一面を持ち合わせている事は知っていたが、この件に関してはラブが調子に乗り過ぎだと愚痴を言わずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

「あれ?喰い付いて来ないわね……」

 

 

 これ見よがしに拡声器を構えて見せればまほが猛然と喰い付いて来ると踏んだ晶であったが、それは完全に彼女の読み間違いであり、鬱状態になったまほとキレるアンチョビの様子に首を捻っていた。

 

 

「だから止めとけって言ったのに……」

 

 

 反応がどうであれ最強の黒森峰の元隊長であり西住流の後継者相手に、さすがにそれはどうかと事前に止めていたエニグマ隊長車のメンバー達であったが、ラブに憧れ過ぎて拗らせた晶はそれを聞き入れずに拡声器パフォーマンスを強行したのだった。

 彼女としてはこれで巧い事まほを怒らせる事が出来れば、例え自分達のようなぽっと出の新設校の一年生であっても相手をして貰えると本気で考えていたのだが、結果的にはまほをへこませるだけで思惑通りには行かなかった。

 

 

「え~っと…どうしよう……?」

 

 

 何やらアンチョビがまほに向かって叫んでいるのは聞こえるが、それ以外は何の進展もない状況にどうしたものかと、晶は構えていた拡声器を下ろして途方に暮れた顔をする。

 

 

「晶…私達は今何をやっている最中かしら……?」

 

 

 エニグマの副隊長、アッサム曰くガチでロリな原沢紗江子(はらさわさえこ)は晶の隣に搭乗するパンターG型を並べると、呆れの色の混じった溜息交じりにそう問い質した。

 

 

「それは…戦車道の試合中に決まってるじゃない……」

 

「解ってるんじゃない…そしてすぐ目の前には敵がいる……ならやる事は決まってるでしょ?」

 

「いや、だからその為に──」

 

「徹甲弾装填!」

 

 

 拡声器に拘るあまり本末転倒になりかけている晶の言い訳めいた言葉を遮り、紗江子は装填手に徹甲弾の装填を命じると続いて砲手に狙うべき獲物の名を告げた。

 

 

「目標!敵陣中央の西住まほ!」

 

「え?ちょ、紗江子!?」

 

「撃てぇ!」

 

 

 驚く晶を無視して紗江子は砲手から照準ヨシの声が返るなり間髪入れずに砲撃を指示し、ティーガーⅠの主砲を上回る高い装甲貫徹力を誇る70口径75mm砲が激しい発砲炎と共に徹甲弾を撃ち出す。

 そして街道上の空気を切り裂き駆け抜けた徹甲弾がビットマンの正面装甲に弾着し、コマンダーキューポラ上でいじけていたまほを激しく揺さぶっていた。

 

 

「これであちらさんも目が覚めるでしょ」

 

「紗江子アンタ……」

 

 

 欠片も容赦のない紗江子を晶は宇宙人でも見るような目で見ていたが、紗江子の方は一切感情の変化の見えない顔のまま無言で、たった今徹甲弾をぶち込んだビットマンを指差していた。

 その紗江子の指差す先に晶が目を向けてみれば丁度黒煙が風に流れ、正面装甲を黒く焦がしたビットマンと目を回すまほの姿が見えた。

 

 

「いや、目を覚ます処か目を回してるし……」

 

 

 当初想定した展開とは全く違う状況に、晶は独り途方に暮れるのだった。

 

 

 

 

 

「あら~、紗江子ったら全く躊躇せずに撃ったわね……何か私凄い久しぶりに喋った気がするわ!」

 

「何訳の分んない事言ってんのよ?」

 

 

 個別に獲物を求めて新設校連合が分散して行動を始めた後、ラブはAP-Girlsを引き連れ各校の支援がてら遊撃部隊として動いていた。

 そして手始めに一番近くでまほに挑もうとしていた晶達の様子を見に来たラブだったが、到着早々に紗江子のパンターG型が発砲する場面に遭遇したのだった。

 

 

「その…何となく……それよりさ、晶ちゃん達って何か援護なんて要らなそうに見えない?」

 

「そりゃあ火力も車両数もウチよりエニグマの方が上だし、何より晶達のレベルも高いんだからその必要もないでしょ?」

 

 

 まほのビットマンの正面装甲に紗江子の放った徹甲弾が直撃するのを目撃したラブが、まるで当てが外れたとばかりに双眼鏡を覗きながら呟けば、同じく双眼鏡でその瞬間を見ていた瑠伽が何を今更といった風に突き放した。

 

 

「それ位解ってるわよ…他行こっか……」

 

 

 どうにも出番がなさそうだと判断したラブは、AP-Girlsと共にそっとその場を後にするのだった。

 

 

 

 

 

「後はこれを……よし、これで修理完了ですわ」

 

 

