ガールズ&パンツァー 恋愛戦車道   作:肉球小隊

49 / 309
エレ○トーンはヤ○ハの登録商標なので念の為ぼやかしました。

去年ぶっ壊れたまま放置してる自分のシンセもなんとかしなくちゃなぁ。
でもエレキももう一本欲しいし…。

今回もドゥーチェが鋭いトコ見せますよ~♪


第六話   火の国の宴

 乾杯も済むと二人の元には昼間会えなかった者達を始め、次々と顔見知りの者達が挨拶に訪れ暫くはその対応に追われたが、やがてそれも落ち着くと箸も進み会話も弾んで行くのだった。

 

 

「──うん、だから最重要視して行ったのが全体的なフリクションロスの徹底的な低減なの。それをやった段階で改造はしなくても動きは格段に向上したわ」

 

「そうか、工科学校と提携したのか…しかしそこまでやるのは並大抵な事ではないぞ」

 

「うん、でも今は少数精鋭でやるしかない以上、そうでもしないと何処にも太刀打ち出来ないもの」

 

 

 ラブは常夫と笠女の現有戦力について話し合っていた。

 

 

「しかしそうは言ってもJ型とはいえⅢ号だけでは辛いものがあるな。せめてパンタークラスが一両でもあれば随分と違って来るだろうに……」

 

 

 パンターの名が出た処でしほと娘二人の顔が青くなりオロオロし始めた。

 事情を聞いていなかった常夫はいぶかしげな顔をするが、そこはラブが巧みにフォローする。

 

 

「うん、でもあの頃は程度の良いのが中々無かったもの。変な車両を掴むより、私はこの選択の方がベストだったと思うわ」

 

「確かにあのⅢ号の機動は只事ではありません。まだ実戦でやり合った訳ではありませんが、私達は実際にその動きを見てそう感じました」

 

「う~ん、そんなに凄いのか……」

 

 

 途中から話に加わったアンチョビの言葉に、常夫も唸りながら頭の中でアレコレ想像する。

 

 

「なあラブ、単純にトップスピードだけでも10km位は違うんじゃないのか?」

 

「う~ん、実測した訳じゃないけどそれ位は行ってるかな~?」

 

『なに~!?』

 

 

 のほほんと答えるラブの言葉に周りで聞いていた者達も驚きの声を上げる。

 

 

「やっぱりなぁ…あの後帰ってから何度もDVDを見返したが、そうでないと辻褄が合わない場面が何度となくあったからなぁ。まあトップスピード以前にそこに至るまでの加速力、そしてそこからの減速力、更に砲塔の旋回にしても速さ以上にその動きの無駄の無さが本当に凄いもんなぁ」

 

『……』

 

「ん…あ?え?どうしたんですか皆さん?」

 

 

 聞いていた者達は恐るべきアンチョビの分析力に舌を巻きその言葉を失っていた。

 特に同席していた西住流師範代クラスの者達は、そのアンチョビの可愛らしい容姿と裏腹な才能に驚異の目を向け、同時にあのまほが惚れ込むのも無理はないと理解するのだった。

 

 

「しほさん……」

 

「ええ…常夫さん…千代美さん、その年であなたは本当に凄いわ」

 

「え…?あ!そんな事無いです!いつもドタバタやってるだけですから……」

 

 

 アンチョビが照れて小さくなる中、英子は得意そうに腕を組み胸を逸らす。

 

 

「アンタが偉そうにするな!」

 

「アダ!何しやがるこの!」

 

 

 亜美に後頭部を叩かれた英子が牙を剥き食って掛かる。

 

 

「だからお二人共止めて下さいってば~!」

 

 

 もう何度目になるか解らないアンチョビのこのセリフ。

 このやり取りで座敷全体に笑いが起こり英子と亜美も恥ずかしそうに小さくなった。

 ここで話題を変えてやろうと常夫がラブに質問を投げ掛ける。

 

 

