ガールズ&パンツァー 恋愛戦車道   作:肉球小隊

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先週の投稿の後書きでいよいよ最終局面突入と書きましたが、
今回のお話は漸くその入り口に立った辺りになると思います。


第七十三話   Broadcast pirating(電波ジャック)

「果たしてああいうのを胆が据わってると言っていいのかどうか……」

 

 

 今ひとつ気勢の上がらぬ冴えない表情で呟く風林火山の隊長である真奈の視線の先、出前のカブにも劣る速度で進む街道上の怪物ことKV-2の砲塔上には、どっかと胡坐を掻いて座り込み不機嫌そうな顔でサンドイッチを齧るカチューシャの姿があった。

 ラブに対抗すべくダージリンが仕掛けたオペレーション・ボッシュバスターは、幾ら撃てども全く成果を上げる事が出来ず、アンチョビ達の予想通り完全に失敗であった。

 KV-2で重砲部隊の中核として作戦に参加していたカチューシャは、無駄に弾を浪費するだけの作戦にイライラを募らせた挙句に癇癪を起こすと、遂には作戦を放棄して勝手に隊列を離れ単独行動に出たのだった。

 更に彼女は云わば禁じ手である無線の共用回線を使用して発電所に向かう事を宣言し、ラブにも直ぐに来るよう呼び出しを掛ける暴挙に出ていた。

 だがこれを切っ掛けとして、最初から計画自体に無理のあったオペレーション・ボッシュバスターは強制的に終了する事となったのだった。

 何しろカチューシャに続きノンナも戦列を離れるとなし崩し的にそれに続く車両が続出し、凡そ戦線を維持する事など出来なくなっていたのだから。

 最終的に作戦に参加していた全ての車両が移動を開始した頃には、KV-2の砲塔上で胡坐を掻いたカチューシャが怒りの感情もそのままにサンドイッチに齧り付いていた。

 そして彼女に従い戦列を離れた者達も、それぞれサンドイッチに手を伸ばしていたのであった。

 このような状況となると後を追った真奈も更なる攻撃を加える事が出来ず、仕方なく自分達もサンドイッチを手にする以外にやる事はなかった。

 かくしてオペレーション・ボッシュバスターはグダグダな結果に終わり、おもっ苦しい空気を纏った戦車群はKV-2に合わせノロノロと発電所に向け進んで行った。

 尚、その列の中にあってダージリンだけは砲塔上に正座をして、不貞腐れた様子で独り黙々とサンドイッチを齧り続けていた。

 

 

 

 

 

「アイツは一体何処に行くつもりなんだ……?」

 

 

 真奈の報告とカチューシャからの()()を受けたラブは、即座にその場での戦闘を切り上げるとAP-Girlsを引き連れ発電所に向け移動を開始していた。

 但しそこは彼女のやる事なので素直に発電所に向かうはずもなく、敢えて遠回りをして眺めの良い野比海岸経由のルートを選択したのだ。

 だが彼女の挑発に乗り追撃を始めたまほ達はその事を知らず、ラブがまた何か良からぬ事を企んでいるのではないかと疑心暗鬼に駆られ周囲をキョロキョロと警戒しながら後を追っていた。

 これは完全に彼女達の思い過ごしなのだが、ラブに過去の実績が余りにも多過ぎなので疑い深くなるのも仕方がないだろう。

 

 

「何処行くっつ~か何処通る気なんだよ……?」

 

 

 ラブが過去に積み上げた実績の犠牲者の筆頭であるまほは相当にピリピリした様子で周囲を警戒していたが、ラブと策の限りを尽くして戦って来たアンチョビは只々面倒そうにしていた。

 アンチョビとしてはラブに好き放題やられてブチキレたまほを、諫めながら戦うような面倒は願い下げだったのだ。

 

 

「お~いにしずみぃ!あまりカッカするな!今からそんなんじゃ最後まで持たんぞ~!」

 

「わ、解ってるよ!」

 

