八幡の短編集   作:天・プラ子

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どうも~天プラ子です!

やっぱりいろはちゃんは可愛いですね!
ほんと大好きです。

では、本編どうぞ!


先輩から見た後輩と、後輩から見たせんぱい.3

一色の家にお邪魔した日から数日たったが、俺は一色とまともに会話をしていない。すれ違った時は軽く挨拶はするが一色は顔を赤くして理由を付けてすぐにどこかに行っていた。

なんというかものすごい避けられている気がする。

 

「おーい比企谷。ちょっと手伝ってくれ」

 

そこで声をかけてきたのは、生徒会の顧問の先生だった。

 

「これは生徒会の資料なんだが、これを生徒会室に持って行ってくれないか?」

 

いや、なんで俺なんだよ。俺は生徒会役員じゃないぞ…

それに正直一色にさけられてる今、会いたくないのだ。だから今回は断らせてもらおう

 

「あの、俺今から「あと、これもだ。頼んだよ」……は?」

 

そう言って先生は速足で去って行った。許さん。

愚痴ってても仕方ない。俺には代わりに運んでもらうような知り合いもいないし、諦めるしかない。

俺は渋々生徒会室に向かった。

 

 

生徒会室前

持っている資料と荷物を体と左手で支えながら扉をノックする

 

「はーい、どうぞー」

 

一色の声がした後扉を開けると中には一色のほかに葉山がいた。

 

「せ、せせせせ、せんぱい!?」

 

突如として一色の顔が赤くなる。

 

「ど、どど、どうしてここに!?」

 

耳まで真っ赤でいらっしゃる。

そんな反応されると俺まで恥ずかしくなるだろ。

 

「やあ、ヒキタニ君。生徒会に何かようかい?」

 

「先生に生徒会の荷物運ばされてな。てか、お前は生徒会役員じゃないだろ」

 

「そ、そうだったんですか。すいません、そこに置いといてください」

 

「ん、ああ。それで、葉山はなんでここにいるんだ?サッカー部の事か?」

 

「ああ、それもあるんだけど、ちょっと相談事があったみたいでね」

 

「ああ、あいつの事か?」

 

「あいつの事?ってのは誰の事かは知らないけどヒキタニ君が考えている人とは違うよ」

 

そういって葉山はこっちを見て笑った

 

「そうなのか?」

 

「い、いや、せんぱいは気にしないでください!」

 

葉山には相談して、俺には関係ないと言われ少し胸が痛む。

俺は嫉妬しているのか?葉山相手に。何故だ。葉山に勝てるとでも思っていたのだろうか。俺は一色の事が好きなのだろうか。一色ならと思っていたのだろうか………馬鹿馬鹿しい。もう勘違いしないと決めたんだ。理想を並べ、夢を見るのはやめたんだ。つけあがるな比企谷八幡。お前は最低カーストの人間だ。カーストトップの一色とそういった関係になれるなんて考えるな。そういったのは中学の頃に卒業したんだ。

そう自分に言い聞かせ、気づきかけた一色への気持ちを奥にしまう。

俺じゃダメなのだ。一色を幸せにするのは俺じゃない。

 

「せ、せんぱい?」

 

「あ、ああ。悪い。どうした?」

 

「いえ、なんだか、すごく怖い顔してたんで」

 

「そうか?」

 

「はい。何かあったんですか?」

 

「いや、なんでもない。じゃあな」

 

そう言って二人に見つめられる中俺は出ていこうとしたら、ひとりでに生徒会の扉が開いた。

 

「またあなたですか。比企谷先輩」

 

どうやら一喜君とやらが扉を開いたようだ。

 

「ああ。先生に頼まれごとをしてな」

 

「一喜か。どうかしたのかい」

 

「隼人先輩もいたんですね。ちょっといろはに用があって」

 

「わたし?な、なに?どうしたの」

 

一喜はサッカー部で、部活始めた頃からいろはの事が好きみたいなんだ。と耳打ちされた。

なるほどな。

 

「なんで、最近連絡くれないんだよ。前まではよくデートとかしてたのに、最近全く行ってくれないし」

 

「え、いやそれは……」

 

「そうなのか?いろは」

 

一色は言葉に詰まる。そりゃ、あんなメール送ってくる奴に返したいと思う奴は、そう居ないだろう。

困った顔でこっちを見るなよ…葉山に頼め。はぁ

 

