「アイツは今頃自転車を必死で運転してんな。」
犬塚真守のルームメイトである、遠山キンジは自分の腕時計を見ながら呟いた。
「さて、オレも久々に学校行こうかねぇー。」
そう言って立ち上がった時、ケータイが鳴った。
「はい遠山ですが。ああ・・・お前か、大丈夫だ誰にも気付かれてねぇーよ。つか、俺よりアイツの方が顔も名前も割れてんだ、俺よりアイツのフォローを優先すべきだろ。ああ、分かったよ此方も気を付けて行動する。ああ了解じゃぁな。」
そう言って電話を切ってポケットにしまう遠山。
「まぁ~、心配し過ぎる程度が調度良いのかもな、公安零課には。
あのハイエナども、少しの情報で直ぐ来るからな~。」
そう言いながら、遠山は支度をしていく。
あの後、ピンクの髪の女子と別れて、獣呼方で力を抑え、自分のクラスの教室に行き、自分の席に座ったところで、声がかかった。
「よ~!!、今年も同じクラスだな!真守!」
話しかけてきたのは、身長190㎝は有りそうなガタイのいい男だった。
武藤剛気、ロッジ科のAランクの優等生であり、真守の悪友である。
「お前朝から元気だなぁ~(´ー`)」
「当たり前だろ~、( ̄∇ ̄*)何たって今日は白雪さんにおはよう~って、挨拶されたんだぞ~O(≧∇≦)O。」
はぁ~、白雪さんに朝から挨拶されたなんて、今日の俺はツイてるなぁ~っと、浮かれている友を見て、はぁ~っとため息をつく。
「お前が羨ましいよ、悩みがなさそうで。(´ー`)」
「・・・・・いや、悩みってのとは違うんだけどな、気になることがあるんだよな。」
さっきまで浮かれていた武藤が眉にシワをつくり、頭を手でガシガシと掻く。
「気になること?」
「白雪さんに関する噂何だけどな。」
「おう。」
「白雪さんがある人を好きなんじゃないかって言う噂が有るんだ。」
「へぇ~、その好きな人ってのは?」
「ほら、お前のルームメイトのなんつったけな~。」
武藤は、面白く無さそうな顔で話している。
「遠山か?」
「そうそう、遠山キンジだ、そいつの事を好きなんじゃないかって噂。」
遠山キンジという人物を言葉にすれば、人嫌いである。
遠山キンジには、友と呼べる人物は真守が知る限り、一人もいないはずだし、もちろんパートナーなんているはずもなく、常に一人でいる。一匹狼的な人物である。
「あのキンジをね~」
「まぁ~~、俺としては美しい白雪さんを妬んだ、女子の誰かがそんな噂を流してるんじゃないかと思ってるんだが、真守はどう思う?」
「どう思うって言われてもなぁ~、俺には分からないけど、案外お似合いのカップルになるんじゃない?」
「はぁーー!!、何言ってんだよ、無い!!!二人がお似合いなんてゼェッタイ無い!!!(`□´)」
そんな話しをしながら、時間が過ぎていったのだった。
まぁ~、勢いで始めたんで続くかわかんないです。