【仮面ライダーW】はいさ、おまかせっ!ライダーです! 作:ねぎぼうし
他作品のほうね、もうちょっと待ってね。
バッチリミステリーはつまるんですよ……。
さてさて、今回はラブライブではなく、仮面ライダー!!
書いてみたかったんですよね!!
本編行きましょうか!!
さて、皆さん唐突ですが問題です。
高校生が怪物に出会った場合の最善手は何でしょう?
①逃げる
②諦めて死を覚悟
③大声で助けを呼ぶ
………………。
答えは出ました?
では私の回答を。
それは……
『ジョーカーッ!』
「変身♪」
④闘う、でした。
メモリをスロットに入れて、半分に割るッ!
ひとたび唱えればあら不思議。
周りに旋風が起こったかと思うと……
「っしゃ、いくぜ!」
もう一人の思考と共有される。
すれ違いなんてしない、最初の一言は決まっている。
「さぁ、お前の罪を数えろッ!」
W~W~W~W~W~
「燐ッ!」
「はいさ!おまかせっ!」
掛け声と同時、キイイインと、金属音がなる。
その音は勝利の鐘。
二人は顔を見合わせ、
「ふぅ、最後の入ってよかったー」
「あれで外したらボコボコにしてたぜ?」
「相棒になに言ってんのさ?」
と、敵への握手後に話す。
僕ら、
一心同体のペア。
そう、ダブルスのね。
ダブルスといったらやっぱテニス?
そうおもうよねー!
ところがどっこい、僕らは卓球。
よく知らないけどテニスで金属音はしないだろうし、何人か分かってたかな?
『まもなく男子の決勝を始めます。繰り返します、まもなく男子の決勝を始めます』
と、アナウンスがかかる。
僕は智樹に会場入りを促す。
「だってさ?いくか!」
「今度はミスんなよ!」
「前もミスしてねぇし!」
「嘘つけ!こっちが五点目の時……」
「あれはお前の作戦ミスですぅー!」
「言い訳乙!完っ全にお前のミスだし!」
と、軽い言い合い。
一件仲悪い様に見えるだろうね。
僕と智樹は幼なじみというか、腐れ縁だ。
たまたま住む地域が一緒で偶然同じ高校だったから親しいだけだ。
別に一緒に遊びに行ったり、相談に乗るほど信頼はない。
だからこんな感じで言い合いもする。
でもまっ!
「優勝かっさらっていきますか!」
「当たり前だな!」
そういうことで!
W~W~W~W~W~
「優勝、城山燐、須万智樹ペア」
「「はいっ!」」
しました。優勝。
地方の大会だから当たり前なんだけど勝ち星が増えるのはいつだって嬉しいものだ。
これでも僕たちは強いのですっ!
きちんとトロフィーを抱え、閉会式を終えると、
「優勝おめー!」
と、智樹が駆けてくる。
「おめおめっ!智樹、晩御飯何がいいー?」
「ん、焼き肉」
「学生の大会に賞金が出るとお思いで?」
「じゃあひじき」
「はいさおまかせっ!」
と、いつものように答える。
この「はいさおまかせっ!」ってのは僕の子供の頃からの口癖だ。
なんかこう答えると任された気分になる。頼られてる感じ?とにかく快感。
っと、説明不足か。
僕と智樹は優勝した日には二人で飯を食う。
ただし外食ではなく、僕の手作りを。
ホモっぽいだのなんだの言われそうだがただのお祝いと、そこらの外食より僕の飯のほうが美味しいし、ってやつだ。
「ていうかお前ひじきとかチョイスどうなってんのさ?」
「いいだろ別に。なんとなく食べたいしはやく帰ろうぜー♪」
「あ、こら!そんなに走ると」
ドーン!
