東方外来訪 思考の刻 三つ目の少女の第三の瞳は思考囲い 作:プレインズウォーカー
~外の世界・境い目~
ホルス「さてここからはお互い別行動と行こう、ひまわり殿と鏡花殿、【知られざる楽園】に行こう、開けた扉の先が着地なしのブラックホールにならないようにな。」
鏡花「ブラックホールなんておおげさですよ、ホルスさん。」
ひまわり「鏡花、旅というものは違う意味で扉を開けることの連続なんじゃぞ、扉を開けてその先に足を置ける場所があるとは限らぬ、用心せい。」
ブラックホールとは大げさですよと鏡花は言うが、少しは緊張感を持ってほしいと思うひまわりとホルス。
少し不安を思うがまあ、大丈夫と思い、三人は境い目に飛び込んだ、それは滑り台を滑っていくかのように。
ひまわり「それでは行くぞ、鏡花にホルス・・・境い目に・・・プレインズ!!」
さてさて、この先何が待つか不安と緊張はつき物だがそれらと付き合うのは悪いものではないと考えなくちゃやっていけない。
傷、痛みの類といったものを経験するとそれが悪い方向に無意識に考えてしまうものだ。
開拓は危険も多いが、何かの標を見つけた時はその標に向けて誰もが力を入れようとするはず。
その先に何かの形の魅力があるのだから、金銀財宝といったものの発掘、それにつなげるトンネル、植物の種を植えるために土の耕し、植物の細い糸がお互いがいいように成長するための【耕作】、それらも力を入れるもの。
だが長い目で見れば【目に見える力の耕し】だけが結びつくための実につながるわけではない、頭による思考も大切なのである。
人の頭は前頭葉というものがあり、それらを記憶しておくものが【書庫】と言っていい。
その【書庫】は何千、何万、何億・・・とはおおげさだが複雑な糸が絡み合っているといっても大げさじゃない、音楽道具で言えば足で強く踏み込んで手で音をはじき出すピアノのようなものだ。
だが、人の頭の中を直接見ることなんかできない、しかし、心を見ることが出来たらどう思うだろうか?
そういった力があったらみんな警戒するし、ばらされたくない、隠し通しておきたい秘密は誰だってある。
心を読むことが出来る能力の持ち主は悪用して、弱みに付け込もうとばらされたくない秘密をばらして表を歩けなくしてやるぞ?って明かされたくない秘密を隠す代わりに金を出せって弱みに付け込む事もできる。
それは論外だが・・・。
さて、そんなのは幻想郷にいるのかと思うがいるのである、地霊殿の主をつとめる古明地さとりである。
だが、そんな彼女も2つ悩まされている、自らの能力との向き合い方とふらりと消えてどこかにいってしまう妹である。
~地霊殿~
燐「さとり様~~他にやることは何かありますか~?」
空「燐、一緒にフュージョンしよう。」
燐「何でそんな発想が出る!?あたいはごめんだよ!!」(ぺし!)
この二匹、いや二人というべきであろうか、まあそれはどうでもいいとしよう。
さとり「仕事に熱心なのはいいですが、休む事も考えなさい。休息は時に至福となる時があるのですよ。」
燐と空は古明地さとりのペットである、燐と空は次にやるべき仕事を求めるが、これ以上は体に毒だから、休息を命じる。
がんばりすぎると体に毒ではなくて違う意味で【井戸に毒】だ。
【井戸に毒】はない?いや毒はある、汚染をそのまま放置していたら何かしらの【変異】が起きて違う形で感染することが起きてもふしぎじゃない、感染蜘蛛はおっかないものだ。
さとり「こいしはどこに行ったのかしら・・・? 私を心配させないでほしいわ。」
こいしがどこに行ったのかさとりが心配する同じ頃、ひまわりたちは結界の裂け目を飛び越えて幻想郷に入っていった、各々、どこを探検の始まりにしようか話していたところだ。
~幻想郷にプレインズ・平地~
ひまわり「ふう、ついたの・・・。灯火が霧散するか否か緊張したわ。」
鏡花「裂け目の侵入は成功ですね!!」
鏡花が進入に成功したのを見て喜ぶのと同時に裂け目は閉じていく、時間の流れが正しい線に入らず裂け目が出来てそこから【裂け目の稲妻】が落ちてそのあと何事もなかったかのように・・・皮膚組織が修復を繰り返して時間がたてばポロリととれるかさぶたのようなものだ。
ホルス「ひまわり殿と鏡花殿はどこに向かうのかな?」
ひまわり「私はそうじゃな・・・。」
鏡花「私はですね・・・。ひゃあああ!! ひまわりさんにホルスさん、まとわりついているものは何なんですか!?」
鏡花はひまわりとホルスにまとわりついているものを見てしりもちをつく。