「大丈夫かなぁ……」

 

 

 これ以上まほが熱くならぬよう早めに注意を促したアンチョビだが、まほの表情は相当に苛立っているのが丸解りで不安が増すばかりだった。

 そんなアンチョビの苦労など全く意に介さないラブは、佐原の交差点を左折して抜けCOC●'Sを右手に見ながら横須賀横浜道路の佐原インター前を通過、そのまま野比方向へと進んで行く。

 

 

「まぁこの状況だ、発電所に向かうのは間違いないだろう…けど何企んでやがるんだ……」

 

 

 前を行くラブの背を追うアンチョビは彼女がやりそうな事を指折り数え始めたはいいが、余りの選択肢の多さに考えるのが嫌になり途中で数えるのを止めてしまっていた。

 

 

「あぁもう本当にめんどくせぇぇぇ……」

 

 

 片側二車線の道路をミニカイルを組み悠々と先を行くラブの背中を恨めし気に見るアンチョビは、この日何度目になるか解らぬ深い溜息を吐いていた。

 だが彼女の胸の内などお構いなしにラブはAP-Girlsを引き連れ前進を続け、やがてその進む先には長く続く坂道が見えて来た。

 

 

「やっぱり横須賀は何処に行くにも必ず坂があるんだな…しかも大きく曲がって先が見えないが、これ実は結構勾配があるんじゃないのか……?如何にもラブのヤツが何か仕掛けて来そうな場所じゃないか、充分警戒して掛からないと…ん、アレ?このスーパーは確か……」

 

 

 見通しの良い直線から見える交差点より先は左に大きくカーブし見通しが利かず、ラブが何か仕掛けて来る可能性を考え警戒し始めたアンチョビだったが、周囲を見回し目に映ったスーパーの名に彼女は見覚えがあった。

 

 

「…そうか、英子さんのマンションの近くにあったあのスーパーか……」

 

 

 ラブが榴弾の暴発に巻き込まれたあの日、その瞬間彼女と携帯で通話していたアンチョビは中学生らしからぬ機転でラブを救うべく全ての手配をすると、居ても立ても居られず愛知の豊田市にある実家からその日のうちに横須賀へとやって来ていたのだった。

 その際ラブの事件の捜査担当者であった敷島英子と運命的に出会い、彼女の部屋に成り行きで厄介になる事になったアンチョビは、世話になるせめてもの礼に英子の為に食事を作る事にしたのだ。

 そして英子のマンションの近くのスーパーで食材の調達したのだが、特に海産物の鮮度が良い事に驚いた彼女はそのスーパーの名を覚えていたのだった。

 ラブを追跡中そのスーパーの支店の看板を見付けたアンチョビの脳裏には、当時の記憶が一気に蘇り暫し試合の事を忘れてしまったかのように見えた。

 

 

『後少しでもう四年…ラブが帰って来てまだ半年……あの時中学生だった私達が間もなく高校を卒業するのにラブのヤツはやっと高校二年生……』

 

 

 事故後面会する事も叶わずそのまま姿を消したラブは、ある日姿を消した時と同様に突然彼女達の前にその姿を現した。

 だが、もう間もなく今度は彼女達がラブ一人を残して高校を卒業する。

 この件に関しては最初から解っていた事とはいえ、ラブの抱える心の闇を考えると彼女を置いて行く事には一抹の不安感もあった。

 本人にはひた隠しにしているが、彼女達はラブと再会後暫くしてから何とか自分達と一緒に大学に連れて行けないかと何度となく話し合っていたのだ。

 実際ラブの頭脳と成績からすれば何の問題もなくスキップ(飛び級)させる事は可能なはずだったが、それは彼女にAP-Girlsを置き去りにさせる事を意味しており不可能な事であった。

 それ処か現在のラブにとってはそのAP-Girls、中でも愛という存在が一番の心の支えであり、何度となく話しても結局は彼女達にラブの事を託すしかないという結論しか出なかったのだ。