『葉山耳かせ』そういって一色が一喜君とやらから受けている被害を簡潔に話し、城廻先輩に迷惑を掛けたくないという事も話した。

 

「そんなことがあったのか…」

 

「そういうことだ」

 

葉山は自分が気づけなかった事を悔やんでいるのか拳を握りしめている。

 

「なんでなのか教えてくれ、いろは」

 

一喜君とやらは一色に詰め寄る。一色は一歩また一歩と後ろに下がる。そして助けを求めるような顔でこちらを見る。

はぁ。そうため息をついて一色の前に庇うように立つ

 

「比企谷先輩邪魔です」

 

「一色は生徒会の仕事があるんだ。それに俺が手伝わないといけないぐらいには、仕事も溜まってるんだ。デートに行けなくて当たり前だろ」

 

「デートしてくれないのはわかった。じゃあなんでメールは返してくれないだ」

 

「気づかなかったんじゃねぇか?それかめんどくさかったか」

 

俺がメールを送った相手は皆めんどくさがり屋だったのだ。けっして俺の事が嫌いな訳じゃない。きっと………

 

「そんなわけない。そうだよな、いろは!ただちょっと気づかなかっただけだよな!あんなにデートして、優しくしてあげた俺の事をめんどくさがったりする筈ない!」

 

こいつはものすごい勘違い野郎だな。

 

「はぁ。お前は優しくなんてない」

 

「はぁ?何言ってんだよ。なぁいろは。何とか言ってやってくれよ」

 

「え、あ、その」

 

「落ちつけ、一喜」

 

「隼人先輩。でもこんな最低野郎に」

 

「一喜。ちょっと黙れ」

 

最低野郎そういったこいつを葉山が睨む

一喜君とやらが静かになる

 

「どういうことだ比企谷」

 

いつの間にか葉山の呼び方が変わっていた。

 

「あ?優しさなんてものは、渡す方が理解何て出来るもんじゃねぇんだよ。あげたなんて言う奴には必ず自分の利益を考えている奴なんだよ。結局は自分のためで、皆によく思われたいだとか、見返りが欲しいだとか。結局はただの押しつけなんだよ」

 

「ただの押しつけ、か。確かにそうかもな」

 

葉山は自嘲気味に笑った

 

「そんなわけあるか!俺は、俺は本気だ。困ってたら助けたし、荷物も運んであげたりもした!いつでも見守ってきたんだ!」

 

「それは本当に一色のためか?自分のためじゃないのか?あわよくば一色となんて考えたんじゃないのか?あと、最後のはストーカーだ」

 

「うるさい!俺はストーカーじゃない!」

 

「メールも見せてもらったが、あれは完全にストーカーだ」

 

「なんでお前が俺のメールを見てるんだ!」

 

「一色がお前のメールで怖がってたからな」

 

「そ、そうなのか?いろは?お、俺は怖くないよな?」

 

一喜君とやらは一色にまた近づこうとする。

 

「や、やめて!来ないで!」

 

「え?なんでそんなこと言うんだよ。いろはが今までしてくれ事は全部嘘だったのか?いろはがくれた優しさも笑顔も嘘だったのか?」

 

また更に一喜君とやらが近づいてくる。

 

「い、いや…」

 

「おい、やめろ一喜!」

 

「隼人先輩も邪魔です」

 

そういって隼人を押しのけて一色の方に拳を握りしめて突っ込んだ

 

「くそ……ふざけるなぁぁあ!」

 

そいつは一色の目の前にいる俺に殴り掛かってきた

ゴッ!という音とともに殴られた俺はそのまま机の角に頭をぶつけたようだ。

額から液体が流れる感覚がする。死ぬほど痛い。

 

「せんぱい!」

 

一色が涙を流しながらこっちによって来る。

 

「一喜!」

 

葉山が一喜を羽交い絞めにして止める。しかし怒り狂ったそいつは止まらない。

 

「がっ!」

 

葉山が悲鳴を上げる。どうやら羽交い絞めにされたまま頭突きをされたようだ。

 

「いろはは俺の女だ!俺がいればいいんだ!」

 

は?何を言ってるんだ?一色は俺の?

