『IS原作の妄想作品集』   作:ひきがやもとまち

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本格的にISとは関係のないアホ話になってきたことを深く謝罪いたします。ごめんなさい。

それから先ほど買ってきたばかりのPS3ソフト「インフィニット・ストラトス2ラブアンドパージ」を少しだけプレイしてみました。大画面でやるとVITAとは違った感慨がありますね!イメージ湧いてきたので次“は”頑張ります!

――ようするに今回のは期待しちゃダメって事です。以後は気を付けますね。

注:最後ら辺に台詞を付け足しました。


第1話「円卓荘の愉快な仲間たち・顔見せ編」

 幼少期から始まる転生物作品としては、比較的重要な出会いの場である事が多い(気がします。多分ですけども)幼稚園への入園式なのですが・・・残念ながら私には縁のない類のイベントしか起きない場所だったようで何事もなく無難に過ごして終わりました。

 何のイベント起きてはいません。日記を付けていたとしたら「暇でした」としか書くことがないレベルで何にも起きたりしませんでしたよ。

 

「現実なんて、そんなもんなんじゃないの~?」

「・・・そうなんですけどね。そうなんですけども、そうなんですけどもー・・・」

 

 そして何故かフィクション世界の住人に諭される羽目になる現代日本からの転生者。・・・泣いていい?

 

「それよりもほら! 早く早く! 早く束さんに、IS見せてほしいな~♪ 束さんは一日千秋の想いで今日のこの時間を待ちわびていたのだよ! そう! 三時間も前からね!」

 

 短っ! 短すぎる! 千年一夜どころか一日すら経ってないとか、待ち時間短すぎでしょう!? どんだけ短い一日千秋なんですかアンタ!

 

「アイ・エス! アイ・エス! アイ・エス!」

「わかったわかった分かりましたから落ち着いてください。人が見てますから、まだ帰りのバスの中ですから周囲の視線が痛いですから」

「愛!Yes! 愛!Yes! 愛!Yes!」

「本当にやめてお願いだから。なんか園児たちだけじゃなくて保母さんまでもが私たちを変な生き物を見る目で見始めてる気がしますから」

 

 むしろ、明らかに引かれてるし。ませたお子様じゃなくて危ない人たちを見る目になってきてるから本当にやめてマジお願い。

 

「お、そろそろ到着だね~。楽しみだなぁー、ヴァイセックス」

「・・・わざとやっていましたか・・・」

 

 途中から気付いてはいたんですけどね。確証がなかったから責めませんでしたけども。

 でも、相手が分かっていることは理解しましたし、これからは遠慮容赦なく責任を追及させていただきましょう。甘やかしちゃダメな人は徹底的に、です。

 

 

 

 ぷしゅー・・・ガッチョン。

 

 ゴトゴトゴト・・・・・・・・・。

 

 

 

「・・・さて、そろそろ私の自宅である円卓荘の隣の一軒家につくわけですが・・・」

「説明台詞、ありがとうセーちゃん。ーーで? なになに何かな? 束さんにナニカお願い事でもあるのかな?」

「いえ、貴女にと言うわけでもないんですが・・・ひとつ確認しておかなければいけないことがありましてね」

 

 私は出会ったばかりの幼稚園児「篠ノ之束」さんに返事を返しながら

 

(IS原作でISを作った制作者の名前と同じですが・・・別人なのでしょうか?

 正直会ったことない人なので判別できません。原作知識をもう少しくらい呉れればいいですのに・・・)

 

 そんなことを考えつつも周囲に満ちあふれていく、おかしな空気に異常を感じておりました。

 

 注:言霊本編で二人が対面するのは12話がはじめてです。ただし、この時点でのセレニアは束をモブキャラの変態としか認識しておりません。

 正式に素性を知る15話でも「何となく見覚えがある気がするが、気のせいだ」として思い出せませんでした。

 なので10話あたりから再転生してきている今作セレニアは束さんについて教科書通り+転生時に与えれた僅かな原作知識しか事前情報を持っておりません。

 要するに彼女にとって幼女束さんは、今作世界だと「入園初日に出会った変な女の子」に過ぎないのです。

 

