一応異変は片付いたあとに始まった別の異変みたいに思われてます。
星見台からの客がやっと来たようね」
妖怪の賢者、八雲紫はカルデアからの霊子変換を察知しこの無法地帯を(まぁ元から結構無法な感じだったが)救う救世主が現れたことに安堵した。
「人類悪を打ち倒した彼の実力、見せて欲しいわね」
扇子で口元を隠しながら妖怪の賢者は一人空を見上げていた。
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「おーちーるー!」
絶賛墜落中、藤丸立香です。なんか特異点周り出してから空を飛ぶ経験が増えたなぁと…そんな場合じゃねぇ!!アーラシュフライトにはマシュがいたから何とかなったけど今は僕一人じゃないか!
「だーれーかー!!たーすーけーてー!」
ぐんぐん落下速度が上がっている。あ、もうこれダメだ。ごめんマシュいい結果、聞かせられなかったよ…
「箒につかまれー!」
金髪で全体が白黒で覆われた第一村(?)人との遭遇に成功した。
「わ、わかった!」
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なんとか捕まることに成功し、墜落はせずに済んだ。
「ありがとう、僕は藤丸立香。」
「あぁ、私は霧雨魔理沙だぜ!クラスはキャスター。なぁ立香なんで空から降ってきたんだ?まぁおおかたスキマ妖怪に連れてこられたんだろうけど」
親方!空から女の子が!みたいな感じか。でも飛行石ないから絶対死ぬ。助けてくれた少女は霧雨魔理沙か今後も世話になりそうだな。
「スキマ?いや、カルデアからここの聖杯を回収しに来たんだ。ほっておくと世界が滅亡するらしくてね」
「ス、スキマ妖怪じゃない…だと」
どんだけ人連れてきてんだスキマ妖怪。
「聖杯かー、まぁ多分あれなんだろうなっていう目星は付いてる。私達異変解決者が出向こうとしても歯が立たなかったのはその聖杯とやらのせいなのかもな」
おぉ、最初から知ってる人と出会えるとは…付いてるな。フライトはあったけど…
「じ、じゃあそこに案内してもらえないか?」
「いや、無理だな。挑んでも返り討ちにされて終わりだぜ」
うぐ…まぁそんな気はしてたんだけどさ。これがいくつもあるんでしょ?無理だろ…
「…!悪いな、立香妖怪共のお出ましだぜ。元は《弾幕ごっこ》ってルールで決着つけてたんだけど最近はそれを無視するやつしかいないんだ。」
いつもの戦闘だろうか?なら僕が指揮しないと!まずは契約を…
「魔理沙!仮契約を結んでくれないか?僕はサーヴァントを指揮する者マスターだ!」
「ますたー?そんなんあるのか?まぁとりあえず立香は嘘は付けなそうだし結んでやるよ!」
「ギェェェエエエ!!」
あっ、そろそろ妖怪共がしびれを切らしてきたな。よし、今回の初戦闘だ。よかったー、仲間が見つかってて…居なかったらあいつらに食われて終わりだったな
「頼んだぞ魔理沙!」
「へっ、こんなの朝飯前だっての」
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「宝具展開!恋符『マスタァァァァァスパァァァァァク』!」
「すっげぇ」
一本の超極太レーザーにより妖怪を駆逐した魔理沙はドヤ顔をこちらに向けてきた。…いや、宝具の威力おかしいだろ。あんなん神霊クラスだぞ?
「弾幕……戦闘はパワーだぜ!…何てゆーかマスターがいるってだいぶ変わるな。戦闘がすごい楽になったぞ」
妙にスッキリした顔つきで魔理沙はこちらを向いた。
「仮契約じゃなくて普通に契約してもいいぜ?どうせこれからも戦闘はあるだろうしな!」
「それは僕としてもありがたいよ、それじゃあお願いしてもいいかな?」
「あぁ!もちろん!」
素敵な笑顔で答えてくれた。今回の旅は楽しくなりそうな予感がした。だって人類悪倒したしね?こんな楽しい感じの娘とも仲良くなれたし
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「とりあえず立香の目的は聖杯を回収し世界を救うって感じで合ってるか?」
僕はくびを縦に振りその質問を肯定した。
「んー、まぁとりあえず博麗神社へ向かうのが最初だろうな。あそこが幻想郷の要みたいなもんだし。兎に角そこに向かうぞ」
「博麗大結界もそこで管理されてるの?」
「なんで知ってるんだ?…あぁ、それ知ってるからここに来たんだもんな。いや、基本となる元を当代の博麗の巫女が造りそれに霊力を流し続ける。それを管理してるのは八雲っていう…さっき言ったスキマ妖怪の式が管理してるな。」
スキマ妖怪がほんとに何者なのか気になってきた。何となくマーリン感漂うなぁ…
「ふむふむ、じゃあ博麗神社へ案内してもらえる?」
「ん?箒でひとっ飛びだぜ?」
「へ?」
ま、またフライト??