 

 

『愛がいるから大丈夫だとは思うが…後私達に出来る事があるとしたらあいつ等に──』

 

「──ざい!おい安斎!どうした!?」

 

「…ん?あぁ、なんだ西住か……」

 

 

 ラブを追撃中であるにも拘わらず自分の考えに没頭していたアンチョビは、彼女の様子がおかしい事に気付いたまほにその名を呼ばれるも直ぐに反応する事が出来なかった。

 何処か具合でも悪くなったのかと血相を変えたまほの何度目かの呼び掛けでやっと気付いたアンチョビが反応したが、その様子は心此処にあらずといったものだった。

 

 

「一体どうした!?ど、何処か具合でも悪いんじゃないだろうな!?」

 

「え…一体何を言って……スマン、何でもない大丈夫だ、少し考え事をしてしまっただけだ」

 

「そ、そうか…本当に大丈夫なんだな……?」

 

 

 余程深く考え事に没頭していたらしく、アンチョビは我に返っても直ぐにまともな反応をする事が出来ず、彼女らしくなく余計にまほを不安がらせてしまっていた。

 

 

「ああ、本当に大丈夫だ、大事な試合中に済まなかったな」

 

「いや!安斎が大丈夫ならいいんだ!」

 

 

 もしうっかり今考えていた事を口にすれば確実にまほのメンタルに影響するのが解っているので、アンチョビは努めて穏やかな口調で謝罪する事でまほを落ち着かせようとしていた。

 

 

「それよりどうした?何かあった──」

 

「え?ああそうだ!アレを見ろ、ラブのヤツは一体どういうつもりなんだ!?」

 

 

 まほに何かあったのかと問いかけた処でアンチョビは前方に視線を向け、その異変に自分で気が付いた途端に言葉を失っていた。

 しかし今度はアンチョビが何でもない事に安堵したまほが、彼女が絶句した事に気付かずに後ろ手に前を行くAP-Girlsを指差し訳が解らんといった顔をしていた。

 

 

「何だありゃ……?」

 

 

 まほが指差す先でミニカイルを組むAP-Girlsの各車の砲塔上には、いつの間にか操縦手以外のメンバー達が揃って顔を出し腰を下ろす姿があった。

 まるでドライブでも楽しむかのようにリラックスしたその様子は、凡そ戦車道の試合中に見せるものではなく完全に戦う意思がないとしか思えないものだった。

 事実その状態ではさすがにまほ達も攻撃する事は出来ず、これはどうやら発電所に着くまではこれ以上戦うつもりがないという意思表示にしか見えなかった。

 

 

「ラブのヤツ何考えてやがる……?」

 

 

 ラブの意図が読めずアンチョビが首を捻る一方で、また何か新手の手口で自分をおちょくりに来るのではないかと疑うまほは、時間を追う毎にその表情が険しくなり始めていた。

 だがメンタル的に翻弄される彼女達を尻目に砲塔上に姿を現したAP-Girlsは、すっかりリラックスした様子で時折笑い声すら聞こえる程寛いで見えるのだった。

 

 

「また私か!また私をおちょくって笑い者にする気なのか!?」

 

 

 楽しげに笑うラブの横顔に、猜疑心の塊と化したまほが忌々し気に語気を強める。

 

 

『西住のヤツ相当に被害妄想拗らせてるな…けど西住の場合は無理もないか……』

 

 

 操縦手以外全員が車外に出た事で戦闘の意思がない事をアピールすると同時に、相手に攻撃も出来ない状況をラブが意図的に作り上げた事はアンチョビも理解はしていた。

 但しそれがイコールその意図迄読み取ったという事とは別問題なので、ラブがこんな事をする理由を問われても答える事はアンチョビでも難しいだろう。

 

 

「ったくなぁ、何か企んでるにしてもそうでないにしてもメンドクサイヤツだ……」

 

 

