真・恋姫✝無双 魏国 再臨   作:無月

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一日で書けました。

・・・・・今回はどうでしょう。ちょっと不安ですね。
いえ、不安じゃないときなんてないんですが。

読んでくださっている皆様、お気に入りにしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
作者はいつもUA数、お気に入り数に励まされています。


14,義兄弟 そして 白き陽帰還

「兄上」

「うん? どうした? 樹枝」

 樹枝の声に俺は振り返ると、どうしてこんなところに居るかわからないという表情をした樟夏と樹枝が居た。

「僕たちは戦闘に参加せずに良いのでしょうか?」

 そう、俺たちは部隊を残し、みんなの元を離れ別行動をとっている。

「樟夏、樹枝、あそこにいる戦力を言ってみろ。

 冷静に分析して、だ」

 だから俺はわざと二人に気づかせるように言って、まず樟夏を見て促した。

「大剣を使うことに長けた近距離戦では恐らく負け知らずの春蘭の『七星餓狼』。

 遠距離からの恐ろしく正確な矢を放つ秋蘭の『餓狼爪』。

 そして、姉者もまた中距離、近距離兼用の大鎌『絶』・・・・・ そして、先程遠くから見ましたが季衣の中距離の武器と怪力」

 そして、樟夏の言葉に樹枝が続く。

「近距離と中距離を兼任した斗詩の大槌『金光鉄槌』。

 戦いには参加しませんでしょうが姉者の『曹命彩鞭(そうめいさいべん)』・・・・」

 そんな名前だったのか・・・・・ あの鞭。

 なんていうか、桂花らしいなぁ。

「あれだけある戦力の中に俺たちって、必要か?

 頭脳としても華琳、桂花、雛里がいて、主戦力と言ってもいい三人が居る。

 しかも、あの二人がじかに鍛えた部隊と俺たちの部隊も連れてるんだ。

 黄巾の百姓あがりの賊もどきなんて、敵じゃないだろ」

 俺がそう言って笑うと、二人も苦笑しながらも頷く。

「それでは兄者、私たちはどうするのです?

 しかもたったこれだけの人数で」

 連れてきたのは俺の隊の一班である十名と、俺たち三人を含めた十三名。

「いや、ちょっとした実験をな・・・」

「隊長! 川を発見しました!!」

「おう! 全員、そこで待機するように伝えてくれ」

 部下の一人の報告に俺は指示を出す。

 川がないと始まらないんだよな・・・・ 今回したいことは。

「川? 何をする気ですか? 兄者?」

「泳ぎでも、訓練させるのでしょうか?」

「泳ぎは半分正解なんだけど・・・・ もう一つしたいことがあるんだよ」

「緊急性のものなのですか?」

 ・・・・・・実はあんまり緊急性はない。

 ぶっちゃけ、片方はおまけ同然だし、だけど本拠じゃ仕事に追われてちょっとしたことも出来ないんだもんなぁ。

 人手不足が辛いよ、まったく。

「「どうして目を逸らすのですか、兄()?!」」

「ハハハハ・・・・ まぁ、行けばわかるさ」

 俺は二人を連れて、部下が待つ川へと進んでいった。

 

 

「隊長、用意はできております」

「あぁ、助かるよ。

 じゃぁ、全員にこれを配ってくれ」

 俺はそう言って道具を全員に配るように指示し、十人に行きわたるのを見る。

「さて、問題だ。これを何に使うと思う? 樹枝」

 俺は道具を二人に見せる。

 そこに在るのは太めの竹筒に小さな穴を開けたものと水筒に使われるような細めの竹筒、砂、小石、たき火の燃えカス、竹筒を包めるほどの布と小さな布の切れ端、そして細めの縄。

