エグゼイドのキャラを小児化してみた   作:ぽかんむ

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  席順
       黒板

ひいろ まさむね えむ ぱらど

   たいが   空席  

きりや  あすな ぽっぴー


転校生にこちゃん

黎斗「明日の日直当番はひいろ君ですね。よろしくお願いします。これで帰りの会を終わりに......あっ!」

 

黎斗「そうそう、明日からこのクラスに仲間が一人加わります。仲良くしてくださいね。それではこれで帰りの会を終わりにします」

 

日直(ぽっぴー)「きょうつけ! 令!」

 

みんな「「「さようなら!」」」

 

 

帰り道

 

 

えむ「誰か来るみたいだけどどう思う?」

 

ぱらど「ゲームの上手い奴だといいな」

 

ひいろ「目障りにならなければそれでいい」

 

あすな「いじめちゃ駄目だよ?」

 

きりや「ところで知ってるか? 奴が転入してくる理由を」

 

ひいろ(どうせ引っ越しとかだろ)

 

まさむね「何々?」

 

きりや「そいつは元々、ここより上位の学校にいた。しかしそこで起こった争いに破れ、自分達の側は入ることになったらしい」

 

たいが「つまり負け犬ということか」

 

ぽっぴー「ってことは、この中の誰か一人はまた別の学校に転校しなきゃならないの!?」

 

きりや「らしいぜ」

 

まさむね「やだなー」

 

たいが「俺に任せろ。転入生をより下位の学校に叩き落とす」

 

ひいろ「バカバカしい」(万が一にも俺が落とされないように努めなければ)

 

きりや(全部嘘なんだけどね)

 

 

次の日

 

 

黎斗「おはようございます」

 

みんな「「「おはようございます!」」」

 

黎斗「それでは早速、転入生の紹介に移りたいと思います。入ってきてください!」

 

転入生「はい!」ガラガラ

 

黎斗「お名前はなんですか?」

 

転入生「知らないの?」

 

黎斗「私は知ってますが、他のみんなは知りません。なので教えてあげてください」

 

にこ「先生がやればいーじゃん!」

 

たいが「ごちゃごちゃとうるせえ! さっさとしろ!」

 

ニコ「っち......ニコ。西馬ニコ」

 

黎斗「趣味や特技を教えてくれるかな?」

 

ニコ「ゲーム! 私天才ゲーマーNなんだから!」

 

たいが(つくづく気に入らない奴だ)

 

黎斗「どうしてランドセルじゃないんだ?」

 

ニコ「はっ!? あんなダサいの使えるわけないじゃん!」

 

黎斗「そうですか......それでは空いてる席に座ってください」

 

たいが(よりにもよってどうして俺の隣なんだ......ぶっ潰す)

 

にこ「よろしく......」

 

たいが「......」

 

にこ「はっ!? 無視とかマジあり得ないんだけど」

 

  

一時間目 算数

 

 

黎斗「この問題わかる人」

 

ひいろ「65/9」

 

黎斗「正解ですが、帯分数でお願いします」

 

ひいろ「なっ......帯分数だと!?」

 

みんな「???」

 

たいが(さっぱりわからん)

 

にこ「はい」

 

黎斗「どうぞ!」

 

にこ「7と2/9」

 

黎斗「正解。よくできました」

 

ぱらど「そんなの見たこと無いぞ!」ピコピコ

 

黎斗「まずはゲームをしまってください」

 

 

三時間目 体育

 

 

きりや「ゴールは自分が守るぜ!」

 

にこ「にこ! クリティカルシュート!」ボール ケル

 

きりや「あらら......入っちゃった」

 

黎斗「ピピッー! 試合終了!」

 

えむ「よっしゃー! にこのお陰で勝てたぜ!」

 

あすな「やったねえむ! ほら、たいがも喜ぼうよ!」

 

たいが「お......おう......」

 

 

四時間目 社会

 

 

にこ「瀬戸内工業地域」

 

黎斗「その通りです」

 

たいが(こいつが落ちこぼれるほどの学校とは、いったいどれほどレベルの高いところなんだ?)

