『IS原作の妄想作品集』   作:ひきがやもとまち

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ひねくれ少女を更新。そして最近、文章がド下手になってきている事実を痛感。
原作に使っている作品だけでなく、もっと手広く色んな作品を読み直さないとダメだなーと思い知った次第です。


IS学園のひねくれ少女 第6話

「待ってたわよ、セレニア!」

 

 お昼休み、昼食を取ろうと学食に来たら凰さんが待ち構えてました。仁王立ちで。

 

「さぁ始めましょう! あたしたちの食事デートという名の戦争を!!」

「・・・とりあえず席の方へ行きませんか・・・? ここで戦争するのは他人様に迷惑ですし、久しぶりに胃と心が疲れちゃってますのでね・・・」

 

 盛大に溜息を吐いてから、食事を共にするため彼女も加えて織斑さんたちと同じテーブルへ移動。いや、本当にこの感覚は久しぶりだな~・・・マジ疲れます。

 

 てゆーか、食料ないせいで引き起こされるのが戦争の定型だと言うのに、食事を一緒に食べる戦争ってなんですか・・・。奪い合わなくても一緒に食べれる量があるなら、仲良く食えばいいじゃないですか・・・。

 純粋に政治的覇権だけを奪い合っておこなわれる戦争なんてフィクションの戦記物か、よっぽど恵まれまくった豊かな土地にある国でもない限りあり得ませんぜ・・・。

 

「しかし、それにしても久しぶりだな。ちょうど一年ぶりになるのか。元気にしてたか? 鈴」

「元気にしてたわよ! でも、アンタには話しかけてなかったけどね一夏!」

「どういう挨拶なんだよ、そりゃ・・・」

 

 そして織斑さんが何故だか原作ヒロインのはずの凰さんから冷たくと言うか、激しく拒否られてますし。

 なんだって私の周りの性格的に問題ある同性の方々は、変な方向に人格崩壊していっちゃうことが多いんでしょうかね・・・本気で謎な現象です。

 

「・・・それよりも、一夏。そろそろコイツらとお前がどういう関係なのか説明してほしいのだが?」

「そうですわセレニアさん! まさかこちらの方と付き合ってらっしゃるとかの関係じゃありませんわよね!?」

 

 私と凰さんと織斑さんによる中学時代に同じクラスだったトリオが仲良く(?)話しているところに横合いから篠ノ之さんが織斑さんに、オルコットさんが私に質問して来ながら席へと着席されてました。

 

 席の配置は、織斑さんの左隣に篠ノ之箒さん。私の右隣にオルコットさんと左隣に凰さんが。・・・なぜ原作主人公を差し置いて女の私が両手に花状態に・・・女に生まれ変わった後だから正直ハーレムはあんまいらねー・・・。

 しかも今気づいたら、何故に私は旧友と再会しただけで同性愛者扱いされている…?

 

 

「あー、そっか。二人には説明しないとわからないんだったよな。

 えっとだな。箒が引っ越していったのが小四の終わりで、鈴が転校してきたのが小五の頭。で、中二の終わりに国に帰ったから会うのは一年ちょっとぶり」

「ちなみに私は織斑さん、凰さんたち二人と同じ中学校に通っていて、二年のとき同じクラスに配属されてからの付き合いです。三年時には別のクラスになりましたけどね。

 一年の時には名前すら存じませんでしたけれども」

「・・・なんでお前だけ、そんな言葉にすると複雑そうに見えて実際にはよくある関係性なんだ・・・?」

「さぁ?」

 

 私に聞かれましてもねぇ。学校側のクラス配置なんて生徒の側が知る由ない問題ですし。

 

「で、こっちが箒。ほら、前に話したろ? 小学校からの幼なじみで、俺の通ってた剣術道場の娘」

「ふーん、そうなんだ。初めまして、これからよろしく。――それで?

 我が物顔でセレニアの隣に平然と座ってるヤツは誰? あたし、セレニア関係者じゃない他の部外者なんかに興味ないんだけど?」

「なっ!? わ、私のことはどうでもいいと言うのか!? 対応がおざなりすぎる理由もそれだというのか!?」

「うん」

「ぐはぁっ!? 裏表のない素直すぎる短文での興味ない発言は無駄に痛いっ!?」

 

 そして、原作におけるメインヒロインらしい篠ノ之さんが血反吐を吐いて地ベタに転がります。

 ・・・混沌としてるなぁ~、相変わらず私の日常生活は。

 

「ンンンッ! わたくしの紹介を途中で邪魔してもらっては困りますわ、IS適正Dランクしか持ってない量産機操縦者の篠ノ之箒さん」

「ぐふぉっ!? ・・・私は踏み台か・・・」

 

 さらにメインヒロインさんが黒い三連星化。

 ジェットストリーム・アタックは使ってないはずなんですけどね・・・。

 

「コホン。あらためまして、わたくしはイギリス代表候補生のセシリア・オルコットですわ。どうやらご存じなかったようですけど、今後はお見知りおきを」

「・・・ええ、初めまして。これから夜露死苦」

 

 ――よろしくする気0以下の挨拶! ここまで初対面から分かり易く敵意むき出しの挨拶するヒロインさんは初めて見た気がしますよ! 少しぐらい敵意隠せよ! 敵意が強すぎて殺意に至ってんじゃないですか見るからに!