「そういえばデビューの中継は私も見させてもらったよ。いや、実に凄いものだった。しかしアイドルとなると相当に忙しいのだろうが大丈夫か?」

 

「ありがとう常夫パパ♪まあまだデビュー一週間だし、地元イベントや取材が中心でまだ学園艦も横須賀から動いてないから大した事は無いわ。それに私達AP-Girlsの活動ってあくまでも授業の一環だから普通の芸能人より楽なんだと思うの…まあ戦車道があるからトータルで見ると大変かもしれないけど、大丈夫!」

 

「そうか、でも無理はするなよ。芸能活動は無理でも、戦車の事なら私でも力になれるからいつでも相談しなさい」

 

「うん♪」

 

 

 常夫の言葉にラブは嬉しそうに元気に返事をした。

 その姿と表情を見ていた英子と亜美とエリカは小声で何やら話し合っている。

 

 

『やっぱり…』

 

『ええ……』

 

『そうなんでしょうか…?』

 

『あれはやっぱりファザコン……』

 

 

 聞こえていたまほとみほは複雑な表情で曖昧に笑ってやり過ごそうとするものの、ラブに向けられた三人の視線が二人には非常に痛かった。

 

 

「それでも芸能界というのは色々と大変なんでしょう?そこがちょっと心配だわ」

 

 

 常夫に続いてしほがラブに視線を向けると、ラブも少し考えた後に答える。

 

 

「ん~、まあ確かに…デビュー一週間で、早速私の知らない私の昔からの親友とか、私の知らない従姉妹とかが登場しだしたみたいだしねぇ……」

 

「何ですかそれは?」

 

 

 しほの疑問の声に隣に居る亜梨亜の表情が途端に渋いものになる。

 

 

「んっとねぇ、まあこれは昔から時々現れたんだけどねぇ──」

 

 

 ラブもまた亜梨亜同様に嫌そうな顔で説明を始めた。

 アイドルになる以前から地元横須賀ではその美貌と厳島のお嬢様という事でラブは非常に目立つ存在であり、その名を騙り時にはラブの親友、時には従姉妹などと名乗る輩が飲食店等で無理難題を要求したり、散々飲み食いしたツケを厳島に回そうとしたりする事が過去に何度となくあったのだ。

 尤も厳島の親族や友人知人にその様な振る舞いをする者がいない事は地元では知れ渡っており、そういう愚かな事をするのは興味本位でやって来た余所者と相場が決まっていた。

 只現実問題として厳島の名を騙った無銭飲食で逮捕者も出ており、厳島家としても被害に遭った店舗等に対し気を遣う事も多く頭の痛い問題の一つであったのだ。

 しかしその逮捕者が出た事で一時はそういった事も沈静化していたのだが、三年の空白期間の後にラブがアイドルとして華々しく帰還すると同時にその様な輩もまたぞろ復活し始めたのだった。

 

 

「それはまた……」

 

 

 呆れて言葉が続かないしほの隣の亜梨亜とラブが、同時に眉間に皺を寄せ同時に溜め息を吐く。

 

 

「あぁ…思い出したぞ…アレかぁ」

 

「そう…アレよ……」

 

 

 アンチョビの呟きにラブも吐き捨てる様に答える。

 

 

「安斎、アレってなんだ?」

 

「あぁ…?う~ん……」

 

 

 言っていいものかといった風な表情のアンチョビがチラチラとラブを見る。

 

 

「いいわ…千代美……」

 

「そうか…」

 

 

 そうは言われたもののアンチョビもまた嫌そうに語り始めた。

 

 

「ありゃあ中学二年の春先だったかな?臨中との練習試合の後、ラブ達と一緒に横須賀中央の甘味処で打ち上げをやってたんだよ。店の二階に居たんだが、下の階で厳島とかラブの名前叫んだり騒ぐ声が聞こえ始めてなぁ…それで何事かと様子を見に行ったら居たんだよソレが…何と言うか凡そラブとは似ても似つかない()()と取り巻きが自分はラブの従姉妹だから、支払いは厳島に回せとか叫んでたんだよ……」

