悔いある選手達は二次元へと進む   作:ゆーこー

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涼風心菜 対決!美藤千尋!

私は今高校のグラウンドでバッターボックスに立っている。相手は美藤千尋、キャッチャーは小鷹さんがやっている。

何故こうなっているのか?

それは一日前……

 

ソフトボール部 部室

「お願い!美藤さんも野球部に入って!」

「この、小鷹だげじゃなく私まで引き抜こうというのか!ま、まあ私を引き抜こうとするお前のセンスだけは認めてやろうじゃないか」

「貴女の実力は小鷹さんから聞いてるは!是非外野手としてうちのチームで」

「外野手だと!?私はもう投手なのだぞ!来年はエースとして出る予定なのだぞ!」

「本当に通用すると思ってるの?」

「誰かと思ったら元ソフトボール部の小鷹じゃないか!よくも私の前に顔を出せたものね!」

「ごめん、それは素直に謝るわ。ソフトボール部をわがままで抜けたことも、ちーちゃんに過度な期待を掛けて無理矢理投手にコンバートさせたことも」

「なにをいうのです!私は投手としても立派に」

「自分に嘘をついても何にもならないよ」

痛いところを突かれた美藤さんは、口で「うっ!」と言って驚いた顔をした。

「例え今がそうだとしても、私はこの二年間で立派な投手になる!」

「私としても、ちーちゃんに野球部に来て欲しい。でも、無理にとは言わないわ。ひとつ、勝負といかない?」

 

 

そして、その勝負こそがこの一打席勝負である。

 

さて、非力な私だけどバットコントロールには自信がある。

左中間、右中間を抜けるようにして二塁打くらいなら何とか狙えるのだ。

ヒットを打てば私の勝ち。この勝負、いただくよ!

 

 

一球目、カーブがアウトローに綺麗に入っていった。

これは見逃しといたけど、あのカーブの速さからして、ストレートの速さは120キロ台。いける!

 

二球目のストレート、予想外の130キロ台の速さだった。

降り遅れたつつバットに当たったボールはファールゾーンへ飛んでいった。

追い込まれた。次の一球、どんな球でも打つよ!最後はインハイにくるカーブだった。私の出したバットは芯でボールを捉え、左中間に飛んでいった。

「私の勝ちね」

 

「くっ、約束は守る。しかし、小鷹も抜けて私まで抜けるとさすがに不味いから兼部でいいか?」

 

「うん!全然OKだよ!」

私は快くOKを出したんたが、中途半端な対応に小鷹さんはやれやれと思ったそうだ。

 

これで八人、最低でもあと一人!

ポジション的にはセカンドを守れる人が欲しい!

 

 

……ダメでした!

もうこの学校で野球経験者がいませーん!

とりあえず興味を持ってくれた四人に入ってもらったけど、初心者だし外野手とかしか任せられそうにないしな……

 

仕方無いので私もセカンドの練習をしようと思う。ほむらちゃんもセカンドの練習をしてくれるみたいなので、このチームはサブポジでお互いを支え合う方針で行こうと思います!

 

 

 

 

 

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