天元の道、一つの夏が通る   作:楓の

6 / 11
詫び石でセミ様きたよ(困惑

とりあえず言わせてくれ、これ書いてたら『りゅうおうのおしごと!』をリアタイで見逃したと。完全に時間を三十分勘違いしてたわ。泣きたい


三月初旬には次話投稿出来そうです




参の太刀

「はっはっは!まさかなるほどそうか、ははははは!あの武蔵が女性(にょしょう)であったとは‥‥‥‥‥って、いやいやいや!?違う!俺の知る武蔵とだいぶ違うぞ!?」

 

「まぁ、普通はそう反応しますよね?」

 

「しかも弟子がいるなんて、あいつが弟子をとったのか!?」

 

「まぁ、師匠はほとんど気まぐれで動いてますし」

 

「ひどいよ‥‥、というか平行世界の私っていったいなんなの?」

 

 

 

先程の戦闘で助太刀をしてくれた宝蔵院胤舜との情報収集交換している間に、やはりというか師匠のことでつまった

そりゃ、俺だって最初は宮本武蔵本人だとわからなかったんだ。しゃーなし

 

「平行世界,異なる歴史か‥‥‥。生前の拙僧であれば何を馬鹿な、と渇していただろうが‥‥‥むう」

 

少し考えた後、胤舜は師匠に問いかけた

 

「では、時に武蔵どの。高田又兵衛の事は承知か?」

 

「槍の又兵衛くん?どうして‥‥そうか、そいえば宝蔵院流の槍を納めていたわね」

 

 

どなた?

師匠と胤舜さんの話についていけてない俺とおぬいちゃんと田助、なんとかついていけるようなないような状態のマスター

二人の会話が弾もうとした時

 

 

「ん?」

 

「二人とも、ちょっと待って。嫌な感じがする」

 

 

マスターの言うとおり、周りに少々殺気が混じった空気が流れ込んでくる。そして次の瞬間には辺りがまた暗くなり始めた

この世界に来てからもう3度目だが、この空間俺たちを狙ってきてるようにしか思えない

だけど、師匠たちにとってはむしろ好都合だったようだ

 

 

「ナイスタイミング!」

 

「やれやれ、まこと、この地の法は如何なものか。だが、ちょうどいい」

 

二人とも空が暗くなる前に己の獲物を構えており、今か今かと敵の接近を待ち構えている

……実際には二人とも我慢できずに獲物に手をかけて、あと一瞬したら切りかかっていたところだったので本当にタイミングが良かった

 どうやら二人が討伐数で競い合うようなので、今回は出番なし

 

 

「そいえば、ちゃんとした自己紹介がまだだったなマスター」

 

競い合っている二人を横目に、マスターと向き合う。こんな少女が人理を修復したのか‥‥‥

 

「一応聖杯戦争でいうセイバー?のクラスで召喚?された、真名を織斑一夏っていう。まあ、そもそも英雄じゃないからなんでセイバー枠、というか英霊扱いされるのが謎だが、そこは気にしないでくれ」

 

「あ、よろしくお願いします!私の名前は藤丸立花といいます」

 

正直俺ってどんな扱いになってるんだろう

英霊でもないし、かといって人間でもない。そんな中途半端な存在について未だに考えてもわからない

 

 

「とういことはうちのマシュと同じデミサーヴァントってこと?」

 

「あー、そいえば師匠がそんなこと言ってたことあったな。多分そのデミサーヴァントに近い何かだと思う」

 

ここらへんの話なら、おぬいちゃんが聞いても詳しいことはわからないだろう。もう少し込み入った、それこそカルデアのことや今回の特異点のことはまた別の機会になりそうだが

それでも、この少女のことが知る機会が早めに出来たことは良かった

 

「にしてもマスターはすごいよな、俺と同じくらいの年で人理修復したんだろ?俺なんかマスターと比べると全然大したことないよ」

 