 

「そ、それで…?」

 

 

 俄かには信じ難いといった表情のまほが続きを促す。

 

 

「ん~、それでなぁ…その騒ぎの渦中にその本人が降臨したもんだから、慌てたそいつらが店の中で暴れ始めて騒ぎが余計に大きくなっちゃったんだよ──」

 

「ウチの一族にあんなぶっさいくな米俵はいないわ!」

 

『うわぁ……』

 

 

 耐え切れなくなったのか突如叫んだラブは涙目になっている。

 

 

「恋、もう少し穏やかな表現で……」

 

「イヤよ!私の美学が許さないわ!」

 

 

 亜梨亜が窘めるもラブは聞く耳持たんと言わんばかりに熱弁を振るう。

 

 

「あんな自分を磨く事も、高みを目指し努力する事もせずにいる様な輩は私大っ嫌い!」

 

「まあ確かにアレは米俵でも控えめだったよなぁ……」

 

「ともかくその様な事があるので商工会を通じて各商店に、そう言う輩が現れた場合は即通報をと注意喚起を厳島の名で出したばかりなのです」

 

 

 疲れた表情の亜梨亜の言葉に皆同情の目を向ける。

 

 

「これも有名税ってヤツなのかなぁ?」

 

「そんな有名税なんか要らないわよぅ……」

 

 

 ガックリと肩を落とすラブに誰もフォローの言葉を掛けられなかった。

 微妙に重くなってしまった空気を何とかしようと思ったのか、沈黙を破るかの様に意を決した表情のエリカが突如ラブに声を掛ける。

 

 

「あ、あのラブ先輩!」

 

「…ん?な~にエリカさん?」

 

「その…先日頂いたCDにサインを入れて頂けないでしょうか?」

 

「え?ああ、いいわよ~」

 

「ありがとうございます!」

 

 

 顔を輝かせたエリカは手元のバッグからCDとマーカーを取り出すとラブの元へとやって来た。

 それを受け取ったラブは自分のサインとエリカの名をジャケットに入れ、満面の笑顔で再びエリカに手渡す様子からどうやら機嫌も直った事が窺えた。

 

 

「あ、そっか、今サインして手渡せばいいんだ♪まほ!千代美!ちょっと手伝ってくれる?」

 

「ん?なんだ?」

 

「私達のCD持って来たのよ♪昼間はみんな仕事中だったから渡せなかったけど、今ならみんないるし丁度いいと思って。量があるから運ぶの手伝ってよ」

 

「あの大荷物はそういう事だったのか~」

 

「ん~、まあそれだけじゃないんだけどね~」

 

 

 ラブはまほとアンチョビに手伝って貰い梱包を解くと、凄い勢いでサインを入れては座敷に居る者達にCDを手渡して回り始めた。

 全員が既にCDを買っていたので恐縮していたがラブの気持ちが嬉しく、皆大いに喜んでサイン入りCDを受け取り年配の者などは家宝にするなどと言うのでラブも苦笑してしまうのであった。

 

 

「よ~し、乗って来たし時間も丁度いいからボチボチ始めようかな~♪」

 

「ん?今度は何をする気なんだ?」

 

「悪いけどもうちょっと手伝ってくれる?みほとエリカさんもお願い出来る~?」

 

「へ?ラブお姉ちゃん何を始めるの?」

 

「ライブの準備よ~」

 

『ライブぅ?』

 

「そ♪折角だからみんなに生で聴いて貰おうと思って機材持って来たのよ」

 

「アレ全部楽器だったのか……」

 

「まあ周辺機器とかの方が多いけどね…まず畳傷めないようこのシート敷いてもらえる?」

 

 

