今回は鎮守府を探索する回と、受験真っ只中の日常の回です。
僕は鎮守府内散策を始めた。先ず生活棟から見ることにした。
「提督!どうしたんですか?」
「おぉ、睦月か、鎮守府内散策をしているんだよ。」
談話室にはテレビ、ソファー、テーブル、ドリンクバー、コンピュータ等とても快適に過ごせるような工夫がこなされている他、机や辞書、文房具類等簡易的な勉強も出来るようになっている。談話室を後にして次は食堂へと向かった。
ガチャ
「ここが食堂になるのか。」
今は昼飯時ではないので人はほとんどいない。
「司令官!どうされたのですか?」
前言撤回、朝潮が居た。
「ちょっと散策を。」
僕は長いテーブルに目を落とした。
(勉強中か)
「これは連立方程式か、この問題分かるか?」
「あっ!この問題は今苦戦しているところです。」
「{3x+45=12y-①y=5+8x-②) これはな、
y=5+8xを①に代入して
3x+45=12(5+8x)
3x+45=60+96x
3x-96x=60-45
-93x=15
x=-15/93
=-5/31
これを②に代入
y=5+8×(-5/31)
y=5+(-40/31)
y=151/31+(-40/31)
y=111/31
(x, y) = (-15/93,111/31)
と、こうやってするんだよ。」
「教えてくださりありがとうございます!」
「いいよ、またわからないことがあったらいつでも聞きにくればいい。」
「はい!ところで、今からどちらに向かうのですか?」
「ちょっと、鎮守府内を散策しようと思ってね。」
「そうですか、ならお気付けくださいね。」
「ありがとう、それじゃあ。」
そういい食堂を後にした。
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・・・
それから暫くして半年ぐらいが経った。
「提督になってからもう一年か、早いな。」
「そうだね。司令官にはいつもお世話になっているから感謝しているよ。」
響が横で微笑む。
「今は一時休業という形で殆どの仕事を他の鎮守府に回してもらっているから君たちの相手をする時間も増えたしね。」
「でも、兵庫県立高等学校入学学力検査試験(公立入試)まであと一か月弱しかないからちゃんと入試勉強しないといけないよ。」
「そうだな。よし!今日もやりますか。」
「私はここで見ているよ。」
そう、僕は受験生真只中である。県内のとある南高等学校合格のために日々労力と努力に励んでいる。ということもあって毎日響や雷、電、暁が見に来てくれる。勿論ほかの艦娘も来るが。
「司令官!お茶を入れたわ!また何かあったら私に頼っていいのよ!雷、司令官のためならなんでもするからね!」
「ありがとう、更に勉強が捗るよ。」
夜は早く寝たほうがいいと塾の先生が言っていたので、最近は早く寝るようにしている。第六駆逐隊の皆が僕と一緒に寝たいと夜部屋に来るので、早く寝る準備をしておかなければならないのだ。
「じゃあ電気消すぞ。」
「いいわよ、それじゃあ司令官、おやすみなさい。」
「おやすみなさい、なのです。」
「おやすみ!司令官!」
「おぅ、おやすみ。」
三人が寝たころに響はいつも僕の耳元で、
「その・・・・・・手を、握ってくれないか。あと・・・・・・抱いて、ほしいな。」
と、囁いてくる。
「いいのか?」
「うん、もっと近くで、司令官を感じたい。」
「じゃあ失礼するよ。」
響を片手でそっと抱き、もう片方の手で響の華奢な手を包み込むかのように握った。
「おやすみ」
「おやすみ、司令官」
今宵も部屋に静寂が訪れる。
次回、受験終わりの提督(予定)です。
次は3月20日過ぎぐらいに更新すると思います。