悔いある選手達は二次元へと進む   作:ゆーこー

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涼風心菜 快調な滑り出し?

神様からこの世界に飛ばされるとき意識を失った私は目が覚めた時には新しい家族の元にいた

両親と妹(中1)の四人家族のようだ

 

明日には聖ジャスミン高校の入学式だと言うので準備を急いだ私は、鏡を見て改めて自分が若返ったのを実感した

そういえばこの頃はこんなに髪を伸ばしてたっけ…

腰辺りまで伸びた髪を見て、自分は高校生のときこれをポニーテールにしてたんだなぁーと思い出に更ける

これから新しい高校生活なのにこんなこと考えてちゃダメだ!

 

次の日、朝早く起きた心菜は余裕をもって学校に登校した

そしてクラスがわかり隣の席の人と挨拶を交わした

 

「オラ矢部田亜希子(やべたあきこ)だべよろしく」

 

特徴的な丸眼鏡、特徴的な一人称と語尾、特徴だらけの彼女 話をするとかなりの野球好きなそうである

 

「これから三年間よろしくだべ!」

 

まさか初日から友達が出来るなんて思っても見なかった

 

 

と、ここまでは実によかった

驚くことにここに野球部は無いと言う。

 

部活を作ると先生に伝え、私は一度職員室を去った。

この人生では絶対にプロ野球選手になるんだ!こんなところで止まれないよ!

 

まず向かったのは矢部田さんの所である

 

「オラを野球部に?」

「お願いします矢部田さん!野球部をここから作り上げましょうよ!」

 

「オラ、そういうの嫌いじゃないべ!野球部にはいるべ!」

 

矢部田さんは快く承諾してくれた

矢部田さんを加えた二人でさらに他のクラスを当たると

 

「あの太刀川広巳(たちかわひろみ)って人が中学まで野球部にいたべ」

矢部田さんは情報通らしく、肌の焼けたボーイッシュな太刀川という人を見つけてくれた

身長も私と同じくらいで高身長だ

とりあえず話しかけてみよう。

 

「あの~すいません太刀川さん」

 

「はい?私になにか用ですか?」

 

「実は野球部に入ってほしいんですけど…」

「待ちなさーーい!」

 

突如辺り全体を吹き飛ばすかのような大声で現れた紫っぽいピンク色の髪の上に眼鏡を乗せた少女

「あの人は小鷹美麗(こだかみれい)だべ!太刀川さんとバッテリーを組んでる人だべ!」

 

矢部田さん矢部田さん、何故まとめて教えてくれなかったのか?

 

小鷹さんが不機嫌にずけずけと私の目の前に来た。

「ヒロはねぇ!私とソフトボール部でバッテリーを組むの!野球部には入らないの!」

「待ちなよタカっいきなりそんな言いかたしたら…」

「わ、わかったわよ!あなた名前は?」

 

「涼風心菜です」

「ポジションは?」

「ピッチャーです」

短いながらも長く感じる間を置いてじっと見続けていた小鷹さんが口を開いた。

「他を当たりなさい!私達以外の人にね!」

太刀川さんに行こっといい子の場を離れようとした、太刀川さんはどこか小鷹さんに自由を奪われているのではないだろうか?

「お二人さん!苦労してるっぽいにょろねー?」

突然後ろから肩を叩かれ、驚きながらに振り向く

「あれは猫塚かりん(ねこづかかりん)さんだべ!」

「野球部を作るんだってねん?私も協力するりん!」

語尾が安定しないのが気になるが猫塚さんが仲間になった。

「気軽にネコりんって呼んで欲しいにゅん!」

では改めましてネコりんが仲間になってくれました。

「部活を作るなら顧問が必要ですゆえ、ネコりんが適当な人を探してきます!」

風のように現れ風のようにあっという間にどこかえ消えたネコりん。でもこれでこちらはメンバーを集めるだけになった。

 

結局他の人を仲間にできず、三人だけのスタートとなった。

「次は…ナックルいきます!」

「なっ、ナックルっすか!?む、無理っす!さすがに止められないっす!」

「安心してミットを構えて!そこに投げる!」

スゴイ動揺しながらもミットを外角低めによこす。

「きっ!きたっすぅ!」

ゆらゆらと揺れる球、一度内角に入り込んだ球は最終的にミットに収まった。

「し、信じられないッス…ナックルを、ここまで操るなんて…」

これは努力と経験の賜物である。夢が叶わなかった私は、大人になってもナックルを投げ続けた。そしてその時の風、湿度等を肌で感じて、いまどう投げればどこにナックルが行くかをかなり正確に予測出来るようになった。

その日、カットボールとスライダーの投げ込みを含め、両肩合わせて100球の投げ込みをした。

 

 

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