ホルスには【変異蜘蛛】がまとわりついて、ひまわりは【変異鬼火】がまとわりついているのを見て鏡花はそれ何なんですかと声をかけたいが空気を考えてその【変異】については聞こうと思ったがやめる事にした。
好奇心は時と場所を間違えると墓穴になるからだ。
ひまわり「これは見ただけでも不気味と思うからの、鬼火や、隠れよ。」
ホルス「この蜘蛛は・・・説明はやめておこう。」
ひまわりとホルスはそれぞれの【鬼火】と【蜘蛛】に引っ込むように命じる。
【変異】に関しては別の機会に語ろう・・・。
ひまわり「わしは刀と交えるものがおれば、それでいい。」
鏡花「私は自然の流れが学べれば、行きたいところはお花でしょうかね・・・。」
ホルス「私は精神系かな、ひまわり殿と鏡花殿、気をつけてな。」
無論じゃ、言うまでもありませんってホルスはひまわりと鏡花の表情を見てその姿を見送る。
ホルスは地図を見て忌み嫌われが多いといわれている地霊殿に向かう。
忌み嫌われ?大いに結構、それがなんだい、その理由でぶれて【左右の結果】を恐れていては判断も冷静にできなくなる、ホルスはそういった性格の持ち主だ。
~地霊殿~
ホルス「暗い洞窟だな、洞窟の中には生命もある、ここに自我を持った蜘蛛がいてもおかしくないな。
忌み嫌われとはよくいうが、それは強い恨みだけで決めていいのか?一方的な決め付けは悪い方向の歯車と考える事もできないのか?」
ホルスは暗い洞窟にいた、穴は風が通り、蜘蛛や井戸の妖怪がすむには絶好の場所だ。
ホルスがあれやこれや言っている間に土蜘蛛が話しかけてくる、井戸の妖怪は様子を見ながら・・・。
ヤマメ「おや、ここに人間が来るとは珍しいね、ここは拒まないよ。」
土蜘蛛の名前は黒谷ヤマメ、病気を使うその理由だけで交わりを拒まれる、交わりを拒まれることは視点を変えれば鎖国同然、特定の理由がある、ただその理由だけで存在を否定されるほうの気落ちはどう思うのだろうか?
明るく振舞って足を合わせようと思ってもホンの個人の一握りの不都合で足を合わせたくても合わせられない、また合わせたら誰かから圧力をかけられるか、【ひび】が入る事があるのではないのか?って思うと合うようで合わない。
ホルス「拒むも何も私は邪な考えは持っていないが? 土蜘蛛さん。」
ヤマメ「調子が狂うな、人間と話すのは。霊夢と魔理沙は別として。それと黒谷ヤマメって名前があるんだ。
あんたはここに何しに来たんだい?」
ホルス「これは失礼、ヤマメさん、私はここの主に会って見たいのだが。」
ヤマメ「やめておいたほうがいいよ、あんた。忌み嫌われているよ、ここの主は。」
ホルス「忌み嫌われとは一方通行な言い分だな。私はそう思えないが?」
ヤマメ「それはあんたが知らないからそういえるんだよ。
会いに行きたいのなら、止めはしないよ、その先の後悔までは私は知らないよ。」
ホルス「後悔という迷路は誰もが陥るものだ、それとこそこそする井戸の妖怪、頭蓋を割ろうとする不意打ちはやめておく事だ。さて行くか・・・。」
ホルスは洞察力に優れていてヤマメの会話を軽くしながら、こそこそする井戸の妖怪の動きを見抜いていた。
ヤマメ「後悔という迷路・・・変わり者だね、キスメが近くにいる事まで見破るなんて。」
キスメ「・・・少し怖くて弾幕打てなかった・・・。」
ヤマメ「主に会って、悲劇が喜劇になるのかな、そういうのがあったら見てみたいものだよ。」
こいし「今の男の人は外の世界の人、ヤマメ、キスメ?」
ぱっとこいしは姿を現す、その光景はヤマメとキスメをびっくりさせるくらいだ。
ヤマメ「こ、こいし様~~!? ぬ~~~~って出て来ないでくださいよ!!
キスメもドン引きしていますから。」
こいし「あっはっは、ごめん、ごめん。」
~少女おいたが過ぎないくらいの戯れ中にその頃のホルス~
ホルス「【テレパスの才能】は役に立つな、この屋敷が地霊殿とよばれるものか・・・すごく豪華だな。」
豪華さに見惚れていた、どうやってここに来られたのかというとホルスは【テレパスの才能】を使いながら話しかけられると厄介になる相手を先読みしながら、話しかけられるタイミングを与えないようにすり抜けていった、それもそうだ、鬼がいるのだから、生身の肉体では一撃に耐える事もままならない。
さてここからどうしたものかなと考えている間にここの主がやってきた、常に三つ目を持ち能力のせいで忌み嫌われてる古明地さとりだ。
さとり「鬼を潜り抜けるのは狡猾さが鋭いですね、ここに来るとはあなたは何者ですか?