 

 しかも『お前を殺す』と殺害予告した次の回で身バレする危険を考慮してでもターゲットを助けに来てくれた心優しい甘ったれテロリストじゃなくて、お金が絡んでなくても自分の美学で殺すと決めた相手は必ず殺す、有言実行の極地みたいなスナイパーさんの眼で宣言!

 ガチで怖い!!

 

「・・・言っておきますけど、わたくしあなたのようなチビジャリのお子様体型の方には負けてあげませんわよ?」

「(ぴくり)・・・そ。でも戦ったらあたしが勝つよ。悪いけど戦う前から結果は決まってるものだから」

「(ぴくぴく)・・・言ってくれますわね・・・負けが怖い相手ほどよく吠えるもの(ボソッ)」

「(ぴくぴくぴく)・・・アンタの方こそ意外に言うじゃないの。苦労知らずのお嬢様かと思ってたから驚いたわ。戦うときが楽しみね、ウフフフ・・・」

「そうですわね、オホホホホ・・・」

「あははは、ハハハハハはははははHAHAHAHA」

 

 うん。整備科志望でバトル物素人の私でもわかります。

 これ絶対―――ISバトルの話してねぇですなーってことだけは・・・・・・。

 

 

「わかったか? 箒。大体こういうヤツなんだ」

「めちゃくちゃ短文なのに、分かり易すぎる説明だな・・・・・・」

「元々はもう少し複雑なヤツだったんだけどな。なんて言うかこう~・・・さっぱりしてる割には遠回しで、勢いある割には肝心なところで急ブレーキがかかるって言うか。大体そんな感じだったんだけど、セレニアと出会ってしばらくしてからこうなった。それからはずっとこんな感じだ」

「コイツとの出会いは呪いかナニカなのか・・・?

 ――それから、『誰でも人のことはよく見えるもの』という諺は真実だったのだな・・・」

「??? なんの話だ?」

 

 アンタの話ですよ、きっと。中学時代に散々フラグ立てまくってはスルー性能発揮しまくって『ビルバイン織斑』と呼ばれたことのある男さん。

 

 

 

 そんな感じで昼休みが終わり、午後の授業も終え、織斑さんたちはIS操縦の練習へ。私は学生寮にある自室でIS整備関連の勉強をしに、それぞれの目的に分かれて別行動を取った訳なのですが。

 

 ・・・ぶっちゃけ私には皆さんと一緒に寮へと帰れない事情がありますので、口実として利用した側面も無きにしも非ずっちゅーか、なんちゅーか。

 

 トントン。

 

「失礼します。ただいま戻りました―――」

「おっかえり――――ッ!!! セレニア―――――――ッッ♪♪♪♪♪」

 

 私が部屋のドアを開けて中に入ると、自分と同じ色の髪をロングポニーテールにして、青い瞳をいっぱいに見開いた若くて綺麗な“大人の女性”が飛びついてきて抱きしめられて、全力全開、力一杯の抱擁を“いつも通り”味あわされてしまう私です。

 

 一応ですが、これが私にとって『お帰りなさい』の挨拶されてる状態です。うちでは大体こんなもんでしたから別に珍しいことじゃありません。いつものことです。“家の中でなら”――ね?

 

「ああ、今日もかわいいわね私のセレニア! 世界一かわいいわね! 宇宙一抱きたいわね!性的に! やっぱり私が帰ってくるべき場所はセレニアが帰ってきてくれる此処しかないわ!」

「・・・姉さん。いい加減、私の帰るべき自室を宿直室に限定して、自分自身も泊まり込むのやめてくださいよ・・・。学校側に迷惑ですから・・・」

「そんな!? 私から帰るべき場所を奪おうと言うのセレニア!?

 今日も一日ツラく厳しいお仕事頑張ってこれるのは、まだ私にも帰るべき場所が残っていてくれてるからなのに! それを壊そうだなんてセレニア! なんて恐ろしい子!

 それが・・・それが・・・それが人間のやることなのぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

「・・・・・・」

 

 あー・・・、ウザい! 生まれてこの方ずっとウザい! 物心つく前からこんな調子の実姉だからスッゴくウザい! ウザすぎます!