 このふざけた状況にアンチョビがブツクサと愚痴交じりの呟きを漏らすうちに、両チームの隊列は大きな曲線を描く坂を漸く上り切り再び見通しの良い直線道路に入っていた。

 しかしそれでもAP-Girlsは突然ダッシュをかけたりするような事もなく、のんびりと走行しながら楽し気に談笑を続けていた。

 そして誰かが何か面白い事でも言ったのかひと際姦しい笑い声が沸き起こると、それまで溜め込んで来たまほの苛立ちがいよいよピークに達しようとしていた。

 

 

「ラブのヤロウふざけやがって!何処まで私をおちょくる気だ!?」

 

「被害妄想此処に極まれりだな……」

 

 

 噴火寸前というか既に小規模な水蒸気爆発を繰り返し起こしているまほの背中に、いい加減呆れ切ったアンチョビは匙を投げた様子で適当な感想を零している。

 ラブのやる事に一々反応していては疲れるだけで何も得るものがないのは解っているはずなのに、根が真面目過ぎるまほは簡単に釣られてしまうのだった。

 尤も、それを見越したラブがまほが踊る様見たさに次々とろくでもない小細工を仕掛けるのが一番の問題なのは、アンチョビも重々承知していた。

 

 

『やれやれ、西住のヤツももうちょっと学習…いや、それ以前にもうちょっと柔軟にモノが考えられればいいんだが……ま、その辺は大学に行ってから私が仕込んでやるとしよう……』

 

「笑うか!?まだ私を笑うのか!?マジいい加減…ん……?」

 

 

 一向に学習しないまほにさすがのアンチョビも呆れるが、その一方でそんな彼女と始める進学後の新生活に想いを馳せ心躍らせてもいるのだった。

 だがBGMのように聴こえていたまほの怒声が不意に途切れ、不思議に思ったアンチョビが顔を上げると、そこには一転を見つめて固まっているまほの姿があった。

 

 

「何だ?どうし…あぁ……」

 

 

 フリーズしたまほの視線を追ったアンチョビが目にしたのは、怒れるまほとたまたま目があった夏妃が彼女に向けて天使の笑みを浮かべ小さく両手を振る姿だった。

 夏妃にしてみれば多少の打算があったとはいえ、特に何か深く考えての行動ではなかった。

 昨年笠女で手合わせして以降、夏妃の可愛らしさと闘志を前面に押し出す戦闘スタイルのギャップはすっかりまほのお気に入りになっていた。

 そのお気に入りの夏妃に不意打ちを喰らったまほ火山は、怒りに任せ溜め込んだイライラも瞬く間に鎮火し、それまでの鬼の形相が嘘のようにデレていたのだった。

 

 

「西住…お前チョロいにも程があるぞ……」

 

 

 それまで肩を怒らせ濛々と湯気を上げていたのが一変、傍から見ても一目瞭然な程グニャグニャになったまほの後ろ姿にアンチョビの眉間に縦皺が入る。

 アンチョビも特に夏妃を嫌う事はなく、ペパロニと似た気性な事もあり寧ろ親近感も抱いていた。

 だがパートナーが直ぐ傍にいるのも忘れお気に入りの爆乳アイドルに鼻の下を伸ばされれば、如何に懐の深いアンチョビであっても面白かろうはずがなかった。

 これまでにも何度となくやらかしてはアンチョビの不興を買い、その度にオロオロしながら許しを請う事を繰り返して来たまほに学習機能はどうやら備わっていないようだ。

 相変わらずな朴念仁ぶりを発揮するまほと不愉快そうなアンチョビの前を行くラブは、絶対それに気付いているはずなのに一切そんな素振りを見せなかった。

 

 

『フン…ラブのヤツ本気で発電所に行くまで何もやらないつもりなのか……』

 

 

 デレるまほに腹を立てながらも見るべき処は見ているアンチョビは、いよいよラブがこれ以上市街地でやり合う気がない事に気付いたが、それで気を抜ける程楽観的でもなかった。