 全く身動きの取れぬ状態でフサリアのアーニャによる奇襲を受けた結果、履帯を切られてしまったクルセイダー2号車の車長で、リゼというティーネームを名乗る聖グロの隊員は、自ら先頭に立って修理作業を行い漸くその作業を終えた処だった。

 

 

「大きくても小さくても履帯を繋ぐ手間は一緒だな……」

 

「しかししてやられたわね…小口径の砲でもピンポイントに集中させればその破壊力はバカにならない……これに関してはAP-Girlsが真っ先に立証してみせた訳だけど、この先追随するチームが増えそうね……尤もそれで戦果を挙げるにはそれなりの腕も必要になる訳だけど」

 

 

 黒森峰とプラウダからクルセイダー2号車に乗り込みリゼの作業を手伝っていた二人は、作業をする間もフサリアのアーニャがAP-Girlsの十八番ともいえるピンポイント同時射撃をやってのけた事と、今後の戦車道で戦術の一つのトレンドになるかもしれない事を論じていた。

 実際火力で劣る車両しか所有しない学校では、AP-Girlsの登場以降何とか真似ようと訓練を始めた所も多かったが、やはり早々簡単にモノに出来る技ではなかった。

 それだけにフサリアが戦果を挙げた事は餌食になった当事者にとっても大きな驚きであったが、自身が預かる車両がやられた割に車長であるリゼは意外にサバサバしていた。

 

 

「そうですわね、軽戦車のみで戦うタンカスロンならともかく戦車道では有効な手ですわ……実際我が校のクルセイダー隊もこの技はほぼモノにしつつありますから」

 

「おいおい、それは本当か?」

 

「いつの間に……やっぱり聖グロは油断ならないわね」

 

 

 リゼは特に隠す必要もない事なのかクルセイダー隊が既にこの技を習得している事を公表し、その破壊力を良く知る二人も目を丸くしていた。

 しかしさすがにリゼもそれが聖グロにラブが短期留学した際、クルセイダー隊配属となった彼女からの直伝である事は伏せたのだった。

 

「さぁ、それでは行きますわよ!」

 

 

 話をする片手間に使用していた工具を片付けたリゼは最終的な目視点検がてらクルセイダーの周りを一周すると、軽い身のこなしで砲塔まで一気に登り拳を握り締め声高に宣言するのだった。

 

 

「って、何処に……?」

 

「いきなりね……」

 

 

 コイツ確実に自分達より血の気が多いなと思いつつも顔を見合わせる二人は、砲塔上でミニスカートの中が丸見えになるのも構わず鼻息も荒く意気込むリゼに呆れていた。

 

 

「何処ってそんなの決まってますわ!この私に斯様な恥を掻かせてくれた、あのフサリアの豆戦車に借りを返しに行きますのよ!」

 

「そりゃいいけどさ、全部隊先行してもらったしまずはそっちと合流するのが先じゃないの?」

 

「問題ありませんわ!偵察がてらの単独行動の許可はダージリンに取り付けてありますから!」

 

「いつの間に……」

 

 

 言葉遣いこそ何とかギリギリ淑女の範囲を保ってはいるが、その血の気の多さは間違いなくあのローズヒップの先輩だと再認識した二人は改めて顔を見合わせ呆れるのだった。

 

 

 

 

 

「──オイ!西住しっかりしろ!」

 

「…あんざい……」

 

「……大丈夫か?」

 

「あぁ…済まない油断した……」

 

 

 拡声器の登場にすっかり取り乱した処に紗江子から不意打ちを喰らったまほは、ほんの一時の事ながら目を回し前後不覚な状態に陥っていた。

 そんなまほに声を掛け続けていたアンチョビは、やっと彼女が反応した事でホッとした顔をしながらもその瞳には怒りの色も混じっていた。

 

 

「全くだ、隊長がそんな事でどうする?それでもう目は覚めたな?なら指揮を取れ、これ以上あの一年生共の好きにさせるな」

 

「あ…あぁ、解った……」

 

『コイツ本当に大丈夫か……?』

 

 

 アンチョビの不安を他所にまほは両の頬を掌でピシャリと叩いて気合を入れ直すと、揮下の部隊に奇襲で乱れた隊列を組み直すよう指示を飛ばしていた。

 黒森峰の車両で構成された前衛部隊と対峙するエニグマは、双方ドイツ戦車のみという組み合わせの対決となり、戦車道ファンにとっては堪らない()()()()であった。

 そしてこれこそがまほにとって一番望んでいたものであり、観戦エリアでも情報収集の為に各校の情報部の生徒達が目を光らせ始めていた。

 しかし最前線にいるアンチョビの今一番の不安要素は、何と言っても最悪なタイミングで顔を出してしまったまほの豆腐メンタルだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まほもまだまだよね~♪」




中々に新設校の一年生達は狡猾ですね。
まだまだまほ達は苦労する事になりそうです。

それにしてもコロナの影響で仕事はマジでどうにもなりません……。
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