「あ、同じ年だし立花でいいよ。あと、人理修復は私はみんなの戦いを見守ることしか出来なかったから全然凄くないよ。あれは私に付き合ってくれたみんなのおかげで成し遂げられたんだから」

 

 

(その割にはマスター……いや、立花から伝わる雰囲気は強者のものなんだよな)

この時の一夏に知る由はなかったが、彼女は強化はかけた状態だったが、ヘラクレスから逃げ切ったり、ゲーティアとタイマンを貼っているのだ。彼女もそれなりには戦えるのである

 

 

「まあ、今回はサーヴァントシステムが調子悪いみたいだから、武蔵ちゃんと一夏に護衛を任せるわけだけど。一夏は強いの?」

 

「師匠と胤舜が相手してる程度なら簡単に倒せるけど、流石にサーヴァントは相手にしたことがないからなんともいえない……」

 

だけど自分ではわかってた。彼らに善戦することは出来ても、勝てることはないということを

それは師匠と胤舜さんを見ていると、ヒシヒシと伝わってくる。今の俺だと、本気のあの人達の剣を捌けるのはおそらく数十分が限界だろう

経験や地力の差でここまで差が出るのだ、もし本気で俺を殺しに掛かるようなら俺はどうあがいても真っ向勝負では勝てない

それでも、女の前では意地を貼りたいのがおとこのこ(・・・・・)なんだよ

 

「まあ、この力を得てから戦闘経験は浅いから多少不安な部分があるが大丈夫だろう」

 

「なら期待してるよ……どうやら向こうも終りのようだしね」

 

ふと師匠達の方を向いてみると、最後の一体を仕留め終わった二人がお互いを評価し合っているようだった。これでようやく胤舜さんから情報が聞けそうだ……

俺たちは二人の方へと歩いていった

 

 

 

 

―――――――――――――――――

 

「…………なるほどかるであ(・・・・)か」

 

 

胤舜さんに俺たちのことや立花から聞かされるカルデアのこと。それらを教えた上での彼の解答が「カルデアを知らない」ということだ。というより何のために召喚されたか分からず、召喚地の周りに誰も居なかったようなので正真証明野良のサーヴァントみたいだ

 

それ以外にもここが下総国だったり、寛永16年という既に出ていた情報を確定することが出来た

 

「……それにしても、せっかく乱世が終わった徳川の治世にわざわざ化物を出して。何をしたいのか知らないけど、暇な人もいるものね~」

 

「断言はできぬがな」

 

「どうせまた聖杯事案なんですから、頑張って行きましょう」

 

「おう!仮初とはいえ再び世に顕れた。ならばこの槍にかけて、苦しむ衆生を放っておけぬ」

 

さすがお坊さんというか、頼りになる大人がいると安心する

師匠とは違った強さを持つ人なので、この人から学ぶことも多そうだ

 

 

「というのは健全で」

 

「おい」

 

思わず声を出した俺は悪くないと思う

 

「また一度槍を振るえるのだ、人を害する化生なぞは獲物としては丁度良かろう!」

 

 

あれ、意外とまともな理由だった。さっきツッコミを入れてしまい、申し訳ない

隣を見てみると師匠も頷き、立花はかっこいいと目を輝かしている

 

「とりあえずはおぬい

と田助を送り届ける、それからのことはあとで考える。これで良かろう?」

 

「そうだな、次何時あの化物が出るかわからないからな。師匠と立花もそれでいいよな?」

 

二人は頷いて、肯定してくれた

 

 

「ならば、短い間だが世話になるぞ!」

 

 

槍の名手、宝蔵院胤舜が仲間になった




正直今回のイベントはあまり参加できそうにないです。リアルのことでこれからも忙しくなるので
小説の方は書いていきますけどね


追記

やばい、全部「おぬい」じゃなくて「おいぬ」になってた
指摘してくださった方、本当にありがとうございます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。