私はここの主をつとめている覚(さと)り、古明地さとりと申すものです。」
ホルス「狡猾さとは言葉が悪い、そこは賢いと訂正していただきたい、三つ目のお嬢さん。
私はホルス、外来者でプレインズウォーカーだ。」
狡猾さという言葉は悪いので賢いと訂正していただきたいとさとりをホルスは挑発する、だが【第三の瞳】
(サードアイ)を開眼させてさとりはホルスの心を【読めるところまで読み】考えをズバズバ言う。
だが、さとりはこの行動がホルスの【テレパスの才能】の真の力を発揮させる口実になるとは思ってもいなかった。
さとり「ふむ、狡猾さという言葉はよくなかったようですね、訂正しましょう。
鬼は好戦的なのでそれを避けるのも考えの一つです。 ホルスさん。
ですが目が三つあり、その中に心を読めるものがあったらどうなると思いますか?」
ホルス「心を読む・・・精神術の類か、物に触れた瞬間【誰かが使っていたものの記憶や精神を瞬時に読み取るサイコメトリー】のようなものだな。」
さとり「口は動かさなくても私の前では隠し事は不可能・・・バカな、心が読めない!?そんなことが。
あなたには心に鎧をかぶせるものがあるというのですか!?」
さとりは戸惑いを隠せなかった、【第三の瞳】が通じない!? そんなバカなこんな事はありえないはず・・・。
ホルス「自分の専門武器が通用しない、そんなことはありえないはずって思っているがそういうことはある、そもそもこういった読み合いは自分の方が相手より優れているという思い込みが欠落を招くのだ。」
欠落ですって!?さとりの表情はショックを隠せずにはいられなかった。
どうして私の能力が・・・。
ホルス「【思考囲い】の類だ、妖精の悪戯で言うならば寝ているものの耳に入り込んで寝ているものの夢にちょっかいを出して、悪夢に変えようとする。
心を読むことは夢の進入のようなものだ。」
認めたくない、こんな事なんて・・・。
ホルス「そんなに認めたくないようだな、それなら私と思考と精神のぶつかり合いにきてみるといい、そうすれば納得するだろう。」
さとりはホルスの受け入れがたい言葉を確かめてみようと思った、いや思わない方がおかしいものだ。
さとり「そこまでいうのなら、そのぶつかり合いに挑みましょう!!」
~少女・青年思考精神ぶつかり合い中~
さとり「心が読めない、今度こそ・・・。」
ホルス「正面から行くのならじくをずらしていくまでだ。」
がき、がごん!!
さとり「一体何者なのですか、あなたは?」
ホルス「ぼやぼやしている暇はないと思うが?」
思考と精神のぶつかり合いと言われても理解に苦しむものはいるだろう、これには二つの例えがあるとわかりやすいだろう。
外の世界で言う将棋は駒と駒をぶつけて戦う、お互いの思考と一歩先の無数の枝に別れた駒の行方を先に一手また一手と読みあい、刀と刀のつばぜり合いの共鳴のようなものだ。
もう一つはオンラインゲームでよく見かける対人戦、編成1ではどこか致命傷になるところがあるのはさけられない、ではどうすればいいのか?致命傷にならないように別の編成をおくか、編成1に配置されているキャラの配置をずらす事だ。
そうすれば、同じ編成に当たるとは限らないし、配置が同じとも限らない。
思考の読み合いというものはそういうものである。
少女と青年の思考精神のぶつかりはまだ続く。
さとり「そんなにいくのならあなたを迷宮に迷わせましょう、時間が長く感じる迷路にね。」
ホルス「私の心を読もうとするなら、真の力と行こう・・・鏡迷宮ミラーラビリンス!!」
さとりの周辺は多くの鏡、階段が出てきて、どれが本物のホルスかわからない。
階段が逆さ、斜めになっているものもある。
迷いに迷いが重なってあせりの色を隠せない。
ホルス「私の【テレパスの才能】の真の力は周囲にいるものの情報を読み取り、それが離れないことだ。
そして探知、前兆で言えば【未来の大魔術師】、片方の目は過去、もう片方の目は未来を見る。」
さとりは精神が崩壊して倒れてしまう。
ホルス「やれやれ、本気を出しすぎたかな。」
こいし「お姉ちゃん!!あなた、お姉ちゃんに何をしたの!?」
ホルスが背を向けるとそこにはこいしがいた。
ホルス「妹さんかな? お姉さんが思考と精神のぶつかり合いに挑んで倒れただけだ、少し休んでいれば目を覚ますだろう。」
こいし「待って!?」
ホルス「怒りに身を任せるよりはお姉さんを休ませる事が一番だと思うが?
では、失礼する。三つ目の瞳の妹さん、また会うこともあるだろう、私の名前はホルスだ。」
煙をはってホルスはその場を後にする。
こいし「ホルスさん・・・一体何者なの・・・。」
呆然とするこいしだが、これに便乗する天狗がいた文である。
文「覚り妖怪、外から来たものに敗れる、これはいい記事になりそうですね~~~。」
文は機嫌がよくペンを描き続けた、ペンは剣より勝るとはいったものである・・・。
長い文字記録更新、さてお次は誰にしようかな?