運命の光   作:リッティー

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第二話、お楽しみください!


第二話 捜索依頼

いつもは1時間ほどの余裕を持って学校に行くクロウリーだが、この日はギリギリ間に合った。

 

 

昼ごろのアラハギーロ修剣学校にて。

 

「クロウリー、ちょっといいか」

 

クロウリーは、担任教師に呼び止められた。

 

「学年最強エルフが、呼び出し……」

 

「マジかよ!?なんで!?」

 

 

学年最強エルフ。

クロウリーの二つ名である。

学年末剣術試験で首席を毎年とっているが故の通称である。

そんな彼が呼び出されてる。

 

 

   非常事態。

 

 

 

ここにいる生徒全員、それしか考えられなかった。

 

10人。全員が尾行した。

 

 

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校長室。

 

 

 

(まさかここまで呼ばれるとは思わなかったぜ……)

 

 

クロウリーは緊張していた。

学年集会どころか入学式でもスピーチをしていた彼だが、それ以上。

校長先生との対面は、実は何度もしている。

 

 

が。

 

 

 

嫌な予感がガンガンする。

 

 

 

 

「国王陛下からこれが届いた。」

 

 

封蠟がされた手紙だった。

 

 

 

(カンダタ……自分のやることってまさかこれか?)

 

 

クロウリーはこめかみを抑えながら、封を開けた。

 

 

 

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クロウリー・アルバート殿

 

 

ここ1か月で20人もの子供が攫われていると、カンダタはじめ多くの人から報告があった。

 

探索隊の一員として、貴殿にも協力願いたい。

 

明日の午前9時から王城で集会をするので、時間厳守で来ること。

 

なお、集会直後に出発するため、帯剣を良しとする。

 

 

 

アラハギーロ国王

アダム・フェル・アラハギーロ

 

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(やってくれたなカンダタっっっ!!)

 

恐らく、何人もの人を集めていたのだろう。

 

誘拐された人の父兄とか、親友とか。

 

読み進めて、いくしかない、と心を決めたクロウリーだった。

 

「いくしかないよな、国王命令だし」

 

「明日の学校は、公欠決定だな」

 

先生とクロウリーの間で、最終合意がなされた。

 

「失礼しましたー」

 

と、校長室から出ようとして

 

 

「うわっっ!?」

 

 

と、同級生の波にこけそうになった。

尾行していた10人に、野次馬10人。

20人の生徒で、廊下が詰まっていた。

 

「20人もいたらそりゃあ危ないでしょ」

 

校長先生が言い、担任教師が頷いた。

 

 

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その夜、クロウリー宅にて。

 

「え!?父さんもそれもらったの!?」

 

「クロウリーもその手紙もらったのか!?」

 

騒ぐ男二人。

 

「あんたら、騒がしいわねえ、どうして……」

 

痺れを切らしたらしいレイラが、二人のもとに歩いてくる。

 

そして、二人の手にあるものを見て、レイラは奇声をあげた。

 

「親子で国王からの召集ーーー!?」

 

 

「ちょっとあんたらどういう事なの!?」

 

レイラが叫び、ライアンが応える。

 

「どういうこと、って言ったって」

 

「実力者の……証?」

 

割り込み気味に答えたクロウリーの言葉に、彼の両親は同時にいった。

 

 

「「そう、それ!!」」

 

 

明日の王城は、強者が集うことになるだろう。

 

どんな人達が来るのだろうと思いを馳せながら、クロウリーは床についた。

 

 

 

 

 

 

 




月木で投稿するつもりです。
冬休みを機に書き溜めしないと……

苗字考えるの時間かかった!

特にクロウリー一家。
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