余りのふざけた発言に今までにないほどの怒りがこみ上げる。

未だに頭がずきずきと痛むが、立ち上がり相手を睨む

 

「おい…」

 

「な、なんだよ」

 

「一色はお前のものでも、誰のものでもない。お前の勝手な考えを、オマエの理想を、一色に押し付けるな……」

 

「ひっ!」

 

俺が近づくと目の前のやつが一歩下がる

 

「これ以上一色にかかわるな。怖がらせるな」

 

また一歩、一歩と近づいた。相手も一歩、また一歩と下がっていき壁にまで追い込んだ。

そしていつの間にか握っていたボールペンを突き刺そうと振りかざした。

 

「せんぱい!」

 

後ろから誰かが抱き着いてきた。

 

「せんぱい。やめてください…」

 

どうやら一色が抱き着いてきていたようだ。前を向くと一喜君とやらがへたり込んでいた。

俺はこいつを殺そうとしてたのか?

 

「せんぱい。ごめんなさい。私のせいで…」

 

そういって一色は泣く。

なんで一色が泣くんだ

 

「一色、別にお前は悪くないだろ」

 

「いえ、私の普段の行動が原因ですから…」

 

一色に抱き着かれたことで俺の気持ちも落ち着いた

 

「まぁ、とりあえずこのしょんべん垂らしてるこいつをどうにかするか」

 

一喜君とやらはいつの間にかしょんべん垂らして気絶していた。

 

「そんなに怖かったか?」

 

「ああ。さっきのヒキタニ君は凄かったよ」

 

そう言って復活した葉山は鼻血をたらしながら近寄ってきた。

 

「イケメンは鼻血をたらしてもイケメンだな」

 

「そういう君はその目と相まって恐怖しか感じないよ」

 

今の俺は腐った眼に額から血を流している。腐った眼はいつもだったな。

 

「そうです!とりあえずお二人は保健室、いえ病院に行ってください!とくにせんぱい!」

 

「ああ、そうだな。流石にふらふらしてきた」

 

流石にヤバイな

 

「だがその前に」

 

カシャ

 

っと写真を撮る

 

「おい、起きろ」

 

顔を何度かペチぺチ叩くと一喜君とやらが目を覚ました

そして目が合う

 

「ひっ!」

 

一喜君とやらが逃げ出そうとするが、そうはさせない。葉山が何とか抑え込む

 

「これを見ろ」

 

そう言ってさっき撮った写真を一喜君とやらに見せる

 

「お、おい!」

 

「まぁ、まて。別にこれを広めるつもりはない。俺達は騒ぎを大きくしたくないんだ。だからこれは脅す道具として使わせてもらう」

 

「な、なんですか…」

 

「一色に二度とかかわるな。ただそれだけだ。それさえ守ってくれればこれは広めん」

 

一喜君とやらは一色の事をみて俯いた。

 

「わかりました」

 

一喜君とやらは立ち上がり扉に手をかけた。

 

「いろは。いや、一色さん本当にごめん」

 

そういって彼は出て行った

 

「これで一件落着だな」

 

「ああ。君も無茶したな」

 

「ほんとですよ!ほら、早く病院に行きますよ!」

 

「わかったから引っ張るな、今でもふらふらするんだ」

 

俺とは葉山は一色に連れられるままに生徒会室をでて歩いている

 

「いっ!」

 

ズキンと不意に頭に激痛が走りふらつく

 

「せんぱい!」

 

「大丈夫か、比企谷!」

 

「だ、大丈夫だ」

 

そういうが立ってるのもやっとだ

 

「どうしたのかね君たち」

 

俺がふらついてる時に先生が近づいてきた。平塚先生の様だ

 

「ひ、比企谷!どうしたんだそのケガ!」

 

まずい。一方は鼻血を出してもう一方は頬が腫れて頭から血を流しているのだ。最悪の場合、大きな問題になる

 

「い、いえ。階段で転んだだけです」

 

「いやしかしだな、どう見てもそのケガはケン…」

 

「階段で転びました」

 

「だが…」

 

「すいません平塚先生。今回は見逃してください。お願いします」

 

俺は頭を下げた。他の二人も頭を下げているようだ。

 

「はぁ。君たちも頑固だな。わかった。見なかったことにしよう。しかし、病院には行ってもらうぞ」

 

「「「ありがとうございます」」」

 

そういって三人でまた頭を下げる

 