 竹筒と布以外は正直どこでも手に入るもので、もしこれが成功したら一般にも広めることが出来る。

 それに戦いの場でもこれは十分、意味を成してくる。

 最悪の場合、縄はなくてもいい。固定するのは手でも可能だ。

「? いえ、わかりません」

 まぁ、だよな。

 俺も調べるまではこの原理を知らなかったし、ましてや俺が居た国はどの時代でも水には困ることはなかった。

「樟夏はどうだ?」

「見当もつきません・・・・

 何なのですか、これは?」

「うん。まぁ、二人もちょっと俺の指示に従って、やってみてくれ。

 全員、用意いいか?」

『はい!』

「それじゃ、まず太い竹筒の穴が開いてる外側に布を張って、縄でしっかり固定しろ。

 そうしたら、筒の中に半分ほど砂を入れて、その後に燃えカスを入れるように」

 俺も全員と同じように入れていく。

 そして燃えカスの上から、小石を敷く。最期にそこに布きれを入れて、これで準備はできた。

「全員、そこに水を入れて、穴が開いたところの下に細めの筒を置いてしばらく待っててくれ」

 全体を見て、それらが順調なのを見る。原理は簡単だし、

「兄上? これは一体何なのです?」

「水の濾過装置・・・・ 綺麗にするものだな」

 前はどうとも考えていなかったが、衛生面の質をあげるなら水の質をあげたほうがいいと考えた。

 それにこれならさほど難しくもないから、真桜が来る前にも簡単に広めることが出来る。

 まぁ、あいつならもっと簡単に量が飲めるように考えるだろうが。

「兄者が居た天の国のもの、ですか?」

「まぁ、そうなるな。

 俺の国は幸い水源に恵まれていたから困るようなところじゃなかったけど、こっちの水には黄砂が混ざってるし、衛生面をあげたいと思ってた。

 まぁ、これでも飲むときは一度沸騰させた方がいいけどな」

 欠点はどうしても濾過に時間がかかるのと、沸騰させることでさらに燃料を使うことなんだよなぁ・・・・

 燃えカスは再利用できるし、灰は確か江戸とかの農業で田畑にまけばいいんだけど。あと時間の短縮はどうするか。

 水に関しては雨水の方も再利用できるんだけど、それを利用するのには貯めておく巨大なものが必要だし。

 ・・・・いや、作物を育てるだけならその水でも大丈夫か。

「兄者?

 何を考え込んでいるかはわかりませんが、十分画期的ですよ?」

「そうですよ、この方法なら戦中でも飲料水に困ることはありません。

 それにこの十名を選んだのにも、何か理由がおありなのでしょう?」

「あー、この部隊本来は構成が違ってな。

 いつもいる隊から一人ずつ、一度は水場で遊んでた奴らに集まってもらったんだ」

 一人が知っていれば、その隊はもしものとき水に困ることはない。それに

「今回は水練も兼ねてるんだよ」

 凪たちには昔教えたが、部隊全員に一から教えるのはやはり手間だ。

 ならば、教える側の人間を少しでも増やしておけばいい。

「まぁ、もともと泳ぎがうまい連中を集めてはいるから、口頭での説明で出来るだろうけどな」

 昔は泳ぎ方を教えたが、正直立ち泳ぎが出来れば十分だし、最悪溺れなければいい。それに、一人っきりになるなんて最悪な事態を避けるための班制度だ。

「それじゃ、全員。

 そのまま水中に入って、動くぞ!

 俺が良いというまでは、そのままの状態で泳いでいろ。

 今回は鎧を着たままで、水中で歩くことだけを行う。その動きにくさを体に覚えさせろ」

 俺は部下の十名へとそのまま指示する。

 以前は水着にしていたが、あれでは駄目だ。

 着衣のままでなければ、効果は薄い。脱衣も水中では不可能と言っていいだろう。ならば、とにかくこのままの状態で立ち泳ぎの訓練をするしかない。

 鎧のままで浮くのも難しいだろうし、とにかく慣れさせるしかない。

 

「二人はどうする? 水練、やるか?」

 俺がそう言うと、二人は意外そうに目を丸くしていた。

「? 私たちも付き合わせるために連れて来たのではないのですか?」

「いや正直、二人に濾過の原理を見てもらいたかっただけだな。

 戦闘には俺たちが居なくても十分だと思ってたし、さすがに華琳たちをあそこから引き抜くのは立場として駄目だろ」

 それに俺たちはまだそこまで有名じゃない。だったら別の部分を補った方がいい。

「それに、二人なら俺以上にこの知識を活かしてくれるだろ?

