運命の光   作:リッティー

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寒いです。でも、物語の季節は春、5月です。
初の洞窟です。


第五話 新たなる大地へ

「犯人の居所が分かったぞ!」

 

猛ダッシュで集会場であるアラハギーロ城中庭に駆け込んできたカンダタ。

どうやら、犯人の居場所が分かったらしい。

 

 

「門に監視の魔道具を付けたのが良かったな」

 

監視の魔道具。

その映像に、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()が映っていたようだ。

テレサが攫われた理由も解った。

ちょっと髪が長い男子に、見えなくもないからだ。

そして、レーメの村に一番近い南門から出ていく姿も。

 

 

 

「レフラーゼの洞窟通って、レーメ行こう!」

 

「「「「おーーーーーー!!!」」」」

 

そして。

二日後に出発が決まった。

 

 

 

----------------------------------------------------------------------------------

 

 

が。

 

「は!?40人風邪で休み!?マジで!?」

 

結局、10人でレーメに行くことに。

 

大丈夫なのかなあ……

 

 

まあ、あんまり大勢で行っても向こうが困るから、逆にいいのかもしれないけど。

 

 

 

 

「広野は順調に進めたけど……」

 

足場が悪すぎる。

どこのって、洞窟の、だ。

 

レミーラの魔法灯が無いから、メラで火をともした松明を持って進む。

暗さも厄介だけど、いくつもの起伏のせいで殊更進みにくい。

そして戦いにくいから襲い来る魔物への対処に時間がかかっちゃうし、謀ったかのような隆起地帯もあり、15歳の俺とフローラだけでは反対側に行きつけたかも怪しい。

大人たちに感謝だ。

 

「来たぞ!戦闘用意!」

 

声を張り上げる。何故かこの混合部隊のリーダーにされている俺の役目だ。

(大人たちは俺の目の良さがいいとか言っているけど、絶対そうじゃない)

 

 

魔物は、コウモリっぽいドラキーと、クラゲみたいな見た目に回復魔法を使ってくるホイミスライム、そしてカタカタ音を立てて動いているがいこつ、それに……

 

「※◆☆〇★」

 

魔物語であろう詠唱文。

洞窟を住みかとする、魔法使いたちだ。

 

襲い来る魔法はあまり予測がつかない。

ただ、奴らの使う魔法は、知っている。

メラ、ギラ、ヒャド。

この3つ。

 

「突き進め凍気の鏃」

 

こっちの魔導士が唱えるのは、ヒャドの詠唱文。

 

「ヒャド」

 

狙いは、ホイミスライム。回復を担う者を先に倒す。戦場の法則だ。

氷が杖先から射出され、見事に命中。

大地に落ちて、ひしゃげて行くのを見届けた。

直後。

俺は、動き出す。

魔法使いに向かって、突貫。

 

隼風斬(しゅんぷうざん)!」

 

とっておきの古流剣技・隼風斬(しゅんぷうざん)(隼斬り)を、魔法が完成する直前の彼に、叩き込んでやった。

 

 

今日は野宿だ。

7時に洞窟探索を終え、魔物を寄せ付けない陣を描いたり、持ち寄った食糧(パンとか)を食べたり、テントや寝袋を用意したりと、慌ただしい夜だった。

 

「おやすみ、また明日」

 

 

そして、意識は闇にのまれた。

 

「きききききっ!」

 

洞窟の魔物たちの声を聞きながら。

 




戦闘はもうちょっとましになってるはず。

そして次回はレーメ……の前に、ひと悶着。の、予定。

来年はクリスマス新年ネタができるようになってるはず。
今年はまだまだキャラ少ないので、やれません。
バレンタイン……甘々描写苦手だからなあ……
たぶんやるはず。
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