「やめたまえ…病院には私が連れて行こう。比企谷だけで大丈夫か?」

 

「はい、俺は大丈夫なんで、比企谷の事お願いします」

 

そこで俺は気を失った。

 

 

 

 

俺は病院に一週間ほど入院して退院した。

入院中にはたくさんの人が見舞いに来てくれた。

小町には心配かけたことについて怒られた。

奉仕部の二人は毎日のように来てくれた。雪ノ下は相変わらず罵倒してきたが、お疲れ様と言われた時は嬉しかった。由比ヶ浜がクッキー焼いてきたときは死にかけた。比喩ではなく。

他には以外にも葉山だけかと思ったが、グループ全員で見舞いに来てくれた。とべは相変わらず病院内でもうるさかった、三浦は相変わらずオカンのような奴で頑張ったねと言われた。海老名さんは、うん。あなたも一緒に入院した方がいいと思いました。

城廻先輩と雪ノ下さんが来たのは驚いた。

川なんとかさんとけーちゃんも来た。川なんとかさんは、リンゴをむいてくれた。けーちゃんはそれを全部あーんしてきた。川なんとかさんも1度だけ顔を真っ赤にしながらしてきた。

後はやっぱり戸塚だな。戸塚はやっぱりかわいかった。材木座?知らないな。

後は一色だな。あいつは本当に毎日のように見舞いに来た。別にお前のせいじゃないといっても、来たいから来てるとかなんとか言って毎日来た。

俺は自分が思っている以上に人とかかわっていたみたいだ。

 

 

 

そんな事もあり。退院後初めての登校。

教室に入りだまって自分の席に向かう

 

「ヒッキ―!やっはろー!」

 

「そのバカっぽい挨拶辞めろ」

 

「バカって言うなし!今日からだね。困ったことがあったらいつでも言ってね」

 

「ああ。助かる」

 

由比ヶ浜は満足したようにグループに戻って行った。

その入れ代わりで葉山がこっちに向かってきた。

 

「おはよう比企谷。もう大丈夫みたいだな」

 

「ヒキタニ君って呼ばないんだな」

 

「ああ、もういいかなって思ってね」

 

「そうか。それより一色の方はどうだ?」

 

「ああ。特に問題もないよ。一喜も本当に近づいてないみたいだし、卒業式の準備も順調だ」

 

「そうか。それはよかった。すまんな、巻き込んじまって」

 

「いろはにも言われたけど気にしてないよ。それに俺も迷惑かけてたからな。おあいこさ」

 

葉山はそう告げるとグループに戻って行った。

とある先人が言っていた。「友達はいらない。人間強度が下がるから」まったくもってその通りだと思う。しかし、入院していた時に見舞いに来てくれたり、今のような何気ない会話。

そんな日常も悪くないと思ってしまう。他のやつからしたら当たり前のことだと言うかもしれない。奉仕部という場所があり、そこで二人の女の子と何気ない時間を過ごし、クラスでは話しかけてくれる人がいる。天使もいる。そして幸せになってほしいと思える人も出来た。

たぶん俺はそいつの事が好きなのだろう。あざといところに。あいつの笑顔に。ちょっとバカな所に。自分で決めたことに一生懸命に取り組んでいるところに。何気ない優しさに。そういうあいつの、一色いろはの姿に心底惚れたのであろう。

俺はそこまで考えて思考をやめた。考えすぎていたのか、いつのまにか授業が始まっていた。

 

 

 

今6限目が終わり帰りの仕度をしていた時に放送が流れた。

 

『生徒会からの呼び出しです。2年F組比企谷八幡君。2年F組比企谷八幡君。至急生徒会室まで来てください。繰り返します。2年F組比企谷八幡君。2年F組比企谷八幡君。至急生徒会室まで来てください』

 

「……」

 

一色の声だった。

 

「比企谷、呼ばれてるぞ」

 

葉山がにやけながら言ってくる。

凄いむかつく。

俺は黙って荷物を取り教室をでる。

 

「ちゃんと生徒会室にいきなよ」

 

「……」

 

「いろはが待ってる」

 

「わかった」

 

俺は生徒会室に向かった。

 

 

 

生徒会の前につき扉をノックする。

 

「どうぞ」

 

中からはいつも通り一色の声が聞こえた。

扉を控えめに開くと、一色が真剣な目をしながらどこか緊張した面持ちでたたずでいた。

 

「放送で呼び出すなよ。昔の黒歴史思い出しちゃうだろ。…それで、どうしたんだ?卒業式の準備か?」

 

「退院おめでとうございます。それと今回は仕事の話じゃありません」

 

「じゃあなんなんだ?」

 

「はい。先輩にはぐらかされそうなので、単刀直入に言います。私先輩の事が好きです」

 

「…………は?」

 

何て言った?