と、忠告の前に智樹が人とぶつかった。
言わんこっちゃない。
「す、すいません、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。でも気を付けてね」
「は、はい」
ぶつかった人はその場をすぐに去っていった。
「イケメンだったねぇ」
「なに?燐はホモ?」
「ちがうよ。でも警察が何でここに?」
「え?警察?」
「それだよ」
と、僕は智樹の足元を指す。
そこには……
「警察手帳?」
「だね。名前は
「な、なに急に?」
「帰ろう智樹。直ちに」
「う、うん。でも焦りすぎじゃない?」
「……捜査一課ってのはな?重要な事件でしか来ないんだよ」
「重要な事件?」
「例えば……殺人」
「っ!?」
つまり、この場はそういうことだ。
離れたほうがいいに決まっている。
そしてこういう判断は常に僕任せ。
卓球も指示するのは僕。
僕は頭脳系の読書家。
まぁ世間一般のオタクってやつだからラノベしか読んでないけど。
もちろん、体力はない。
逆に智樹は運動系のスポーツマン。
まぁ頭は普通で判断は僕任せ。
だから僕の指示に智樹が運動神経で猛威をふるう。
それで優勝まで来た。
だからこういうときのセオリーはいつだって
「わかった。判断はお前に任せるよ」
こうだ。
僕の頭脳を信じてくれるのはありがたい。
僕らは会場を出てしばらく歩いた。
いろんなことを考えた。
なぜ一課があんなところにいたのか?
そのくせあの人、一人だったのには理由があるのか?
「うーん……」
「燐?落ち着け。俺らにはどうせ関与出来ないさ」
「まぁそうなんだけどさぁ……」
こういうのは好奇心が押さえきれないんだよなー。
……あれ?
「なぁ智樹、これ……」
「……窃盗罪?」
「……か、返すの忘れてました」
ふと手を突っ込んだポケットにあったのは先ほど鍄刑事が落としていったアレ。
「返しに行く?」
「飛んで火に入る夏の虫」
「じゃ、いかない?」
「行かなきゃヤバイ奴だよなぁ……」
「ついて行くから。行くよな?」
「はいさおまかせ……」
W~W~W~W~W~
「白兎鍄さーん?どこですかー?」
誰もいないが一応大声をあげる。
返事はなく、立ち去ったかとかんがえていると、
「少年!」
「ん?あ、鍄刑事」
なぜか鍄刑事は物陰に隠れていた。
智樹も後から見つけ、
「おーいたな。良かった」
「さっさとそれ渡して帰るんだ」
「ほえ?」
いや、言ってることは分かるんだけどあのぶつかった時と雰囲気が違う。
なんというか、焦っている。
ヤバイ現場に来たらしい。
「ッ!?危ない!」
今度は急に鍄さんに抱きつかれた。
そしてそのまま横に一メートルほど僕らを連れて転がる。
何をしたのかを考える瞬間、次に目に飛び込んできたのは予想外のものだった。
ドオオオオオオオンッ!!!!!!
なんと、さっきまで僕らのたっていた位置が爆発した。
いや、それはいい。よくないけども。
いま一番の問題は
「ば、バケモノ……」
智樹の通り、目前の生き物は人間とは程遠い体型で手にはスイッチぽい物がついついる。
「退いてなさい、少年」
と、僕らを後ろに庇うように鍄刑事が前に出る。
さすが刑事さん、カッコいい!!
でもさっきの爆発くらったらいくらなんでもどっちも死ぬと思うんですが!
「刑事さん、死にますよ?」
「君は冷静で冷酷だな。普通はあーだよ
?」
と、智樹を指す。
腰を抜かしていてまぁーみっともない。
グローブで現実受け止めな!ミットもないだけに。
あ、スベったとかいいんで。
「さて、僕は死なないよ」
「Why?何故?」
「ヒーローだからさっ!」
意味不明な宣言をした鍄刑事は何か取り出して腰に……
「ベルト?」
「そうだ。変身っ!」
『ドライブ、タイプスピード!』
鍄刑事は姿を変えて、いや、この場合は武装かな?タイヤぶっ刺さってるし。
「ひとっ走りつきあえよ!」
と、叫ぶ。
決め台詞かな?
『物騒だねー。戦いたくて戦ってるんじゃないんだよ?こっちは。マスカレイドッ!』
バケモノの一喝で数体物陰から増える。
てかしゃべった!怪物増えた!
なんかマスカレイド?紳士的なマシなバケモノ来た!
「合計20体ぐらいか。おおいな」
多いなとか言いながらさらっとマスカレイドを全滅してんのは何故ですかね?
