現世に捧ぐ星の小話   作:Jhon_極光

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※注意
・初投稿です。言語の不自由な執筆者ですのでご容赦ください。
・この作品は「アンジュ・ヴィエルジュ」の二次創作です。
・この作品はアニメ「アンジュ・ヴィエルジュ」のifの世界の物語です。
・非常に後味の悪い作品となるかもしれません。ご注意を。
・平然とプログレスが殺されます。推しが登場したら要注意です。
・なお名前だけ出て殺されるプログレスもおります。注意。
・主人公は男で、オリキャラです。また、男性が沢山登場します。
・ショッキングな表現がございます。ご注意ください。


第4話 First contact

ミハイルに呼び出され、5人は再び

プロジェクトα研究室へ向かう事となった。

 

 

ナイア「なぁDr、今回の調整は完璧なんだろうな?」

 

ミハイル『ああ、今回は大丈夫だろう。』

 

 

モニタールームからのミハイルの声が研究室前の廊下の

上のスピーカーからミハイルの声が聞こえる。

前回の事もあり、エルエルは少し気が引けている様子だ。

こころなしか、エルエルは少し震えているようにも見える。

今回はエルエルのコミュニケーション能力には頼れない

だろう。

ステラは特に変わった様子は無い。指示があったから

動いている。今はそういう感じでここにいるのだろう。

ナイアは何かを見透かしている様子で研究室入口の

扉を見つめている。

アルマリアはナイアの雰囲気から不穏な気配を感じ取っている。

 

 

ミハイル『では、始めてくれ。』

 

 

部屋に入るよう指示され、5人は部屋に入る。

先日入った時と同様、ドアと反対側の壁付近の天井からは

無数のコードがぶら下がっており、それは固定された

人型のロボットに接続されている。

前回のこの部屋での記憶が蘇ったのかエルエルの表情は

かなり強張っている。

緊張した面持ちをした4人とは対照的に、ナイアは

確信めいた表情でロボットに近づいて行った。

 

 

ステラ「待って。」

 

 

ステラはナイアの動きを静止した。

 

 

ステラ「Dr.ミハイル、このアンドロイドの知覚センサーと思考反応のテスターの反応を私に共有させて。」

 

 

ステラはこのロボットの反応を調べるらしい。

ナイアはロボットに話かける。

 

 

ステラ「ナイア、続けて。」

 

ナイア「わかった。」

 

 

そうしてナイアはロボットに話かける。

 

 

ナイア「私はナイアって言う。君は何て言う名前だ?」

 

ロボット「……」

 

ステラ「聞こえてはいる。」

 

ナイア「なんだ、シカトか?」

 

ステラ「待って、思考テスターに反応がある。」

ステラ「反応に困窮している。」

 

ナイア「なあDr、こいつは目が見えるのか?」

 

ミハイル『見えるようには作ってあるはずだ。』

 

ナイア「見えるのか、わかった。」

ナイア「なあ、ロボット。この部屋に今何人いるかわかるか?」

 

 

不意に、ロボットの目にあたる部分が発光する。

 

 

ロボット「……5人。」

 

紗夜「喋った……。」

 

エルエル「光った……。」

 

アルマリア「ロボットも合わせたら6人じゃないですか?」

 

 

この部屋には紗夜、アルマリア、エルエル、ステラ、ナイア、そしてロボット。

計6人いるのが正しい解答だろう。

 

 

ナイア「もう一度聞くが、この部屋には何人いる?」

 

ロボット「……5人。」

 

ナイア「……。」

 

 

5人という回答はあくまでも曲げないらしい。

紗夜はロボットに近づいて尋ねた。

 

 

紗夜「私は青の世界の蒼月紗夜。」

紗夜「赤い服の羽が生えた子は赤の世界のエルエル。」

紗夜「黒い服の吸血鬼の子は黒の世界のアルマリア。」

紗夜「金髪のアンドロイドの子は白の世界のステラ。」

紗夜「あなたにさっきまで話しかけていたのが緑の世界のナイア・ラピュセア。」

 

紗夜「それで、あなたの名前は?」

 

ロボット「……」

 

ステラ「ロボットはここにいる全員の名前と容姿を記憶した。」

ステラ「ロボットは答えを出すのに困窮している。」

 

エルエル「……名前、無いの?」

 

ロボット「……わからない。」

 

アルマリア「わからないって、あなたの名前ですよ?」

 

ロボット「……あるのかどうか、わからない。」

 

アルマリア「ですけど、ロボットって言うのも呼びづらいですし……」

 

エルエル「ねえ、じゃあ名前つけてみようよ。」

エルエル「とりあえず、本当の名前がわかるまで。」

 

ナイア「名前を付ける?面倒くさいなぁ……」

ナイア「Dr、こいつは本当に名前無いのか?」

 

ミハイル『現状では何も言えない。』

 

ナイア「……しょうがない、名前つけるか。」

 

エルエル「じゃあさ、折角だからかっこいい名前つけようよ!」

エルエル「クーゲルシュライバーとか!」

 

紗夜「それボールペンでしょ……」

 

アルマリア「アンドロイドなんですし、その命名方式に従ってみては?」

 

ステラ「アンドロイドプログレスは能力の系統でΩやΣが付く。」

ステラ「αドライバーなら恐らく、コードαに数字と固有名称。」

ステラ「αドライバーのプログレスは史上初、数字は01が妥当。」

 

エルエル「じゃあロボットから、コードα01ロボットとか?」

 

アルマリア「それではロボットのままじゃないですか。」

 

ナイア「面倒くさいしコードα01マシナで。」

 

アルマリア「それは名前っぽいですね。」

 

エルエル「それで決定で!」

 

紗夜「じゃあ今日から君の名前はマシナね。よろしく、マシナ。」

 

ロボット「……わかった、よろしく。」

 

ナイア(マシーンをドイツ語にして長音なくしただけなのは黙っておこう。)

ナイア「それにしてもこいつ、一々返答遅くないか?」

 

ステラ「言語を言語として処理するのに時間がかかっている。」

ステラ「しばらく話していれば修正されるはず。」

 

 

こうして、新たなαドライバーの名前はマシナに決定した。

エルエルは最初は戸惑いながらもマシナと友達になろうと

話しかける。その輪に加わるように紗夜とアルマリアも

会話に参加していた。その様子をステラはマシナの体内の

テスターを介してモニターしていた。

 

一方でナイアはマシナに、そしてDr.ミハイルに疑いを持っていた。

彼女の人生が、経験が、彼女の疑惑を確信へと変えていった。

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