 ラブの指示により協力して養生シートと重ねて防振シートを敷く間に、ラブは次々と専用と思しきキャリーバックから、キーボードを手始めにスピーカーにペダルやスタンドなどの周辺機器を取り出しては並べ始めた。

 

 

「これはシンセサイザーなのかぁ?」

 

 

 シートを敷き終えたアンチョビが興味津々な顔で覗き見ながら聞いてくる。

 

 

「ん?これはね~、電子オルガンよ~」

 

 

 三連音叉のマークの入った有名メーカーのキーボードユニットを指差しつつラブは答えた。

 

 

「何が違うんだろう?私にゃさっぱりだよ」

 

「最近のはあまり差が無いんだけど、自分で音を創れるシンセと違って、電子オルガンは最初から各種楽器の音色がパッケージングされてるの、尤も最近の電子オルガンは結構色々出来る様になってるけどね~。でもまあ即興で何かやったりするのには、こっちの方が便利だと私は思うの。一人でオーケストラ演奏も可能な万能マシンで、私の曲作りの大事なパートナーよ」

 

 

 説明しながらもラブはテキパキと準備を進める。

 

 

「これをスタンドの上に載せてくれる?そうそう、それでオッケ~よ。えっとね、私は曲作りの時シンセであれこれやってると方向性を見失いそうになる事がるの。でも電子オルガンだと直感的に音を選んで試せるから、私の曲作りにはこっちの方が向いてるのよ」

 

「そういうもんなのかぁ…それにしても随分いっぱいペダルが付いてるんだなぁ」

 

「あぁ、これも一応鍵盤なのよ。足踏み鍵盤なんて呼ばれてるわ」

 

「え?これが鍵盤なのか?」

 

「そうよ、一段上の二つのペダルは音の揺らぎなんかの調整が出来るの…っとこれで出来た!みんな手伝ってくれてありがと~♪」

 

「あれ?ラブこの袋はいいのか?」

 

 

 マイクスタンドの調整をしているラブにアンチョビがひとつ残った袋を指差して聞く。

 

 

「え?ああそれは演奏する時に履くシューズが入ってるのよ」

 

「あぁ、なんだそうだったのか~」

 

 

 笑いながらアンチョビは頭を掻く。

 もう大丈夫だからとラブは手伝ってくれた者達に座る様に促すと、自分も椅子に腰かけシューズを履いて両の手をグーパーしながら電子オルガンに向き直った。

 

 

「あ~テステス、ん、大丈夫そうね。それじゃあ始めるね~♪」

 

 

 ラブはマイクの確認をするとお気楽な調子でライブの開始を宣言した。

 

 

「皆さん今日は本当にありがとう♪そのお礼と言ってはなんですが、私の歌を聴いて下さい。でも最初に指慣らしがてらと言ったら失礼だけど一曲だけ演奏させて下さいね…えっとねぇ、この曲はエリカさんに捧げさせてもらうね~♡」

 

「え?私ですか?」

 

「そうよ~♪」

 

 

 きょとんとした表情で自分を指差すエリカに、ラブはにっこりと微笑むと演奏を開始した。

 ブラスの響きで始まったそのイントロを聞いた瞬間みほが顔を輝かせ微笑んだ。

 

 

「わぁ♪エリカマーチだぁ♡」

 

 

 みほは嬉しそうに言うとその身をエリカにもたせ掛ける。

 

 

「ちょ!?ちょっとみほ!みんな見てるじゃない!」

 

「え~?いいの♪」

 

 

 ギュッとしがみ付くみほに戸惑いながらもエリカもラブの演奏を聴く事に集中した。

 

 

「凄いものね、本当にオーケストラ演奏みたいだわ」

 

「ええ、それにしてもあれだけ手足をフルに使って器用なものねぇ」

 

 