なんかもう半分位床に突っ伏してるんだけどなぁ……。
「智樹、逃げるよ」
「で、でもっ!」
「でもじゃない。死なないらしいし大丈夫でしょ。ね?」
「だったらいいなっ!!」
と、意外な返事が返ってきた。
さっきまで死なないよとかいってたのに随分弱気だ。
「死なないのは相手みたいだよ」
その言葉の意味はすぐ理解できた。
それは……
「バケモノ復活してるっ!?」
「キリがないっ……!ハンドル剣ッ!!」
外から飛んできた剣で応戦するけど倒してもまた復活する。
これ……
「どうする燐?」
「……はいさおまかせっ!」
普通なら会話が成立していない。
けど、僕らには分かる。
『どうする燐?』
『助けるって言いたいの?』
『もちろん。いくぞ』
『はいさおまかせっ!』
この会話を短縮させた。
伊達にダブルス優勝していない。
以心伝心だ。
「いくぞっ……!1、3、5だ」
「了解っ!」
僕の指示と同時に智樹が動く。
指示の意味をお教えしよう。
卓球はサーブを読まれないようにハンドシグナルや、僕らみたいに暗号や数字で伝える。
んで今回の意味は、
1、『右に飛ぶ』横回転
3、『後ろに戻る』バックスピン
5、『前に速い』トップスピン
を指示した。
つまり、右に飛んで一旦下がれ、んで一気に前出て攻めろ。
見事に伝わり、智樹はあっという間に2体倒す。
でももちろん復活してくるわけで。
「でええい!なんとか出来ないんですか!?」
「メモリブレイクしかっ!」
「はぁ!?」
メモリブレイク?なにそれ?
「……くそっ!君達二人はお互いを信じられるか?信じれるならそこにあるアタッシュケースに……」
「「信じられませんっ!」」
智樹と、ハモると同時、僕らはアタッシュケースに向かって走っていた。
「ば、バカ!ならやめろ!」
「却下!いよっと!…………ベルト?に、なにこれ?USB?」
「今すぐそれを戻せ!」
「却下!ほいさっ!」
ベルトを鍄刑事のように腰に巻く。
てか構えるだけでベルト巻けたぞ。すげーなこれ。
「て、適合!?」
とか鍄刑事が驚いてるけどそれどころじゃないんで。
「んーと?これかな?」
『ジョーカーッ!』
ジョーカー?切り札?道化師?
「な、なにこれ!?」
と、智樹の驚く声。
見ると同じベルトが巻かれている。
あれ?ひとつしかないよな?
「な、なんか出たんだよ!」
へぇー。ん?俺声出てた?
「少年!その緑をその子に!」
緑?あぁこれ?
鳴らして智樹に放る。
『サイクロン!』
「いよっと!」
「はいはい、っと!これが俺の?」
「そうだ!スロットに刺せ!」
スロットね。この2つの穴か。
「「変身っ!」」
まず智樹がスロットにサイクロンをさす。
するとサイクロンは消えて僕のスロットに移る。
「瞬間移動とかいろいろ突っ込みたいけどあとだな。いよっと!」
同じくジョーカーをさす。
変身!
「…………………あれ?しない?」
「そのスロットを割れ!」
「あぁはいはい。ぃよいしょっ!」
『サイクロン!×ジョーカー!』
軽快な音楽と共に体が武装される。
風が吹き、頭が不思議な感覚で……
「って俺が倒れてるううううっ!?
どうした智樹!?
いや俺はこっち!
こっちって……え?」
これって……。
「闘え!君達は、二人で一人の、仮面ライダーだっ!」
「……だってさ。
考える前にこいつら倒すか。
はいさおまかせっ!指示するから体任せた!
しっかり指示しろよ!」
考えも共有するのか、体が勝手に動かされる変な感覚だ。
だが倒しても二十体。
「数が多いな」
「アタッシュケースの中のものを使え!黄色だ!」
「はいはいっ!えっと?」
『ルナ!』
一旦戻して抜いて、んでさして割るッ!
『ルナ!×ジョーカー!』
体の半分が黄色に染まっていく。
「使い方は感覚でわかるな!?」
「なんとなくですがね!」
そのまま手を振り回す。どこぞの海賊のように手が伸びてマスカレイドを一掃する。
「〆だ!智樹、頼むよ!」
割ったままジョーカーを引き抜き横のスロットに刺す。
『ジョーカー!マキシマムドライブ!』
体の半分が分身する。
どうやら智樹の領分らしいので任せる。
「はあっ!」
見事に智樹はマスカレイドをのびーる手で殴っていった。
「んじゃ次僕の番ね。ジョーカーストレンジッ!!」
僕の方が今度は離れて、次々殴っていく。
メモリブレイク?だっけ。
マスカレイドは爆発四散した。
「さぁ次ぃ!ってあれ?」
周りを見渡すが僕らを爆発させようとしたあの野郎が見当たらない。
「逃げられたみたいだな」
「そうみたいですね。では行きましょうか」
「……?どこに?」
「「えっ?どこにって……」」
この人ホントに刑事なのか?