 

「ああ、この変な空気のこと? 確かに気になるよねぇ~。なーんで雲が超低空で滞空してて、先端が渦巻き状になってるんだろう? 航空力学的にあり得ないのにね~」

「詳しいですね、束さん」

「モチのロン! イエース、オフコースだよ! 天才で大空大好きな束さんの手に掛かれば航空力学ぐらいかるーく暗記し終えるまで3日で十分すぎるのだ!」

「それは・・・いくら何でも、スゴすぎますね・・・」

 

 結構難しい学問なのに・・・やはり彼女は本もnーー

 

「まぁ、三日あれば十分だから急ぐ必要ないと思って、最初の一日目までしかやってないんだけどね!」

「ダメじゃないですかそれ。ただのダメ人間の発想じゃないですかそれ。ダメ人間がダメな発想をする、普通の人間の思考パターンじゃないですかそれ」

 

 訂正。やっぱり彼女は同姓同名の別人さんみたいです。

 

「ま、それはそれとして置いといて。

 ーーこの空気を醸し出してるのは間違いなく、バスから降りてからずっと束さんたちを尾行してきてるアイツだよ」

「・・・やはり“彼女”ですか・・・。まさかとは思っていたのですけどね・・・」

 

 束さんが私の方を見たまま親指で背後を指し示した先でチラ見したのは、黒髪ショートで切れ長の目をした同い年ぐらいの女の子。着ている制服からして間違いようもなく同じ幼稚園に所属することになった園児さんでしょう。

 

「どうする? 消すかな? 相手にもよるけど束さんは結構やるし、出来るよ?

 具体的には中学校の空手チャンプぐらいとなら、素手で互角にやりあえます」

「はぁ、それはスゴいですね」

 

 格闘やらない私には、どう凄いのかよくわかりませんけどね。

 

「円卓の騎士でたとえるなら、ガウェイン卿には勝てるけどランスロット卿には負ける、微妙な強さのペレウス卿くらいかな」

「円卓に数えられてないですけどね、その人」

 

 でも、カムランの戦いでも生き延びて天寿を全うできた理由が、湖の乙女に惚れられていたからだけと言うのは、あるで意味スゴいと思います。スゴすぎると思います。

 まさに勝ち組! カチグミ・ナイト・オブ・ラウンズです! 女が理由で死んだ人が多すぎる円卓メンバーと比べたらホントの本気でね・・・。

 

「まぁでも大空大好きな科学者でもある束さん的オススメは、円卓よりもアルキメデスだね。「エウレーカ!エウレーッカ!」って叫びながら全裸にタオル巻いた姿で走り回ってソーラ・レイ撃ってローマ艦隊を海の塵と化しちゃう人」

「巨大な凸面鏡で太陽光を反射させるアレですか・・・確かにソーラシステムではありますけどね・・・」

 

 つか、第二次ポエニ戦争でギリシャとローマって戦ってましたっけかね? 世界史あんま詳しくないんで分かりかねます。知ってる人いたら教えてくださいー。

 

「とは言え、正直畑違いは否めないからね~。戦わないで済むなら流したい相手かな?

 束さんでも勝てる保証がないくらいには強いよ、コイツ」

「・・・そんなにですか? ガウェイン卿より強い立ち位置なのに?」

「円卓メンバー同士で比較したらだからねぇ~。

 ーーああ、ちなみにだけどコイツの強さはギャラハッドより上で、モードレッドよりも弱いくらいだと束さんは予測します。でも、正確にはわかりません。畑違いだからです。

 万能の天才は何でも分かるけど、分かる故に分からないことがあることも分かっちゃう存在なのです。あくまで今の時点では、だけどね?」

「なるほど・・・」

 

 さて、どうしましょう? この人がいれば最悪、時間を稼いでもらってる間に家まで助けを呼びに走って援軍をつれてくれば楽勝そうですが・・・。面倒くさそうですしねぇ~。

 止めときましょう。楽して勝てるならその方がいいですから。

 

「決めました。気にせず先を急ぎましょう。もうじきアパートの半径500メートル圏内に入りますから、そこまで行けば安心ですし。

 園児相手にあり得ないとは思いますけど、たどり着くまでに急襲されたら、その時はその時という事で」

「きゃはははは~☆ 案外いい加減な所のある子だねぇ~セーちゃんは♪

 よーし、それなら了解、善は急げだ。とっとと安全圏まで逃げ延びるぞー!おー!