 

たいが(このままじゃ俺が落とされるかもしれん......)

 

黎斗「たいが君!」

 

たいが「な、何だ!?」

 

黎斗「これを答えてください」

 

たいが「は!?」(知らん......)

 

にこ「ふふ......」ニヤニヤ

 

たいが「......」

 

黎斗「答えは石油化学コンビナート。これがわからないと水晶が曇ります」

 

 

給食

 

 

ぽっぴー「すごいねにこちゃん! 牛乳飲むの一番」

 

にこ「みんなまだ飲み切ってなかったの? 遅すぎ!」

 

ひいろ「くだらん」

 

ぱらど「牛乳早飲みとか子供かよ」(負けた!)

 

 

昼休み

 

 

まさむね「お前調子のってるから絶版だ」

 

にこ「は!? 意味わかんないし」

 

ぽっぴー「駄目! まさむねはとっても乱暴だから逆らっちゃダメなの!」

 

えむ「あいつに目をつけられたら終わりだな......」

 

にこ「私逃げる!」ピュー!

 

まさむね「あっ......待て!」ピュー!

 

ぱらど「二人とも行っちまったな」

 

たいが「どうせすぐ戻ってくるだろ」

 

ひいろ「首を突っ込むだけ時間の無駄だ」

 

ぽっぴー「助けてあげなよ! 男子最低!」

 

 

キャー!!

 

 

きりや「今の悲鳴って」

 

たいが「俺がみてくる」ダッダッダ!

 

 

校門前

 

 

たいが「声聞いてたらここに来ちまったな。さすがにここにはいな......いた」

 

 

 そこにはにこちゃんと、それを取り囲むかのように数人の男の子がいます。

 彼らにぼこぼこにされたのか、まさむね君はその辺に転がり、泣いていました。

 

 

たいが「なんだ? てめえらは」

 

児童「俺らはニコの元クラスメートだ」

 

児童「そいつらは散々俺らを虐めておきながら、そのまま勝ち逃げしやがった!」

 

児童「断じて許せねえ!」

 

児童「もしかしてお前、あいつのことが好きなの?」

 

たいが「勘違いするな。あいつはこの俺がぶっ潰す。だからてめえらの出る幕はない! 文句があるならかかってきやがれ」

 

児童「生意気な奴だ!」

 

児童「いくぞ!」

 

 

 たいが君が腰のポケットからエアガンを取り出します。引き金を引く彼。すると鉄釘が飛び出しました。どうやら改造エアガンだったようです。

 

 

ポンポンポン!

 

 

児童「痛い!」

 

児童「やめて!」

 

児童「逃げるぞ!」

 

 

 彼らは一目散に逃げてしまいました。

 

 

にこ「あんた意外とやるじゃん。まっ、私ならあんなやつらいちころだけどね」

 

たいが「嘘をつけ。だったらなぜ逃げた?」

 

にこ「人目につく場所では殴りたくなかったの! なんなら今ここで試してあげようか?」

 

たいが「遠慮しておく」

 

 

ダッダッダッ

 

 

えむ「たいが君! にこちゃん! 大丈夫だっ......」

 

あすな「ダメ! えむ!」ヒッパル

 

えむ「うわぁ!?」コロブ

 

あすな「あの二人の邪魔しちゃダメ!」

 

えむ「どうして?」

 

あすな「いいから! 愛し合う恋人の邪魔はしちゃダメなの!」

 

たいが・にこ「「違うからな!!」」

 

 

 何はともあれ、えむ君たちのクラスに新たな友達が増えました。

 

 

放課後

 

 

ひいろ「先生、あの転入生がここに来た理由はなんだ?」

 

黎斗「父親の転勤ですよ」

 

ひいろ「そんなものは建前に過ぎない。本当の理由を聞いているんだ。前の学校の生存競争に破れたんだろ?」

 

黎斗「!?」

 

黎斗「頭の中がwish in the darkですね」

 

 

終わり


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