 英子と亜美も感心しつつ演奏に聴き入っている。

 座敷に居る者全て同様で、演奏が終わると一斉に大きな拍手が沸き起こるのであった。

 ラブも拍手に一礼すると続けてAP-Girlsのオリジナル曲や好きな曲のカバー、更には次のアルバムに入れる予定の未発表の曲なども次々と披露した。

 ハスキーでありながら伸びのあるラブの声に皆聞き惚れて、生で聴ける幸運に感謝するのだった。

 

 

「それじゃあ次で最後になるけど、この曲は絶対知ってるからみんなで歌いましょう♪」

 

 

 言い終わると同時にラブはイントロの演奏を始め、それを聴くと同時に皆も成る程と納得の表情になり一斉に合唱を始める。

 

 

『Ob's stürmt oder schneit,Ob die Sonne uns lacht,──』

 

 

 最早お馴染みのパンツァー・リートの大合唱、ステージ同様ラブが巧く煽るので曲が進む程に唱和する声は増々大きくなって行く。

 

 

「こんな事も出来るのよ~♪」

 

 

 歌う合間にそんな事を言いながらラブがテンポ良く足踏み鍵盤を踏み始めると、バルジの名場面で少年兵達が踵を踏み鳴らす様に靴音が響き渡る。

 

 

「更にこんな事も~♪」

 

 

 ラブはその合間にもボタン操作をして鍵盤を叩くと今度はスピーカーから砲撃音が轟く。

 これで盛り上がりも最高潮に達し歌い終わると同時に今までで一番大きな拍手が沸き起こった。

 

 

「ふう、こんなに楽しいのは何年ぶりの事でしょう」

 

「ええ、恋お嬢さんの才能は本当に凄いわ、あの声も聞いていて胸がドキドキしました」

 

 

 しほと千代も頬を紅潮させて言葉を交わし、常夫は感動の涙を流し続けていた。

 

 

「お父さん……」

 

 

 父のその姿にみほは困った様に笑いつつも、エリカと並びラブに拍手を送り続けている。

 満面の笑みでその拍手に応えながら胸に手を当て大仰に一礼したラブは、用意して貰っていた水を一気に飲み干すと漸く皆の元に戻って来た。

 

 

「えへへ~♪どうだった~?」

 

「ああ、勿論最高だったさ!」

 

 

 アンチョビはそう言うとラブとハイタッチを交わす。

 皆も満足そうに笑顔でラブに拍手を送り、ラブもまた嬉しそうにそれぞれとハイタッチをして行くとその前に頬を紅潮させたままの千代が現れた。

 

 

「恋お嬢さん素晴らしいですわ!私すっかりファンになってしまいました♡」

 

 

 そう言うなり千代はラブに熱烈なハグをして来たが、その瞬間しほが飛んで来て千代の後頭部を力任せに引っ叩いた。

 

 

「痛っ!何すんのよしぽりん!」

 

「煩いちよきち!アンタ酔ってるわね!」

 

 

 牙を剥きながらラブを千代からむしり取り自分が抱き締めるしほ。

 その様子を亜梨亜は聖母の笑みで微笑ましいものを見る様にしていたのだが、その亜梨亜の笑みを見た瞬間しほと千代は飛び上がり亜梨亜の前でペコペコと何度も這いつくばり始めた。

 

 

『調子に乗りました!お許し下さい亜梨亜様!』

 

「まあ何です?二人揃って面白い事」

 

 

 コロコロと笑う亜梨亜だがその様子は何処か酔っている様にも見える。

 

 

『そんなに怖いのか夜叉姫様は……?』

 

 

 その姿には二大流派家元の威厳は欠片も存在せず、あるのは体育会系縦社会の縮図であった。

 しほ世代の黒森峰を知る者は往時をを思い出し笑いを堪えるのに苦労しており、またそれを肴に思い出話に花が咲きちょっとした同窓会の様な盛り上がりを見せている者達もいる。

 ラブと亜梨亜の帰還は西住流にも久しぶりに心地良い風を吹き込んだ様であった。

 

 

 




え~、当初予定以上に長引いた熊本編も後2回で終わる予定です。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。