月日が経つのは早いもので、もう2月ですね。
ようやく戦闘シーンを書けましたがどう頑張っても上手く書けません。
どなたか文才を下さい(切実)
盛り上がる観客席とは反対に、武舞台の上にいる私と外院さんとの間には冷たい緊張感が流れている。
「…………………………」
「…………………………」
私たちの間に今更交わすような言葉などありはしない。
「韋駄天符、“飛天駿脚”急急如律令。
轟腕符、“砕岩獅子”急急如律令。
金剛符、“鎧包業羅”急急如律令」
流れるように、滑らかに次々と呪装する外院さん。
その間に霊符を取り出す。
(基礎の呪装や術くらいなら霊符も呪文もいらないんですけどね、さすがにそれ以外はそうもいきません)
そう思いながら取り出した札を剣に重ね、呪文を唱える。
「星剣顕符、“
顕現するは黄金の輝きを放つ星の聖剣。人々の「こうであって欲しい」という想念が、星によって結晶・精製された神造兵器。
最強にして最後の幻想。ラスト・ファンタズム。
ーーーエクスカリバー。あまりにも有名なそれが私の武器だった。
対して外院さん。彼は基本の呪装を全て終えると刀に一枚の霊符を添えた。
「斬刃符、“赫刃機刀”急急如律令」
鋭く赫い刃だった。
それは機械的なフォルムをしており形状も規模も違うが、どこか十二天将「貴人」の呪装を思わせるものだった。
「それは“貴赫人機”を模したものですか?」
剣を振り回しながら尋ねてみる。
しかし彼は返答など無用とばかりに、“飛天駿脚”をしているがゆえに可能な速度で斬りかかってきた。
「なるほど雑談をするつもりはない、と。それはそれで大いに結構。では試合と洒落込みましょうか」
先に動いた彼の赫い刃が私に届くより、私が外院さんの後ろに回る方が速い。
外院さんの背中に向け袈裟懸けに剣を振り降ろすが、彼は瞬時に身体を反転させて受け止める。
キンッ
私と彼、二人の動きが一瞬固まったと思いきや、すぐさま凄まじい速度で自身の得物を相手に向けて振るい出す。
キンッ キンッ キンッ キンッ
幾度も剣と刀が交わり、幾度も甲高い金属音を立てた。
<外院side>
(重い、な)
望月李江。
彼女から繰り出される斬撃は、その小さな体躯からは想像できないほど力強い。
自分と彼女の動きが止まった一瞬の間に、彼女は自身の腕に“砕岩獅子”を呪装していた。
しかもそこに込められた呪力は過剰と言えるほどで、彼女の一撃一撃は私にとって油断できないものだった。
(しかし、さばけないほどではない)
そう判断して一気に攻勢へと転じーーー
「っ!!?」
ようとしたその瞬間に、喉元に突き出された黄金の剣を紙一重で避け、追撃を後ろに跳んで避ける。
「今のを避けますか」
どこか感心した風に、そして距離が離れたからか無防備に剣を下ろす李江。
甘いと言わざるを得ない。
今の突きには驚かされたが、だからといって戦闘体勢を解くなど、愚かに過ぎる。
「“裂空魔弾”急急如律令!」
私が“裂空魔弾”を使うとは思っていなかったのか、彼女の動きは鈍い。
そして私が放った“裂空魔弾”は一つではなく、それこそ数え切れぬという表現が正しい。
それらが直撃した瞬間に勝負を決めようと刀を構えたときだった。
「何?」
棒立ちの李江に迫っていた全ての“裂空魔弾”が、李江を中心にして吹いた突風によって弾かれた。
思えばこの試合、私は終始冷静ではなかったのだろう。
<外院side終>
「“
悪戯っぽく笑って言葉を紡ぐ。
「剣士としての技量は私が上。術者としての技量も私が上。なら陰陽師としての実力は?当然ながら私が上です」
距離が離れたまま油断なく刀を構えている外院さんには悪いが、外院さんではどうやっても私には勝てない。
だからこれからするのは、それでも諦めない外院さんに対する駄目押しだ。
十二天将とそれ以外の陰陽師に絶対的な差があるように、私と外院さんの間にも差があるのだとはっきりとさせる。
新しく札を取り出す。
瞬間、可視化できるほどの呪力が立ち上りあっという間に凝縮する。
「ーーー騎士王明鏡符、アルトリア・ペンドラゴン、纏神呪」
そして私は、自身の体に式神を纏った。
少し駆け足が過ぎましたかな?
それと原作ファンの方々。勝手に外院周助さんの武装を考えてしまい申し訳ありません。