現世に捧ぐ星の小話   作:Jhon_極光

4 / 5
※注意
・初投稿です。言語の不自由な執筆者ですのでご容赦ください。
・この作品は「アンジュ・ヴィエルジュ」の二次創作です。
・この作品はアニメ「アンジュ・ヴィエルジュ」のifの世界の物語です。
・非常に後味の悪い作品となるかもしれません。ご注意を。
・平然とプログレスが殺されます。推しが登場したら要注意です。
・なお名前だけ出て殺されるプログレスもおります。注意。
・主人公は男で、オリキャラです。また、男性が沢山登場します。
・ショッキングな表現がございます。ご注意ください。


第3話 Miss Connect

管制塔に集まった5人はミハイルに連れられ、

青蘭島で研究に使われる地下施設に向かった。

無機質な鉄板の壁と床、天井。

白の世界独特の世界が青蘭島にあった。

 

『プロジェクト・α研究室』

 

そう銘打たれた部屋のドアの前でミハイルは止まった。

五人もその場で止まる。

 

 

ミハイル「この部屋の前で待っていてくれ。」

ミハイル「そして指示をしたら部屋に入ってくれ。」

 

紗夜「わかりました。」

 

 

隣の部屋に入っていくミハイル。

 

 

エルエル「会って欲しい人ってどんな人だろうねー。」

 

ステラ「人ではない。アンドロイド。」

 

アルマリア「αドライバーのアンドロイドなんて聞いたことないですけど。」

 

ナイア「さっさと終わらせて帰ろうな。」

 

 

待つこと二分。

 

 

ミハイル『待たせた。部屋に入ってくれ。』

 

 

真上のスピーカーからミハイルの声が聞こえてきた。

 

 

ステラがドアを空け、皆は部屋に入る。

その部屋には机や椅子等の家具は一切なかった。

代わりに沢山のケーブルがドアと向かいの壁の天井から

下に伸びている。

ケーブルの先には一体のロボットが繋がっている。

ロボットは体のあちこちにケーブルを繋がれたまま、

機材に固定されていた。

人型をしているが、人とは全く外見が異なる。

金属の体、機械部分がむき出しの関節部。

五人が想像していたアンドロイドとかけ離れた存在に

皆一様に驚きを隠せなかった。

 

 

エルエル「……人っていうかロボット?」

 

ステラ「アンドロイド。」

 

アルマリア「私の思っていたアンドロイドとはかなり違う様ですけど。」

 

紗夜「サイボーグ?」

 

 

四人と対照的にナイアは青ざめている。

ナイアの様子がおかしい。四人は気づいた。

 

 

ナイア「……これ、エクシードの力でこうなっているのか?」

 

 

ミハイルからは応答が無い。

 

 

ナイア「なあステラ、アンドロイドはあんな体になる事は可能なのか?」

 

ステラ「理論的には可能。」

 

紗夜「とりあえず近づいてみない?」

 

 

紗夜の進言で、五人はロボットに近づいて行った。

そしてロボットのすぐ傍まで歩み寄る。

 

 

エルエル「ねぇ、君の名前はなに?」

 

 

ロボットに話かけるも応答が無い。

 

 

エルエル「ねぇミハイル?この子反応しないよー?」

 

 

部屋のスピーカーからミハイルの応答があった。

 

 

ミハイル『何か問題があるようだが、続けてくれ。』

 

エルエル「わかったー。」

 

 

人としても、アンドロイドとしても。あまりにも常軌を逸した

その姿に皆驚き、また、戸惑っている。

その中でもエルエルはまだ、状況に対応しようと試みている。

反応があるまではエルエルに任せた方が良いだろう。

たくさんの友達を作ったエルエルに最初は任せてみよう。

他の四人はそう思った。

 

 

エルエル「ねえねえー。」

 

ロボット「……」

 

エルエル「聞こえるー?」

 

ロボット「……」

 

エルエル「ちょっと触ってみてもいいー?」

 

ロボット「……」

 

エルエル「……触るね?」

 

 

エルエルはロボットの、人の肩にあたる部位に触れた。

その瞬間。

 

 

ロボット『ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!!!!』

 

エルエル「わああああ!!」

 

 

悲鳴の声を内部スピーカーから響かせるロボット。

それに驚くエルエル。

 

 

ミハイル『まずい、調整をミスした!一度部屋から出てくれ!』

 

 

部屋のスピーカーからミハイルの指示が出る。

逃げるように部屋から出る五人。

ステラは五人が部屋から出るとドアをすぐに閉めた。

驚きのあまりエルエルは少し涙目になっている。

 

 

ナイア「Dr.ミハイル、何があったか説明してくれないか!?」

 

 

廊下のスピーカーからミハイルの声が響く。

 

 

ミハイル『感覚機能の調整でミスをしたようだ。』

ミハイル『急いで調整をする。すまないが今日はもう戻っていいぞ。』

 

紗夜「わかった。」

紗夜「……帰ろう。」

 

 

地下の研究棟を出て、再び五人の共有の部屋に戻る。

研究棟で起こった異常事態に驚き、皆無言で部屋まで戻った。

椅子に座り、一息ついた。

 

 

エルエル「……びっくりした。」

 

紗夜「急に悲鳴をあげたからそれはびっくりするよね。」

 

アルマリア「あのロボット、気味が悪いですね。」

 

ステラ「……感覚機能の調整をミスしたと言っていた。」

ステラ「音が聞こえていなかった。触覚は敏感すぎたようだ。」

 

ナイア「……アンドロイド研究者の第一人者がそんなミスするか?」

 

ステラ「人間である以上、ミスはする。」

 

ナイア「そういうものか……。」

 

 

気を紛らわすためにテレビをつける。

いつも通り青蘭島の防衛に関するニュースばかりが取り上げられる。

今回の件で皆は疲れていた。

少しづつ緊張はほぐれていく。

 

紗夜は今回の件に少し不安を抱えていた。

きっと、あのαドライバーとされているロボットが

私たちのαドライバーとなるのだろう。

行先は不安しかなかった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。