 何か気づいたところがあったら、どんどん言ってくれ」

 この二人はきっと、俺に出来ない面で多くのことをしてくれると信じてる。

 俺が多くのことをしたくとも、結局体は一つだけだ。

 考えることもそう、自分一人で偏ってはいけないんだ。多くの意見を取り入れて、そこからさらによりよりものにしていかないといけない。

「頼りにしてるぞ、二人とも」

「「・・・・・!!」」

 男より女が強いこの世界で、この二人は生まれついでのものもあるだろうがここに居る。

 しかも、あの華琳と桂花の厳しい目を前にして育ってきたのだから、俺よりもずっと多くのことに対しての素質があるだろう。

 きっと魏の強者と肩を並べ、大成する。

 そう思って、二人の肩に触れると二人はじっと俺を見ていた。

「兄者、私は己に才がないと思って生きてきました」

 不意に樟夏がポツリとつぶやき、樹枝と俺は黙って耳をかたむけた。

 その眼は、あまりにも真剣みを帯びていた。だからこそ、俺たちは黙って聞くべきだとわかる。

「全てにおいて、万能の才を発揮する姉者。

 近距離において勝てる者なし、といっても過言ではない春蘭。

 そして、弓において負けなしでありながら、文にも才を見せる秋蘭。

 私など、あの中では平凡そのものです。

 故に私は、速いうちに多くのことを諦めておりました。

 努力は天賦の才には勝てぬと・・・・

 あぁ、世は無常だと」

 細い目がさらに細め、樟夏はどこか遠くを眺めていた。

「兄者、赤き星が落ちてから、姉者は多くのことが変わりました。

 曖昧に全てを得ようとしていた姉者が、まるでしっかりとした目標を得たように私には映りました。

 女性を無差別に閨に連れ込んでいたのが、厳選するようになりましたね・・・」

 最後の言葉にすっころびにそうになるのを耐え、俺は真面目の話の方だけを拾うように努力する。

「兄者、あなたはそんな私の元に来た時に言ってくださいましたね」

 あれはそう、華琳によって連れられて一番最初に出会った時、樟夏は一枚の絵を描いていた。

 墨による白黒ではなく、鉱石を砕いて粉にした色彩のある絵。

 そこに描かれていたのは、宵闇の空に流れ込む赤き流星の絵だった。

「『何て凄いんだ! こんな圧倒されるような絵は初めてだ』と。

 飾ることもなく言われたその言葉が、私には本当に嬉しかったんですよ」

 樟夏は穏やかに笑み、そこには多くの感謝があることがわかった。

「俺は大したことしてないだろ? 

 樟夏が持っていた(もの)を褒めただけだって。

 それは俺じゃなくて、樟夏。お前が最初から凄かったんだよ」

 俺は頭を掻いて、目を逸らした。

 樹枝を見ると、その両目から涙をこぼしていた。

「わかるぞ、その気持ち! 樟夏!! いや、兄弟よ!

 兄上! 今ここで僕たちと義兄弟の契りを結んでは貰えないでしょうか!」

 樹枝? なんかキャラが崩れてないか? お前。

 戸惑う俺をよそに、樹枝ががっちりと樟夏と共に抱き合った。

「わかってくれるか! 樹枝殿!!」

「あぁ! わかるともさ!!」

「「兄()! 義兄弟の契りを交わしていただきたい!!」」

 嬉しいんだが、流石の俺でもこの勢いは引くぞ。弟たちよ・・・・

「いいけど、あとにしような。

 今じゃ、何も用意できないだろ?」

 それで何とか二人を落ち着かせていると

「冬雲様、ただいま戻りました」

 俺の背後から突然声がし、二人が瞬時に武器を構えようとした。俺はそれに手で下ろすように促して、その声に振り返る。

 そこには白の装束を赤く染めた白陽と、それを気にかけるように視線を左腕に向ける紅陽と青陽。そして、俺を頼る目をした二人にしっかりと頷いて答えた。

「・・・・・白陽、左腕を見せてくれ」

「大したことではありません。

 冬雲様に怪我をお見せするなど・・・」

 

 すぐさま姿を消そうとする白陽の腕を俺は掴み、腕の中に抱え込んだ。

 

 無事に帰ってきてくれたことが嬉しいというのに、無傷で帰ってきてほしかったと望む俺はなんて欲が深いんだろう。

 死ぬ可能性だってある場所に彼女たちを送り、俺はそれを覚悟したはずなんだ。

 命を背負うと、彼女たちを失うことすらも考えの中にあった。

 それでも、辛い。

 もう俺の中の『大切』に入った者たちが傷つくことが、悲しくてたまらない。

「樟夏、樹枝は部下たちに撤退の用意をさせてくれ。

 紅陽、青陽は報告を頼む。あと傷薬があるのなら、貸してくれ」

 それでも俺は将になった。

 上に立つ者、指示を出す者になった。

 みんなと同じ目線に立つと決めたのならば、やるべきことはしなければならない。

「承知いたしました。兄者」

「了解です。兄上」

 二人の返事を聞きながら、俺は白陽の左腕の傷を確認する。

 刃物による切り傷、これは斬られたものではなく、刺したものだな。

「・・・孫堅文台からの返答は『ご忠告、ありがたく受け取らせてもらう』とのことでした。冬雲様」

「そうか・・・・ それで青陽、白陽のこの怪我は?」

 紅陽の報告にこれで彼女は死なずに済むことがわかり、安堵する。

「はっ、書を読む際にあちらの疑いが来たので姉さまは・・・」

「大丈夫、もうわかった。

 二人もお疲れ様」

 二人の頭を撫でると、二人はその場で涙ぐむ。俺はそれに困って少し笑ってから、白陽を見た。

「白陽、お疲れ様」

 俺はここで謝ってはいけない。

 俺は間違ったことなどしていないし、それを実行した彼女たちもそんなもの(謝罪)なんて望んでいない。

「よくやった」

 そう言って俺は白陽の頭を撫でると、白陽はふわりと笑う。

「あなたがそう言ってくださる、それだけで十分です。冬雲様」

「だけどな?」

 その笑顔を見てから、俺は少しだけ怒るような表情をしてその額を軽く小突く。

「自分で刺したなら、もう少し加減できただろ?