 ドイツから脱出して、東の果てにある楽園まで逃げ延びて生き延びるぞー!」

 

 ユダヤ人かよ。あと、杉原千畝かよ。

 

「ところで、なんでアパートの半径500メートル圏内だと安全地帯なの? なんか強力な防犯装置とか設置してあったりするのかな?」

「まぁ、防犯装置と言いますか・・・防衛居候と言うべきなのか微妙すぎる人たちがちょっとね・・・」

「????」

 

 ーー兎にも角にも足を早めて先を急ぐ私たちです。

 なぜなら、なんとか“あの人たち”を誤魔化したいから。もう警察沙汰はコリゴリです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・む。やはり魔の館《円卓荘》に住まう者の一人だったか。バスの中で聞いたときはまさかと思ったが・・・。こうしてはおれない。急ぎ警察へ通報をーー」

 

 ひゅんっ。

 

 ーーズガッ!

 

「ひっ!? ーーぼ、防犯ブザーが矢で射抜かれただと!? バカな! 一体どこから撃ってきたと言うんだ!?

 辺り一面竹林だらけなこの場所で、子供が持つ防犯ブザーだけを射抜くなんて・・・一体どこの世界からきた変質者の仕業なんだー!!!

 近所に住んでるゲン爺さんの肩たたきで得たお駄賃三十回分もしたのにっ!

 弓矢のバカーーーーーッ!!!!(ToT)/~~~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・」

「・・・? どうかしましたか、トリスタン卿。我が王から任ぜられた役目を果たしたというのに、なにやら不服そうに見えますが?」

「いえ、少しね。なんと言いますか・・・美しい幼女の口から私を悪し様に罵る言葉を聞かされるというのはこう・・・ワビサビを感じたとでも言いましょうか」

「・・・・・・」

「今度またランスと一緒に晩酌のつまみとして語り合う優雅な禁断の恋バナトークの折にでも、ネタとして使うと致しましょう」

「止めておあげなさい。せっかく我が王に衆人環視の中で土下座までして浮気を許してもらった同胞が、再び追放されても良いのですか?」

「愛は人を惑わすもの。そう知っていながら、私は愛をためらうことが出来ないのです。本当に悲しい事ですがね・・・。

 たとえ相手が黒いイゾルトであろうとも、心が真っ黒黒な幼女であろうとも、愛を感じてしまった私は止まる事が決して出来ないのですよ」

「この御仁・・・無神経な言葉を言わなくなった代わりに、無思慮な発言が大幅に増えてきましたね・・・」

「人の一生は、重き荷を背負って往く長き旅路・・・過酷な運命を背負う人生と言う名の長旅です。長く生きれば、人は変わっていくものでしょう・・・?」

 

「旅に出たいなら、早く日雇いの仕事を見つけてきなさい。今月分の家賃があなただけ未払いなままなのですよ?

 無駄飯ぐらいの居候のままでは体裁が悪すぎるからと、お駄賃をもらう代わりに門番をやらせてくださっている我が王の慈悲に深く感謝し、ついでに滞納している二ヶ月分の家賃も稼いで来てから献上しなさい。

 いい加減にしないとサー・ランスロットではなく、貴方が追放と言う名目で追い出されかねない窮状にある身なのですよ?」

「・・・かつて不遜にも主を見捨てた私が、今度は慈悲深き主によって見捨てられかかっているのですね・・・」

 

つづく

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