どうぞ。
街に戻ってから、鍛錬を繰り返した。
対人戦とは、模擬戦とは全く違って、慣れなくて。
剣の振りを、会心の感覚を、何度も思い出して、
また、俺は剣を振りかぶる。
大上段の、会心の一閃だった。
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出陣の翌日。
前日から五月晴れが続く空の下。
俺とフローラは、戦っていた。
「後ろから来てるよ、クロウリーくん!」
「任せろ!」
街の外、魔物のうろつく広野で。
「「「「ぴきいいいいいいい!!」」」」
相手はスライム。
最弱だからと侮ってはいけない。
こうやって、数で攻めてくるから。
ギラには頼らない。
己の力のみで、ただただ敵を斬るのみ。
「どりゃああああ!」
力任せに薙ぎ払う。3匹が両断された。
俺の背後から走り寄ってきたフローラが、杖で一突き。
ガスっというような音がして、スライムはひしゃげた。
魔法を使わない。
その上で如何に連携及び討伐をするか。
今の俺たちの課題だ。
アラハギーロから港町まで1,5時間。
但し、走って。
アラハギーロから山向こうにあるレーメの村まで1日半。
但し、熟練の傭兵を雇い、洞窟で野宿して。
そうしてくると、どうしても魔力不足の問題が出てくる。
魔法の小瓶さえも満足に買えない状況(先遣隊100人が買い占めた)だから、なるべく魔力を使わないで戦いたい。
そして問題なのが、野宿だと魔力回復が乏しいこと。
魔力が足りないと、回復が薬草のみになり、杖で撲殺せざるを得なくなる。
最低限、アラハギーロ近辺の魔物は魔力使用無しで倒さないと、洞窟で乱戦になったとき、困るのだ。
相手が強いと、魔法は威力を発揮する。
それまで___洞窟までの辛抱だ。
つらい道になるだろう。
そんなの、わかってた。
フローラが俺を助けてくれる。だから、俺はフローラを守る。
助け合う。これがパーティー探索の真骨頂。
「今日はここまでにしようか」
かれこれ6時間。
スライム、どくやずきん、どんぐりベビーなどなどと、戦い漬けの一日だった。
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街に戻った。
フローラと一緒に向かう先は、カンダタの
「どうだった!?」
門番も出払った
「全くだ。情報がない」
先遣隊は、各チームに一人ずつ、交渉上手な人を入れている。
そんな人の得た情報をまとめる役割を、カンダタファミリーは買って出ていた。
誰も有益な情報を持ってこない。
犯人が見えない、敵の
最悪の状況だった。
「全部の門に監視の魔道具を付けといた。」
犯人は、町の中の奴じゃない。
孤児院の子供たち、夜遅くまで飲んだくれてた親父の付き人たちからの情報だった。
それを基に隊を組んで出陣したし、魔道具もかなりの数作成していたのだ。
その成果は、意外と直ぐに表れた。
課題ばっかじゃん。
成果については……
また次回。