推理力雑魚すぎません?
「て、適合!?とか抜かした上にバケモノは逃がして……」
「俺らに戦わせといて、どこに?とかなめてんの?」
「つ、つまり……?」
「「行くぞ、話は署でゆっくり聞こう」」
「そういうことか……」
僕らはしっかりトロフィーを抱え、警察署にむかった。
W~W~W~W~W~
「で?なんでカフェなんですか?」
「署で話つったろ」
「これは警察柄みじゃないからな」
警察を連行するの楽しみだったのに。
まぁケーキ奢ってもらってる身で言えないけど。
「つまり個人活動ってことですか?」
「そうだね」
「まぁ色々いいたんですけど、まずなんですか仮面ライダーって?」
「そうだな……変身して戦うヒーロー?かな」
「曖昧ですね。まぁ正義の味方ってことですね?」
「極論そうだな」
「刑事さんも二人で一人?」
「いや、私はドライブといって、ダブルとは違うライダーだ」
「変身の仕組みは私用ですか?」
「ゲームではないんだぞ……。正直、いまだにどうやってかわからない」
「ではどうやって作ったんです?」
「作ったんではない。そうだな、もらったんだ」
「もらった?誰に?」
「名は『シュラウド』、だ」
「外国人?」
「さぁ?顔に包帯を巻いていて素顔を見せず、資格のあるものにベルトを渡す。資格のないものはベルトが使えない。だからこそ、今回は特殊だ」
「あぁ、なるほど。今回は資格の持つ僕らではなく、間接的にベルトを渡した上に、偶然僕らが資格をもって、適合?でしたっけ、したのが奇跡というね。あそこに来たのもシュラウドとかいう人の差し金?」
「そうだな。…………なぁ、さっきから気になってるのだが……」
「はい?なにか?」
「その、智樹?だったか、ずっと寝てるが」
あ、やっとツッコんでくれた。
結構序盤から寝てたよ?
「難しい話聞けない頭なんでほっといてあげて下さい」
「そうか……」
そんな肩落とされても。
正義の味方がこんなんじゃダメですかね?
「さぁ、聞きたいことは聞けましたし、これからどうします?」
「私はあいつを追う。君たちはこの一件から手をひけ」
「え?嫌ですよ?あいつらは僕らが」
「遊びじゃないんだぞっ!!」
「おおう♪凄い怒りよう♪」
「なんだその言い方は!?君たち……!私達は命を懸けて戦ってんだぞ!」
「お察ししますね」
「いいか、これは私達大人がやる。子供は引っ込め」
「…………はーい」
起こったようにカフェから出ていく鍄刑事。
あ、きっちりお金は払っていった。あざーっす。
さて、
「…………おはよ、智樹」
「…………ま、気付いてるわな」
当然。
僕らは二人で一人になったからね。
「寝てるふりお疲れさま。後は頼むね」
「了解」
そそくさと智樹も出ていく。
なんでってそりゃ、あのバケモノを追うためだよ?
え?手をひく?やだよ?
あんなの嘘だし。
それに追うとかの情報収集は智樹の領分。
あいつの人脈はすごいよ?
僕は説明したよね、オタクに人脈があるとお思いで?
あるとしても同類だし、こういうのは智樹任せ。
さて、それじゃあ子供なりに、探偵ごっこといきますか。
僕もね。
「お話があるのなら面向かってほしいですがねぇ?」
「…………」
僕が呟くと僕の真後ろの席の人が立ち上がる。
「……いつから気付いていたの?」
「そっちこそ、いつからいたんですか?」
「シュラウドさん?」
題名で気づいた人いましたかね?
原作Wなんだから勿論二話に別けるよ!!
次回は探偵するのかな?
お楽しみに
小ネタ
桐山 漣→きりやまれん→しろやまりん→城山燐