 まるでピクニックにでも行くかのようにAP-Girlsは騒ぐが、追う側の三年生連合はそうも行かず、罠の可能性を警戒して微妙に重苦しい空気の中無言で後を追い続けていた。

 対照的な雰囲気のまま進む隊列は県道27号線の島田公園の交差点を左折すると、そのまま真っ直ぐ進み京急のYRP野比駅の高架の下通過していた。

 

 

「このルートだと発電所に行くには野比海岸を通過するルートを通る事になるな……」

 

 

 アンチョビが地図を確認するうちにラブは野比駅入り口の交差点に到達すると、複雑な傾斜の付いた坂を上りそのまま右折して行き、アンチョビの予想通り野比海岸に向けてその先の交差点を今度は左折し始めていた。

 

 

「全くなんだってわざわざこんな遠回り…って、あ!あれは……」

 

 

 AP-Girlsに続き三年生連合の隊列も交差点を抜け海岸へと続く坂を下って行くと、やがて視界が開け目の前には野比海岸越しに房総半島が見えていた。

 そして何よりアンチョビの目を引いたのは海岸沿いの道の先、突き出た小さな山の向こうに佇む3本の巨大な煙突であった。

 その煙突こそが彼女達の目的地、ラブが最終決戦の地と定めた久里浜火力発電所の所在を示す云わばランドマークとでもいうべき存在であったのだ。

 だが既に操業を停止し役目を終えた3本の煙突は何処か亡霊めいた印象があり、その存在に気付いたアンチョビも思わず絶句してしまったのだ。

 

 

「西住!」

 

「…あぁ、解ってるよ……」

 

 

 ほんの一時その異様な雰囲気に言葉を失ったアンチョビであったが、直ぐに我に返り前を行くまほの名を呼び煙突を指差していた。

 だがまほもその存在には既に気付いており、アンチョビの方を振り返る事なく冷静な声で彼女の呼びかけに答えたのだった。

 

 

「いよいよか…それにしてもこの道の眺めは中々だな……あ、まさか……」

 

 

 右手に野比の海を見ながらゆっくりと進む隊列であったが、気が付けば三年生連合の各車の搭乗員達も車外に顔を出しその眺めを楽しんでいた。

 事此処に至りアンチョビもラブが何を意図していたか漸く気付いたが、果たしてそれが本当に正解なのか確証が持てず前方を行くラブの背中ぼんやりと見つめていた。

 するとそれが解っているかのように不意に振り向いたラブは、アンチョビに向かって『正解』とでもいうようにニッコリと微笑んで見せるのだった。

 まさかと思った瞬間ラブに微笑まれアンチョビがポカンとしていると、ラブがカウントを取るように指を鳴らし、それに続いてLove Gunに搭載されたスピーカーからAP-Girlsの新曲のイントロが流れ始め、更には無線の共用回線からもそれが聴こえて来た。

 

 

「え…あ、オイまさか……!?」

 

 

 アンチョビが驚くうちにイントロが終わると、それまで各車の砲塔上で賑やかにお喋りを続けていたAP-Girlsが向き直ると曲に合わせ新曲を歌い始めたのだった。

 無骨な軍用無線機から流れる不釣り合いなアイドルの歌声、それはカチューシャの遥か上を行く電波ジャックであった。

 その様子はドローンを介し観戦エリアにも中継され、観戦客は思いもよらぬAP-Girlsのサプライズに大いに沸きかえっていた。

 最終決戦の地はもう目と鼻の先、それは嵐の前の静けさならぬ死闘の前のプレリュードであった。

 

 

 




アンチョビが目にした3本の煙突ですが、
現実には既に解体され影も形もありません。
仕事の打ち合わせに行くのに週に何度か三浦海岸沿いの道を車で通りますが、
クレーンを使い解体され徐々に短くなって行くのを、定点観測のように見てました。

次回からはいよいよ本当に発電所での戦いが始まります。

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