 

「だから、私はせんぱいの事が好きです」

 

「葉山の事か?」

 

「違います。比企谷先輩の事です」

 

な、なんでなんだ。お、お前は

 

「お前は葉山の事が好きなんじゃないのか?諦めないって言ってただろ」

 

「先輩を諦めないって意味です」

 

「この前助けたから惚れたって言うなら、それは勘違いだ」

 

「私はその前からせんぱいの事が好きでしたよ」

 

そういって一色が笑う

 

「それに、恋愛経験がほとんどゼロに等しいせんぱいが女の子の気持ちを勝手に否定しないでください」

 

「それもそうだが、しかし…」

 

「やめてください!私は訊きたいのは、私の気持ちを否定する言葉じゃないんです!」

 

一色は涙を流している。

 

「好きな人にお前の気持ちは間違ってるなんて言われるのは、振られることより辛いです」

 

一色はなおも言葉を紡ぐ

 

「私は、せんぱいのあの言葉を、本物が欲しいって言ったせんぱいの本音を聞いた時から、せんぱいの事が気になり始めてたんです。それから一緒にいて、ぶっきらぼうで、私の事をあざといって適当にあしらったりしますけど、不器用な優しさで私の事を助けてくれて、素の私にも、そうじゃない私にも変わりなく接してくれて。そんな日々を過ごしていくうちに好きになっちゃったんです!この気持ちは勘違いじゃありません!」

 

……こんなに思ってくれてたのか。

 

「その…すまん」

 

「いえ、すいません。大声出して」

 

俺は何してんだろうな。笑って居てほしいって。幸せになってほしいって言ったやつを泣かせるなんて。最低だな。

 

「俺も…」

 

きっとみんな間違っているというだろう。

 

「好きだ」

 

俺が一色に恋をすることは。お前なんかがと、皆が言うだろう。責められるだろう。それでも

 

「一色いろはさん。貴方の事が好きです。俺と付き合ってください」

 

それでも

 

「…はい!」

 

こいつの笑顔が見れるなら

 

「わたしも比企谷八幡先輩の事が大好きです!」

 

なんでも乗り越えられる気がする。

2人は生徒会室で静かに抱き合い口づけを交わした。

 

 

 

 

その日の帰り道

「せんぱーい。手つないで帰りましょう!」

 

一色と一緒に帰宅中

 

「いやだよ恥ずかしい」

 

「なんでですか!いいじゃないですか。恋人同士になったんですから!」

 

「いや、恋人同士になったからって、そんなすぐ気持ち切り替えれないから。それに未だに一色が恋人になったって実感わかないし」

 

「むー。ちゃんといろはって呼んでくださいよー」

 

「あざとい。恥ずいから嫌だ。てか、お前もせんぱい呼びのままじゃねぇか」

 

「あざとくないです。それはだって恥ずかしいじゃないですか」

 

「じゃあ今はこのままでもいいだろ」

 

「でも呼んでもらいたいじゃないですか」

 

「何事も急にやるのはダメなんだよ。ゆっくり時間をかけるべきだ。だから俺が一色の名前を呼ぶのは今じゃない」

 

「いろはって呼んでください」

 

そう言って上目使いで見てくる

 

「はぁ、上目づかいで見ても無理なものは無理だ」

 

はぁ、それにしても俺(私)から見た後輩(せんぱい)は

 

「「本当にあざといな(捻くれてますね)」」

 

そう言いあった後お互い笑いあった。

 

「せんぱい!大好きですよ!」

 

やはり俺から見た後輩があざといのは間違っていない

 




はいこれにて先輩から見た後輩と、後輩から見たせんぱいは終了となります。
ご愛読ありがとうございました。
また違う作品を書いていくと思いますが、そちらもよろしくお願いします。

感想受け付けております。活動報告の方も見ていただけると嬉しいです!

ではまたの機会に!
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