「さ、後ろに乗れよ」
言われるがまま、僕は魔理沙の箒に跨った。
「飛ばすぜ?振り落とされんなよー?」
「安全運転でお願いします!!」
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「し、死ぬかと思った」(2回目)
まさかこの特異点に来て1日も経たずに二回もフライトする羽目になるとは…
「あはは、大丈夫か?立香」
「何とかね、軽く酔ったけど」
恐らくあそこに見える神社(まともなのは賽銭箱ぐらいだが)が博麗神社なのだろう。
「何しに来たのかしら?魔理沙。賽銭箱の中身は渡さないわよ」
赤と白を基調とした服、脇出し、綺麗な黒髪と属性豊富な少女は魔理沙と知り合いなんだろうな。つーかがめついなこの娘…
「何も入ってない木の箱なんていらないぜ。そうそう、最近色んなとこでおかしな異変があるだろ?それを解決しに来た外来人を連れてきたんだ。」
「ふーん、この人がスキマ妖怪の言ってた星見台のマスターって事ね」
カルデアのことを知っている?つかまたスキマ妖怪かよ…めちゃくちゃ出てくるじゃねぇか。
「あんた、名前は?」
知ってるか、人に名前を聞く時は自分か……いや、そんなに鋭い目で見ないでください。凍えてしまいます。
「僕は藤丸立香。君の言っていた通り人類最後のマスターだ。」
「私は博麗霊夢よ、クラスは裁定者(ルーラー)。よろしくね。あ、素敵な賽銭箱はそこにあるわよ」
巫女か金をせびるな。物欲センサーが反応するぞ
「後で入れるよ…聖杯について何か知っているなら聖杯についての情報を教えてくれないか?」
「それについては紫の方が知っているわね。呼びましょうか?」
あ、呼べるんだ…すぐに呼べるものじゃないと思ってたわ。
「お願いします」
「紫ーいるんでしょー?出てきなさーい」
え、そこら辺にいるもんなの?もっと神殿とかそんな感じの玉座に座ってて会いに行かないとダメなのかと…
「ハイハーイ、呼ばれて飛び出てゆっかりんでーす。」
体の上半身が机から生えてきた。何これ怖い。しかもなんか魔神柱の目が浮いてるみたいな空間が出来てる。…はっ!これがスキマか!
「あなたが藤丸君ね。私は八雲紫、この幻想郷の管理人です。幻想郷は全てを受け入れます」
「あっ、あなたが紫さんなんですかよろしくお願いします。」
やばい、この人は今まで会ってきたサーヴァントと比べてもダントツで凄いものを持っている。
「特異点をカルデアに繋げたのは私が行いました。世界を救ったあなたならこの幻想郷も救えるかと」
「あ、あぁそれについてはいいんだけどさ。カルデアとの通信を繋げてもらえますか?」
ダ・ヴィンチちゃんが言っていた人は多分この人だろうと確信し、提案してみた。………な、なんで難しい顔してるんすかね?
「そうしてあげたいのは山々なんだけどね?それを行える力が足りないのよ。」
つまり…?
「聖杯を一つ、取ってきてもらえないかしら?」
カルデアのサポートなしで聖杯を入手する。多分いままでの中で最高難易度のオーダーになることはすぐに予想がついた。
魔理沙をアーチャーにしようかキャスターにしようか…まぁ妥当な方を選んだつもりです。霊夢はルーラー異論は認める。
ゆっかりんはグランドキャスターのつもりですね