 

「・・・わかりました。わかりましたから。私が帰ってくる場所、今まで通りここでいいですから落ち着いてください。織斑先生にまた怒られますから・・・ね?」

「本当に!? わーい♪ ありがとう! まだ私には帰れる場所が確保し続けられるのね! こんなに嬉しいことはないわ! だからセレニアって大好きよ♡」

「・・・・・・はぁ~~~~~・・・・・・」

 

 ・・・それでも身内に甘いから許してしまう、織斑さんのこと言う資格ないこと100パーセントな私です・・・。

 ホントもう、家族に甘すぎる性格はなんとかしないと遠からぬ未来に周囲巻き込んで盛大に破滅するフラグしか見えてきません・・・。

 

 この人のことも何とかしないといけませんよな~、本当に・・・・・・。

 

 

「・・・クレシア先生・・・また部活の顧問サボって、ここに来てたんですか・・・」

 

 あ、織斑先生です。

 

「いい加減にしてください。いくら身内だからと、教師が生徒と同じ部屋で寝泊まりしている上に宿直室を私物化して居座り続けるなどと・・・本来なら絶対に許されることではないんですよ?」

「ダイジョーブよ織斑先生! そもそも私、IS委員会のお偉方との私的なコネクション使ってのコネ採用だから! 最初っから正規の職員に許される理由でIS学園教員になれてないから! だからダイジョーブ!」

「どこがですか!? なにが大丈夫なんですか!? 全部ダメすぎるじゃないですか!? 最初っから最後まで衆愚政治国家の汚職公務員臭を全力全開で出しまくってるじゃないですか!?」

「そんなこと今更言ってどうするの!? そもそも学園自体が米帝さまに脅された日本政府が国民の血税湯水のように使い捨てて設立しただけのモンでしょーが!?

 守らせてくる上がルール守る気ないのに、下っ端だけが守ってやる義理はない! 違うというなら今すぐ愚民共すべてに法律を尊重して遵守する英知を授けて見せろぉぉぉっ!!」

「ぐぅっ!? あ、相変わらず言い返しにくい正論の混じった自己正当化の減らず口をぉぉぉ・・・っ!!」

「何を言うの!? 国家資産のISを、実弟の決闘に間に合わせるため国民の血税使って完成急いでもらった姉が今更何を言ってるの!? 政府がやらせることは被災地支援でも弱者救済でも自衛隊の戦力拡充でも国家間戦争だろうとも!

 『国が支援する』と国会で決められたものを実行するときに使われるのは全部が全部国民の税金使って行われるものなのよ!? 私たちの金が使われてるのよ!? 政治家は偉そうな顔して他人の金使って他人救ってるだけで、自分たちのポケットマネーは1銭も減っていないのよ!?

 そのくせ今の女尊男卑政府は、新しい女性優遇の法律作ってばかりなのに誰からも非難されていないじゃないの!?

 こんな社会に対して言いたいこともいえないIS学園なんて・・・っ。【ポイズン】!!」

「言いながら変な毒ガスを撒こうとするな!

 このシスコン変態レズビアン近親相姦女教師――――っ!!!! 地獄に落ちるぞぉぉっ!?」

 

 

 

 ・・・うん。もう本当に。

 ・・・・・・・・・この人だけは何とかした方がいいですわ絶対に。絶対にです!

 

 

つづく

 

 

オマケ『オリキャラ解説』

異住クレシア:

 今作世界におけるセレニアの実姉。シスコンの同性愛者で近親相姦志望者でもある。

 IS学園の教師で、今まで学園に関する情報をセレニアに横流ししていた張本人。

 生まれ変わった直後のセレニアが、赤ん坊だった時に一目見て『運命を感じた(らしい)』。

 コネ採用な上に、IS委員会のお偉方と知り合ったのはネットの中という『ダメな大人』の典型的見本。

 学園執行部には母親の旧姓で登録しているためセレニアとは名字が異なる(本名は同じ)

 わざわざ偽名を使っていることに意味はなく、

 

「どーせ、いろんな生徒が偽名使って入学してきてる場所なんだろうし、教師がやってても問題ないでしょ?」

 

 ――と言う屁理屈で認めさせてしまった・・・。

 「いいのか? それで・・・」と思わなくもないが、そもそも出自が怪しい生徒を受け入れまくっているのがIS学園なので今更といえば今更なのも確かではあったりする。

 

 モデルは言うまでもなく、『這いよれニャル子さん』の登場人物『クー音さん』。

 

 セレニアの姉なせいか色々と割り切った性格をしており、近親相姦のことも同性愛者なことも世間からの反応のことも全部承知の上で愛を貫くことを決意してしまった覚悟の女。

 ただし、それによってセレニアが受ける被害までフォローしてしまうと自分の願望が果たせなくなるので、悪いと思いながらも切り捨ててる覚悟で考えている。そういう所もセレニアの姉らしいと言えないこともない。

 

 榊原先生と同じで、IS適性を持っていない一般人。

 ただし、武道全般を得意としているため、ISに乗らないときの白兵戦指導教官の役割を任されている。

(注:千冬は習得した戦闘技術に偏りがありすぎることから、外国人生徒相手にはあまり向いていないと判断されたオリ設定)

 

 陽気で美人で飾らない性格から意外に生徒たちからの人気は高く、『下ネタが面白い先生』として、千冬とは違う意味で好かれてるエロ教師。

 

 外見は銀髪巨乳の白人美女。

 今作での役割は『にぎやかし』担当(笑)




*書き忘れてた予告
次回は『薔薇の騎士IS』の続きを書く予定でいます。
バトルシーンの練習も必要ですから。
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