運命の光   作:リッティー

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日にちが進みます。
やっとこ冒険開始?


第三話 王城にて

翌朝8時30分。

アラハギーロ王城。

 

クロウリーは、どんな人がいるんだろうと、半ば緊張しながら城門をくぐった。

 

 

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「意外にいっぱいいるなあ」

 

王城には初めて行くクロウリーは、あまりの人の多さに驚いている。

 

「50人ぐらいは王城直属兵士だぞ」

 

現役東門門番兵の父親ライアンが応える。

 

王城の中庭に集ったのは、彼らを含めて150人程だ。

 

屈強な傭兵、熟練の気品を漂わせるお爺さん、等々。

 

ライアンは、上司がいたらしく、挨拶しに行っていた。

 

しかし、そんな雑踏の中で。

 

「国王様の、おなーりー!!」

 

臣下の人が言ったのであろうその声は、雑踏をかき消した。

 

 

カンダタファミリーは、街中の情報収集を行い、

街の外には、150人の集まった人たちがあちこちに行くことになった。

が、国王陛下がいくと言い出した時には、

お付きの臣下や兵士が全員総出で止めにかかっていた。

 

そしてクロウリーは。

 

「ひとまず、近くの魔物を追っ払って先遣隊の活路を開く、か。

まあ妥当だろうなあ、今の俺弱っちいし。」

 

いつか見返してやると言わんばかりに張り切っていた。

 

 

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Side クロウリー

 

 

 

 

 

二人か三人で一組になって行くことになっている子供探し。

 

俺のパートナーは、フローラというアラハギーロ国立教会の神官見習いだ。

同い年で学校が違ったから、お互いの学校の事について話が弾んだ。

 

時計塔が11時の鐘を鳴らした時、俺達は東門から街を出て、失われた子供__とは言え、同年代__を探していく。

 

そして、鐘は鳴らされた。

 

 

 

 

 

「出陣!」

 

 

 

門番兵や傭兵が先陣を切り、パートナーの魔導士はどくやずきんなどの遠隔攻撃持ちを優先的にメラ、ヒャドなどで駆逐。神官たちの回復魔法が断続的に飛ぶから、分かれ道までは戦いやすい。

問題はこれから。ペアもしくはスリーマンセルでどう動くか、だ。

案の定、初めて顔合わせした組も多く、苦戦続出。

そもそも初めて会っていきなり連携しろ、てのがおかしいんだけど……

 

 

 

俺たちは二人で戦う。子供代表で選抜されたから、子供同士組んだのだ。

俺の剣技はいつもより冴えない。

初の野外実戦。対人じゃなくて、対魔物。

しかも授業では木剣を使っていたのに、今は銅製の剣を振り回してる。

やりにくい。

が。そんな俺を支えてくれるパートナーがいる。

 

 

「燃ゆる(ほむら)よ、壁となれ」

 

 

響く詠唱。背後にいるフローラから、紅い炎のような魔力光が立ち昇る。

 

「ギラ」

 

放たれる、魔法。

炎の壁は、俺の5メートル前で、魔物たちの行く道を塞いでいた。

 

フローラ。アラハギーロ魔導学校首席。回復と火属性の魔法が得意。

両方とも極めれば悟りを開きそうだ。

 

そしてギラは使い手が多い、とは言えない魔法だ。

詠唱が示すように、炎の壁を創り出して敵の進軍を止める魔法。

抜けたとしても火だるまであり、残り火に焼かれ死ぬ事もありうる、ちょっと危険な魔法だったりする。

 

彼女のこの魔法には何度も助けられた。

この集団戦闘においては、頼もしい限りだ。

 

 

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そして、3時間後。

 

俺たちは街に帰った。

 




初冒険、初野外戦闘。
本人は楽しんでいたようです。

次回は12/25。お楽しみに。
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