 これじゃ、せっかくの綺麗な肌に傷が残るだろ」

 将としては平気でも、大切な女の子が傷つくことを良しとする男なんているわけがない。

「あなたが命じたことでつく傷ならば、私はそれを誇りに思いましょう。

 この身はあなた様に捧げたのですから」

 むしろ誇らしそうにする白陽の額に、今度は少し強めに小突く。

「痛いですよ、冬雲様」

 それでも嬉しそうに笑う彼女に対して、俺はちょっと不機嫌になって傷口に薬を塗って、包帯を巻く。

「そう言ってくれるのは嬉しいけどな、俺に捧げたなら尚更怪我なんてしないでくれよ」

 俺にそう言う権利なんてないかもしれない。

 危険な場所に送ったのは他でもない俺で、選んだのは俺だ。

 

 だったらせめて・・・・

 

 そう思い、白陽を抱き上げる。

 腰に左手で支え、右手で背中から頭を支える。いわゆるお姫さま抱っこと呼ばれるものだ。

「よっ! この色男!!」

「冬雲様・・・ あなたという御方は本当に・・・・」

 俺の行動を察した紅陽は俺を囃し立て、青陽は額に手を当て溜息をついていた。

 何故?!

「冬雲様? 何を・・・」

「さてっと、そんな怪我をした可愛い部下を走らせるなんてことを俺はさせたくない。

 というわけで、白陽は俺の馬に一緒に乗って帰ることが次の指示だ」

 俺がそう言うと白陽は少しだけ驚いた顔をしてから、幸せそうな顔をして俺の首へと腕をからませてきた。

「そう言う方だということは、よく知っておりますよ。冬雲様。

 だからこそ、そんなあなた様を私は心からお慕いしています」

「俺もそんな風に、まっすぐに思いを伝えてくれる白陽が好きだよ」

「「あまーーーーーーーい!!!

 失礼しました! 出直してきます!!」」

 耳に響く大きな声で弟二人が叫んでから、砂煙を立てて消えていく。

「・・・・・アノフタリ、コロス」

 白陽? ちょっとどす黒い何かが見えるんだけど、俺の気のせいだよな?

「大丈夫、白陽姉さま。

 姉さまがしなくても、今から私たちが飛ばしてくるから」

「そうね、紅陽姉さま。

 白陽姉さまの幸せひとときを台無しにしたんだもの。ちょっと飛んでも仕方ないわよね」

 紅陽? お前、凄い良い笑顔で何を言ってるんだ?

 青陽? 冷静に何を怖いこと言ってるんだ?!

 そう言って二人も、樟夏と樹枝が去っていた方向へと走り去っていく。

 ・・・・・うん、とりあえず華琳たちと合流して帰ろう。と、その前に

藍陽(らんよう)緑陽(ろくよう)、二人のことを任せていいか?」

「私も姉さまのひとときを邪魔されて、怒ってるんですがぁ」

「藍姉さまに同意です」

 ・・・・ですよねー。

「すまん。そこを何とか・・・」

 俺は両手がふさがっているので、二人に頭を下げて何とか頼みこむ。

「そうですねぇ、冬雲様の次のお休みに私たち全員と居てくださることで手を打ちましょう」

 藍陽のその言葉に俺は目を丸くして、驚いた。

「えっ? それって俺にとって嬉しいことだけど、良いのか?」

「「「それがいいんです」」」

 白陽、藍陽、緑陽の三人にそう言われ、俺はそれに対して頷いた。

「あぁ、わかった。約束するよ。

 二人のことは頼んだぞ」

「わかりましたぁ」

「了解です」

 二人を見送って、俺はそっと溜息をつく。

「さっ! 本隊と合流して、帰るぞ!!」

『はい!』

「だけど、俺の部隊は筋力鍛錬だけどな!」

『・・・はい!』

「そのあとは酒家で、飲むぞー!

 俺の奢りだ、思う存分飲むといい!」

『おおぉぉぉーーーー!』

 そう言って俺たちは本体と合流して、帰路に着く。

 白陽にしていることと、初対面な桂花たち四人には視線を送られたが事情を説明すると溜息をつかれ、『冬雲さん(アンタ・兄ちゃん)らしいです(わ・や)』と苦笑いされた。

 

 大切な人たちが居る、弟がいる、仲間が増える、たくさんの部下がいる。

 その幸せを抱きながらも俺は、その上で今ここにいない彼女たちはどうしているかを気にかけていた。

 




この次は二つほど視点変更が続きます。
といっても、投稿したものの視点変更ではなく、まだ再会を果たしていない子たちの視点となります。
その二つを書いてるうちに、次の本編の書き出しが決まるといいのですが。

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